3月1日 伊倉一恵
3月1日。この日は伊倉さんお一人。でもやはり大人気で整理券配布時間前に定員に達したため、満員御礼状態でスタートとなりました。
やや押しましたが、ほぼ定刻でスタート。
会場が少し暗くなり、そこに「トランプの裏表」のメロディーが流れてきました。カフェライブを彷彿とさせる構成です。
歌い出しでは姿見えず、一番に入るところで袖から出てきて一番を熱唱されました。白いスニーカーが舞台のレニスニーカーを髣髴とさせます。<見てるのはそんなとこ?
間奏でご挨拶。
伊倉「こんばんは〜!伊倉一恵です。朝早くから並ばせちゃってごめんなさいね。座れた方、ラッキーでしたね。立ってる方ごめんね〜!でも、40分ぐらい、お付き合いくださいね!疲れたら体操とかしてね。あ、周りの人にぶつからない程度に。」(笑)
そして二番まで陽気に歌いきり(途中、歌詞間違えがあったりしましたがそれはご愛嬌。「ダイヤは夢に生きよ」→「ダイヤは愛に生きよ」)
いや、それよりもご本人が後々からコメントされた最後の部分でしょうか。「だから好きなことしよう」が「好きなことしようよ」と一言大目になったんですよね。
「たくさん来ていただいてありがとうございます…リハーサルと同じところで間違えました。」と仰っていました。「しらたま…白たまだったのを四分音符で歌っちゃったんですよね。」と楽譜な話をしていました。
「でも今日はダラダラやってもいいっていうお約束ですから!!」と開き直っていました。(笑)是非、ご自分のペースでお願いします!!(笑)
その流れで「トランプの裏表」についてのお話に。この曲は特にお気に入りのようで「大好きな曲」と仰っていました。
「私自身、一か八か人生なので(笑)自分の応援歌のように思っています。緻密な計算で計画的に生きることはまったくない人生なので、こうしたいなっていう漠然とした夢はあるけれど、そこに向かう殆どのことは山勘で決めて。だから周りが大変ですね。後処理をする人たちは大変です。(笑)私自身は一か八かで、行き当たりばったりで生きております。」
「今日もトークショウなんてやったことないし、MCもいないし…なので、あんちょこ作ってきました!忘れちゃいけないと思って。」とポケットからだったかな?小さなメモを取り出して「今日はこれを見ながらやらせていただきます。」と。一応、進行表みたいなのがあって、それに沿って答えるという形にしているそうです。(この内容はどのメンバーも共通のようです。そこから素直にその通りにやる方と自分で演出や構成する方と別れるみたいです。基本お任せのようです。)
ここで「みんな立ってる中で悪いんだけど、ちょっとちゃっかり座らせてもらいますね。」ときちんと断ってからステージに用意されたイスに座ったのですが…話し出す前に「結構眩しいですね!」と自分に当たっているスポットについてコメントが。(笑)
「女優さんみたい〜!」というコメントにツッコミを入れたいファンがほとんどだったと思います。正真正銘女優さんなのに!(笑)
「TVのクイズ番組に出てる女優さんみたい。あれって、専用の照明が(机に)付いてるんですよね。年取った人を(顔の小じわなどを)白く飛ばしてもらうために。(笑)私も今日は飛ばしてもらって…」と言いつつ、あんちょこを見てまずは武道館のお話に。
「10ヶ月経ってないんだよね!」と自分でも驚いたようなコメントをしていました。たしかに、まだ一年すら経っていないと思うとビックリです。一日だけの夢の舞台でしたから、余計にそう思うのかもしれません。
「私の中ではもう2年ぐらい経ってるイメージで、まぁ去年いろいろありすぎたってのもあると思うんですけど。私たち世代は歌手になったら、いつか武道館でやりたいって思っていて。最終地点だったんですけど、今の人たちはドームとかで武道館は通過点っぽいんですけど。」と語り、その憧れの場所に歌手でもない、普段着だったらおばさんの自分が立てるなんて、とかなり感慨深かったようです。
「で、すごい豪華な舞台だったでしょ。電飾がピカピカで、花火もドーンっと上がって、まさに夢心地だった。」と。
「でも、あそこって天井高いから大きく見えるけど、意外と客席との距離が近いね。」
照明が入ると、一番上の三階席の方まで顔が見えて、アリーナの人たちはちゃんと細かい表情まで見えたそうです。
「こんな感じなんだ〜〜と思いながら歌わせてもらった。」とコメントしていました。
ここで、ふと思い出したらしく「あ!時計見るの忘れてた!!」と、腕時計を見る伊倉さん。(笑)
「今日は時計が大事だって思ってて、ちゃんと用意したんですけど4時半ぐらいに見たら12時5分でえええっ!?ってビックリした。」と。
その理由は、今年がうるう年だったからということなんですけど。それで狂ってしまい、慌てて先ほど直されたそうです。
「どこまでいきましたっけ?」と脱線したため、あんちょこを再びさらい(笑)話の続きへ。
「皆さん、何歌うか予想とかするんですかね?」と疑問系で始まり、実際にソロで歌った「素晴らしき舞台を予想した人?」と挙手を求めたら、そこそこの人数いらっしゃって。
「レニと言ったらイカルスかなって思ったんですけど、イカルスを予想した人?」と再び訊ねたら同じぐらいいらっしゃったみたいで「あ、でもイカルスのほうがちょっと多いかな!?」と伊倉さんがざっくりと集計を取ってました。(笑)
「あとは何だろ。「トランプの裏表」とか思った人います?」と聞いたら、小数ですがいたようです。「あ、景気良いですからね!」とお祭りの雰囲気に合ってかもな感じでコメントしていました。
「そのくらいですか?まさか「心は砂漠のように」とか無いですよね。(笑)武道館で愛を問いてもねぇ。まぁ、よかったかもしれませんが。」(笑)
ここでちょっと裏話に入りまして「武道館でざっくり構成が決まったところで何を歌いたいですかって希望を聞いてくれるんですよね。で、「イカルスの星」にしようか「素晴らしき舞台」にしようか迷ってて、でも(武道館が)素晴らしき舞台だしなぁと思って「素晴らしき舞台」を第一希望で出したらそれが通りまして。歌わせてもらったんですけど、稽古のときに私と麻咲梨乃の間で、梨乃っちっと呼んでるんですけどね。お願い大合戦というのがありまして。」と語ってくれました。
今回の武道館では振り付けや演出を全てこの麻咲梨乃さんが手掛けていらっしゃって、伊倉さんは帝都組のソロメドレートップバッターだったんですよね。
「ソロでぽつんと歌うので、それは寂しいのでダンサーさんに、素敵なダンサーさんに踊ってもらいたいって言ったら、その前に皆でわって歌う曲が続いてるから……なんだっけ、イッツ・ア・スモールワールド?」
ここで大笑いでしたね。気持ちはよくわかります!!(笑)客席から「アラウンド・ザ・ワールド」という声が飛んで「ああ、それそれ!!」とスッキリした顔で返事をしていました。
が、当日は誰もつっこみませんでしたが、これって実は盛大な間違いなんですよね…この前にあったのは三人娘とメル&シーによる歌で…アラウンド・ザ・ワールドはもっと後が正解なんですが;;
まぁ、ようはダンサーさんは入れられません。という話だったんですよね。
「その後だから、ここはモニター映像も無しで伊倉さん一人で歌ってください!!って言われて「ええええ〜〜〜!」って…で、私はもちろん一生懸命歌うんだけど、ダンサーさんがいてくれたら100倍頑張れるから!お願い梨乃っち、お願い!(麻咲さんが)お願い、お願い!伊倉さん一人で歌ってください!!(伊倉さんが)お願いお願い!」…しばらく続けてました、これ。(笑)
「それで30分ぐらいやりあってたんですけど、結局梨乃っちが勝って。これ以上時間かけてられないですし。一人だと私しか見るところが無いじゃないですか。モニターがあればそっちを見てもらったり、ダンサーさんがいればそっちを見てらったりして耳だけ私に貸してもらえればいいんですが…普通、梨乃さんってあんなに頑なじゃないんですけど。大概、お願いって言うと「そう?じゃあ、こんな感じはどうですか?」って聞いてくれるんですけど、その時は頑として譲らなかったです。で、実際歌ってみたら(歌詞が)「この広い世界にただ一人」で…ああ、そうですね〜〜麻咲梨乃、あんたは正しい!!」と思ったそうです。
「孤独の中で歌えと。でも見上げれば武道館いっぱいのみんながいて。だからあれも演出だったんでしょうね。」と30分間のお願い大合戦の結果はとても良いものになったんじゃないかと思います。
「あと、もう一曲。昴とデュエットが決まってたんですよ。ジャンケンで決まったように見えるかもしれませんが(笑)ちゃんと前から決まってたんですよ。ホントは輝く星座をコーラスやりたかったんですけど。コーラス大好きですから。でも、昴がソロで歌っちゃってダメか〜って。じゃあ、昴がイカルス歌ったらみんなドキッとしちゃう?驚かせちゃう?」って考えた。と、無口組の選曲についての話に。で、園崎さんが主旋律で伊倉さんは大好きなコーラスに回ったということなのですね。
あの時、昴さんのソロってあれしかなかったんですよね。だから、選択権も無かったと…今だったら「舞台-playing-」がありますけどね。いつか「輝く星座」のレニコーラスも是非聴いてみたいですね。
「その時は、(長く)たっぷり歌えなかったので、今日はその思い出に今日はたっぷり歌いたいと思います。」
とイスから立ち上がって、歌う体勢に入ったのですが…曲が流れてきて一番を歌っていたのですが、最後に「伝説の海に堕ち」と間違えて歌ってしまい(爆)「ごめんなさい、間違えましたー!!」と言った瞬間に叫んで「止めてください。」と曲を一旦止めてもらっていました。(^^;;
「(自分に)がっかりしちゃいました。もう少し経ってから、もう一回歌いたいと思います。はしゃいだテンションだと、歌えないものですね。やっぱりデリケートなものですね。(椅子に座りなおして)一人で進めるのは難しいよー!!!そこに、依頼主の中山さんがいるんですけど。」とカメラの横に立っている中山さんに向けて抗議してました。(笑)
「じゃあ、今のうちにMC2というのにいきたいと思います。」と再びあんちょこを見て(笑)今度は浪漫堂の思い出話に。
「浪漫堂ではそこにある千社札を作れる機械で自分の名前を作って、台本とかに張ったりしてました。」という話から入り、もちろんカフェライブの話にもなりました。
「ライブに来てくれた方はいますか?(ちらほらと手を上げる人)あ!いますね!ありがとうございます〜!一か八かライブに!(笑)後半は拷問ライブと化してましたが。(爆)しかも4回しですよ。あ、業界用語でしたね。4ステージ!ライブ自体一人でしたことなくて、しょうがないからお客さんも巻き添えだ〜〜!って(笑)私は楽しかったです。」(笑)
こちらも、もちろん楽しかったですよ!!と拍手や「楽しかった!」の声援で答えてました。ある意味、ここに居るみんな“あなたが楽しければ私は嬉しい”な方ばかりですから!(笑)
「アメージンググレースを(ギターで)弾き語りして。でも「つばさ」はもう、素人には難しくて!コードは2小節ぐらい同じがいいんですが「つばさ」はコードがよく変わって難しくて、後半はリズムを刻むだけの打楽器と化していたというライブだったんですけど、途中からはふっちゃんと久美ちゃんに助けられたりもしました。」
と当時の思い出を語りつつ、ここで大好きと言った「つばさ」についての話に。
「「つばさ」…が好きで好きで。あの世界観がぼんやり空想好きの私としては大好きで。だって「雲の上でランチしよう」ですからね。」と「つばさ」への思い入れを語ってくれました。
それが高じて歌謡ショウでアレンジを担当したり、ライブで歌ったりしたということのようです。
「たくさん歌わせてもらったり、大きな舞台に立たせてもらったりしたのは、役者としてはなかなか無くてサクラには感謝しています。」と言ってくれました。
「表現者としては、アカペラのコーラスを付けさせてもらったのがとても印象に残っています。」と後半の新春歌謡ショウを中心として出てきた花組のアカペラ話もしてくれました。
「みんなの分のコーラスを付けさせてもらって、最初(の曲)は「さくら」で。で、花組はコーラス隊じゃないから、演出をつけないとってことで何か考えてるときに4番でマリアが短調に変えて歌ったら面白いだろうなって思いついて、それを思いついたときは“やった!”って思いましたね。で、花組も短調にちゃんとついて来るので良かったと。コーラスってちょっとずれてるだけでもすごい気になっちゃって、結構厳しくやってたら伊倉ヨットスクールって言われちゃったんです。けど、にこやかにやってっても、ピッチを上げていって。」
なるほど、だから園崎さんは「いろいろ聞いていて」と言っていたのですね。(爆)この話の続きで「さくら」を舞台でやったときの振り付けの話になりまして
「さすが天才梨乃っち!「押忍!」っていう振り付けをつけるとは!(笑)で、その時の公演を山寺くんが…いまや物まね王者の山寺くんが見に来て、わざわざ楽屋まで来て褒めてくれたんですよ。「あれ、良かったですよ〜!」って。私は山寺くんをすごい尊敬しているから、嬉しくなっちゃって。で、調子に乗ってやってたら苦しかったこともいろいろあったんですけど、たくさんコーラスを付けさせてもらいました。」というお話をしてくれました。
そこからこんな曲、あんな曲もやったという話になりまして、サクラ前線のときに各地を回ったときに名古屋でやったコーラスアレンジの話になりまして。
「名古屋で「旅の空へ」っていうのをやって、名古屋のライブ来た人いる?(さすがに少なかったものの、手を上げる方もちらほら)あ、いるね!!名古屋面白かったですね!」
と、聞いた人が少なかったためか、この先まで膨らまなかったのですが…高乃さんと渕崎さんと歌われたものですよね。私は残念ながら不参加だったのですが、どこかで映像を見た覚えがあるのでちょっとだけ聞いた記憶があります。何故か「♪はあ のんきだね」と渕崎さんが主旋律を歌っているところで伊倉さんと高乃さんがコーラスで「ののののん♪」とコーラスしていたのが印象に残ってるんですが。(爆)
「えーと、まだ大丈夫かな?(時計を確認)…イカルス、あれで終わりってわけにはいかないですものね。歌えなくてくやしくて来てるのに。ちょっと、落ち着きますね。皆さん、ご歓談下さい。(笑)」と先ほど止めた「イカルスの星」を歌う準備に入られたのですが…横を向いて持ってきたドリンクを飲んだり、胸に手を当てたりしていたのですが「ここで落ち着けってのもね。ちょっと水飲んでくるね。ちょっと下がりますね!」と立ち上がって袖に向かっていきました。(笑)
ご自身で「まだ帰りませんよ!(笑)こんなライブないよね!でも、これも思い出ってことで。(笑)」と言いながら本当に姿を消したので、店主がひょっこり出てきて「はい、そんなわけで休憩って事で…しばし、お待ち下さい。」と第1部完を告げていました。(大笑)
ステージに残されたドリンクをスタッフさんが回収して裏に持って行ったりする中、本当に数分ですが休憩時間となりまして(笑)でも、5分経たずに会場が暗くなって、イントロが流れてきました。
ステージ上に戻ってきた伊倉さん、歌いだすのですが……また同じところで間違えてしまいました。(^^;;
「現実にグッバイして」→「伝説の海に墜ち」
…が、今回はストップせずにそのまま歌い続けました。(が、二番からは集中して歌うためか椅子に座っての歌となりました。)
ちなみに、伊倉さんが「イカルスの星」を生で歌うときのある意味一番の聞き所でもあるラスサビ前のコーラスは、今まで聞いたことの無い新しいものでした!!高音ではなく、低音のコーラスで「おお、新しい!」と思いながら聞かせてもらいました。
最後はちゃんと歌って、曲が終わると同時に礼をしてくれたのでこちらが拍手をしていると顔を上げて「…こんなもんです。」と間違えた事を気にした第一声でした。(^^;;
「弱虫なので、あそこでは止められませんでした。」と強行したことを述べていました。
「サクラは、これで一区切り。武道館ではあんまり歌うことが出来なくて、私はあれでも結構満足していたんですけど「もっと聞きたかった」という声もあったので「そうか、もっと歌えばよかったのか」と思って今日は最後に歌わせてもらいました。」とちょっとしんみりなコメントだったのですがすぐに時計を確認して「あ!もう43分になっちゃった!!(大慌てで中山さんに確認)まだいい!?オッケー?」大丈夫のようです。(笑)
「どこまで行ったかな?」と再びあんちょこを取り出して、確認。(笑)
「ああ、はい!今後の予定ですね。」と確認完了したのでそれを終い、ステージにドリンクと一緒に持ってきていたチラシを取り出して「みなさん、お手元にご用意下さい。」と言われたので皆しまっていたチラシを鞄から取り出して準備完了。(笑)
「最近、とみに思うんですけど…」と話し出したところで喉になにか引っ掛かりを感じたのか飲み物を飲もうと振り返るのですが「あ、無かった!」と先ほど裏に持っていったのを思い出してそのまま喋ろうとしたのですが、すかさずスタッフさんが袖から差し出してくれたので、それを飲んで喉を整えてからもう一度。
「表現者として今までやってきて、これから私は音には力があると最近つくづく思っていて。歌、台詞、に関わらずこの人の声が好きとか、この人の声を聞いてると癒されるとかってあると思うんですが、もちろん見えることで力をもらえるというものもあるのですが、私はどうやら音の表現者としてこれから屋って行きたいなと思っていて、三年ぐらい前から根岸弥生ちゃんっていうピアニストを応援していまして、このチラシですね!」と手にしていた三枚のうちの一枚のチラシを掲げて見せてくれました。
伊倉さんは一音入魂館という、根岸弥生さん応援団体(サイト)を運営されていて、プロデューサー的なことをなさっているのですよね。
「私、クラシックとか全然詳しくないのですが(根岸さんのピアノを)聞きに行ったときにやられてしまいまして、まだ23歳なんですけどこれは応援しなくちゃいけないって第六感が働きまして。」
とそのインスピレーションに従い、応援して今日に至るということのようです。
今回のチラシには5月5日に上野の東京文化会館小ホールにてコンサートを行うと書かれていました。
この文化会館というところはかなり敷居の高いところらしいのですが、伊倉さん的にはカジュアルに来てくださいって感じでお送りしたいと思っているようです。
「私は受付回りをしたり、チケットをもぎったり、開演前の諸注意をしたりしてると思うんですけど」と基本的に裏方に回っていることを仰っていました。
ここで次のチラシに行ったのですが「こんな良い話の後に、このふざけたチラシ!(笑)」と取り出したのは先日、田中真弓さんのトークショウでも頂いた舞台の仮チラシ。
「あ、でも役者を辞めるわけじゃないので、久しぶりに舞台をやります。で、久しぶりの舞台が「ピーチくりんだvパプ〜」って(笑)企画・原案が真弓ちゃんなんですけどね。面白いものになると思います。久美ちゃんにふさわしい舞台になります。」と楽しみな事を言ってくださいました。
そして最後のチラシ。緊急速報!!と書かれたもので、伊倉さんが読売日本交響楽団と朗読共演決定!!というものでした!
6月9日にサントリーホール大ホール。6月10日に東京芸術劇場大ホールにて共演されるそうです。
この話をするに当たり、過去に行われた根岸弥生さんのコンサートのときの話になりまして。
「ベートーヴェンの三大ソナタ(悲壮、月光、熱情)を一回で聞かせてしまおうという、また私が考えたチャレンジャーなステージがあったのですが、その時に、ベートーヴェンって書簡紙をたくさん書いてたんですね。自分の親戚、恋人、パトロン宛とたくさん。耳が聞こえなくなってきたときも世を儚んで遺書まで書くぐらい、たくさん書いてあったんです。その書簡紙を曲と曲の間に挟んで朗読したんですね。そうしたら、そのステージを見た人が「あ、伊倉さんっていう語りをされる方がいるのね」と思ってくれたらしく、共演が決まりました!」と経緯を話してくれました。
「もう、ビックリです!」や「完全アウェーですからね。」「読響のHPを見てもまだ載ってなくて、10日ぐらい前に決まったんですよ。」とその緊急っぷりを語ってくれました。
ちなみに、共演される作品は「ピーターと狼」で、「小学校のときとかにみんなも聞いたことあると思うんだけど」とちょっとメロディーを口ずさんでくれました。
最初は根岸弥生さんとペアでピアノコンチェルトで皇帝でもやらせてくれるのかな?と思ったそうですが、そうではなく伊倉さんの朗読という依頼で驚いたと。
「指揮者がロシア人の方らしいんですね。で、もうしきたりとか全然わからないので、打ち合わせとかでも通訳さんがついてくれるんだと思うんですけど…今日ここに来てくれてる皆さん、ぜひお友達を2、3人連れて来ていただけたらと思いますので。あ!でもコスプレは止めてくださいね!(笑)ビックリしちゃうと思うので。」と、最後はなんだか和ませてくれました。(笑)
行けるかな……5月は行ってみたいなぁ〜と思うのですが。
さて、告知が終わったところで締めの挨拶へと向かいました。
「本当に、私の人生は一か八かなんですけど、一生懸命やって来た結果、いいことがたくさん起こって。私の第六感は今のところ外れてないので、これからも信じて行きたいと思います。」
と笑顔で述べてくれました。自分を信じるって大事ですよね。
「時間大丈夫?(時計確認)ああ、すごい経っちゃった!!ごめんね、みんな!!じゃ、最後にこの曲でお別れしたいと思います。お別れの曲と言ったら、これしかありません!」
と、行った瞬間大半の方が予想したであろう曲がばっちり流れてきました。そう「ヨーデル妄想」です!!(笑)
ミニミニライブでもこれで終わったので、そう来ると思いました。(笑)
歌詞の最後に「それではみなさん さようなら」が入るから、最後に持ってきたのでしょうね。
その歌詞どおりに、元気に「ありがとう〜!」と手を振りながら袖へ去っていきました。
今回はアンコールなしで、このまま終了となりました〜
お一人で大変だったかとは思うのですが、こちらはとてもとても楽しませてもらいました!
書棚「サクラ」TOPへ戻る