3月14日 西原久美子、渕崎ゆり子
3月14日。世間的にはホワイトデーの今日は西原久美子さんと渕崎ゆり子さんの帝都組。
金曜日なのにも関わらず整理券は朝のうちに終わってしまいました。その頃から小雨が降っていたのですが、入場時にはなんだか嵐のようでした。(笑…使っていた傘が許容量を越えて、傘の下なのにずぶ濡れになるぐらい。)
でも、集まったファンはそんな状況に負けたりせずに続々と入場!
店主のいつもの諸注意から始まり(今日は「悪天候にも関わらずご来場頂き」という挨拶も加わりました。)イベントスタート!
「少年レッド」のイントロが響く中、渕崎さん、西原さんが登場!!
今日のお2人はペアルックでしたよ!小花柄のシフォンワンピースにジーンズととても春らしい装いで、笑顔と合わさってとても素敵でした。
まず一番を上手側の渕崎さんが熱唱。もちろん、こちらは「レッド!レッド!レッド!」の掛け声で。
二番は西原さんメインだったのですが……歌詞が飛んで「赤い血潮を〜 ん〜んん〜〜ん、んん〜〜」とハミングでごまかしながら歌っていました。(笑)
でも、それがまたかわいかったですが。ダメだ、と思ったのか鼻をつまんで紅蘭のマネをして次のパートを歌ってました。(爆)
そういえば、2人ともなぜか「勇気のマフラー」と歌詞が混ざっていたような。西原さんはそれに加えて「愛のコルト」と歌ってしまったりしてました。
でも、最後は2人で「少年レッド(オーッ!)」とバッチリ決めてくれました!!もう、軽くステップを踏んだりしている様が本当に可愛らしい。
歌が終わって拍手が響く中、ご挨拶。
でもその前にトーク。(笑)
西原さんが「(渕崎さんに対し、歌詞間違えて)ゴメン、ゴメン。裏では完璧だったんですよ!でも(鼻をつまんでみて)似てたでしょ?」と渕崎さんに同意を求めていましたが渕崎さんは苦笑いです。(^^;;
お互いの話が一段落下ところで渕崎さんが「ご挨拶をしなくちゃ」と、お互いの名前を言い、西原さんは「雨の中待ってくれたんだよね。ありがとう!」と先ほどまでの豪雨についてコメントし、渕崎さんが「後ろの人、見える〜〜?」と背を一杯伸ばして手を振ったら、西原さんもそれに一緒になって手を振っていました。自分の立ち位置と反対側にいる人にも手を振って、ひとしきり終わったところでオープニングの歌についてのトークに。
西原「なんか、汗かいちゃったよ。いろいろな意味で。(笑)どうして…どうしてレッドなの?」
渕崎「いや、カフェライブと言えばレッドかなって。だって、ここでしか(自分で)歌ってないんだよ!」
西原「え〜!?歌謡ショウで歌ってなかったけ?」
渕崎「ウチの中で歌ったのは、伊倉さんしか歌ってない!」(笑)
西原「(納得したのか、しきりに頷いて)そっか〜!何度も何度も聞いたのは伊倉さんかぁ〜」
渕崎「伊倉さんは本当にこの曲が好きで、リハーサルでもこればっかり歌っててもう、十分上手いから大丈夫だからって言ってもずっと歌ってましたね!」(笑)
ね、お屠蘇を飲んだレニは大変楽しそうでございました。(笑)
その時に、鼻をつまんで歌うをやっていたんだ、と西原さんもマネをしたルーツを思い出していました。(笑)
ここで、この歌が生まれた経緯についてのトークに。(ここから、2人とも椅子に座ってのトークとなりました。)
この少年レッドは歌謡ショウ「つばさ」のときになめくじ長屋の銀蔵(で、漢字合ってましたっけ?)の病弱な妹がラジオで聞く少年レッドが大好きということで、そのラジオから流すためだけに作られた曲だそうです。「だから、そのラジオだけは持っていかないでくれ〜〜!って言ったりしてたんだよね。」と渕崎さんが当時のストーリーを思い出して話していました。「つばさ」…懐かしいですね。
少年レッドはその後「紅蜥蜴」で登場したり、新春歌謡ショウで登場したりしてますが意外なことに歌は歌っていない!
西原「お正月は?」
渕崎「歌ってない。おかしいよね〜!あのカッコをしたのに、歌ったのは伊倉さんだけ。(笑)だから、カフェライブのときに歌えて嬉しかったです。」
西原「私も嬉しかった。間違えたけど。(爆)やっぱりこの曲って楽しくて、テンション上がっちゃうからごっちゃになっちゃうんだよね。」
渕崎「ほら、あたしたち上がりしい(緊張しやすい)だし。」
西原「そうなの、恥ずかしいの〜〜!」
ここから「カフェライブ、やりましたね!」という話になり、一回目の智佐さんが好評だったから全員、ということになった時に西原さんは広井さんに「お願いだから一番にやらせて!」と懇願した話をしてくれました。
渕崎「(1番を志願するのは)珍しいですよね。」
西原「だって、他の人を聞いたら、あたしとてもじゃないけど出来ない〜!」
渕崎「わかる!!みんな、構成力あるし。(お客さんに向かって)あのライブって自分で組立をしなくちゃいけなかったんですね。そういうのをやったことがなかったし、久美ちゃんもそういうのが苦手で。ライブ向けの性格じゃないんですよね、2人とも。(頷く西原さん)だから、最初で最後のライブでしたよね。」
西原「ね、何人かと一緒とかはあるかもしれないけど、一人っていうのはありえないライブだよね。」
渕崎「でも(西原さんのカフェライブ)良かったよね。」
西原「ふっちゃんも良かったよ〜!」
渕崎「サクラ大戦はあたし達にとってはホームですから、まずスタートが違うんですよね。みんなが暖かく見守ってくれてるっていうのが大前提にありましたからね。」
だから、どこか安心して出来た。と語ってくれました。カフェライブ、本当に良かったですよね。
ちなみに、今回のトークショウでは西原さんは一番で!とお願いし損ねたそうです。その理由が「お正月ぐらいに聞いて…ダイエットをする時間が欲しかったから!(笑)でも…痩せませんでした〜〜」と暴露していました。(笑)
代わりに、帝都で一番を志願したのは富沢美智恵さんだったそうです。
「すごいことやったらしいじゃないですか!」と渕崎さんがその富沢さんのトークショウの噂を聞いた話に乗っかって西原さんも「なんか、芝居仕立てだったんですってね。」と真弓さんと一緒に「愛は永久に」を歌ったあたりのことを語っていました。
私は残念ながら参加できなかったのですが、後から話を聞いてどうして仕事を休まなかったんだとひたすら後悔したものです。(爆)
さらに「真弓さんは富沢美智恵論をやったそうじゃないですか!」と渕崎さんが話を広げたので、話題は富沢さんのさまざまなやっちゃった話へ。(笑)
「富沢美智恵論はあたしたちすごいたくさん聞いてるけど、何回聞いても面白い!」と西原さんが語った話はアーモンドチョコ買ってきて、と頼んで買ってきてもらって「美味しい〜」と食べてるのに、アーモンドを戻すんだそうです。(笑)
どうも、アーモンドの風味があるチョコが食べたかったようで、アーモンドはいらなかったみたいです。(大笑)
続いて渕崎さんが「楽屋でコツコツ」話を。
これは、どこかで真弓さんが書いてるのを見た覚えがあります。すみれの衣装で、あのブーツをコツコツ鳴らしていたら「はい、どうぞ。」とノックの音と勘違いしてドアに向かって言ったそうです。(笑)
真弓さんは即座に「それはあんたの靴音でしょ!」とツッコミを入れて、あまりに面白かったから周りに伝えまわったという話でした。(笑)
そして、つい最近もあった!という話に。ちょうど三人でランチをしたそうなんですが、そこで富沢さんはウニのスパゲッティーを頼んだそうで…食べていって、大きなウニがずっとお皿に残っていたのを見た渕崎さんは「ああ、最後に食べるんだろうな。ウニ好きなんだな。」って思っていたそうなのですが、そのウニを残したままフォークを置いてしまったんですって。(笑)
「あれ?」と不思議に思っていると「ウニのスパゲッティーは好きだけど、ウニはダメなの〜」と言ったそうです。(爆)
可笑しくて可笑しくて、渕崎さんは「真弓さんに言いますよ!」と言ってしまったそうです。(笑)
ここで話題が変わり、このカフェと浪漫堂にまつわる話は?という話題になりました。
渕崎さんは「みんなで1回来ましたよね。」とカフェが出来たばかりの頃、夏のショウの稽古帰りに来た事を語ってくれました。(ちなみに、このとき西原さんは都合が付かずいなかったそうです。)
渕崎「6時ぐらいにどどどって来て、その時はまだ人はまばらだったんですけど、(その場に居たファンの?)みんなが連絡とってくれたみたいで、人がいっぱいになってなんかすごい楽しくって。で、面白かったのが麗さんが普段タバコ吸わないのに(ぷかーっという感じのジェスチャーをして)タバコ吸ってるの!」
西原「どうして?」
渕崎「マリアだからですかね?今は(高乃さんの髪型は)孫悟空みたいな短い金髪ですけど、それまではずっと長くてパーマかけてアマゾネス系だったんですけど、その時は(静かにタバコを吸ってるジェスチャー)そんな感じで。」
西原「じゃあ、普段みたいに喋らなかったんだ!」
渕崎「喋らなかった!(笑)なんか、女優魂を感じましたね。」
やっぱり、みなさんキャラのイメージというのは大事になさるんですね。カフェライブも、西原さんはとても可愛らしい服装で来ていましたし。
対して、西原さんの来店話は「プライベートで1回」ということでした。すっかり聞き役に徹しいてた渕崎さんに対して「ふっちゃんと来たんだよ〜〜」とツッコミを入れたら、すごく驚いていました。(爆)
が、すぐに思い出して話に参加していました。
田中公平先生の炎のオーケストラのサクラな夜で着た衣装を借りに来たときに訪れたそうです。
西原「この近くにブティックがあったんですよ。で、ドキドキするけど、行ってみる?ってなって。」
渕崎「まだカフェができていない頃だったんですけど。そう、あたし浪漫堂でいっぱい買い物してるんですよ!Tシャツが好きで、たくさん買っては稽古のときに着てて。」
西原「あ、見たこと無い紅蘭のTシャツ着てるな〜って思ってた。」
渕崎「いいTシャツだから、強いんですよ。全然よれないし。」
西原「一人で来るの?」
渕崎「さすがに陶山さんほどは来てないんですけど(笑)けど、知り合いと近くを歩いてるときとか「ちょっと寄っていい?」って言って寄らせて貰って。」
西原さんがさらに「ポイントカード貰った?」と聞いたら、なんと「知らない。」とのこと!「あるんですよね?」と客席に確認してました。もちろんです!
渕崎さん、ちょっと不満げでした。(笑)
でも「あたし、えーとなんて言うんでしたっけ店長じゃなくて…(立ち上がって、ビデオを回している中山さんに確認。店主と即答です。)店主!初代店主の中山さんに褒められたの。渕崎さんはたくさん買い物をして、しかもちゃんと使ってくれて偉いですね。僕、今度なにかしますね。って。言ってくれて今まで何も無いんですけど。(爆)今日何かあるかな〜なんて考えてるんですけど。(笑)でも、褒められたってここで言えたのがご褒美かな。」と思い出を語ってくれました。
初代店主の時代ですと…ポイントカードはまだスタンプ制でしたよね。たしか1000円で一スタンプの!懐かしいなぁ…
と、ちょっと懐かしさに浸っていると「ここで一曲お送りしたいと思います。」と渕崎さんが進行しました。
でも「あ、ちょっと待ってて。」と西原さんが立ち上がって「(マイクを渕崎さんに渡して)これ持ってて。(立ち上がって椅子の周りをきょろきょろ)どこに置いたっけなぁ〜?」と探し物…「もしかして、これ?!」と渕崎さんからはすぐに見える位置にあった水を一生懸命探していました。(笑)
で、それを飲んでいる最中「ふっちゃん何か喋ってて。」とフリートークを言い渡す西原さんです。(笑)
渕崎さんは「あたしが今朝食べたものとかでいいんですかね?」と言っていたのですが、その話にはならず、次に歌う曲の話に。
渕崎「次の曲は、西原さんが選んでくれたんですよね。」
西原「サクラカフェでアイリスの曲と言ったら、これしかないですよね。(客席を見て)あ、お客さん頷いてる。わかります?聞いてください。「ラムネの歌」。」
メニューにありますものね、アイリスのラムネ!399円!(笑)
一番を西原さんが可愛らしく歌い、間奏でトークを挟んできました。
西原「小っちゃいころね、ラムネのシュワシュワが大好きだったの。でも、大人になったら違うシュワシュワ〜がもっと好きになっちゃって。(笑)」
渕崎「よく飲んでるよね。」(笑)
西原「とりあえず生ー!ってね。(笑…二番の歌い出しが近づいてきて)…ふっちゃん!」
西原さんが預けたとおり、二番の頭は渕崎さんが歌い、最後は2人で。
2人「♪カラコロ カラコロ ラムネ」
西原「♪お口の中に恋がある」
2人「♪カラコロ カラコロ ラムネ」
渕崎「♪たぶん初恋のkissみたい」
2人「♪カラコロ ラムネ」
渕崎「シュワワワ〜〜!!」
途中までとっても可愛らしかったのに、最後のシュワーが、なんかすごい勢いで叫んでます渕崎さん!!(大笑)
あまりにラムネのシュワ〜から離れていたので、曲が終わると同時に西原さんが嬉しそうに「今のシュワーはなんのシュワー!?ねぇなんのシュワー!?」と渕崎さんを質問攻めにしてました。(笑)
渕崎「だって、今日の衣装を買いに行こうって言ってはビールでしょ。家で練習しようって言ってはシャンパン開けたりして…」(笑)
西原「シュワシュワ人生ですよね〜」(笑)
渕崎「たくさん飲みましたよね〜(笑)…でも、いい歌ですよね!」
と、ちょっと無理矢理気味ですが曲の話へ。(笑)
この曲は歌謡ショウ「海神別荘」でアイリスが西村さんと一緒にいるシーンで歌った曲、と語り「あの頃からダンディ団が頭角を現してきましたね。」と西原さんも振り返っています。
渕崎さんは「宝島からでしたっけね?二幕で役が付いたのは。」とそれまではアンサンブルとして出ていたが、名前のある役ではなかったと。この頃に「あっしらも出させてくだせぇ」ときてて「オーディション♪(あの歌のメロディー発音でどうぞ)を受けてて…」と話しているところでお客さんから「それは八犬伝のとき!」とツッコミが飛んで二人とも「そうだ、八犬伝だ!!八犬伝でしたよ!」と思い出していました。
「皆さんのほうが詳しい〜!だって、子ども(手袋三銃士)だったもん。」と西原さんはまだごっちゃになった事を言っていましたが。(笑)
でも、たしかにボス以外に役名が付いたのは宝島からかもしれませんね。アイリスと一緒に武田さんと西村さんは手袋三銃士をやっていましたからね。まさか2人が子どもをやるとは思っていなかったそうですが。(笑)
……あ、違う。西村さんは八犬伝でも犬坂毛野の父親役で出てましたね。とにかく、スーパーになってから一番変わったのはダンディ団かもしれませんね。
渕崎「歌謡ショウ…最後を迎えちゃって本当に寂しいですね〜」
西原「寂しい〜〜」
渕崎「紐育とか見てて、もちろん楽しいんですけど、あたしたち帝都はもう一応引退ってことになってるので、やっぱりどこか寂しいんですよね。」
西原「あ!あたしね、今だから言えるんだけど…どうも歌謡ショウがダイエットになってたみたい!」(笑)
はい、ぶっちゃけトークが始まりましたよ。(爆)
西原さん曰く、アイリスはちっちゃくて可愛いけど自分は縦に大きい。これはしょうがない。けど、横にまで大きくなったらまずいと思って、かなり絞っていたそうです。渕崎さんは「努力してたんだ!普段でも細いな〜と思ってたけど。」と感心した様子でした。
そんな“今だから言える”ぶっちゃけ話がしばらく続きますよ。(笑)
次は渕崎さんで「八犬伝の衣装、紅蘭が一番カッコいい!」と思っていたそうです。あの、犬飼現八の衣装ですね!あの年はかなりみんな豪華だったけど、その中でも一際自分のがお気に入りだったそうです。
衣装なら!と西原さんは「あたしのシマウマの衣装、一番可愛いと思う!」と可愛さで勝負してきました。「あれは可愛いよ!」と渕崎さんも心から同意していました。
この衣装、最初はどういうものかわからなかったそうなのです。写真撮影の時には、まだ広井さんが書いた衣装ラフしかなくて「モジモジくんだよ〜」と言われていて不安だったそうなのですが出来上がってきたら可愛くて!とかなり盛り上がっていたようです。
当時の花組カメラにはタイガーチェリーと並んで「こういうお店あったら通いますよね。」と言ってたりしてる様子が収められているそうです。(笑)
「ホント、みんな似合うよね、あれは!」とマリアさんが着た事にも触れて、西原さんが渕崎さんを見ると「いやいやいや!」と物凄い勢いで首を振っていましたが。(爆)
アイリスの衣装話は続き、次は一番キツかった衣装は?という話になり、お客さんに「どれだと思います?」と訊ねて西遊記のカッパは?と出たのですが「カッパはね、あたし気に入ってるの。」とにこやかに返していました。
で、ご本人から出たキツかった衣装は体操服だったそうです。(爆…カンナの妄想のあれですね。)
「あれはイジメだよねー!!」と当時の思いを語ってくれました。他の皆はデフォルメされたり、きぐるみだったりするのに、西原さんだけ妙にリアルな妄想だったと。(爆)
妄想つながりで、渕崎さんのケーキの話になり。結構渕崎さんにとってはキツかったそうですよ。「あれは可愛かったよ!」と西原さんはお気に入りのようですが。(笑)
最初、あのケーキのラフ案ではケーキしかなかったんですって。スカートが無かったそうですよ。
衣装合わせのときに着て「とてもじゃないけど、無理!!」となかなか着替え室から渕崎さんが出てこなかったそうです。(爆)
そこに、たまたま近くにあった水玉のスカートを西原さんが渡して「これはいちゃいなよ!」と慌ててつけてあれが完成したそうです。
衣装さんなんかは合わないかな?と思っていたそうなのですが実際に渕崎さんがはいたら、これが意外とOK!ということで、本番ではああなっていたと。
さらに西原さんの話は続き「あたし、人の衣装着るの大好きなんですよ!」と歌謡ショウの期間中、真弓さんと一緒になって様々な方の衣装を着たそうです。
でも、あのケーキは早替えが必要だったため、衣裳部屋じゃなくて舞台の裏に置いてあったそうなんですね。だからさすがに着れなくて「歌謡ショウの心残りはそれですね!」と断言したら「10年やってて、そこなんだ!」と渕崎さんに思いっきりつっこまれてました。(笑)
ちなみに、渕崎さんの他にキツかった衣装と言えば戦闘服だそうです。これには西原さんも同意し「だって、ピチピチでモジモジくんだったもん。」とあまり着たくない衣装だと暗に言っていました。(^^;;
「でも、スタッフさんがカッコいい!素敵!って持ち上げてくれるから、そうかなぁ〜って思って舞台に立っちゃう」と、やっぱり一番はケーキだ。と頷く渕崎さんでした。
あと、今だから言える話は?と2人が顔を見合わせると、はい!!と渕崎さんが勢い良く手を上げました。
それは、新春公演で少年レッドの衣装を着ていた時のこと。渕崎さんは出番以外にメガネや手袋など、身体に物をつけている状態がダメで、袖に下がるとすぐに外しちゃうそうなんですね。
で、全部取って舞台を見ていたら、いつの間にか出番がきてて慌てて手袋をして出たそうです。
でも、紅蘭だからメガネ(この場合は少年レッドの仮面)は外せないでしょ!とそれも慌ててつけたそうなのですが手袋だから上手く止まらなくて。だから、岡本さんとかに舞台上でつけてもらってたりしたそうです。(爆…ちなみに、舞台上でそんなことが起こっていたとは、西原さんは知りませんでした。よっぽど上手く隠したんでしょうね。)
この話題の締めとして渕崎さんが「体操服ですか〜意外ですね。」と言ったら「じゃあ、ふっちゃん着る?」と切り替えした西原さんに「無理無理無理!!」と即否定の言葉を返していました。(笑)
まだ今だからトークは続き、今度は西原さん。
西原さんは青い鳥のポスターが大のお気に入りなんですって。あの横尾忠則さんが毎年手掛けているものですね。
すっごい好きなのに、大っぴらに喜べなかったのは「チルチル、ミチルなのに、チルチルが居ないから」だそうです。たしかに、あの年のは大きく前進が写っているのはアイリスだけでしたね。
ポスターつながりで、やはり八犬伝の渕崎さんはすごく目立っていたね、という話にもなりました。
横尾忠則さんは本当にすごい人で、あの歴代のポスターは全て横尾さんの感性によって作られたそうです。ポスター用の写真をたくさん撮り、それを全て横尾さんに渡し、広井さんですら手が出せない。という条件で引き受けてくださっていたそうなのです。
「賞も取ったんですよね!」と海外の有名なポスター賞をいただいたという話も。たしか、西遊記のときのポスターがそうだったんですよね。
そんなすごい人にポスターを手掛けてもらって嬉しかった。と言っていました。
すごい、と言えば武道館!!というような流れでここからは武道館話に。
流れるような話題転換だったので「このまま朝までダラダラやっちゃう?」と思わず渕崎さんが零していました。(笑)
そうなったら大多数の人がこのままお付き合いすると思います。(笑)
さて、武道館の思い出ですが…西原さんが「これもイジメ?」と思った子供組の話から。あの中で西原さんだけが“大人”だったそうで…
リカは、リアル子どもに一番近い(それでも女子大生なんですけどね、と補足していましたが)し、コクリコは大人なんだけどどう見ても子どもで!と、身長の事を気にしていました。
でも、実際に稽古を始めてしまえばあまり気にならず、すごい楽しかったそうです。
そんな三人組を「見てるこっちもハッピーになるメンバーでしたよね」と渕崎さんが証しておりました。
本番では、三人でお花畑を歌い終わって、裏に戻ったときにちょうどケータリングコーナーにプリンが3つだけ残っていて「これはきっと、がんばった私たちへのご褒美だよね。」と言いながら、三人でプリンを平らげたそうです。(笑)
想像すると、すごい可愛いです、それ。<プリンを頬張る子供組
対する渕崎さんはメガネ組の思い出を。もう、井上喜久子さんはあのギャップを楽しんでいるとしか思えない!そうですよ。(笑)
「彼哉ちゃんは、すごい真面目で「あたし、練習を積み重ねたいと出来ないタイプなんですよ〜〜」って言ってて、いやいやあたしもそっちのタイプだからって。稽古場では実寸が取れなくて、なんていうんですか?デベソ?(舞台の張り出し部分です)の出来が良くなくて、スタッフさんも心配してくれてこの曲だけでも場当たりやる?って聞かれて。でも、本番では楽しく出来てよかったです。」
というようなコメントをしてくれました。最初、武道館はリハーサル無しの方向だったんですよね。でも、スタッフさんの迅速な行動により、無事に全曲リハーサルが済んでよかったですね。
他の思い出と言えば、やはり合同という点だそうです。
「やっぱり普段はそれぞれですが、あの時は一緒に稽古場に入って、一斉におはようございます!で始まって、一緒にできた」のが印象に残っていると渕崎さんが語り、西原さんもそれに頷いていました。
本当に、あのオールスター勢揃いは壮観でした。
オールスターと言えば。で話題転換してDSの話へ。お2人は、裏で少しいじったそうです。
そうしたら、アイリスがすぐに寝て、死んじゃったそうです。(爆)
西原さん曰く「雪山みたいなところにいて「アイリス眠い〜〜」って言って寝ちゃって、「アイリス死んじゃう〜〜」って言って死んじゃって。(爆)でも、次のエリアではけろっとしてたりするんですよ。」と生アイリスボイスで台詞を一部聞くことができました。(笑)
でも、急ぎ足だったのか(途中、なんどか渕崎さんがしている腕時計で2人で時間を確認していましたから。)DSの話はここまでで「久美子さんから大事なお知らせが」と渕崎さんが振ったので西原さんは立ち上がって2つの告知を。
入場時ではチラシを一枚しか貰わなかったのですが(もう一枚のほうは後ほど、出口でもらえました。)
まず、園長先生のオルガンという舞台にゲスト出演すること。真弓さんの日同様、同じ役をこの人が!!という紹介をしていました。(笑)
こちらは一日だけだそうですが、もう一つ。仮チラシのほうを。西原さんが主役の「ピーチくりんだvパプ〜」というものを。
西原さん、ご自分でチラシは持っていなくて、最前列の方に借りて告知していました。(笑)
なんとこのチラシ、西原さん本人がパソコンで作ったんだそうです!!これにはみんな拍手です!「褒めてくれる?」と嬉しそうでした。
このタイトル、真弓さんが企画原案で「内容がわからないタイトルのほうがいい」となってこの仮タイトルになったそうなのですが、たぶんこのままこれで決まりだそうです。(笑)
こちらには、伊倉さんも出ると告知。サクラ以外だと伊倉さんの舞台は10年ぶりぐらいだそうで、かなり貴重かもしれませんね。
本番のときは稽古でかなり絞られて、ダイエットしているはずなので、痩せた私を見に来てください!と言っていました。(笑)
さて、そろそろ時間……ということで、チラシをファンの方に戻し、西原さんがステージに戻ると、渕崎さんも立ち上がって横に並びます。
渕崎「この2人って意外と無くて、(イベントだと)初顔合わせに近いですよね。」
西原「ダラダラやろうねって言ってましたからね。(笑)いつも、仕切ってくれる人と一緒になってましたからね。」
渕崎「まぁ、たまにはこんな感じもね。春だしいいかも。…では、最後に一曲。2人で歌ってる曲ってあんまりなくて。」
西原「美智恵さんと三人のはあるんですけどね。」
渕崎「もう、この曲を2人で歌えることも無いかもしれないので…」
西原「そうですよね〜〜寂しい〜〜〜!」
渕崎「寂しい〜〜〜!!……では、聞いてください。「つばさ」。」
この2人が集まるのならば、ぜひこれを聞きたいと思っていたので、曲名を述べられたとき、とてもとても嬉しかったです!!
この曲ではトークを挟まず、最後までしっとりと歌い上げてくれました。
終盤、2人の目が潤んでいたように見えました。(たぶん、私の目が潤んでいたからそう見えたわけではないと思います。)
伸びやかな声と余韻に浸りつつも、曲が終わると盛大な拍手の中、お2人は「ありがとうございました〜!バイバ〜イ!」と言って手を振りながら袖へと歩いていきました。
そして、ここで巻き起こるのがアンコールの拍手!!
今回はどうかな?と思っていたら、そう時間が経たずにスタッフさんたちがスタンド付きになったマイクを置きに来てくれました!ミラーボールも回り、これはアンコール確定!!とわかった瞬間に拍手が膨れ上がりましたね。
そして響き渡るのは軽快なメロディー!!
渕崎さんと言ったらパラパラ!と一時期言われていたのが思わず頭をよぎった「ユーロ恋の発車オーライ!」
すみれさんが居ない分、2人で頑張って歌っていました。もちろん、スタンドになったためバッチリ両手の振り付け付きですよ!
一番のメインを西原さん。二番のメインを渕崎さんが歌っておりました。
間奏では、コメントも……
西原「どうして…どうして、こんなに息が切れるの…!!」
渕崎「…(息を整えて)最後まで、盛り上がっていきましょう〜!」
お2人とも、しっかりと最後のサビまで歌い上げて、すみれさんの色っぽい「オーライ」で締めるこの曲ですが、今日は2人なので元気良く「バイバーーイ!!」と手を振ってお終いとなりました。
キッチリとアンコールを歌い上げたお2人は再びこちらに最後まで手を振りながら帰って行きました。
なんだか、今回のトークショウは春を感じる、和やかな雰囲気でした。
でも、盛り上がるところは盛り上がって。とてもとても楽しいトークショウでした!
書棚「サクラ」TOPへ戻る