ディナーショウ2005
「新次郎のクリスマス IN TOKYO」




初めてディナーショウに参加してきました♪
今までディナーショウは新春と天秤にかけて見送っていた私ですが、紐育メンバーが帝都と共演と聞いてはもう行くしかありません!!(笑)
とっても楽しかったです!!!大河新次郎くんが現時点で一番好きになった私ですが、それに拍車をかけてくれました。
ということでなるべくいつもどおりのテイストになるように〜…とは心がけましたが、たぶん無意識に贔屓が出てしまってるところもあるはずなので、その辺はどうか御容赦くださいませ。(^^;;
ではでは…レポートのような感想記、参ります!!(タイトルによっぽど?マークをつけるかもどきと入れるか迷ったんですが、見た目が悪いのではしょりました。(爆))

―――以下、本文―――――



開場して割とすぐに会場に入ったんですが、お席はメインステージとサブステージ(会場上手壁側に広い会場の真ん中あたりにありました。)のちょうど中間点くらいだったので(サブステージの方が近いです。)とても見やすかったです♪
席についてほどなくすると、ステージに意外な人が現れました!!

武田「はいはい、みなさんどうも〜!メリークリスマス〜!」

といった具合に武田が登場!!いつもの衣装にあのいつものジャケットを羽織ってるんですが…首元にピンクと黄色のスパンコール蝶ネクタイがついていて、なんだか芸人さんみたいですよ、武田さん。(笑)

武田「えー…なんであっしが出てきたかと言いますとね
   お食事前の諸注意をするためなんです!
   今回もね、ヒルトンの一番偉い人に「武ちゃんよろしくね」って言われちゃったからね!(笑)
   耳かっぽじって……いやいや、上品にいかないとな。
   お耳を傾けて……よく聞けよ。」

やっぱり武田でした。(笑)
諸注意というのは携帯電話の電源を切るなど、ショウの最中拍手をしながら立ち上がったりしてはダメとか、お酒はフリーですが飲み潰れるほど飲みすぎないこと!などでした。

武田「いや、みんな笑ってるけど去年ほんとにいたのよ。
   お酒はね、ダンディーに飲まないと!
   あっしみたいに紳士淑女じゃなきゃいけないな!
   みんなで言ってみようか。(会場にマイクを向けて)
   お酒は飲みすぎない!」

向けられたままお酒は飲みすぎない!と会場で復唱。(笑)
二回ほどくりかえしましたね。

武田「…なんかデモみたいだな。」(笑)

続いて食事に関する諸注意へ。
ナイフとフォークは外から順番にじゃんじゃん使ってよし!とかでしたね。

武田「もしわからないことがあったら、周りを見ればいいの!
   育ちのいいベロちゃんが言うんだから間違いない!」

育ちがいい、でちょっと笑いが巻き起こったのは言うまでもありませんね。(笑)
続いて大声で騒ぎすぎないこと(自分たちだけで勝手に盛り上がりすぎるのはよろしくない、という意味です。)
周りの人と上品に、楽しく話してくださいといった注意を過ぎたところで会場入口方面から聞こえるダンディーなお声!
振り向いてその出所を探すと、ボスと西村が会場を歩き回ってるじゃないですか!!

ボス「おい、西村俺たちの席はどこだ?」
西村「こっちじゃないですかね。あ!ここ空いてますよ!」
(と言って現在はまだ誰も座ってない席にちょっと腰掛ける。)
武田「おい!そこの柄の悪いおっさんたちうるさいよ!」

おお、珍しく武田が強く出てる。(爆)
が、そんな武田をボスは「おい、呼んでるぞ。」と西村に軽く声をかけるだけでスルー。
そのまま客席を歩きつつステージへと向かいます。

武田「ここは居酒屋じゃないんだから、ウロウロしない!」
ボス「(ステージに向かいながら)お前こんなところでなにしてるんだよ。」
武田「あっしは、ヒルトンの偉い人に頼まれて諸注意をしていだんですよ。」
西村「(同じくステージに向かいながら)そのかっこでか?」
武田「これ、あっしの正装ですよ!」
ボス「よく入れてもらえたな。」

まぁ、確かに。(笑)
ここでステージまであと数歩となったボスがステージの両脇にある「Merry X’mas」と書かれた装飾をみて「バツマス」と読んで武田に突っ込みを受けることに。

武田「ボス、これはバツマスじゃなくてクリスマスって読むんですよ。」
ボス「バツでなんでクリスマスなんだよ。」

あれ?なんだか懐かしい流れ…「奇跡の鐘」のライブでもこんなシーンありましたよね。
あの時はカンナさんが質問してさくらさんが答えてましたが…今回は武田が説明してくれるのかなと思ったんですが、予想に反して武田は言葉に詰まって困り顔。

武田「そ、それは……アニキが知ってますよ!!」
西村「(突然振られて驚く)それは…………ごめんなさいー!!」
ボス「来年までに調べておけよ。」

結局、二人とも知らなかったんですね;;
えーと…キリストを表す記号がXだから、あれでクリスマスと読むんでしたっけ。
さて、ようやくステージにダンディ団が勢揃いしました。

武田「ところで、二人ともなんでここにいるんです?」
ボス「さくらさんがショウをやるってのに、オレたちがいなくてどうするんだよ。」

おお、そういえばボスは花組のファンで特にさくらさんのファンだったんですよね!
ここでまた諸注意の話に戻りまして、お酒は飲み過ぎないでとかでもサクラのお客様はいいお客様だから大丈夫ですよねというボスの優しい言葉に続いて武田が釘をさします。

武田「もし何か粗相をすることがあったら、ウチのアニキがつまみだしますから!」
西村「すぐ行くからね〜」

おお、それは…頼もしいですね。(笑)
ここでボスがぽろっと嬉しいことを!新春歌謡ショウは残念ながらお休みのボスですが
「5日だけ…ちょっとお邪魔するかもしれない」と!!
だから、チケットをまだ買ってない人は買ってくださいと。(笑)ああ、どうしよう…買っちゃおうかなぁ(^^;;
さて、そろそろホテルマンの人たちが料理を持ってやって来ます。

ボス「じゃあ、ここで一発…(西村と目を合わせて)
   ダンディ団、参上!!」

と、ボスの締めの言葉と共にポーズをとるボスと西村なんですが、何故か展開についていけずちょっと出遅れる武田。
うろたえたままポーズをとりきるまえにボスに押されて下手へ下がる途中で「って、え?聞いてないよ〜!」とぼやいてたのでこの短い時間にもしっかりといじられた様ですね。(笑)

三人がはけたと同時に料理が出てきましたよ。
割と美味しいディナーでした。お腹一杯にならない控えめな量ですが(苦笑)これからショウを見るためには丁度いいかな。(空きっ腹で苦しくもならないし、満腹で眠くもならない。)

デザートまで食べ終えた時点でロビーに出たら高乃さんをお見かけしたり喫煙所に広井さんの姿を見たりしてなんだか妙に得した気分です。(笑)
1部では松谷さんや富沢さんもいらっしゃったみたいです。そして、ここで私も3月に新宿文化センターにて紐育の公演をすることを聞きました!
行われるならきっとここの大ホールですよね。早くも楽しみです♪
でもその前に、これから行われるショウを堪能しなくては!席に戻ってすでに置かれていて程よく冷めたコーヒーをブラックのまま飲み干すと同時にショウのスタート時間となりました!!

会場が暗くなり、響いてくるのは軽快な音楽。オープニングナンバーは紐育からの曲です!

♪ここはパラダイス

下手から菊之丞、琴音、大神、アイリス(夏服)、さくら(冬服)、新次郎、昴、サニーサイドとオープニングらしく、出演者が全員揃っての歌となりました!
プラムさんのパートをさくらさんが歌ったり、杏里のパートを昴さんが歌ったり、二人同時のところでは琴音さんと菊ちゃんが歌ったりとまさにここでしか聞けない「ここはパラダイス」に早速感動。もちろん、サニーサイドさんはノリノリです!(新次郎の衣装はモギリ服になると思っていたんですが、予想に反して渡米時の和服でした。紐育メンバーも衣装がよくお似合いです!!サニーさんの髪の色はちょっと絵よりも金に近い色をしてました。)
間奏部分で最初の御挨拶が入ります。

大河「みなさん、こんばんは!
   初めてのショウで緊張しています、大河新次郎です!」
昴「昴は思った…これほど大勢のお客様にいらしていただき、とても幸せだと。」
サニー「サニーサイドでーす!!皆さん、メリークリスマーース!」
さくら「ディナーショウに出演できて嬉しいです!真宮寺さくらです!」
琴音「最後まで盛り上がっていきましょう!清流院琴音です!」
菊之丞「もう、菊之丞大興奮です!今日はみんなにいっぱいサービスしま〜す!」
アイリス「楽しいディナーショウにしようね!アイリスです!」
大神「大神一郎です!新次郎や紐育のみんなとこうして共演できて嬉しいです!
   今日は楽しんでいってください!」

昴さんがいつもの落ち着いた声ではなく弾んだ声だったのが印象的。
大盛り上がりのまま曲が終わると、暗転してステージに残ってるのは新次郎。程なくしてシャンパン片手に上手からサニーさんが出てきて二人で夜景を眺めているようです。

サニー「あぁ…見てご覧、大河くん。光の洪水だ!(はい、と頷く大河)
    まさに、紐育はパラダイスだね。
    そして空には満天の星空…これこそ、スターライトクリスマスだ!
    世界中の貧しさや悲しみが地上から消えるよう…あの星に祈ろう。
    …アーメン。」

あ…なんだかまともなサニーさんだ。<のっけから失礼な;;
アーメン、の部分で手を胸の前で合わせて祈る新次郎が可愛いです。(笑)

大河「あ!…サニーさん!」
サニー「なんだい、サムライボーイ!」
大河「来年の三月に新しいショウをやるって本当ですか?」

祈りの雰囲気から、今度はワクワクした空気へ。もちろん、客席も興味津々です!

サニー「ああ、やるよ!3月にね!
    あ、そうだ!!そのショウの構成…大河くん!キミがやってくれたまえ!」

高らかに宣言したサニーはそのまま新次郎にとっては爆弾発言を投げかけます!当然うろたえる新次郎ですが、サニーさんは笑みを浮かべて我が道を行くんです。
と、ここでさりげなく下手から昴が登場して二人の後ろを会話を気にしながら歩いて行きます。ああ、こんな感じで昴さんはいつも突然現れるんでしょうか。

サニー「アメリカには無い、ニッポンの斬新な美学で
    そのショウを構成してくれたまえ!」
大河「ちょっちょっと待ってください!ぼくにショウの構成は無理です!
   第一ぼくはですね……!」
サニー「君の叔父さん、大神一郎はあの帝都花組の演出もしている。
    キミにだって出来るよ。」
大河「そんなぁ……」

なんか、ほとんど泣き声ですよ新次郎。(^^;;
そんな新次郎の肩をぽんっと叩いてサニーさんは下手へ。

サニー「人生はサプライズ!ショウは驚きの化学反応!
    まさにエンターテイメント!!」

実に楽しげに笑いながら下手へと去っていくサニーさんにほとほと困り顔の新次郎を見て、昴さんが一言

昴「…無茶だ。」

それだけ呟いてすっと上手へと下がる昴さん。(当然、新次郎は昴の存在には気づいてません。そうそう、今回のディナーショウは基本的にハンドマイク使用でしたね。)
残されて呆然と立ちすくむ新次郎にスポットが当たります。

大河「……そういうわけで、ぼくが3月のショウ構成を担当することとなり…
   でも何をどうしたらいいのかわからず!
   …一人星空を見上げて考えていたら……孤独感で、胸がいっぱいになりました…」

がっくりと項垂れて突然のことに弱気な新次郎ですが、星空と繋げたらこの方の曲でしょう。(曲が入り始めた辺りからステージは暗転し、新次郎は下手へと下がっています。)

♪輝く星座

先ほど上手へと下がっていった昴さんが、すぐ近くの上手側の客席出口から登場してなんと客席を移動しながらの歌となりました!
ち、近い!昴さんが近い!!(この間、ステージでは二人のダンサーさんが体のラインがしっかりと出る銀色の服に左肩からかけた紫のショールが印象的な衣装で踊っています。)
長い間奏部分でステージへ戻る昴さん。この間奏部分の一番の盛り上がりで下手へと去っていくダンサーさんを追いかけて走る昴さんですが、二人が最後に残した銀粉を浴びて立ち止まる昴さん。

昴「♪何を言えばいいのか 言葉にすれば消える果実」

上手の方で歌い上げる昴さんと、下手から登場した新次郎(先ほど銀粉がまかれた位置です)が歌にあわせて空を見上げたり、手をかざして顔を隠してみたりしています。
歌いながら、新次郎に近づく昴さん。「♪全て夜空に投げ出そう」の部分で新次郎の肩に手を置く昴さん…

昴「昴は言った……まずは実行あるのみ。
  時間は永遠じゃない。だから美しい…」

二人で夜空を見上げるようなポーズで静かに曲が終わります。なんだか…やっぱり昴さんは素敵な人だなぁと改めて思わせてくれました。
曲が終わるとすいっと新次郎に向き合ってある提案をします。

昴「大神一郎に相談するという手もある。」

昴のシンプルな提案に、ぽんっと手を叩いて納得する新次郎。ひょいっと懐からハンドマイクを取り出して先ほどの不安げな顔から一転してハキハキとした顔に。
って、あまりに自然な動きでマイクが出てきたのでちょっと昴さんが驚いてますよ!(笑)

大河「そうか…そうですね!
   一度日本に帰ってみます!」

って、そこは通信とかそういう手段じゃなく帰国なのか!!(^^;;
あんまりにあっさりと納得して本当に即実行しようとする新次郎に昴が一瞬言葉を失っていると新次郎が昴の前に手を出します。

大河「ありがとう!」
昴「あ、ああ…」
大河「がんばります!」
昴「(ぽんっと肩を叩いて)がんばれよ。」

なんとなく流れにのってそのまま握手をしてしまう昴さん。(笑)
よし!とすぐさま帰国する心積もりの新次郎を見て、スタスタと上手に下がる昴さん。

サニー「なんだって!?」

それと入れ違いに下手から帽子を被ったサニーさんが苦笑い気味に登場です。

サニー「ニッポンに行くって!?」
大河「はい!一郎叔父に会って、ショウの事を勉強してきます!」
サニー「あわただしい展開だねぇ。(笑)
    じゃあわたしも行こう!!」
大河「えええっ!?本当ですかサニーさん?」
サニー「ああ!」

驚く新次郎ですが、上手から小さなトランク(浪漫堂で販売していた帝劇トランクみたいなものです)を持って戻ってきた昴に今度はサニーさんが驚きます。(もちろん、新次郎もですが先にサニーさんが気づきました。)

サニー「昴、キミも行くのか!」
昴「ああ。
  昴は思った……大河とサニーサイドの二人だけでは心配だと。」

たしかに、そうかもしれませんねぇ。(^^;;
ステージ中央に集まった成り行き三人組。サニーさんが真ん中に立ってびしっと明後日の方向を指差します。

サニー「人生はサプライズ!!
    いざ、ニッポンへ!!」

頷く新次郎、佇む昴。汽笛の音と共に暗転。
あの、この三人の船旅が気になるのは絶対に私だけじゃないですよね!?
ええと…ああ、そうそう!会場は暗転のまま大神さんの声だけが響きます。どうやら、舞台は日本へと移動したみたいですね。

大神「では、続きまして花組のアイドル、アイリスが歌います。
   「愛しのジャンポール」です!」

スポットライトの位置から客席の下手側後方通路を見ると、なんとアイリスが!!

♪愛しのジャンポール

アイリス「アイリス、とっても困ってるの。
     みんな、聞いてくれる?」

もちろんですとも。(笑)
この歌も客席を回りながらの歌となりました。話しかける部分では本当にお客さんの顔を覗き込んだりして、この距離感もディナーショウならではですね。
ってああ!!さりげなくサブステージに一つ置かれた椅子に座ってサニーさんがアイリスの歌の様子を見てる!!
曲の終わりも客席で迎えました。ああ、また近い位置で!!

アイリス「どうもありがとう〜!
     みんなに聞いてもらったら、アイリス元気になったよ!
     あらためまして、メリークリスマス!!」

いつもの元気なアイリス。ここで客席に夏の歌謡ショウは見に来てくれた?と聞いてきました。

アイリス「夏の歌謡ショウ見に来てくれた人〜!」

アイリスが挙手を求めると、大半の人が手を上げました。(笑)

アイリス「すご〜い!!
     今度の新春では、あの幻夜斎が復活しちゃうんだって!!
     うわ〜ん!怖いよぉ〜〜!!」

怖いよぉ〜〜!!と言いながらそそくさとステージに上がるアイリス。

アイリス「…みんな、新春見に来てくれる?見に来てくれる人、は〜〜い!!
     (こちらも大半の人が手を上げる)うれしい〜〜!!顔覚えたからね!」(笑)

手を上げた人々を指差して“だから必ず見に来てね”と釘をさすアイリス。
ええ、もちろん行きますとも!(^^)

アイリス「では、続きまして…さくらが歌います。「口ずさむ歌」です!どうぞ〜」

次の曲を紹介して、上手へと下がるアイリス。入れ違いに下手からさくらさんが登場。

♪口ずさむ歌

ステージから登場したさくらさんですが、こちらも序盤から客席に降りて歌い終わりも客席の中でになりました。私のいるテーブルは上手側なので下手側を通っていったさくらさんはちょっと遠めでしたね。
歌い終わって一礼をして去っていくさくらさん。ここでずっと歌を聴いていたサニーさんにスポットが当たります。

サニー「…これがニッポンのショウか!
    しかし、この客席との一体感は紐育にも無いな…
    さっそく、我々も取り入れよう!」

こんなときは、メモメモ…と楽しみつつも自分たちのショウを忘れないサニーさんの後ろから、ひょっこり現れたのは大神さん。

大神「あの〜…ここはバックステージですので…一般の方御入場は困ります。」

って、サニーさんが居た位置は舞台袖ぐらいなんでしょうか;;
丁度良く現れた大神さんに、サニーさんは椅子から立ち上がって笑顔で大神さんに向き合います。

サニー「ミスター大神一郎!」
大神「えっ?」
サニー「わたしだよ、サニーサイドだ!」
大神「ああ!!紐育華撃団のサニーサイドさん!!
   失礼いたしました!」(ぺこりと頭を下げる)
サニー「いやいやいや、実際にお会いできて光栄だ!」(握手をする二人)
大神「それにしても、イキナリ…いったいどうしたんです?
   帝都に何かご用なんですか?」
サニー「ははは…君たちのショウを見学に来たんだ!」
大河「一郎叔父!」

驚く大神さんの後ろから、これまたひょっこりと現れたのはどことなく嬉しそうな新次郎!
さらに驚いた大神さんの口から出た言葉は…

大神「なんだ、新次郎!…どうして戻ってきた!
   お前にはまだ任務があったんじゃないのか?」
大河「は、はい……でも…」

あら、意外と厳しいお言葉。思わず新次郎はうっと言葉に詰まってしまいます。
そこに助け舟を出したのがサニーサイドです。

サニー「…ミスター大神一郎。
    実は、この帝都訪問は、大河くんにとって大事な任務なんだ。」
大神「我々の、ショウを見ることが…ですか?」
サニー「うむ。実は我々も来年の3月に星組の紐育公演を控えている。
    それでそのショウの構成を…ハハハ、大河くんに頼んだんだ!」
大神「新次郎に?(目を合わせると、頷く大河)
   それはまた大胆な……」
大河「でも、ぼく良いショウにしたいんです!
   だから一生懸命勉強します。一郎叔父…ご指導、よろしくお願いします!!」

素直に頭を下げる新次郎に、大神さんの表情も心なしか和らいで見えます。

サニー「ミスター大神、わたしからもお願いする!」
大神「…わかりました。(新次郎に向き直って)
   いいかい、新次郎…ショウは簡単なものじゃない。
   見た目より、作るのは大変だ。
      だが、それを頭で考えてはダメだ。
   まずはショウを見ることだ!見て、感じることだよ!!」

百聞は一見にしかず。といった意味合いでしょうか。理屈よりも、自分が良いと思ったことを取り入れていく。
それが上手くいったときに極上のエンターテイメントとなる。

大河「…はい!!」

大神さんのアドバイスを真摯に受け止めて頷く新次郎。サニーさんもなんだか満足げですね。
ここで暗転して、再び大神さんの声だけが響きます。(暗転と同時に三人はサブステージから下がっています。)

大神「皆様、お待たせいたしました!これより、第2部のショウが始まります!
   さてさて、第2部は…(曲の前奏が流れてくる)
   あの名作「新西遊記」より、「天竺どこだ!?」!
   セクシーな衣装に、ノックアウトされてください!!」

前奏が流れる中、あの沙悟浄と猪八戒の衣装に身を包んだアイリスとさくらがステージに!

♪天竺どこだ!?

二人のデュエット曲だから、今宵の復活となったのでしょうね。
またまたサブステージでサニーさんがこのステージを見てますよ。
曲の長さは歌謡ショウ時と同じでした。ずっとステージで歌った二人、曲の終わりと共に暗転して下手へと下がっていきました。
二人の姿が見えなくなると同時にサブステージのサニーさんに再びスポットが当たります。

サニー「…なんて素晴らしいんだ!!
    ニッポンのショウはファンタスティックでクールだ!
    これだよ……これが萌えだ!!!ニッポンの美学だねぇ」

違ーーーう!!!!(爆笑)
ええ、多分違います。はい。(でも、一部当たってる気も…いやいやいや……)

サニー「そうだ、我々も早速取り入れよう!
    ジェミニは…ネコミミ。(立ち上がって案を出す。)
    サジータはレザーのボンッキュッボンッ!で、鞭と!
    ダイアナはシースルーの制服がいいな!うん!
    リカは…子牛のきぐるみ!かっわいいぞ〜!」

かっわいいぞ〜!はリカ風の発音でお願いします。
どんどんよからぬ案を出していくサニーさんの背後に音も無く現れたのはピコピコハンマー片手に表情の固い昴さん。

サニー「それから昴は……そうだ!スクール水着だ!!」

そう宣言したと同時に、背後から昴のピコピコハンマーがサニーの脳天に炸裂!!(大笑)
「あいてっ」とサニーさん……残念、それだとレニとかぶっちゃうますよ?(爆…ってかこれって昴の性別……いや、なんでもないです!)
ここで暗転となり話は再びステージへ。大神さんが上手側に立っています。
あ、サニーさんはそのまま下がりましたが、昴さんは客席を通ってステージに向かってますね。

大神「…かくかくしかじか。
   ということで…今、紐育のリトルリップシアターから
   新次郎とオーナーのサニーサイドさんが来日した。
   新次郎は、新次郎は三月のショウの勉強がしたいということだ。
   習うより慣れろ。稽古に参加させることにした。」
昴「僕もいる。」
大神「えっ?誰……?」

突然話に入ってきた昴に、驚く大神さんですが…まぁ、昴さんも結構マイペースな人ですよね。(笑)
上手側のステージと客席を繋ぐ階段に佇んでこちらを見ながらただ一言

昴「……昴。」

と名前だけ言って暗転となりました。(笑)
ってかそんな初対面なんですか?(^^;;
暗転の間に二人は上手へはけます。そして、入れ替わりで下手から入ってきたのはやっと登場、薔薇組の二人です!!

♪心は砂漠のように

そのまますぐに歌へと入りました。これもいつかの歌謡ショウで歌ったものと同じバージョンでしたね。
舞台中央で寄り添うようにポーズを決めて歌を終えた二人にはもちろん拍手が。

琴音「……菊之丞。」
菊之丞「…はい。」
琴音「…やっぱり、声援はいいわね。ショウはいいわね。」

これを受けて掛かった菊ちゃん!という掛け声に菊ちゃんはしっかりと「ありがとう」と呟いてから次の台詞にいきました。(笑)

菊之丞「(ポーズをといて下手側へ)でも琴音さん、わたしたち日陰者なんですよ!」
琴音「(上手側で)なに最初からそんなこと言ってるの!
   やっとあたしたちのコーナーが来たんじゃないの。
   ここはお客様が唯一くつろげる時間なんだから!(笑)
   みんなガチガチにお稽古して台詞どおりだけどあたしたちは行き当たりばったりなんだから!!」

そうだったんですか!?(笑)じゃあここは盛大なアドリブ合戦ってところですか。
この行き当たりばったり発言で拍手をもらった薔薇組の二人。

菊之丞「…そこでこんなに盛り上がるとは…菊之丞、大感激(笑)」
琴音「でも、このステージに花組さんのほのかな、匂いが残ってない?」
菊之丞「はい…いい匂いがします。
    (下手へ向かい、息を思いっきり吸う)このあたりに、さくらさんの
    清楚とした凛とした匂いが。」

今度は、上手へと駆けて行ってこれまた思いっきり鼻を動かして匂いを嗅ぐ菊ちゃんに「(鼻が)痛くないの?」と聞く琴音さん。
「ちょっと痛いです。」と答える菊ちゃん。(笑)

琴音「あまり無理しないのよ。」
菊之丞「この辺には、アイリスちゃんの若草の匂いがします。
    そして……」

最後は舞台中央で匂いをやっぱり思いっきり嗅ぐ菊ちゃんですが、そこは先ほどまで琴音さんが居たところで…しばらく嗅いだ後「うぉえーー!」と吐くリアクション!(汗)

琴音「ちょっとあなた、そういうことしないの!お客さまがいるんだから!」
菊之丞「ああ、すいません…」
琴音「そうよ、あたしの香りは高貴で芳醇な赤ワインの匂いなんだから〜」
菊之丞「ええ〜?」
琴音「違うにおいがする?(頷く菊ちゃん)
   ごめんなさいね、ちょっと頂いちゃったからね。」(笑)

えっそれはマジですか!(笑)
あ、でも思うのと同時に「ウソよ!」と否定が入りました。
まぁ、それは置いといて…という感じで話は進んでしまいますが。(^^;;
話は来年の夏で歌謡ショウが終わってしまうというきっかけから二人が歌謡ショウに参加したのは二作目の「つばさ」からという話になりました。

菊之丞「まずは「つばさ」。そして「紅蜥蜴」、「アラビアのバラ」……」

次々に指折り数えて作品を辿る菊ちゃんですが、琴音さんが思い出したようにこちらに質問を投げかけます。

琴音「ちゃんと、あなたたち歌謡ショウに来てるわよね?
   一度も歌謡ショウに来たことないって人いるかしら。ちょっと、居たら手を上げてみて。」

うーん、いるかなぁと思っていたら…いましたよ!しかも前方の中央辺りの席で!!
思わず琴音さん、客席へ降りてその人たちのもとへ!(笑)

琴音「あなたたち、よくここに座れたものね。
   来年は必ず見に来るのよ!」

ずいっとマイクを向けて必ず行きますと約束させた琴音さんはじゃあ勘弁してあげるわ。とばかりにステージに戻っていきました。(笑)

菊之丞「ちゃんと顔覚えました、菊之丞。
    …逃さない!」

ちょっと怖い菊ちゃんです。(^^;;
で、気を取り直して話を元に戻しまして……

菊之丞「で、ちょっと気づいたんですけどスーパー歌謡ショウになってから
    全部「新」がついてるんですよ!いいですか?
    「新」編八犬伝、「新」宝島、「新」西遊記、「新」青い鳥……」

一つ数えるたびに、一歩大きく上手側へと移動する二人。
で、最後のはずの青い鳥を過ぎても琴音さんは勢いあまって一歩進みそうになりましたね。(笑)
そこを逃さずつっこむ菊ちゃんはつっこみを入れた後、再び話を元に戻します。

菊之丞「そして…紐育星組の隊長は「新」次郎さん!」
琴音「えっ!?新、次郎さんなの!?新さんって苗字なの?!」
菊之丞「はい、菊之丞そういう風に聞いてます。」

いや、菊ちゃんそれ間違ってるから!!(^^;;

琴音「あ、そういえば…今年の夏の歌謡ショウで、わたしたち薔薇組…
   やっと三人揃いました!(拍手!)
   2日間だけですけどね。
   あれもある意味「新」薔薇組って言うのかしらね!」
菊之丞「いいえ、違います!わたしたちは…」
二人「薔薇組、です!」

右手、左手を頭の横で動かして…あれです、あの三瓶ですのあの動きです!
でも「古っ」と菊ちゃんの後に「やらなきゃよかった…!」と琴音さんが苦笑いで一言。(^^;;
うーん、ちょっと滑りました?

菊之丞「でも!わたしたちオカマは常にしん!かしま〜〜す!」
琴音「進化、するのね!「しん」つながり!上手いこと言うわね。(笑)
   …だってわたしたちは、美の探究者……(このあたりから前奏が流れてきます)
   美しきものに、新しいも古いも無いのよね。」

中央に集まった二人はそのまま曲へ。

♪美しきものたちよ

この曲は二人とも客席へ降りてきての曲となりました。最初、下手側を琴音さん、上手側を菊ちゃんが歩いていたのですが客席の中間地点ぐらいで琴音さんと菊ちゃんが入れ替わりました。
そのまま二人は去っていき流れるように暗転となり、ステージは次のシーンへ。

舞台中央に簡素な木のテーブルと椅子。下手から割烹着を着た女性(ダンサーさんの一人ですね)…どうやらここは帝都の街中のとあるお店ってところですか。
そこに上手からサニーさんがあたりを見渡しながら登場。そのまま中央の椅子に座ると女性がお客さんにお茶を出すために近づくんですが、それが異国の人だと分かった途端ちょっとこわばります。

女性「…い、いらっしゃいませ!」
サニー「そう、固くならずに。(え?と顔を上げる女性。流暢な日本語だったんでしょうか。)
    おソバを一つ。」
女性「あ…お、お蕎麦はいろいろありますけど、どれにします?」
サニー「ああ、ええと…(壁に掛かってるメニュー札を見上げるような動き)
    あのカケソバというのは、スロットでなにか当たりが出たりするんですか?」
女性「は?」

あ、なんか早速文化の違いが出た感じですね。真っ先に怪訝顔を浮かべてましたが、女性もそういうことだと感じ取ったのかすぐさま訂正を入れます。

女性「い、いいえ〜掛け蕎麦は、ただのお蕎麦です。」
サニー「タダ!?フリー!無料!?」
女性「い、いえ!お蕎麦だけってことです。」
サニー「ああ、だけってことですか……じゃあ、それお願いします。」

サニーさんの注文が確定すると「掛け蕎麦一丁〜!」と声を上げて下手に行こうとする女性をサニーさんは慌てて呼び止めます。

サニー「あの、このお茶は?(テーブルに置かれた湯飲みを持って)
    わたくし、お茶は頼んでませんが…」
女性「それはサービスです。」

振り返った女性はさも当然のように言って、今度こそ下手へと去っていく女性の背中を見送りつつ驚いた表情でお茶をテーブルに戻すサニーさん。

サニー「驚きました!ニッポンはおソバを頼むとお茶がタダですか!
    アメリカではステーキを頼んでコーヒーはタダになりません!
    (立ち上がり)…ニッポンはファンタスティック!!
    なんて素晴らしいニッポン。(下手に移動したサニーさんにスポットが)
    ゲイシャ…マイコさん、おサムライ。
    おもてなし、うらめなし。
    オイスター食えば 鐘がなるよ 法隆寺!(立ち上がって下手側で両手を広げる)
    ファンタスティック!!これぞ、盆栽の国!!讃えよう、その精神を!!」

盆栽ときたら、最近出たこの曲ですよ!

♪BON−PSY

上手から、日の丸扇子を構えた昴さんも登場して、二人でデュエット。本来はジェミニとサニーさんの曲ですが昴でも合いますね〜ダンサーさん二人も白鉢巻に剣道着を襷掛けにして登場し、小太刀片手に踊ります。

昴「♪君は東からやってきた 優しい風
   幼いけれど なんて熱い」

この間、サニーは自分のパートまで中央に移動させたテーブルに置かれた盆栽をいじってるんですが……なかなかうまくいかないみたいですね。(^^;;
まぁ、曲自体はバッチリ決めて終わりましたよ。ちなみに、ドラマCDバージョンで短めでした。
曲が終わって暗転。ほどなくしてステージのすぐ近くの客席上手側出入口から真っ白な海軍服に身を包んだ大神さんと新次郎が登場!!

大神「新次郎、どうだ?久しぶりの日本は。」

あ、さっきの厳しさはもうそんなに感じないですね。なんだか面倒見の良い叔父さんな感じです。

大河「はい…何年も留守にしていたように感じます。
   たくさんのことを思い出します。母のこと…海軍のこと……」

そうか、と一つ頷く大神さん。大神さんも巴里から帰ってきたときにそういう思いを経験したんでしょうかね。
そこに響くラッパの音。二人でステージに上がると、中央に並んで背筋を伸ばして声を出します。

大神「目標!右四十五度。射撃用意!!」
大河「目標!右四十五度。射撃用意!!」
大神「撃ち方…はじめ!!」
大河「それいけ!!」

♪見よ暁に

新・青い鳥のときと振り付けなども基本的に一緒ですね。大神さんの同期生が新次郎に入れ替わって歌ってます。
途中からセーラー服に着替えたダンサーさんが手旗信号もしっかり再現。
今回は「がんばれ大神」ではなく「メリークリスマス」とメッセージを送っているそうです。相変わらず細かい!!

大神「♪どんな波にも もう泣かない」
大河「♪顔で笑い 心も笑おう」
二人「♪見てくれ 我らの 十字星
    見よ暁に十字星 輝く江田島 男意気」

最後は全員でステージ中央で敬礼!!さすが首席卒業同士、決まってます!
新次郎の「♪顔で笑い〜」の部分でダンサーさんの一人と拳をあわせ、ハイタッチをするんですがその力が思いのほか強かったのか「いってー!」と痛がる新次郎はちょっと可愛くてツボでしたが。(笑)

サニー「そうか、あの二人は海軍士官学校の卒業だったな。」

ステージ暗転後、声がして慌てて振り返ると、またもサブステージにサニーさんが。うわぁ…今回は全然気がつきませんでした;;
ってサニーさん…なんだか今の今まで忘れてたみたいな言い方ですね。(^^;;
そうかそうか、と頷くサニーさん。そんなサニーさんの背後に今度はさくらさんが現れて先ほどの大神さんと同じように声をかけますが
さくら「あの…」
サニー「イエス?」
さくら「うわ!外人だ…!!」

振り返った顔にさくらさんは見るからに動揺しています。(笑…うーん、やっぱりこれは名前は知っていても顔はよく知らないってことなんですかね。)

さくら「えーと、えーと…エ、エクスキューズミ〜〜
    んー…ディス、プレイス…オー、デンジャラス!
    キープアウトね!スタッフオンリーなんです!!」

知ってる単語を繋ぎ合わせてなんとか説明しようとするさくらさんに、サニーさんは笑顔を向けます。

サニー「ははは、ブラボー、ブラボー!(えっ?となるさくらさん)
    真宮寺さくらさんですね。」
さくら「はい…」
サニー「わたくし、紐育のリトル・リップシアターのマイケル・サニーサイドです。どうぞよろしく。」
さくら「紐育華撃団の…!失礼しました!」

サニーからの握手にこたえつつも、驚いたさくらさんはぺこりと頭を下げます。大神さんと似たような状況ですね〜…で、サニーさんはもちろんにこやかに対応してますよ。

サニー「いえいえ、とんでもない。」
さくら「(声を潜めるために近寄って)なにか事件でもあったんですか?」
サニー「いやいや、そうではありません。
    じつはわたしたち…来年の三月に新宿の紐育リトルリップシアターでショウをやるんです!!
    その下準備のために、帝都花組さんのショウを見学に来たというわけです。」

さすがさくらさん、大神さんと同じ真面目な発想です。そして、答えるサニーさんはさりげなく新宿の、と会場名を織り交ぜて高らかに訂正していました。(笑)

さくら「そうだったんですか〜。
    あの、ラチェットさんはお元気ですか?」
サニー「ええ、お元気ですよ。今、違う舞台に出演しています。」

ってこのサニーさんの発言も、こちら側(物語の外)の事情ですね。(^^;;
ラチェットさん……いつか登場してくれるんでしょうか…

さくら「前に一度、海神別荘の歌を一緒に歌いました。懐かしいです〜」(思い出すように目を閉じて笑うさくらさん)
サニー「ああ、そのこと聞いております!
    彼女はあなたは本当にチャーミングなお姫様だと言っていましたが
    いや、こうして実物を目の前で見てると、わたしの想像をはるかに超えた美そのものがここにある!
    まさに…ファンタスティック!!」

べた褒めですなぁサニーさん。そして素直に照れるさくらさんもまたかわいいこと。

さくら「うふふ…お上手ですね。
    あの、新次郎さんは頑張ってますか?」
サニー「ああ、大河くんなら……あそこに。」

話が新次郎に及んだところで、サニーさんがすっとステージを指差してサブステージ側は暗転。
ステージには中央に海軍服のままの大神さんが佇んでいます。

♪甲板フラフラ

久しぶりに聞きましたね〜
曲と同じのほほんとした雰囲気で聞いてたんですが、歌に入る前で上手から登場した金髪黒眉の可愛い子に一気に釘付けです。
プチミントきたーーーーー!!!!!!!!(壊)

プチミント「……おはようございます。
      ♪朝焼け〜に〜〜」

大神さん、一瞬固まってましたよ!(大笑)セーラー服のままのダンサーさんの怪訝そうな顔も見逃せない。(笑)
新次郎は一生懸命裏声を使ってプチミント声を出してました。絵よりもちょっと濃い金髪でしたね。
この歌は一番のみ歌われました。途中、タイタニック風な場面もあったり(あの有名な先端でのシーンです)して本当にプチミントにいろんな意味でノックアウトされてました。(爆)
……しかし大神さんが小さいのかプチミントがでかいのか…今回大神さんは普通の靴なので背は実は新次郎の方が高いんですよ。(^^;;
そんな大神さんが立てひざをついて、その上に座るようにちょっと膝を曲げてるプチミントちゃんもツボです。
最後は舞台の中央で寄り添ってお終い。最後、お互いのマイクをお互いの口元に当てて歌うシーンが何となくお気に入り。

大神「……(プチミントの手をとって)ああ、メリーさんメリーさん!」
プチミント「…プチミントです。」

って、あ…もしかしてこれって設定上舞台の練習ですか?
でもさりげなく訂正しちゃってるし。(笑)

大神「(客席の上の方を見て)ほら、鮮やかな夕焼けが南太平洋の波間に揺れている!
   まるで僕たちの恋のように!(頷くプチミント)
   ああ、プチミントさん!!(真っ直ぐに見つめちゃって)…っわはははははっ!!」

おーっと大神さんリタイヤだ!!(笑)
下手側で腹を抱えて笑う大神に、思わずふくれっ面になる新次郎。

大河「ちょっ…ちょっとちょっと一郎叔父!笑いすぎですよ!」
大神「ごめんごめん」
大河「なんですかこの一体感は!」

謝りつつも全然笑いが収まらない大神さん。くわえて新次郎はこちらにも振ってきました。ええ、もうこの一体感はサクラならではですから。(笑)この先もきっとあなたが出てくる度に味わえるとおもいますよ。(爆)

大河「もう…」
大神「悪かったよ。(気を取り直して新次郎を見る)
   いや〜それにしても……似合うなぁ。
大河「……まいっちんぐ。」
大神「紐育ではこういうのが流行なのか?女装が。」
大河「仕方なくやってるんですよ!」

異議あり!本編であんだけ女らしく可愛らしい仕草まで身につけていた子が何言うか!(笑)
ってかまいっちんぐってそのネタとポーズは古くないですか?

大神「んーそうか…まぁ、ショウにはサプライズが必要だって
   サニーサイドさんも言ってたからな。わからなくもない。」

って大神さんけっこうあっさり肯定しましたね!でも大神さんも成り行きでメイド服着たことあるからなぁ…巴里で。
そんなもんなのか。(^^;;

大河「がん…ばりますね、はい!」
大神「(がんばれ!と頷いてエールを送り)…で、新次郎は三月のショウの構成をどうしたいと考えている?」
大河「あ!レビュー形式はどうかと。」
大神「レビューか…」

あ、急に本題に入りましたね。
ここで大神さんがレビューの歴史について語ります。レビューはフランスで生まれ、アメリカで花開いたものだという感じの説明でした…ごめんなさい、細かく覚えていません;;

大神「最近、日本でやっているレビュウは、歌で世界を回る形式なんだ。」
大河「歌で世界を回るんですか…なるほど、参考になります!」
大神「(頷いて)失敗を恐れず、いろいろやってみることだ。
   誰にでも失敗はある。それに…みんな初めからプロじゃない。
   現場で失敗を重ね、恥をかいて、プロになるんだ。
   まず、一生懸命にやることが、大事なんだ!」
大河「…はい!」

大神さんの言葉をまっすぐに受け止める新次郎…プチミント姿でもちゃんと真面目なシーンです。
敬礼をしながらの返事に、大神さんは「がんばれよ!」と言いながら下手へと一足先に去って行きました。
一人中央に立つ新次郎にスポットが当たります。

大河「クリスマスに…とても良い事を一郎叔父から教えていただきました。
   これはぼくにとって、心のプレゼントになりました。」

舞台中央でそう静かに言った新次郎からスポットがゆっくりと消えると、客席からダンディさんとはまた違ったいい声が響きます。
すっとスポットが当たると、サニーさんがアカペラで客席を歩きながら熱唱!

♪THE CHRISTMAS SONG

サクラ歌曲ではないですが、クリスマスの定番ソングなので皆さん聞いたことはあると思います。
英語で歌い上げるサニーさん……素敵です!
もちろん、歌い終わりと共に拍手に包まれてます!!

さくら「サニーさ〜〜ん!」

と、同時にさくらとアイリスがステージ下手側でサニーサイドに手を振っています。

さくら「しびれました〜」
アイリス「ステキだった〜!」

口々に褒める二人に軽くお礼を言ってサニーさんもステージへ。そりゃあもう、歌って踊れるオーナーですから!(笑)

サニー「ありがとう。いや〜今日は本当にボクにとって素晴らしいクリスマスになったなぁ!
    そのお礼にと言っては何だけど、みんなに実はボクからプレゼントがあるんだ!」

そう宣言すると、上手からワゴンに一列に並んだハンドベルを黒子さんが押してきてくれましたよ!興味津々なさくらとアイリス。

さくら「なんですか?」
サニー「これは紐育で流行ってるハンドベル楽器ってやつなんだ。」
さくら「ハンドベル楽器ってことは…演奏するものなんですね。」
サニー「そうです!」
アイリス「ねぇねぇ、これでクリスマスソングを演奏できない?」
さくら「いいわね!みんなで一人一つずつもって演奏しましょうか!」
サニー「それはいい!じゃあ、みんなを呼ぼう!」

おーい!と上手と下手両方に声をかけるアイリスに応える様にぞろぞろと出演者全員が舞台の上に勢揃いです。
(大神さんはモギリ服、新次郎は和服に着替えています。)
ここでサニーさんがさりげなく「やぁ、薔薇組の!」と薔薇組に握手を求めていきました。(笑)
考えてみればこれが初対面なんですよね!琴音さんも「会いたかった」や菊ちゃんも「どうも〜!」と御挨拶してます。
さてハンドベルの順番ですが下手から琴音さん、菊ちゃん、大神さん、アイリス、さくら、新次郎、昴、サニーさんとなっています。
つまり、サニーさんが低いド(赤色ハンドベル)
昴がレ(オレンジ色ハンドベル)
新次郎がミ(黄色ハンドベル)
さくらさんがファ(緑色ハンドベル)
アイリスがソ(水色ハンドベル)
大神さんがラ(青色ハンドベル)
菊ちゃんがシ(紫色ハンドベル)
琴音さんが高いド(赤色ハンドベル)
…となっています。全員がハンドベル片手に(もう片方の手には音が拾えるようマイクを近くに持っています。)並んだところで演奏スタートです!

サニー「じゃあ、最初はジングルベルから!…さん、はい!」

軽快に「ジングルベル」を演奏する面々…なんですが、大神さんから琴音さんまでは鳴らそうとしても出番が無い!(笑)
曲が終わって喜び合う面々からも取り残され気味です。(^^;;
さくらから「なんで演奏しないんですか〜」とつっこまれれば

琴音「ごめんなさいね、音が無いのよ!」
菊之丞「ラシドが無かったみたいです。」

と琴音さんと菊ちゃんが反論。まぁ確かに無い音を出すのは無理ですが;;
「じゃあ今度は全員が音を出せる曲を…」とさくらさんが言って二曲目に入ります。
今度は「もろびとこぞりて」
ちょっと一部たどたどしいところはあれど、まぁ成功!ってことで。でもちょっと不完全燃焼気味……ってことで最後にリベンジを兼ねてもう一曲!

サニー「(客席に向かって)何がやりたいですか?きよしこの夜?」
さくら「それ本当に聞いてますか?(笑)
    じゃあ、絶対にきよしこの夜をやりましょう!」

そういうわけで、演奏曲が決まりました。(笑)
今度は……成功!!
以上、ハンドベル演奏のコーナーでした!ハンドベルを黒子さんたちが片付ける間に、菊ちゃんからクリスマスと言えば…な事を言うことに。

菊之丞「クリスマスイルミネーション〜!」
琴音「そしてわたしは、シャンパ〜ン!」
昴「では、モミの木!」
大神「教会!」
大河「心のプレゼント!」
アイリス「サンタのプレゼント〜!」

アイリスからサンタという言葉が出てきたところでサニーさんが「サンタ!…ところで、みんなはサンタクロースって知ってる?」と言いはじめます。

サニー「サンタは実在するんですよ〜知ってますか?(イマイチ反応が薄い=よくは知らない)
    じゃあご説明しましょう!」

ええと…全て台詞では覚えてないので要約で失礼します;;
サンタクロースの最初は聖ニコライという聖人で、裕福だった彼は貧しい子供たちの家に窓からプレゼントを差し入れたのが始まりだったと。それを見たギリシャ正教会の方が讃える記念日として定めたのが始まり。
そして、現在のサンタクロースの姿はアメリカで発売された詩集に描かれた挿絵から来ているということでした。

サニー「みなさんが知っている通り、赤いヒゲ……」

ここで一同から「えっ?」という視線が一気にサニーさんに注がれます!(笑)
そしてこちらは大爆笑!サニーさん、すごい言い間違いです、それ!

サニー「赤いヒゲは無いよねぇ〜!」
さくら「危うく「うん」って言っちゃうところでしたよ、今!」
    これ良い話なんです!笑う話じゃないんです。」(^^;;

ええ、それはわかっていますさくらさん。(笑)
笑いながらですが、サニーさんが正しい現在のサンタの姿…「白いヒゲ、赤い帽子、赤い服」と説明をします。
途中ものすごい脱線をしましたが、これにてサンタの説明完了です。(笑)

アイリス「アイリスは知ってたよ!フランスではみ〜んな知ってる!」
さくら「日本では、七福神の方が有名だものね。」(隣の新次郎に同意を求めると、頷く新次郎)
大神「なるほど、今のサンタクロースの姿はアメリカの発明なんですね!」

で、なんとかアメリカは全てをエンターテイメントにするんだと話を纏めたサニーさん。そのまま真面目な雰囲気を保って次へと進みます。

サニー「それは、幸せの魔法なんです。」
さくら「魔法かぁ……」
アイリス「(ぱっと笑って)ねぇねぇ、幸せの魔法がみんなにもかかるように
     幸せのポケットチーフを、プレゼントしない?」

アイリスが可愛く宣言をすると、それは良い!と全員が頷く中、上手下手それぞれからダンサーさんが人数分の籠を持ってやって来ます。
それぞれに籠を一つ持つと「オーバー・ザ・レインボーサンシャイン」と「花咲く乙女」をBGMにみんな客席に降りてきたんです!
ああ、これが案内に書かれていたプレゼントなんですね!出演者さん自ら配りに来てくれる……巴里でそういうことがあると聞いてはいましたが実際に目の前にするとなんとも言えない嬉しさがこみ上げてきます。
この時点まで、テーブルには様々な色紙で作られた簡単な目印が置いてあったんですが、それはこれの為だったみたいです。
自分の籠についているモールの色と同じ色紙のあるテーブルに配りに来るみたいです。(ピンクだったらさくらさんとか、紫だったら昴さんとか)
私がいるテーブルは水色……そして、水色のモールがついた籠を持ってるのは誰であろう新次郎!!!(大喜)
近くを昴が通る中、ドキドキして待ってると新次郎が笑顔で「メリークリスマス」とハンカチーフを手渡してくれました。
思わず「大ファンです!」と言って握手までしてもらっちゃいました。そうしたら「ありがとうございます」って返してくれて……なんかもう、ものすごく幸せです。すごいクリスマスプレゼントを貰っちゃいました。

程なくして、配り終えたメンバーが徐々にステージに戻っていきます。
「まだ貰ってない方はいませんか〜?」と確認して帰る新次郎や目の上に手を当てて辺りを見渡してから帰る昴さんがステージに戻りはじめたあたりからさくらさんが喋り始めます。

さくら「皆様、お食事は美味しかったですか?
    今日は皆さんドレスアップして本当に綺麗ですね。
    今日のために、ドレスを新調したという方いますか〜?」

居たら手を上げて!というさくらさんの動きに、結構な数の人が手を上げました。わぁ〜と歓声を上げるアイリスや「わざわざありがとうございます」とお礼を述べていると、全員がステージに揃いました。

サニー「ボクも新調したんだよ。」(笑)

そうしたら、サニーが突然乱入〜ってそりゃそうでしょ!(笑)

さくら「(シャツの色を指して)これはなんて言う色なんでしょうね…」
サニー「これはね、玉虫色って言うんだよ。」
さくら「サニーサイドさんの人生のような…」
琴音「あ、人生が玉虫なんだ!どんな人生よ。」(笑)

いや、意外と言いえて妙かもしれませんよ、それ。(^^;;
まぁもちろんさくらさんはサニーさんになんて事を言うんだとつっこまれてましたが。(笑)
ここで新次郎が今回のプレゼントの中身について説明を。

大河「今日のプレゼントはですね…じゃじゃん!
   このポケットチーフです!(手にしたポケットチーフを高く上げる)
   こちらはですね、中に説明書が入ってるんですが、その通りに折りますとですね
   こうすると、帝都。裏返すと紐育になるという優れものでございます〜!」
さくら「是非、使ってくださいね。」

くる、くると裏返してみる新次郎。ああ、なるほど。絵柄がそういう風に印刷されてるのですね〜
見本の折られたポケットチーフは新次郎からサニーさんへと渡り(曰く「リーダーですから」だそうで。でもジャケットを脱いでいたので入れる場所がなくてしばらく持ったままでしたね;;)

サニー「今日はプレゼントももらえて、夢のようなクリスマスを迎えられて嬉しいです。」
昴「本当だな…ずっと夢見ていたいと、昴も思った。」
さくら「夢…」

さくらさんがそう呟くと、カウントを取り始め歌いだします。

♪夢見ていよう

これもアカペラでした!一番と最後のサビ部分のみですが、このディナーショウ内で2曲もアカペラが聴けるとは……もう、ステージでの出来事にただただ見惚れるばかりです。
歌い上げると、会場からはもちろん拍手。
そんな拍手の中、さくらさんがすっと前に出て言葉を発します。

さくら「えー…楽しい時間が過ぎてしまうのは早いですね。
    そろそろ、お別れの時間となってしまいました…
    ここで、花組のクリスマスソングを聞いてください。」

これが、ラストナンバーということですね。
静かに流れてくる音楽は…

♪奇跡の鐘〜so special a day〜

配られたカードには「奇跡の鐘」としか書かれてなかったのですが、こちらが正しいので…これは各パートの順番をメモしたので、桜歌配信倶楽部様の歌詞を参照に書かせていただきます。

さくら 「♪誰もいない交差点に立つ あなたとわたしの間に粉雪が舞う」
昴   「♪願い事がひとつだけあるの 今日は特別な日だからすこし夢を下さい」
琴音  「♪誰もいない街角を行く」
菊之丞 「♪あなたはわたしの手を取り何も言わない」
大河  「♪願い事は暖かい言葉 今日は特別な日だからきっと奇跡が起こる」

大神  「♪誰もが ほんの少し 誰かを思うとき 奇跡の鐘が 鳴るのだろう」
サニー 「♪誰もが ほんの少し 誰かを思うとき 愛の灯火 ともるだろう」

全員  「♪今日は特別な日 愛があふれそうな日」
アイリス「♪きっとわたしに奇跡が起こります」
全員  「♪今日は特別な日 愛の鐘がなる日 あなたとふたりのラブストーリー」

昴   「♪誰もいない教会のまえ あなたはわたしの肩抱き 見つめてくれた」
大河  「♪願い事はあなたと同じです 今日は特別な日だからきっと奇跡が起こる」

大神・ 「♪誰もがほんの少し 奇跡を信じよう
サニー   やさしい言葉 聞けるだろう」
琴音・ 「♪誰もがほんの少し 奇跡を信じよう
菊之丞   愛の絆が 見えるだろう」

全員  「♪今日は特別な日 愛があふれそうな日」
アイリス「♪きっとわたしに奇跡が起こります」
全員  「♪今日は特別な日 愛の鐘がなる日 あなたとふたりのラブストーリー」

さくら
アイリス「♪あなたとふたりのラブストーリー」


最後は男性陣が客席に降りてきて、アイリス、さくら、昴が舞台上で残り、歌い上げます。
感動的な雰囲気のまま暗転し、新次郎とサニーさんはそのまま客席から、昴は一度上手に引いてからサブステージに移動します。
サブステージには簡単な柵が設けられていて、そこに響くは汽笛の音。どうやら三人はすでに紐育行きの船に乗っているみたいですね。

大神「新次郎ー!!おーーい!新次郎!!三月のショウ、がんばれよ〜!」
さくら「がんばってくださいね!」

そしてステージにはサブステージに向かって大きく手を振る大神さんが。
それに続いてさくら、アイリス(マフラー付きの夏服冬使用)が出てきて同じく手を振って見送ります。

大河「(手を振りながら)はい!!みなさんありがとうございました!
   三月のショウ、一生懸命がんばります!!」
サニー「また会いましょう!!」

琴音さん菊ちゃんも出てきて「また来てくださいね!」「気をつけるのよ〜!」と紐育へ帰る三人を見送ります。
柵に手をかけてさらに大きく手を振って、大神さんたちに応える新次郎…そこに流れるのは、シリーズに一つの区切りをつけたあの曲

♪君よ花よ

これも、もちろん特別バージョンです。最初の「♪花の命は短くて」の三回分の合間では紐育メンバーが「ジングルベル」を歌うんです。
「君よ花よ」のメロディーにあわせてるのでちょっと字あまり的なところもありますが、この特別な夜には相応しいと思います。
曲最後、大神さんが締めるところではありますが、今回は新次郎が締めます。

大河「今日は、新次郎のクリスマスにお越しいただきまして
   大変ありがとうございました!」
全員「ありがとうございました!!」

全員で一礼し、暗転。会場いっぱいの拍手の中、汽笛が出航を告げ新次郎に再び照明が入ります(それ以外のメンバーは暗転の間に舞台袖に下がっています。)

大河「…短い帝都の滞在でしたが、たくさんの事を学びました。
   ショウは楽しくなければいけない…客席を楽しませるというのはもちろんなんだけど
   まず、出演者が楽しい気持ちになることが大事なんだと。
   一郎叔父…さくらさん…アイリスちゃん。みんなありがとう!
   一生懸命、前向きにがんばります!
   それから、今宵お越しの皆様!ありがとうございました!
   来年三月…紐育の素晴らしいショウをご覧に入れて見せます!
   では…またお会いしましょう。メリークリスマス!!」

流れていた「君よ花よ」のメロディーが終わると共に新次郎も一礼して、去っていきます。
うん、とっても楽しかったです!!三月のショウ、本当に楽しみにしています!!!
素敵なクリスマスの夜をありがとう!そんな思いの拍手はいつしかアンコールへと変わっていき、楽しげな音楽が流れると再び出演者全員ステージに集合!!

♪Happy day Happy X’mas

これも花組のクリスマスナンバーですね!このとき、さくらさんが珍しく衣装チェンジしていました!久々の夏服です!!
この曲は楽しさ一杯のクリスマスソングでいいですよね。
これも歌い分けをメモしましたので載せますね。

全員  「♪Happy Happy Day Happy Happy X'mas
      Oh Happy Happy Day Happy Happy X'mas」

さくら 「♪雪が降って 町は銀世界 待ちに待ったX'mas
      みんなの笑顔が素敵」

昴   「♪樅の木が7色に光る 待ちに待ったX'mas
      みんなに感謝の気持ち」

アイリス「♪ねぇサンタのおじさんに お願いをしたいの
      ほら夜空のかなたまで 届いているよね
      「世界中がちょっとだけ幸せになりますように」!」

全員  「♪Oh Happy Happy Day So Happy X'mas
      さぁみんなで今歌おう 待ちに待ったX'mas
      Happy Happy Day So Happy X'mas
      楽しく愉快に朗らかに」

サニー 「♪信じよう 奇跡が届く日 待ちに待ったX'mas
      みんなのやさしい笑顔」
大神・ 「♪愛し合おう ここに夢がある 待ちに待ったX'mas
大河    みんなの素直な心」
琴音・ 「♪ねえサンタのおじさんは すぐそこにいるのよ
菊之丞   ほら胸いっぱいの愛が 届いたでしょうか
      「世界中が愛で溢れますように」!」

全員  「♪Oh Happy Happy Day So Happy X'mas
      さぁみんなで今歌おう 待ちに待ったX'mas
      Happy Happy Day So Happy X'mas
      楽しく愉快に朗らかに

      Oh Happy Happy Day So Happy X'mas
      さぁみんなで今歌おう 待ちに待ったX'mas
      Happy Happy Day So Happy X'mas
      楽しく愉快に朗らかに

      Happy Day Oh Happy X'mas
      Happy Day Oh Happy X'mas
      Happy Day Oh Happy X'mas
      Happy Day Oh Happy X'mas」

楽しい気分のまま曲を終えると、下手から菊之丞、昴、新次郎、アイリス、さくら、大神、サニー、琴音と並んでいるところからさくらさんが一歩前に出て一礼をします。

さくら「ありがとうございました〜!!
    今日もお外は寒いので皆さん気をつけてお帰り下さい。
    ディナーショウにお越しくださってありがとうございます。
    本当に今日、とてもいい思い出ができました。
    皆さまの心の中にも今日のディナーショウが良い思い出として
    心の片隅とは言わず、ど真ん中で輝き続けてくれるの願います!
    今日は本当に、ありがとうございました!」
全員「ありがとうございました!!」

全員で礼をし、顔を上げると笑顔で手を振りながら下がっていく皆さん。最後に昴さんが「三月に会いましょう!」と言っていたのが印象的。
さて、会場も明るくなったのでここで普通なら皆さん帰り支度を始めるのですが、今日のアンコールは止まりません!
明るくなりつつあってもう大分経つのに、まだまだ止まない拍手に、再度アンコールとなりました!!

さくら「アンコールのアンコールをありがとうございます。(笑)
    本当に素敵な夜です…みんなから一言ずつ感謝の気持ちを述べましょうか。」

はい!と菊ちゃんがその隣に居たダンサーさんに渡すものだから、予期していなかったダンサーさんはビックリしつつもお礼を述べていました。(^^)
それから順番に御挨拶……なんですが、すいません私…ここでメモ帳が尽きました;;(滅)
新次郎が「新、次郎ではありません!(笑)大河新次郎です!精一杯、一生懸命がんばりました!プチミントもがんばりました!(笑)三月も絶対見に来てください!ありがとうございました!」ということを言っていたのは根性で覚えているんですが…あ、あとサニーさんが「人生はエンターテイメント!!」と叫んでいました!
さくらさんは「ディナーショウはお家に帰るまでがディナーショウです!」と。(笑)
それと今度は去り際に大神さんが「新春で会いましょう!」と言っていましたね。

これで、今度こそ本当に終幕です。楽しかったなぁ、新次郎からハンカチーフもらえて幸せだったなぁと思っていたのもつかの間、なんと出口にダンディ団のお三方と公平先生がいらっしゃるじゃないですか!!
最後の最後に嬉しい握手会となりました〜〜(^^)

その場に居た知り合いの方たちともいろいろお話したかったんですが、まぁその…時間も時間なので(苦笑)
帰れなくなってしまうと困るのでほどほどのところでお暇いたしました。
すぐに新春、そしてあっという間に三月になってしまうんでしょうね。そして、最後の歌謡ショウも……
来年はサクラ大戦が生まれてから10年目、記念すべき年にサクラの花はどのように咲いてくれるのでしょう。
楽しみでもあり、寂しくもあり……でも、今日みたいな幸せな気持ちであふれるものであればいいなと思います。

―――終了―――――


……はい、一回しか見れて無いので結構穴ぼこだらけでしたがいかがだったでしょうか;;
あの場にいらした皆様〜フォロー、補足の方なにとぞよろしくお願いします!m(__)m


いつも家に帰ってきてレポートをざざっと書き始めるんですが、いくら歌謡ショウよりは文章量が少ないとはいえ、次の日が休みとはいえ徹夜したのは初めてです。
(いつもは日が昇った辺りでダウンしてしまうんですが、今はもう思いっきり朝です。久しぶりに星占いの時間に起きてましたよ。)まぁ、これから寝るので完全に徹夜とは言いがたいかもしれませんが;;
でも、今回は本当に楽しくて楽しくてしょうがなかったんです。自分でも不思議なくらい……ああ、メモ帳を小さいものにしたのが悔しい!
もう一回り大きなメモ帳にすればよかった;;

それでは、皆さん…メリークリスマス!!



「書棚」サクラへ戻る