エリカ「カンナさ〜ん!」
カンナ「出たよ、巴里花の天然キャラだ!」
エリカ「(カンナの隣で立ち止まり)はい!ありがとうございます!」
カンナ「いや、誉めてねぇから全然。」
エリカ「あの!実はエリカ、サムライの心を勉強して、いいことを考えたんです!聞いてください!」
勢いよく何かを語ろうとするエリカですが、その前にカンナが下手へ向かって「おい!お、おいさくら〜!来てくれ〜!」と助けを求めてました。(笑)
そして、呼ばれるまま下手からさくらがやってきました。
カンナ「お前サムライだから、こいつの相手してやってくれよ。
こいつ訳わかんねぇんだよ。苦手だ…頼んだぞ!」
あれ?そうでしたっけ?まぁ、話を振られたさくらが一応「なんでしょう、エリカさん?」と訊ねると、エリカは特に気にした様子も無く自分のアイディアを口にします。
エリカ「せっかくの、サクラのオールキャストなんだから、今までできなかったことをやりませんか!?」
さくら「出来なかったことですか?」
エリカ「はい!」
ジェミニ「賛成、さんせい、さんせーーい!」
さくらが何を?と詳しく聞く前に、上手から右手を高く上げたジェミニが乱入!(帽子は、今は付けてません。というか、サムライ娘の間だけでした。)
ジェミニ「人生はチャレンジだ!冒険だぁ〜!」
カンナ「う、うわぁ!な、なんだこれ、なんだこれ?なんだよ、こいつ!」
さくら「紐育星組のジェミニさんですよ。」
勢いよくカンナ近づいてきたジェミニに、カンナはちょっと引き気味。
そこにさくらがさらりと紹介すると、ジェミニはぴしっと敬礼ポーズでご挨拶。
ジェミニ「ジェミニでっす!」
カンナ「……ポテト。」
ジェミニ「こんにちは、ポテトさん!」
カンナ「ポ、ポテトさんって…」
さすがジェミニです。(笑)
再びさくらに助け舟を頼もうと、カンナが視線を流すも、さくらは話を進めるべくエリカの方を向いてしまいます。そんなさくらの後ろでカンナは数歩上手側に歩いてからしゃがんで「の」の字を地面に書いていじけてしまいました。(笑)
さくら「で、できなかったことってなんですか?エリカさん。」
エリカ「はい!…ジャンケンで組み合わせを決めて、シャッフルサクラ大戦!!」
なるほど、ようするに組を超えた持ち歌交換ですね!
手をグーにして高く上げるエリカに、いち早くジェミニが反応!
ジェミニ「うわぁ〜それはいいね!」
エリカ「はい!」
ジェミニ「よーし、紐育星組集合〜〜!」
エリカ「巴里花組のみなさ〜ん!」
早速上手に向かって呼びに掛かるジェミニ。続いてエリカも呼ぶと、みんながぞろぞろと出てきましたよ!
カンナ「うわ、ちょちょっとみんな出てきちゃったよ。
おい、帝都花組!来〜〜い!全部出てこ〜い!」
それを見ていたカンナとさくらも慌てて下手に声をかけて帝都花組のメンバーを呼びます。
こうして舞台に三組勢揃い!
下手から順番にカンナ、ダイアナ、サジータ、ジェミニ、リカ、昴、すみれ、レニ、紅蘭、マリア、さくら、アイリス、かえで、ロベリア、コクリコ、エリカ、グリシーヌ、花火と…こうして書くだけでもすごいですね。
帝都、夏服はすみれ、レニ、紅蘭、マリア、アイリス。冬服はカンナ、さくらです。
すみれ「もう、なんの騒ぎなんですの?」
カンナ「えーと、揃った?揃った?はいはい並んで!」
「ほら、時間無いんだからちゃっちゃと並ぶ!」といつの間にか仕切っているカンナから「番号!」と点呼。カンナを1と数えて順番に宣言。(6番目の昴がやけにぼそっとしたぶっきらぼうな声だったのと、13番目のかえでさんがやけに色っぽい声だったのが特に印象的です。あと、うっかりマイクを構えるのを忘れて8が聞こえにくかったレニとこっそり17で自分を指差すロベリアさんも。(笑))最後の花火で18!
カンナ「総勢18名!!只今より、シャッフルサクラ大戦を行う!」
マリア「なぁに、そのシャッフルサクラ大戦って?」
マリアがカンナに向かって聞くと、反対側にいたエリカが前に出ます。
エリカ「ジャンケンで組み合わせを決めて、歌を歌うんです〜!」
ですが、この発言に盛り上がる人もいれば非難の声も上がります。
すみれ「わたくしは大反対ですわ!」
サジータ「組み合わせをジャンケンで決めることの必然性が無い!」
何人か言っていたのですが、最後にサジータがすぱっと言い切ると、グリシーヌが一歩前に出て提案を。
グリシーヌ「もし組み合わせるというのなら、似ているキャラ同士でで組み合わせるというのはどうだろう?」
さくら「それ妙案ですね!」
自分の提案に満足そうに頷くグリシーヌ様です。(笑)
最後にダイアナが一歩出て微笑みます。
グリシーヌ「そうであろう!」
ダイアナ「本当、素敵。でも…わたしは誰と似てるんでしょう?」
首をかしげるダイアナに、きょろきょろと辺りを見渡す面々。
個人的に、紅蘭とかアイリスとは仲良くなれそうな気がしますよ。と思っていると、カンナが仕切りだしました。
カンナ「ああ、ほら、あんたはメガネかけてるから、メガネ組ってどうだ?」
カンナの提案に「ああ!じゃあウチや!」と紅蘭が一歩前に出て、ロベリアを見るとロベリアは嫌そうな顔で袖に行こうとしたところ、エリカや花火にガードされて逃げ出し不可でした。(笑)
納得したダイアナさんも加わって「こんなのと出来るわけないだろ〜!」と嫌がるロベリアを連行〜
カンナ「いや〜似てる似てる。(笑)
次はね、そうね。無口組ってのはどうだ!」
言われて、すっと一歩前に出てきたのは昴とレニと、その二人に挟まれたすみれさん。(笑)
そこを見過ごすカンナじゃありません!
カンナ「おい!真ん中の!真ん中の人は、おしゃべりで出しゃばりであんぽんたんでしょ!」
すみれ「な、なんですってぇ〜!」
それに無言の同意をするかのごとく、昴とレニがそれぞれすみれの肩に手を添えて後ろに戻します。(笑)
前に残った2人がが目を合わせて改めて挨拶。
昴「…よろしく。」
レニ「こちらこそ。」
もう、この瞬間の客席のどよめきは印象的。大多数の人が見たいと思っていた組み合わせが、現実になったのですからね。夢が叶うのは素晴らしい!
カンナ「じゃあ、次はね、子供組ってのはどう、子供組!」
リカ、コクリコ「はーーい!!」
勢いよく手を上げて前に出てきてハイタッチする二人に対して、最後の一人はそのまま。
でも、コクリコ、特にリカのパワーに勝てるわけ無く、両手をつかまれて引っ張られてました。(笑)
アイリス、いくら「アイリス子供じゃないも〜ん!」と叫んでも無駄です。(爆)
カンナ「んじゃさ、さくらと花火で大和撫子組ってのはどう?」
さくら「はい!」
花火も控えめに微笑んで頷いて、列を離れていくのを追ってかえでさんが一歩前へ出てきます。
かえで「僭越ではございますが、わたくしも大和撫子組に入れさせてもらいます。」
カンナ「ああ、かえでさん!(振り返るかえで)
酔っ払い組ってのが無いからそれでいい。許す。」
カッコつけて颯爽と歩いていたかえでさんですが、後ろから聞こえたカンナのツッコミに思わず苦笑い。
酔っ払い組も作れると思うって言っちゃダメですか?(爆)
でも次にカンナが言った組は、もっとすごい名前でしたよ。
カンナ「えーと…あ!(マリアを見て)暴力組でどうだ?ピッタリ!」
そう言ってさらに見つめたのはサジータ!
マリア「うそ!?」
サジータ「あたし!?(うんうん、と頷くカンナ)
あたし、弁護士ですけど!」
周りのメンバーにも笑顔で前に出され(笑…最後はジェミニが背中を押してましたね。)戸惑いながらも前に出る二人。
カンナ「いやいや、暴力組!(マリアの目を見て)
う、撃たないでっお願い!」
それでも言っちゃうんだから、チャレンジャーだなぁ…でも、この組み合わせも聞いてみたいものだったので嬉しいです♪名前はどうであれ。(爆)
ここで大体のメンバーは組み合わせが決まったのでカンナが左右を見渡してさらに指示を。
カンナ「大体集まったね。
じゃあ、組が揃ったチームは一旦退場!準備にかかれ!」
言われるまま、準備のために上手、下手へぞろぞろと去っていくメンバー。
残ったのはカンナ、エリカ、すみれ、ジェミニ、グリシーヌ。
笑顔で手を振るエリカの後姿を見て、カンナが声をかけます。
カンナ「残りは…ああ、いっちゃってる君!あそこにもいっちゃってる君が…」
エリカ「あ、はい!」
ジェミニ「え〜〜?」
そう言って指差したのは、ジェミニ!(笑)
ちょっと不満げな声を出していますが、エリカが笑顔で向かってきたのでそのまま組み合わせ完了。(爆)
そのまま下手に向かうと思いきや、数歩行ったところでエリカがすすっと舞台中央に戻ってすみれの手を取って一言。
エリカ「あの…いっちゃってませんか?」
さすがエリカ、半端じゃない切込みで!(爆)
もちろん、怒ったすみれさんはその場を動きませんでしたよ。(^^;;
そして、そのすみれの剣幕に圧倒されて逃げるように下手へ向かった二人でした。
すみれ「わたくしは、超お金持ちコンビですわねぇ〜こちらの方と。」
あ、やっぱりグリシーヌとすみれさんですか。グリシーヌが優雅に微笑んで腕をすみれに出すと、すみれさんはその腕に自らの腕を絡めて、とても絵になる光景に。
グリシーヌ「よろしく、マドマアゼルすみれ。」
すみれ「ええ。」
2人「おーっほほほほほ…!」
高笑いつき!(笑)二人並んで下手へと去っていくのを見送るカンナ。ありゃ、とうとう一人になっちゃいましたね。(^^;;
カンナ「それでは、行ってみよう〜!シャッフルサクラ大戦!!
…ありゃ〜?あたいはどこに入るんだ??」
ど、どこでしょう??楽しみにしてますよ。(笑)
シャッフル部分の歌詞は、そのまま歌った長さを書きます。(結構短いのです。)
暗転と共にカンナもステージから去り、最初のナンバーが。
上手ステージから登場したのは、子供組!!電車ごっこのように、右手を肩に手を置いて左手を振って並んで歩く姿は本当に元気で可愛らしい光景でした♪
3人「♪ランラララララ お部屋の中を
ランラララ ぜんぶ お花で飾ったら
みんなでパーティーをしよう!」
♪お花畑
舞台中央で「ジャンケンポン!」と歌う順番を決めてのスタートとなりました。(笑…歌うキャラが真ん中に、残りが左右で踊ります。)
アイリス「♪赤い花 青い花 黄色い花
薫る花 愛でる花 安らぎの花
わたしのとこへ スキップして
遊びにきてね きっときっと」
コクリコ「♪ねえ 辛いこと 忘れよう ほんの少し
手を握り 唄おうよ 明日のために
色とりどりの花といる 柔らかい時間」
リカ 「♪愛があふれ 笑顔があふれ 人のこころに
本当の 優しさが いま 生まれるの」
3人 「♪ランラララララ お部屋の中を
ランラララ ぜんぶ お花で飾ったら
みんなでパーティーをしよう!
♪ランラララララ お部屋の中を
ランラララ ぜんぶ お花で飾ったら
みんなでパーティーをしよう!
ララランランラララン!」
リカパートでは3人が花道の前に並んで、最後は下手ステージに最初同様、肩に手を置いて仲良く向かい、笑顔でポーズ!
次の曲は照明も暗くなり、雰囲気をがらりと変えて昴とレニの登場です。
♪イカルスの星
昴 「♪君との隙間にある夜は 千年の孤独」
レニ「♪孤独」
昴 「♪こころはどれも モザイクだから」
レニ「♪どれもモザイクだから」
二人「♪みんな同じ夜なのに ぼくの夜はさまよってる
みんな同じ夜なのに」
昴がメインで、レニはコーラスに回っていました。最後は、大階段を前に、レニが階段の上、昴がステージで歌い上げます。(レニのコーラスは度々舞台でこの曲を歌うときに披露される、CDに入っていない「♪ラララ〜」の一番高い音域が主でした。)
昴「♪だから その翼 ぼくにください(レニ「♪ラララララ」)
どこまでも 飛んで行きたい
ひとりぼっちの心 ここでは 癒せない
だから その翼 ぼくにください
どこまでも 飛んで行きたい
悲しみにグッバイして ぼくは星の伝説」
昴さん、現実ではなく悲しみと歌っていました。
ああ、このバージョンでもっと長く聞いてみたいと思ってしまうほど素晴らしかったです。
暗転で二人が下がり、続いたメロディーに合わせて紅蘭の声が。
紅蘭「ロベリアはん、いきまっせ〜!」
ロベリア「(紅蘭に腕を引かれ、ダイアナに背中を押されて)組み合わせ違うだろ!」
ダイアナ「がんばりましょう〜!」
♪東京的休日
3人並んで中央階段のモニターの裏から登場して、ステージ中央で紅蘭を中心に上手がダイアナ、下手がロベリアと並びます。ロベリアがすごい不機嫌そう。(笑)一度去ろうとしたのですが、ダイアナさんに手を取られて戻されました。
紅蘭 「♪チャイナバックを小脇に抱え
ちょっと気取って 浅草 銀座を 歩いてみましょう」
ロベリア「♪巴里も上海も 同じ空の下 東京ロマンスホリディ
恋も 夢も すべてがあるの」
3人 「♪東京 希望の街 東京 自由の都
東京 モダンの風 Woo それが東京!」
紅蘭とダイアナが前を向いているときは不機嫌に。ちらっと様子を見たときやパートを振るときだけちゃんと乗るロベリアが面白い。最後は「おい!」って掛け声入れちゃうし。(笑)
紅蘭 「♪スリルとダンスが 寄りそいながら
ちょっとこわごわ 新宿 渋谷を 歩いてみましょう」
ダイアナ「♪巴里も上海も やっぱり色あせる 東京ロマンスホリディ
恋も 夢も すべてがあるの」
3人 「♪東京 希望の街 東京 自由の都
東京 モダンの風 Woo それが東京!」
ロベリアさん、二番からはノリノリです。(笑)サビでは歌いながら、花道へ。その際、合いの手でロベリアが「はい!」(発音的には「あい!」の方が近いかも)と入れていたので、ライブならではの掛け声付きの「東京的休日」になりました。(笑)
3人 「♪東京 希望の街 東京 自由の都
東京 モダンの風 Woo それが東京!」
最後は、舞台中央でロベリア、ダイアナ、紅蘭が紅蘭を手前に斜めに並んで決め!
メガネ組はけっこう可愛らしく纏まってましたね。暗転と共に3人が上手に下がると、
中央モニターが割れて、そこから並んで現れたのはカンカン帽を小粋にかぶったサジータとマリア!
2人「♪ビバ ハーレム! 輝くハーレム!
ビバ ハーレム 光のハーレム」
♪ビバ!ハーレム〜「ビバ!ハーレム」より〜
やった!!と正直思いました。(笑)マリアもこの曲似合いそうだなって思ってたんです。
色とりどりのジャケットを羽織り、同じくカンカン帽をかぶったダンサーも参加して、華やかなナンバーに。2人はそのまま並んで舞台中央へ。
サジータ「♪だぶだぶズボンに 長いジャケット
新しい風と ネオンの虹よ
ジャズは 白黒はなくて愛があるだけ」
マリア 「♪仕事がないんだ だから歌およ
死んだ目をしなきゃ やりなおせるさ
ジャズは 嘆くなと歌う明日の希望」
サジータ「♪8番線の終着駅が 人生を変えるはずさ」
マリア 「♪どん底に なったら 降りてみなよ」
2人 「♪明日のあんたが見つかるはずさ
ビバ!ハーレム 愛しのハーレム
ビバ!ハーレム みんなのハーレム」
時々目を合わせて笑うのが印象的でした。(間違えかけたのをごまかす照れ笑いのようですが、それでも。)最後は花道まで出てきて歌います。
サジータ「♪ラブ・イズ・オール」
マリア「♪ラブ・イズ・オール」
この「ラブ・イズ・オール オール・イズ・ラブ」の部分、サジータはいつも通りなのですが、コーラスのマリアが物凄い自由にアレンジしていて独特なものになってました!
最後は舞台中央で2人とも斜めに背中を合わせてポーズ。カッコつけるとそのまま絵になる2人です。
暗転中に2人とダンサーがはけると、今度は巴里の楽曲が。
♪悪魔のように
下手の奈落からジェミニ、上手の奈落からエリカが登場して歌います。
エリカは黒猫スーツだったのですが、耳が猫じゃなく、コウモリ耳になって、尻尾もちょっと角ばった形にして赤いリボンもつけてちゃんと悪魔をイメージしてました。
2人 「♪飲んで歌え 仮面はずし 夜の輝きよ
ここはおとなたちの場所
ああ ああ ああ ああ 巴里」
エリカ 「♪つかみそこねた運命」
ジェミニ「♪こころの痛み忘れて」
2人 「♪いつもと違う自分見つける
悪魔のように 心を開き 男たち惑わせて
素晴らしい夜を
悪魔のように 恋が生まれてゆく
千年の未来へと今夜のあなた 大変身
悪魔のように 輝く姿 お互いに 見つめ合う
素晴らしい夜を
悪魔のように 恋に落ちてゆくの
愚かだと 思えても 今夜のあなた大変身
わーお わーお!」
カンナにいっちゃってる組と言われた2人ですが、とてもしっとりと歌い上げてました。
歌いながら上手と下手が入れ替わった状態でキメ。
暗転で2人が去るとモニターには大きな桜の木が映し出されて、舞台には和服で統一した大和撫子たちが。
和服のかえでさんを中心に、上手がさくら、下手がタタミゼ・ジュンヌの衣装を着た花火。3人とも、手に扇を持っています。
♪都の花ぞ
かえで「♪人の命は はかなくて
この世の運命 憂いあり」
さくら「♪ああこの月に 酒杯を高く かかげて涙する」
3人 「♪感激熱き 若き日の 都の花ぞ 永久に咲く」
かえで「♪夕闇せまる 隅田川
この身を映し 占うは」
花火 「♪うつろう街の 荒波か 乙女ごころの せつなさか」
3人 「♪若さに泣ける 日もあるさ 都の花ぞ 永久に咲く
都の花ぞ 永久に咲く」
舞踊と歌、堪能させていただいております。モニターの桜がはらはらと散り、桜吹雪となっていくのが歌と重なって絵になります。最後はさくらさんを中心に上手が花火、下手がかえでとキメて3人のシルエットが浮かび上がるように後ろから照明が当たってとても綺麗でした。
そして、シャッフルの最後は巴里からこの曲です!
♪黒猫ルンバ
前奏が流れると共に、下手から並んで登場したグリシーヌとすみれ。
そして、下手の奈落からひょっこりと顔を出したのは、カンナ!(笑)
2人「♪にゃお にゃお にゃお にゃーお 黒猫が今夜も踊る
にゃお にゃお にゃお にゃーお 黒猫が今夜も踊る」
カンナが「にゃーお」や「なぁ〜お」と猫の鳴き声で参加してます。(笑)
グリシーヌがその声に気付いてそちらを見たのですが、あえて見なかった振りをしてました。(^^;;
舞台中央に向かう二人に置いていかれまいと、奈落を上げて追いかけます。
その際、グリシーヌやすみれに絡みますが、すごくうっとおしそうにあしらわれてます。(爆)
すみれ 「♪ほろ酔い気分で (カンナ「にゃーお」)踊る
かわいい笑顔で (カンナ「にゃーお」)踊る」
グリシーヌ「♪悲しみを 喜びに
黒猫の踊りは 魔法の踊り」
カンナ・すみれ「♪にゃお にゃお にゃお」
グリシーヌ「♪ため息を歌に」
すみれ 「♪涙を光に」
3人 「♪黒猫は踊る にゃお にゃお にゃおー
にゃお にゃお にゃお にゃーお
黒猫が今夜も踊る
にゃお にゃお にゃお にゃーお
黒猫が今夜も踊る」
最後の「にゃーお」はカンナ気合入ってます。(笑)が、呆れ顔の2人はすたすたと上手へ。それを「みゃ!?みゃぁ〜〜お!!」と慌てて追いかけるカンナ。
これは、超お嬢様組+猫というところなんでしょうか。(^^;;
以上、シャッフルサクラ大戦でした!
サクラはたくさんの楽曲があるのでこういうライブならではのお遊びがとても楽しいのだと改めて思いましたね。
満足していると、下手のステージから声が。
サニー「どうだい、いい企画だろう?」
大神「さすが、サニーさんです。
帝都、巴里、紐育を一同に集め、豪華客船でショウとは。」
サニー、大神、新次郎が揃っているようです。
やっぱりこのある意味ぶっ飛んだ夢の企画の発案者はあなただったんですか!
サニーを先頭に、舞台中央に向かう…のですが。
サニー「ははは…人生はエンターテイメントだよ!」
大河「(客席の方を見て)あ〜、海はいいなぁ〜」
加山の真似ですか、と心の中でツッコミを入れている間に、大神さんが……消えました!!
なんと、開いていた下手の奈落へと落っこちてしまったのです。(滝汗)
演出?と思った方もいたみたいですが、その後新次郎がきょろきょろと見渡しながらつい「大神さん?」と素が出ていたところを見ると、本当にハプニングです。
でもサニーさんが穴を覗き込んで「大丈夫かい?」と確認を取って、中で大神さんが答えたらしくフォローに回ってました。
大河「あれ??」
サニー「消えたな。」
大河「一郎叔父?」
サニー「よく消えるんだよ。」
大河「はは!そうなんですか!勉強になります。」
いや、なるかなぁ(^^;;
サニーさんが話をつなげようと「しかし、これだけの豪華客船。まぁ、でもこれくらいは…」と言ってる間に、大神さんが下手から現れてくれて一安心。奈落から落ちたのに、脅威の早復帰です!!
サニー「おお、来たか!何事かね。」
大河「一郎叔父、なにが起こったんですか?」
大神「いや、俺にも何がおこったのか;;」
頭をかいて首をかしげる大神さん…いや、ホント、大事にならなくて良かったです。
比較的真っ直ぐ…それでもちょっと腕が残ってましたが落下したのが幸いしたのでしょうか。
大河「こういうのも、サプライズですね。」
サニー「そう!人生には、なにが起こるかわからない!」
大河「そうです!」
サニー「サプライズです!」
大河「勉強になります!」
大神さんも頷いています。(それはそうと、新次郎の反射神経というか、台詞の機転がすごいなぁと想ったり。)
危ない危ない…なんとか本来の流れに戻すべく、舞台中央へと向かう3人。
と、新次郎が何かを発見したらしく、上手のアリーナ席方面を指差して駆け出します。
大河「と言ってる間に、あ!あー!あーーー!!!
サニー「大河くん、落ち着きたまえ。」
大河「サメです!!」
その声を追って大神とサニーもそちらを覗き込むと、サニーさんが続きます。
大河「サメがいます!」
サニー「…あれは、サメじゃないよ!」
ここで一際波の音が大きくなり、船がかなり揺れた模様。
あわわ!とバランスをとる3人。波の音が収まると同時に、上手と下手の奈落から流木が!(笑)そして、あの曲のメロディーが。
♪流れる
まさか、ここでそれを歌うとは思いませんでした。(笑)
上手の奈落から流木菊ちゃん、下手の奈落から流木琴音さんが登場。
…そうか、流木のきぐるみがあったのも幸いしたのか。<大神さん
あああ、琴音さんも無事で良かった。あのちょっとくたびれた流木具合が2人を助けた事を物語っています。(爆)
2人「♪流れ流れて流木 (わわわわ)
寄せては返す波に身をまかせ
行く先は運まかせ (わわわわ)
あああ あああ 流木
所詮みんな 流れてる (わわわわ)」
主に菊ちゃんの相手を大神さんと新次郎、琴音さんの相手をサニーさんがしていました。
曲が終わると同時に、上手の甲板から三人娘が現れます。下手からはメルとシー、上手からはワンペアも現れます。
椿「みなさーん、大丈夫ですか〜?」
メル「だいぶ揺れましたよね。」
プラム「きゃふきゃふきゃっふ〜ん!
あらら、ね、その物体いったいなんなんですか?」
舞台中央に集まったメンバーは、流れてきたそれらを怪訝そうに見ています。
サニー「いやいやいや、さっきの揺れで流木が流れ着いたんだよ。」
ゆらゆらしている流木を抑える男3人。みんなで流木を囲みます。
そこに、大神さんが一歩前に出て指示を。
大神「よし!流木排除!!」
大河「はい!」
女性陣「わたしたちも、お手伝いしま〜す!」
大河「ありがとうございます!それでは、流木の皮を排除しましょう!」
女性陣「はーい!」
せーの!と協力をして流木の皮(笑)を取ると、現れたのはいつもの服装の薔薇組!
大河「あ、あれ!?ひょっとして…」
全員「薔薇組さん〜!?」
琴音「…みなさん、めちゃくちゃ、あざとくないですか皆さん。
あんなきぐるみ着るの、薔薇組しかいないでしょ!」(笑)
菊之丞「そうですね。ああ、でも船に乗り遅れてしまったので
流木になって追いかけてきました!みなさん、こんばんは〜!」
あ、置いてきぼりくってたんですか。(^^;;
鳥…は追い出されちゃったから流木だったんですね。
大きく手を振ると、大歓声が帰ってきます!そりゃ、待ってましたよ!!
サニー「良かったですねぇ、追いつけて。」
琴音「ホント大神さん、良かったです。なんかさっきドーンっと落ちてきたんですけどね、なんかね。ビックリしました。」
大神さん、ここは苦笑いするしかないですね;;
ホントにホントに、お2人とも無事で良かったです!!
琴音「こうしてみんな揃ったんですから、わたしたちも仲間に入れていただいて…」
菊之丞「そうですよね!」
琴音「なんかやらせてくださいよ。」
サニー「…みなさん、どうでしょう?
薔薇組のお2人を仲間に入れてもよろしいでしょうかー!?」
じっとサニーさんを見つめる薔薇組。で、サニーさんは客席に意見を求めます。
もちろん、大歓声!いつもの拍手の締めまでちゃんとやりましたよ!(笑)
勢い余って張り出し舞台まで行った薔薇組の2人を「そんな所まで行かなくていいんです」とサニーさんが呼び戻して、その道すがら菊ちゃんは大神さんにお伺い。
菊之丞「あ、そうですか?それじゃあ大神さん、よろしいですか?」
大神「それじゃあ、みんなで賑やかに行きましょうか!」
下手からメル、シー、椿、由里、琴音、サニー、大河、大神、かすみ、菊之丞、プラム、杏里と並んでいるところでサニーさんが一歩出て高らかに宣言。
サニー「オーケイ!それじゃあ…人生は、アラウンド・ザ・ワールド!」
♪あなたとならば〜アラウンド・ザ・ワールド〜
全員「♪世界は回るよ どこまでも
あなたとならば どこまでも
うれしはずかし 素敵な 夢の旅」
この曲は賑やかで多数に向いてるから歌うんじゃないかな〜と思ってたら、歌ってくれました!白いドレスを身に纏ったダンサーも加わり、サポートメンバー勢ぞろいとなりました!
サニー、大神、新次郎は花道を通って張り出し舞台へ。他はそのときに応じて移動。
まずワンペアが上手のステージへ向かい、メルとシーが下手のステージへ向かいました。
大河「♪ららら 紐育!」
ワンペア「♪昼の摩天楼 仰ぎ見て あなたの手を取り踊る
青空に夢 歌うよ 恋の歌」
大河「♪ららら ロンドン!」
メルシー「♪二階建てのバス 霧の街 ビックベンの鐘の音
ふたりの未来 語ろう 肩寄せて」
全員「♪世界は 回るよ どこまでも」
今度は大神さんが中央に張り出し舞台のきて、花道に出てきた三人娘、薔薇組の出番です。
大神「♪ららら ナポリ!」
三人娘「♪地中海の風 ほほに受け オリーブの木とスキップ
甘い歌声 響くよ 青い海」
大神「♪ららら カイロ!」
薔薇組「♪ラクダに揺られて 見る夢は はるか古代のロマンス
月の砂漠を 優しく わたる風」
全員「♪世界は 回るよ どこまでも」
間奏部分で張り出し舞台にいた3人も戻り、ステージでみんなはじけています。
この歌はモニターも凝ってましたね。サブキャラメンバーがそれぞれ歌うときにちゃんとキャラの絵が表示されるんです。で、ダンディ団だけいないなぁ…と思ってたら、この間奏部分で大階段の後ろから登場してきました。
今度は、中央にサニーを残して上手に新次郎、下手に大神が移動しました。
サニー「♪ららら 上海!」
大河「♪麗しき都 この恋よ あなたをきつく抱き寄せ
ジャズの調べに 今宵は 酔いしれる」
サニー「♪ららら ハワイ!」
大神「♪椰子の葉ゆれてる 波の音 優しきその歌声よ
常夏の恋 裸足で ランデブー」
全員「♪世界は 回るよ どこまでも」
再び中央に集まったメンバー、今度は大階段にいるダンディ団とサニーさんがメインになります。
大河「♪ららら リオ!」
ダンディ団「♪サンバのリズムに さあ踊れ
砂糖菓子のセニョーラよ
スパンコールが 輝く 謝肉祭」
大河「♪ららら 紐育!」
サニー「♪夜の摩天楼 輝いて あなたのいるこの街に
星空に夢 歌うよ 恋の歌」
サニーさん、また歌詞を変えてました。階段を降りる際、少し滑っていたので飛んでしまったのでしょうか。(^^;;
最後は、全員でステージ狭しと広がって大合唱。大神、新次郎、サニーが花道に来て大神、サニーは東側、新次郎が西側を向いたので……すみません、花道ばっかり最後は見てました。(爆)
全員「♪世界は回るよ どこまでも
あなたと ならば どこまでも
手に手を取って 歌おう 恋の旅
世界は回るよ どこまでも
あなたと ならば どこまでも
うれしはずかし 素敵な 夢の旅」
ステージを一杯に使って、それぞれキメポーズ!!
盛り上がりが冷め切らぬうちに暗転。みんながはける中、サニーと新次郎は大階段へ。
そこには、暗転の中現れたスターファイブが。
♪オーバー・ザ・レインボー・サンシャイン
ジェミニ「♪こどものころに見た夢は いつでも思い出せるように
こころの奥にしまってるよね」
昴、リカ「♪こどものころに見た虹は どこかに忘れてきたらしい」
ダイアナ、サジータ「♪ゆめの破片を つなぎあわせてみる」
全員「♪夢につづく道はいつだって
ただひたすらに誘うのさ
青く青く 澄み渡る空 ぼくに映る虹」
ジェミニを中心に上段にリカ、サジータ。
下段にサニー、ダイアナ、昴、大河と腰掛けてしっとりと歌い上げます。
最後のサビでは、前に出て下手からサニー、ダイアナ、リカ、ジェミニ、サジータ、昴、大河と一列で歌います。
全員「♪オーバー・ザ・レインボー Let
me there
オーバー・ザ・レインボー Sunshine
オーバー・ザ・レインボー Let me
there
オーバー・ザ・レインボー
Sunshine」
最後は全員で前を見て終曲。
暗転と共に拍手が鳴り響き、それに見送られて星組が去ると舞台は次の曲へ。
大階段に現れたのは海軍服の大神。そう、あの曲です。
♪君よ花よ
大神「花の命は短くて
夢見る月日は 駆け足で過ぎゆく」
この曲はちゃんとフルで歌いました。一度、歌謡ショウで帝都花組のみで歌ったことがありますが、ついに巴里も加えて聞くことができます。
各人のパートで静かに現れるヒロインたち。さくらは上手ステージ、マリアは下手のステージから。(マリア、白い夏服です)
さくら、マリア「♪花の命は短くて」
歌い終わると共に、手に握っていた桜吹雪を散らします。
大階段から現れたすみれ、カンナ。
両脇のステージから現れた紅蘭、アイリス。
甲板から現れたレニ、かえでも同じように花を舞わせて。
レニとかえでが歌っているところで、大階段の後ろから巴里花組も現れました。
花組「♪涙の数だけ 喜びがある
あなたはそれを 教えてくれた
命の尊さ 命の素晴らしさ
この想いを 永久に咲かせよう」
大神を中心として、優しく歌うヒロインたち。
巴里花組のパートでは立ち位置が変わり大階段上にはグリシーヌ、エリカ、さくら、マリア。
下段にはかえで、レニ、アイリス
ステージ上には紅蘭、カンナ、コクリコ、花火、ロベリア、すみれと並び
大神さんは上手でヒロインたちを見守ります。
大神「秘めたる想いは 我が胸に」
最後はまた立ち位置を変えて大階段に残っているのはかえで、紅蘭、マリア、ロベリア。
ステージはレニ、アイリス、すみれ、さくら、エリカ、グリシーヌ、コクリコ、カンナとさくらさんを中心とした立ち位置になりました。
花組「♪男と女に 恋が生まれて
人の命が 輝いている
すべての未来を いまこそ抱きしめて
熱い心 歌おう 高らかに
別れの数だけ 出会いがある
あなたはそれを 教えてくれた
命の輝き 命の広がりを
この思いを 永久に咲かせよう」
歌っている最中、大神さんはヒロイン一人一人を見つめながら舞台中央へ。
ゆっくりと階段を上り、再びみんなの中心に。
花組「♪涙の数だけ 喜びがある」
大神「♪ああ 花よ 君は花」
花組「♪あなたはそれを 教えてくれた」
大神「♪我が胸に咲き続ける」
全員「♪命の尊さ 命の素晴らしさ
この想いを 永久に咲かせよう」
大神「わが命の花よ 君よ花よ」
曲が終わると共に、徐々に暗転。
今、聞ける最高のものを聞かせてくださって、ありがとうございました。
再び照明が明るくなると、大神さんの姿は無く、下手から現れた紐育星組も加えて三都のヒロインが勢揃いです!
下手からリカ、昴、サジータ、ダイアナ、すみれ、カンナ、紅蘭、マリア、レニ、アイリス、かえで、ロベリア、花火、コクリコ、グリシーヌと並びジェミニ、エリカ、さくらは張り出し舞台へ。
♪花雪洞(HANA
BON-BORI)
さくら「みなさま、本日は本当にありがとうございました。
これが最後の曲となります。「花雪洞」」
言い終わると同時に、前奏が終わり曲に入ります。
まずは帝都の桜から。
張り出し舞台ではさくらが中央に立ち、花道には帝都花組のメンバーが出てきて歌います。
さくら「♪今年も桜 道の端まで ピンクに染めて 優しい春の風が いま背中押してます。」
カンナ、すみれ、マリア、紅蘭「♪並んで歩く二つの影が 重なるように」
かえで、アイリス、レニ「♪若い2人の 夢がほら 溶けてあたたかい」
帝都花組「♪桜並木 春の宵 花雪洞に灯りがともる」
帝都の春の次は、巴里の春。
場所が変わるのと同じく、中央もエリカに変わります。
エリカ「♪今年も桜 流れる川の 明日を染めて 行き交う船は今日も 微笑みに溢れてる」
ロベリア、コクリコ「♪左岸に渡る柔らかい風 天使の翼」
花火、グリシーヌ「♪カルチェラタンの2人 ああ 夢を語ってる」
巴里花組「♪桜並木 巴里の夜 花雪洞に灯りがともる」
そして、3つ目の都市になり、ジェミニを中心に歌い上げます。
ジェミニ「♪今年も桜 自由の大地 希望に染めて 見上げる空は深い 夕闇に包まれる」
サジータ、リカ「♪花びら散らし 2人夢が 真っ直ぐ伸びる」
ダイアナ、昴「♪未来に向かう 勇気 赤々と輝いて」
紐育星組「♪桜並木 映す摩天楼 花雪洞に灯りがともる」
さくら「♪春は過ぎて季節が後ろに流れる」
エリカ「♪そして次の桜を」
ジェミニ「♪寒さに耐え待ちわびたい」
さくら「♪桜並木 春の宵 花雪洞に 灯りがともる」
帝都花組「♪繋いだ手と手が浮かび上がり 忘れていた絆思い出す」
エリカ「♪桜並木 巴里の夜 花雪洞に 灯りがともる」
巴里花組「♪繋いだ手と手が浮かび上がり 忘れていた絆思い出す」
ジェミニ「♪桜並木 映す摩天楼 花雪洞に 灯りがともる」
紐育星組「♪繋いだ手と手が浮かび上がり 忘れていた絆思い出す」
さくら「♪今年も桜 道の端まで ピンクに染めて」
全員「♪夢の国へとみんな いま 連れて行くでしょう」
最後は、ジェミニ、さくら、エリカを中心に舞台に勢揃い。
下手側に紐育星組、上手側に巴里花組、そして大階段に帝都花組…なんて豪華な光景なのでしょう。
まさに、夢のステージが最高潮に達した瞬間です。曲が終わると同時に割れんばかりの拍手が。
一礼をしたヒロインたちが顔を上げるとさくらが正面に向かってご挨拶を。
さくら「みなさん、本当にありがとうございました!」
エリカ「(上手に向かって)こちらのみなさまも、ありがとうございました!」
ジェミニ「(下手に向かって)こっちのみんなも、最高だったよ!!ありがとー!!」
さくら「…それでは、皆様。本当に……」
全員「ありがとうございました!!」
全員が大きく手を振りながらステージを去っていきます。
紐育星組が下手、巴里花組が上手、帝都花組がモニターを割った状態で中央へ…これで終わりなんてもったいない!!と、会場はすぐに拍手からアンコールのリズムへ。
暗転のまま、しばらくすると紐育星組が現れて、花道へと向かいます。
サジータを先頭にリカ、ジェミニ、ダイアナ、昴と並んで歌い出し。
サジータ「♪こんな素敵な恋を 誰も知らないだろう
この街の誰もが…」
♪Kiss
me
sweet
最後は、エンディング曲なのですね。短縮版ですが、去年に続いて聞けて嬉しいです。
サジータ「♪こんな甘い想いを 誰も知らないだろう
ふたりだけの恋を」
リカ 「♪たとえ明日 散りゆくとも 夜の星だけが知っている」
昴 「♪いろいろな苦しみは 鉄の釘で刺して 過去の川へ捨てた」
ダイアナ「♪冬の瞳は閉じて 春の陽射しを受け わたしは暖かい」
ジェミニ「♪あなたと会って 幸せだった 長い 夜の道を歩いて思い出してる」
サビの部分では全員張り出し舞台へ。
歌っている間、今回はライブということで熱にうかされたのか手拍子が入っていたのですが、後のジェミニのソロの部分で昴がそっと口元に手を当てて手拍子を抑えるよう促していたそうです。(西側からだと昴は背中しか見えないので気付きませんでした;;)
サジータも一度音を取り直そうとしていましたし、この曲に手拍子は難しいということですね;;
サジータ「♪キスミースウィート このままずっとずっと
ダイアナ ふたり 夜を溶かして」
昴、リカ「♪キスミースウィート 星に祈り ふたり 強く強く」
全員 「♪キスミースウィート 夢を重ね
過ごした日々に こころ感じてる
Ah
kiss and kiss and
love あなたとだけ」
ジェミニ「♪キスミースウィート このままずっとずっと
ふたり 夜を溶かして」
全員 「♪キスミースウィート 星に祈り ふたり 強く強く
キスミースウィート 夢を重ね 過ごした日々に こころ感じてる」
ジェミニ「♪キスミースウィート 夢を重ね 過ごした日々に あなた感じてる」
ジェミニの歌声が最後まで響くと、拍手に包まれます。
暗転し、静かに去っていく星組に続いて、明るい曲調の巴里花組のエンディング曲が。
♪未来−ボヤージュ−
巴里花組は、中央のモニターを割って、大階段から登場です!
こちらも短縮版ですが、曲調が明るいのでとてものびのびと歌っていました。
グリシーヌ「♪いくつもの出会いが歌となり
花火 あたらしい わたしを 見つめたい」
ロベリア 「♪いくつもの 悲しみ 分かち合い
コクリコ すばらしい よろこび ありがとう」
エリカ 「♪あなたに会えてよかった その思い出 抱きしめ
あなたと過ごしたときを」
全員 「♪いま永遠に 感じる
さあ 夢を見よう 新たな物語の
さあ 歌を踊ろ その胸を熱くして」
最後はもう一度、繰り返し!張り出し舞台に向かいながら、先頭のエリカがアリーナに立って立って、とアクションしたのでみんな総立ちで盛り上がります。
全員 「♪さあ 夢を作ろ あらたな若い力で
さあ 歌を踊ろ その胸を熱くして
さあ 夢を繋ご 互いの手を握りあい
さあ 歌を踊ろ その胸を熱くして」
エリカ「♪人と人が いま 未来へ向かってる」
巴里の曲は、とても前向きでエネルギッシュですよね。
張り出し舞台でバッチリ決めると、最後の帝都の曲が。
前奏が流れたとき、心が震えました。
♪夢のつづき
個人的に「花咲く乙女」は最後で終わる曲。「夢のつづき」はその名の通り続く曲なので、嬉しかったのです。
舞台に戻った巴里花組がモニターを示すと、割れたモニターからさくらさんが現れました。
大階段を降りながら歌うその姿に、歌謡ショウでの場面が重なって泣きそうでした。
さくら「♪この夢がずっとずっと
続いてほしいーー!!!
♪わたしの恋は 輝いているわ」
さくらさんの叫びに、まったく同じ気持ちです!!
他の2曲は短縮版ですが、この「夢のつづき」はフルバージョンでした。
すみれ、かえで、マリア、カンナと大階段の上から登場し、カンナのパートでアイリス、紅蘭、レニも登場して、舞台に帝都花組が勢揃い!!
全員「♪歌を さあ歌いましょ それが夢のつづき
立ち上がれ 肩を抱き 明日を歌お」
一番が終わると同時に、全員が張り出し舞台へ。オープニングの「ゲキテイ」同様、円形になり二番を歌います。
二番は、歌い手が輪になっている花組の間をうろうろして、次の歌い手を決める!というちょっとしたお遊び的な動きをしていました。(アイリスが歌っているときに、一際大きく身を乗り出して次歌いたい!とリアクションしてたレニがかわいかったです。)
アイリス「♪この夢がずっとずっと つづいてほしい
わたしの恋は 輝いているわ」
紅蘭 「♪こよい春の匂いに 咲き乱れる花は
かぐわしく 舞い踊る 素晴らしき世界」
マリア 「♪それぞれの 出会いは 奇跡のようです
ほんの すこし目を閉じれば」
レニ 「♪永久の夢 やさしく 歌となり こころゆらす
思い出に よりそうふたり」
マリアが前に出るときは、左右の仲間に軽く会釈をしてから。レニが歌い終わり、元の位置に戻るときにマリアとハイタッチしてたりと花組のチームワークを垣間見れた気分になりました。
最後は再びステージに並び、帝都花組の力の限りの歌声が武道館に響きます。
全員「♪歌を さあ歌いましょ それが夢のつづき
さよならは 言わないの また会えるから
春は めぐる いつも うつくしく
いつかまた この夢のつづきを
麗しの 帝国歌劇団」
サクラ大戦がこの世に出てて来て約十年。
その十年間を支え続けた帝都花組に、惜しみない拍手を!!
そして、これからも夢が続くこと…ファンとして心から嬉しく思います!
一瞬の暗転後、再び「夢のつづき」のメロディーが。とうとうフィナーレに突入です。
サビの部分を繰り返し歌い、上手から巴里花組、下手から紐育星組も登場しました!
(レビュウショウでも最後の最後に登場したノコを、リカが手に持っていました♪)
さらに大階段からは、サポートメンバーも!
まずはプラム、杏里、由里、椿、かすみ、メル、シーが登場して、深々と礼。
続いて琴音、菊之丞の薔薇組。
西村、ボス、武田のダンディ団。
そして袴姿の新次郎、サニー、大神と登場!
最後に白いドレスに羽を背負ったダンサーも出てきて全出演者がステージに勢揃い!!
全員「♪春は めぐる いつも うつくしく
いつかまた この夢のつづきを
永遠に サクラよ舞い踊れ」
曲がフィナーレを迎えると共に、金と銀のテープが武道館を舞います!!
キラキラとテープが舞い落ちる中、ジェミニ、エリカ、さくらが一歩前に出てきます。
ジェミニ「帝都さん。巴里さん。そして…みなさんと一緒にいられて、本当に幸せです!
春は過ぎても、また新しいサクラが咲きます!
ずっとずっと、応援してください。」
エリカ「わたしたちは、サクラ大戦という作品によって固い絆で結ばれています。
皆様、本当にありがとうございます。
天使の翼を信じて、これからも高く羽ばたきます。」
さくら「皆様、本当にありがとうございました。
お楽しみいただけましたかー!?(もちろん、大歓声で応えます。)
船酔いしていませんかー!?(笑)
ありがとうございます。サクラ大戦は、夢の国ですね。
こうして、豪華客船で見事着岸することができました。
皆様のおかげです。感謝しております。
次は是非!大帝国東京ドームでお会いしましょう!!
皆様、本日は本当に…」
全員「ありがとうございました!!!」
さくらさん、大きく出ましたね!!
いつか……本当にいつか、実現したときには、絶対に駆けつけます!!
「夢のつづき」のイントロが流れる中、サポートメンバーたちはそれぞれ上手と下手に分かれて、左右のステージを通って、帝都花組・巴里花組・紐育星組は開かれた中央モニターへと。晴れやかな笑顔で出演者のみなさんはステージを後にします。
最後に、ジェミニ、さくら、エリカが残り、モニターが閉じきるまでこちらに手を振ってくれました。(最後、さくらさんは投げキッスまで!)
モニターが閉じると照明が落ちて、オープニングに流れた映像が逆回しでモニターに流れます。
各華撃団のシンボルマークが全て劇場のロゴマークまで戻ったところで、会場にも灯りが入り………全て元通りになりました。
最後のアナウンスも、さくらさんです。
さくら「本日は、サクラ大戦号にご乗船いただきありがとうございました!
お忘れ物無きよう、お気をつけてお帰りください。
またいつの日か、この夢のつづきを見られる日が来る事を願って!
さようなら!!」
夢のつづき……なんていい言葉なんでしょう。
そして、最後まで写真を撮り続けていた広井さんがまだ会場に残っていたので、会場中から「王子」コールが。
拍手で見送られた広井さん。これからも、夢のつづきをお願い致します!
興奮冷め切らぬまま、外に出て最後にもう一度看板を眺めます。
夢が現実となって現れてくれたことに心から感謝し、これからもその夢が存在する限り追いかけて行こうと改めて思いました。
さあ、新しい発表もあったことだし……まだまだ行きますよ!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
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