シゾー「切るピョン!切るピョン!ラビッと切るピョンよ!!」

声のあと、すぐにシゾー本人が上手からハサミを持って登場!
会場中からかかる「ウサギー!」の掛け声にちゃんと「ウサギウサギ言うなピョン!!!」と反論してました(笑)
舞台中央あたりで、会場を見渡します。

シゾー「いや〜それにしてもいっぱい入ったピョンね〜
    …みんなー!盛り上がってるかーー!?(歓声と拍手でこたえる客席)
    やかましい!このバカどもが!
    オレ様はな、人間どものこういう嬉しそうな顔を見ると、こう切りたくなってくるピョンよ!」

と言いながらハサミを構えたシゾーですが、今回はすぐさま構えをといて少し遠い目をしながら喋り出しました。

シゾー「あれもう、10年くらい前のことになるピョン…
    場所は、厚生年金会館…今日と同じように、巴里花組のライブがあったピョン。
    オレ様そこをぶち壊してやろうと行ってみたら
    最後には、ボヤージュと御旗のもとにを一緒に踊ってしまったピョン!
    この屈辱!敗北感!…微妙な気持ちだったピョン。
    今日はそんなことにはならないピョンよ!
    そのために、ハサミも新調したピョン!
    名付けて、シゾーのハサミ・エックス!!」

ビシッと頭上にハサミを掲げ、Xの状態にすると、客席から拍手が!

シゾー「あ、意外とちゃんと反応するのね。こんな簡単なことでも(笑)
    それにしてももう年末ですね。もうクリスマスですよ。
    クリスマス過ぎるとすぐ新年だピョン。
    みんなは、クリスマスプレゼント貰ったかピョン?(客席からはもらったよ!というように拍手が)
    クリスマスと言うと、こういう感じ(自分の白い肌や髪?を触りながら)のおじさんが
    「メリークリスマス!ホッホッホッ」って来るピョンね。
    ちょっと、みんなでもメリークリスマスって言ってみるピョン。せーのでいくピョン。
    …さん、し!」

で、これに一階席は乗ってしまうわけです。
まさに思うツボ!という様子でシゾーはウッサッサッサッサッと笑います。

シゾー「この馬鹿どもが!!せーのっていったピョン!今のはさん、しピョン!!
    二階のみんなはお利口さんだピョンね?
    …さん、はい!!」

と、二階にも振ったのですが明らかに違うのはわかってたのでためらっていると「言うか!!!」と完全拒否の声が一つきれいにかかりまして(笑)
これはシゾーも意外だったのか「ひ、否定されたピョン!」とたじろいていました。
が、そこはシゾー「生意気な奴ピョン!」と次の台詞になんとかつなげました。

シゾー「そういうヤツはここいらに一列に並べてちょん切ってやるピョン!!
    でも、その前にオレ様の歌を聞かせてやるピョンよ。
    音響さーん!お願いしまーす!」

でも、さすがに乗ってくれないとは思ってなかったのか、27日からはちゃんとひっかけ無しで「せーの!」と言ってくれました(笑)で、人間どもの喜ぶ顔を見てると「一列に並べてちょん切ってやりたくなるピョンよ!」と言って、でも「気分が良くなったから、歌を聞かせてやるピョン!」と歌にいく流れでした。
シゾーの合図通り、音響さんがしっかりとテーマソングを流してくれます!

♪シゾーのテーマ

舞台を端から端までピョンピョン跳ねるように歩き回りながら歌うシゾーは、本当に面白いです(笑)
歌詞の「♪いつも手ぶらだピョン」の後に即席で「今日はハサミ持ってるよ」と台詞を入れたりしつつ、2番まで歌ったところで終了でした。
やっぱりそう長くは歌えませんが、本人は満足そうでした(笑)

シゾー「あぁ〜〜…気持ちいい。(笑)
    前回は1番までしか歌わせてもらえなかったピョン。
    本当はこの曲、275番まであるピョンが、今日は2番まで歌えたピョン。
    これで、この舞台はオレ様のワンマンショーになったピョン。
    次の曲行きましょう!次の曲、「ゲキテイ!」!」

まさかの「ゲキテイ!」キターーーーー!!!(笑)
ちなみに、27日は客席にリクエストをとる形をとっていましたが、これは空気を客席が読んだ?のか「ゲキテイ!」しかリクエストされませんでした。
こっちの手拍子がものすごい一体感なのですが、シゾーの振り付けはめちゃくちゃでした(笑)
前奏も終わりかけ、このまま歌に入ってしまうのか!?というところで下手から駆け込み、強制的にストップをかけてくる人が!!

大神「ストップ、ストップ!!」

おお!帝都にいるはずの大神さんが!!!
そうですよね!「ゲキテイ!」といったら大神さんですよね!
大神さんが出てきたおかげで音楽が止まったので、下手に仁王立ちをする大神さんを睨みつけるシゾー

シゾー「誰だ、邪魔するやつは!いま、グダグダの踊りのまま歌に入ろうというところだったのに!
    そういう奴は、このハサミで切るピョンよ!」

ハサミを構えて、大神さんに向かって行きますが、舞台にいるのは大神さんです!
すれ違いざまに手を掴まれ、後ろに締めあげられて、下手へと突き飛ばされます。
その勢いで大神さんは上手の方へ歩いていきます。
クールに上手に立って遠くを見ている大神さんですが、シゾーは「いった!本当に痛い!」と掴まれた腕をさすりながら舞台中央付近へ歩いていきます。

シゾー「お前…今本気でやったピョンね?」
大神「…ああ」
シゾー「こんな格好してるけど、お前の先輩だぞ」

それは禁断の台詞!(笑)
そして、それを言われると本当に弱い。という具合にぶっと噴出した大神さんは司令の顔からモギリの兄ちゃんの顔になってしまいました(笑)
シゾーの方へ向き直ると、がばっと頭を下げます。

大神「…すみませんでした!」
シゾー「まぁ、わかればいいピョン」

ここから、半ば流れを掴んでしまったシゾーの暴走がはじまります(笑)
「大神さんに聞いてみようのコーナー」と題して、ガチアドリブの質問をしていきます。

26日は加減がわからなかったのか「なんでお前、前あいてるピョン?ボタンの付け方しらないのかピョン?」とだれもツッコミを入れなかったモギリ服の上着について喋るし(大神さんの返答は「…10年前から、これで……」というものでした。設定画の通りですからということですね!(爆)

さらには「お前、噂で聞いたんだが、ハロプロのコンサートに定期的に行ってるそうじゃないか」と完全中の人の話題まで!(爆)
直球に「モーニング娘。好きなの?」と聞かれた大神さんは「……ああ」と口調こそクールを保っていましたが、そのちぐはぐさ加減が何とも(笑)
加えてじゃあさ、巴里花組とモーニング娘。どっちが好きピョン?」と聞かれたからたまりません(笑)
口ごもりながらも、シゾーに耳打ちをする大神さん。その選択は、おぼろげながらこちらにも聞こえてきますが「ふーん。オレはモーニング娘。のほうが好きピョン」とシゾーがネタばらししてくれました(笑)
このとき、大神さんが「おまっ裏切り者っ」みたいな顔でシゾーを見てたことは、流しておきます(爆)

で、27日昼はちょっと加減して「好きな食べ物はなんだピョン」と当たり障りのない質問になってました。
ちなみに、大神さんの答えは「カレーライス」でした。海軍ですものね!
続いて「じゃあ、甘口と辛口はどっちが好きだ?」と聞いたら「甘口」と答えました。もちろん、シゾーに「お子様ピョンね〜」と突っ込まれてましたが(爆)
で、この後のシゾーの質問が爆弾だったわけですよ。「じゃあさ、甘いカレーと、甘いロベリアだったらどっちが好き?」!!
ダメ押しに聞き直した大神さんに対して「どっちを召し上がる?」とある種ギリギリな質問に!
大神さんじゃなくてもぐはっとなりますわ!!ものすごく口ごもり、照れながらシゾーに耳打ち。ロって単語が聞こえたので、答えはもちろん、わかりますよね?(笑)

シゾー「次の曲いくピョン!摩天楼に、バキューン!って曲いきまーす!」

大神さんが質問のダメージから立ち直りきってない間に、シゾーはもう一曲歌うべく大声で音響さんに指示をしますが、なにも鳴らず。
思わず「あれ?」と首をかしげてると、ようやく立ち直った大神さんが止めにはいります。

大神「だから、ちょっと待った!!これは巴里のライブだぞ。
   「ゲキテイ!」は帝都の曲だし、そもそも紐育に「摩天楼にバキューン!」なんて曲は無い!」
シゾー「またまた〜!オレ様だまされないピョンね!
    たしかに摩天楼にバキューンって聞いたことあるピョン!」

話を聞かないシゾーに、どう説明したらよいものか…と首をひねる大神さんでしたが、そこへ上手から涼しい顔で昴さんが登場ですよ!

昴「……摩天楼に、バキューン。
  …これはあくまで決めポーズにすぎず、「地上の戦士」のことをウサギは言っている」

ま、まさか巴里ライブでその動きが見れるなんて!!!ちゃんと、バッキューン!の後のふっと吹き消すところまでやってくれました!
ウサギ、でシゾーの方へ指を向けるだけ向けて、言いたいことを言った昴さんは何食わぬ顔で上手へさっさと戻ってしまいます。

シゾー「ウサギって言うなピョン!許さないピョン…お前なんかこうしてやるー!!」

それでも腹の虫がおさまらなかったシゾーは大神さんが止める間もなく昴さんの背中をハサミを構えて追いかけますが…
入れ違いに舞台に現れたサニーさんの首にジャストイン!!(大笑)
「あーーーーーーーー!!!!」とサニーさんの悲鳴がこだましますが、幸い、真っ二つに切れることは無くちょっと痛いだけですみました(笑)

サニー「いたたたたたた!!(なんとかハサミを押し返す)
    (挟まれた首を押えながら)まったく何を言ってるんだ君たちは!さっきから!
    つまらんことを延々と…私が袖で待っているというのに!」

ご立腹のサニーさんに「すみません」と謝るシゾー…というか、中の人(爆)
眉を吊り上げたまま、サニーさんは下手へと向かってしまいますが、その姿を見直したシゾーが大神に内緒話をするように近づくとサニーさんの後姿をじっと見つめて記憶をたどる。

シゾー「あれ?オレ、この人知ってるピョンよ!巴里では有名だピョン…たしか、
    たしか、有名な市民革命家のリーダーで……レ…レ…」
サニー「…レ・ミゼラブル」
シゾー「レ・ミゼラブル!そうだぴょん!えーと、えーと、名前が……安西さん!(27日昼はアンパンマン!でした)」
サニー「(ずっこけてから)…アンジョルラス」
シゾー「アンジョルラス!…もう、大ファンだピョン〜
    せっかくだから、ちょっと歌ってみるピョン?
    みんなも聞きたいピョンね〜!?」

もちろん!でも、本当にできるのでしょうか…!?と思っているうちに、シゾーが合図をおくります。
それにしてもサニーさんの押え切れずニヤついた顔がなんとも言えません(笑)

サニー「じゃあ、音響さんお願いします!」

そして、流れてきた曲は……シゾーのテーマ!!(大笑)
歌う気満々だったサニーさん、これには「ありゃ〜〜??」といった顔になりましたが

サニー「♪サニー サニー サニー 町をうろつくサニー
     ウサウサピョーン!ウサウサピョーン!」

ある意味シゾー以上のグダグダな振付で歌っちゃうオーナーです。(大笑)
このまま今度はサニーがステージジャックしてしまうのか!?と思った矢先に、上手からまた昴さんがスッと入ってきて、音楽を止める合図をしてくれました。
さすがです、昴さん!

サニー「はぁはぁ…な、何を踊らせるんだ!まったく!」
昴「…おい、そこのウサギ」
シゾー「ウサギウサギ言うなピョン!この馬鹿女!」
昴「(眉がピクリと動き)…女だと?」
シゾー「男だピョンか?」

ご立腹なサニーさんはシゾーを指差して怒っていましたが、すぐに昴さんの話題を聞く側に回ってました。
質問の答えが気になるのか、大河まで上手から現れ、腕を組みながらじっと聞く姿勢です(笑)

昴「昴は言った。男か女かというのは、器の問題に過ぎない、と…」

やっぱりね、といった様子で頷くのは新次郎とサニーさん。大神さんもこちらでしたね。
ちょっと関心した様子だったのは初対面のシゾーです。

昴「……ウサギ、ちょっと来い」

それに気圧されたのか、ウサギと言われたのに突っ込まず、昴さんとともに下手側の奥へ向かうシゾーです。
で、何をするかというと……昴のバキューン講座が始まりました!(笑)
とは言っても、それが話のメインではありません。あくまで背景的ですが、昴さんとシゾーがあまりに真面目にバキューン!講座してるものですから、ついつい目がいってしまいます(笑)
で、その頃舞台中央では、意外な場所で出会った叔父と甥がお互いの経緯を話していました。

大神「あれ?新次郎?」
大河「一郎叔父!?どうして、巴里に?」
大神「華撃団の会議があってね。しばらく巴里に来てたんだ」
大河「そうだったんですか〜」
大神「新次郎は?」
大河「ぼくは、ショウの勉強にってサニーさんが連れてきてくれたんです!」
大神「そうか。若いうちはいろいろ経験しておけよ」
大河「はい!」
サニー「そうそう!ボーイズ・ビー・アンビシャス!」
昴「サプライズ」
サニー「あー!引っかかった〜!!」

ここ、この流れは初日だけで、二日目は昼夜ともサニーさんが「サプライズ」と言って昴さんが「アンビシャス」と訂正するバージョンでした。
講座をしながらも、ツッコミは忘れない昴さんです(笑)
と、昴の意識が中央に行ったところで、シゾーもはっとなって本来?の展開になりました。

シゾー「って、お前らオレを無視して進めるなピョーン!
    オレ様は巴里で有名なデザイナーだピョン!」
サニー「デザイナー!?(パッと笑うが、すぐ表情を引き締めて)脇役でしょ。お帰りいただいて」

ハサミを構えてサニーに向かっていきますが、それをするりとかわして下手まで行ったサニーさんはビシッと指をさして、大神さんと新次郎に指示を。
それを受けて、きっちりシゾーの腕をそれぞれ掴み、息のあった動きで上手へとおいやっていきました。
さすが、いざというときはちゃんとやる司令!(笑)
雰囲気を変えたのは、ぱっと笑顔を見せた新次郎でした。

大河「さぁ、サニーさん!今日は巴里花組さんのライブですよ!」
サニー「そうさ!だからわざわざ紐育から駆け付けたんじゃないですか!」
昴「待てサニー。今日は巴里花組のライブショウであり、僕らはゲストだ。
  サニーの好き勝手にやってはいけない」
サニー「良いこと言うね!…大神くんもいらっしゃい。
    (内緒話をするように肩を寄せて)じゃあさ、そのゲストの歌を歌おうじゃないか!せーの…」
全員「「Love is」!」

まぁ、サニーさんが出てきて、本当に見るだけなんてできないと思ってましたが(笑)
歌うのが止められないとわかった他三人も、一緒になってポーズを決めたところで、華やかな曲が流れてきました。

♪Love is

個人的には意外なところがきた!という感じでしたが、ここでしか聞けないスペシャル編成による「Love is」も面白かったです!
紗幕に黄色い星が映し出され、左右には星条旗イメージなのか赤や青の照明もさし色として入っていて、とても明るい雰囲気です。
下手から大神、サニー、昴、大河と並んで、自分のパートになると前に出て歌うという流れが基本で、振り付けは紐育レビュウショウで多様されたステップを軸に少し新しい動きを加えたものでした。
本当にここでしか聞けないので、誰がどのパートを受け持ったのかも書いていきますね。

―――――

wow wow wow 愛こそすべて
wow wow wow 愛こそすべて

だれかがだれかを それぞれの場所で(大神)
泣きたいくらいに 胸をときめかせ(大河)
昼も夜も君に会いたい(サニー)
その瞳に キラキラと 美しく輝いてる涙が(昴)

LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
すべて 乗り越え どこまでも 会いにいこう
LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
君を 抱きしめ スキだといおう

間奏で、上手から「ウサピョン!ウサピョン!ウサピョンピョン!」とシゾーがハサミを持って踊りながら乱入してきましたが、すぐに全員が取り囲んで、下手へとフェードアウトさせました(笑)
再びもとの位置に戻り二番です。

暗い夜の闇 千億のキスで(大河)
まるで光にあふれ 喜びにみちて(大神)
時よ止まれ 悲しみよされ(サニー)
いつもいつも この胸に(昴)
抱きしめて 何度も言おうスキだと(大神、大河、昴)

LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
すべて 乗り越え どこまでも 会いにいこう
LOVE is ALL ALL is LOVE(サニー)
世界中が    優しくなる(大神、大河、昴)
君を 抱きしめ スキだといおう

wow wow wow 愛こそすべて
wow wow wow 愛こそすべて

―――――

最後のメロディー部分で、シゾーは懲りずに下手からこっそり参加。
サニーさんと昴さんの間から前に出ようとしますが、それを二人がすかさず阻止(笑)
決めポーズこそは!ともう一度前にでますが、今度は隊長たちも加わり完全阻止。
でも、本当の最後は四人とも一列に並んだ状態になったので、シゾー、真中でハサミを構えて参加完了でした(笑)
さすが怪人、転んでもただでは起きない上に粘り勝ち。(笑)

ここで舞台は暗転し、場面転換。
紗幕が上がると、そこはシャノワール!
舞台を飾る大きな黒猫はいつ見ても印象的です。舞台の奥の左右にはそれぞれテーブルがあり、シャノワールらしさを出すためか、赤のテーブルクロスがかけられていました。
そんな舞台に登場するのは、もちろんシャノワールが誇るスターダンサーたちです!
下手から黒猫のエリカ、上手からマジカルエンジェル・コクリコがお互いに手を振りながら中央に駆けてきます

エリカ「イェーイ!」
コクリコ「イェーイ!」
二人「イェイ!!」(二人で両手ハイタッチをし、こちらに向き直る)
コクリコ「皆さん、シャノワールにようこそ!」
エリカ「でも、シャノワールにしては、ちょっと広すぎませんか?」
コクリコ「もうエリカ、細かいことは気にしなくていいの。じゃあ行くよ!」
二人「シャノワールメドレー、スタート!!」

二人の掛け声とともに、まず最初の曲のメロディーが

♪アラビアンカフェ

赤い、アラビアの踊り子の衣装を着た女性ダンサーが二人一緒に踊ってくれましたが、きっとあの衣装は紐育星組のクレオパトラで使用した奴に違いないと思いながら見てました(笑)
メドレー、と紹介されたため、ここからの3曲は全て1番とラスサビだけの短縮版でした。

♪月夜の森

エリカたちと入れ違いに入ってきたのは、次の曲の歌い手、タタミゼ・ジュンヌとサフィール。
(花火が下手、ロベリアが上手から入ってきました)
背中合わせで歌ったり、間奏ではデートのように腕を組んで歩いたりしてかわいかったのですが、次の曲は一気にシリアスです

♪暗闇の王

上手側で花火を見送ったロベリアは、シリアスに歌いあげながら舞台中央へ。
舞台上の暗がりの中、下手からブルーアイが静かにステージ上に現れます。この曲は2番が歌われました。
サビの部分では、下手がグリシーヌ、上手がロベリアになり二人で重々しくもハッキリと歌い上げました。
次の曲は、そんな暗い歌を吹き飛ばすかのように明るい曲が来ました。

♪ラグタイムショウ

ちなみに、グリシーヌとロベリアは舞台の奥から、それぞれ下手と上手へ下がって行きました。
下手からエリカ、花火と並び、その横をピンクのドレスに身を包んだ女性ダンサーが曲を盛り上げます。
最後の投げキッスはかわいかったです!!最初、エリカだけだったのですが投げる寸前でエリカが「ん〜〜〜〜…あ!ご一緒に!」と花火を誘ったので、花火も一緒に投げキッスをすることに。
エリカは遠慮なくまっすぐにキスを飛ばしてきましたが、花火は投げた瞬間に深く顔を俯かせて照れの境地でした。(笑…ちなみに、26日はエリカ同様正面を見ながら投げキッスした後)は「ぽっ」と両手で頬を包んで照れていました)

♪愛の灯をセーヌに灯せ

メドレーの最後は、やはりしっとりとしたこの曲。エリカと花火が静かに上手にはけると同時に、下手から青い羽根をまとったグリシーヌが登場し、4人の女性ダンサーの踊りの中、高らかに歌い上げます。
この曲だけ、一番ではなく「あああ 人よ 人よ」から最後まで、という流れでした。
万感こめてグリシーヌが歌いきると、会場からは惜しみない拍手が!
グリシーヌが下手へと下がり、余韻が薄まってきたところで上手からメルとシーが表れて一礼します。

メル「以上、シャノワールメドレーでした」
シー「ありがとうございました!」

二人が挨拶をすると、会場からは拍手が。
その拍手の中、下手からサニーと新次郎がやってきます。

サニー「セーヌの窓辺、石畳の音、カフェのざわめき、寄り添う恋人たち…
    すべてが巴里ィ!」
大河「そういうものなんですか?」
サニー「そう」

やってきた男性二人に、メルが少しシーに寄っていきました。マシになったといえど、やはり男性に対する警戒心はそうぬぐえないみたいです。
サニーの巴里らしさを称える台詞に頷いている新次郎でしたが、続いて入ってきた昴の言葉にまた聞き入ります。

昴「真黒な吊るし台にぶら下がって 踊っている奴らは誰だ
  やせ細った騎士たち サラディンの騎士の骸骨たちだ」

ですが、この詩にいち早く反応したのはメルでした。
辺りを見回すように、まるで芝居のワンシーンのように詩を口にする昴に合わせるように、その続きをメルが同じように辺りを見回しながら引き継ぎます。

メル「…ランボーですね(うつむいていた顔をあげて、動き出す)
   魔王ベルゼブルが奴らの襟首を掴むと 奴らは空を睨んでにやついたぞ
   逆手で頭を小突かれると 讃美歌のような音色を立てて踊ったぞ!」

そこまで言ったところで、サニーサイドと接触してしまったメルはハッと我に帰り「す、すみません!!」と慌てて謝りながらそそくさとシーの後ろに隠れてしまいました。
ちなみに、昴とメルが朗読した詩は「吊るされ人の踊り」という詩でした。

サニー「やあ、メルくん。大丈夫かい?」
メル「は、はい!すみません!」
シー「こんにちは〜!」
サニー「やぁシーくん」
大河「あの〜…すみません、今のサラディンとベルゼなんとかってなんですか?」

おそらく、この中で唯一詩の意味を理解してないであろう新次郎がおずおずと尋ねると、メルは恐縮しがちにも口を開いて教えてくれました。

メル「アルチュール・ランボーという、フランスの詩人です」
昴「巴里は美しいだけでなく残酷な面もあるということだ」
サニー「そう!悲しいこととうれしいことが混ざり合ってこそ、巴里ィ」
大河「それが、サラディンとベルゼなんとかなんですか?
   うーん…ぼくには難しいなぁ」

腕を組んで悩んでしまう新次郎に、昴さんは表情を軟らかくしてアドバイスを与えます。

昴「大河、難しく考えるな。(そっと胸に手を添えて)詩は心で読むものだ」
サニー「そう!頭ではなく、心で感じろ!ドント・シンク・フィール?」
昴「いや、それは…」

どうしてサニーさんはときどき和製英語になるのかと思ったのですがこの言葉「燃えよドラゴン」からの引用だそうです。(私はさっぱりだったのですが、教えていただきました)
昴さん的には、いろいろな意味で突っ込みたかったということですね。(笑)
ですが、それ以上は他のメンバーからも深くツッコミは入らず、メルとシーが話題転換をしてくれました。
ところで、紐育の面々の首にマフラーのように巻いてあるものについては、ツッコミを入れた方がよいですか?(爆)

メル「ところでみなさん、いかがですか?シャノワールのショウは」
シー「楽しんでいただけましたか?」

まず、客席に振ってくれたので、もちろん力一杯の拍手でこたえます!
そのあと、メルとシーはサニーの方を向いてこんどはそちらの感想を待ちます。

サニー「…ああ!私ですか!
    もちろんですよ!美味しい食事をいただきながら、芳醇なお酒を飲み
    煌びやかなショウ!これは、贅沢の極みですな」
大河「歌に踊りに、マジックに日本舞踊とバラエティに富んでいてとっても面白いです!」

昴さんも、何も言うことはなくとも笑顔でうなずいていたので、楽しんでいるようです。
が、ここで脱線することではトップクラスのサニーさんが思いつきを口にします(笑)

サニー「あ!そうだ!我々リトルリップシアターでも、もう少し、こうバラエティーに富んだ感じにしようか
    たとえば……世紀の水中脱出!
    プチミントと九条昴のマジックミュージカル!」

ぽんっと二人の肩を叩くサニーさん。
でも、二人とも表情がまったく冴えません(笑)

大河「プチミントは置いといて…それも面白出そうですね!
   ね!昴さん!」
昴「断る」
大河「え〜!?いいじゃないですか、一回だけ!サプライズで!」
昴「一回だけでも、サプライズでも、断る」

まさに、一刀両断(笑)新次郎はプチミントにまだ抵抗はあるものの、企画には賛成なようなのでどうなることやら??ちなみに、27日では昴さんの断り方は「溺れるのは嫌だ。断る」になっていました。
あ、昴さんの方が水に入るのですか!(爆)
紐育の新しいショウに期待しつつ、メルとシーが後ろからさっとタオルを取り出して先に進めてくれました。
プチミントについて言及されなくてよかったですね(笑)

メル「皆様、タオルの準備はいいですか?」
シー「一緒に、ぶんぶん回してくださいね!」

いよいよ、次があの曲のようです!準備OKと言わんばかりに客席のあちこちからタオルが見えます。
一方、何も手にしてなかった新次郎たちはお互いの顔を見合わせて戸惑ってましたが…

大河「え〜…そんな急に言われてもそう都合よく……持ってる〜!」

ええ、しっかりと首に巻きつけてたじゃないですか!(笑)
ということで、三人ともそれをほどいてスタンバイOKです!

メル「では、準備OKですね。客席にお戻りください」
大河「はい!」

メルとシーに促されて下手へと下がっていく面々。一緒になってメルとシーも消えると、入れ違いで私服に着替えた巴里花組が勢揃いです。

エリカ「さぁみなさん!前半戦最後の曲です!
    今からおおくりする曲は、恋をしているけど、今一歩踏み込めない
    好きな人への思いを伝える勇気がほしい人への応援歌です!」
コクリコ「みんな、汗をたくさんかいちゃうくらい、たくさん応援してね!」
花火「みなさま、タオルの準備はよろしいでしょうか?」
ロベリア「お前ら、気合い入れて回せよ!」
グリシーヌ「くれぐれも、前後左右の人とぶつからぬようにな」
エリカ「一階席の人はスタンディングOKです!
    二階席の人は、そのままぶんぶん回してくださいね!それじゃあ、いきますよ!!」
全員「「恋はスピード」!」

二日目からは「立つタイミングはエリカが「ご一緒に!」って言ったら、一緒に立ってタオルを振ってくださいね!」とここでも立つタイミングが指定されました。
ということで女性ダンサー4人も含め、巴里一ノリの良い曲のはじまりです!

♪恋はスピード

最初の間奏部分で、それぞれにツイストする動きがたまらなくかわいいです!!
特に花火が!横に揺れるツイストでかわいいんです。
勢いよく一番を歌いきったところで長い間奏に入ったところで、全員が舞台中央に一列に並び、それぞれポーズを決めて行きます。
ここでは思い思いに「イェイ!」など掛け声をかけながらポーズを決めていたのですが、コクリコ、ロベリア、花火、グリシーヌ、エリカの順番でした。
グリシーヌの「ハァーイ!」にやられてました(笑)
最後のエリカは掛け声ではなく「ご一緒に!」とこちらに対する合図をくれました。

このタイミングで、巴里花組の手にもダンサーさんたちによってタオルが渡され、舞台も会場も一つになってタオルを振ることに。
最後は盛り上がるまま、幕が下りてきて第一幕終了となりました!
いやぁ、ここまであっという間です!
ですが、ショウ形式だと休憩に入る前にもう一つ楽しみがありますよね。

三人「こーいはスピード〜きつくだーきしめーようぜ〜♪こーいはスピード〜きつくだーきしめーようぜ〜♪」
大河「(舞台中央で立ち止まり)せーの…」
三人「三分間ショッピング〜!」

メルを先頭に、新次郎、シーと三人がやってきました!(メルとシーの手には先ほどまでつかっていたタオルが)
新次郎が持つおかもちがちゃんと巴里のトリコロールカラーでした(笑)
ちなみに、おかもちの中の商品は食べ物です!

メル「初めてのことで、若干緊張しています」
大河「がんばれ!皆さん、第一部は楽しんでいただけましたか?」
メル「たくさん動いて、疲れちゃってませんか?」
シー「でも運動すると、甘いものが欲しくなるんですよね〜〜」
大河「そんな時はこれです!
   シャノワール特製ラスク!」

今回の食べるグッズ、ラスクの箱を高々と掲げた新次郎に、わぁ!と湧く二人。

メル「ちょっと小腹がすいた時のおやつにも、ぴったりですね」
シー「一口サイズで、と〜っても食べやすいよね!」
大河「せっかくですから、ぼくたちも食べてみましょう。
   はい、あーん」
シー「あ〜ん♪」
大河「はい、メルさんも、あーん」
メル「結構です」

この瞬間、とにかく羨ましい!!!と思った人が多いことでしょう(笑)
メルが照れて自分でラスクをとって食べるのも良いですね。ちなみに、新次郎は自分で食べてました(笑)

シー「おいしぃ〜〜!」
メル「これって、シーが……っ」

が、ここでショッピング初挑戦のメルにトラブル発生!!ラスクが邪魔でうまく喋れません!(爆)
もだもだしながらも、なんとか袖に帰ることなく立て直したがメル。口に手を添えながら懸命に喋ります。

メル「……これって、シーが作ったんでしょ?」
シー「う、うん。だから、味は保証するよ!
   でも、レシピはひみちゅ」

人差し指を口元に当てるその動作のかわいらしさは何事ですか(笑)

メル「これだけおいしいと、お値段が気になるわね」
大河「はい!今回のこのシャノワール特製ラスク、お値段…1000円となっております!」

ためらうことなく、安い!!とお約束の声がかかります。
でも、今回のラスクはオマケがなにも入っていないのがちょっとさびしいですね。
パッケージはかわいいのですが…

それでも、売れ行き好調だったしく、27日からはものすごく強引な流れになってしまいました(笑)
ラスクを本来なら取り出すところで、新次郎は小さなグッズを取り出したのです。

大河「シャノワール特製、携帯ストラップ!」
メル「…ちょっと小腹がすいた時のおやつにも、ぴったりですね?」
シー「…一口サイズで、食べやすくて、いいですね?」
大河「じゃあ、ぼくがちょっと食べてみたいと思います〜
   うーん、この角の所が奥に引っかかって……って食えるかいっ!!」

でも、急に新しい売り文句が思いつかなかったのか、とにかくラスクの台詞のまま押し切る押し切る(笑)
新次郎のノリツッコミで、ようやく笑うことができました〜(笑)
メルはうつむいて、完全に反省モードでしたが;;

メル「…台本は昨日のままで、商品だけ変えるというのは無理がありましたね」
シー「えっと、こちらのお値段が気になりますね〜!」
大河「はい!シャノワール特製ストラップ!こちらお値段…3000円になります!」

これには、ちょっと声がためらい…最終的には珍しく「高い!」になってしまいました。
ここから、頑張ってフォローですよ。

大河「高い!たしかに高い!でも、これ6個セットなんです!」
シー「ってことは、ひとつ500円以下?ある意味安い?」
大河「ある意味安い!」

最近よくある(?)一つのお土産を皆で買って分けよう的な事で考えればよいのですね!(爆)
これならこの値段もあり?と納得しかけたところで珍しくメルがツッコミを。

メル「でも、ちょっと言っていい?…メル、シーがいないの」
シー「…きっと、次は一緒に作ってくれるよぉ。ね?」

そう、6個のうち5つはもちろん巴里花組それぞれですが、最後の一つはシャノワールのロゴなんですよね。
次回。そう、次回にぜひ期待したいところでですね!!

大河「それでは台本に戻りまして……」

ここから先は、両日ともまったく同じでした(笑)
さすがに、タオルは売り切れると洒落にならないから多めに作ったのですね。

大河「あれあれ?お二人が持っているそのタオルは…」
メル「はい!今回のライブのために用意した、特製黒猫タオルです!」
シー「巴里花組さん5人のイメージの黒猫がデザインされてるんですよぉ!」
大河「ってことは、これも買えちゃったりするんですか?」
シー「はい!こちらお値段、1500円です!」

これにももちろん、安い!コールがかかります!!
好評っぷりを素直に喜ぶシーと新次郎ですが、メルだけは冷静でした。

メル「…ねぇ、シー…さっきから何でもかんでも安いって言ってる気がする」
シー「そんなことないよぉ、ね?」

はい、心得たうえでわかってますから大丈夫です!(笑)
そうそう、二日目からはここでもサイリュームを振るタイミングについて説明がありました。
初日、イマイチ使いどころがわからなかったんですよね。「クリスマス巴里」から使ってほしいとのことでした。了解です!

メル「それでは、これより20分間の休憩です。」
シー「このお時間に、おトイレとか、お食事とか、お買いものとかお買いものとかお買いものとか!(笑)
   おすませくださいね」
大河「ぼくも買いに行ってきます!
   以上、三分間ショッピングでした〜!
   せーの…」
三人「♪恋はスピード きつく抱きしめようぜ〜」

来たとき同様、三人でかわいく口ずさみながら下手へと帰って行きました。
紐育のときは、プラムさんが大人〜!という感じでしたが、この巴里バージョンはとにかくかわいい!というイメージですね。
さあ、あっと言う間の休憩時間です。
ご飯を食べたり、お買い物をしたり、お喋りしたりしつつ第二幕に備えます!


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