ふむ…また三層構造のセットですね。真ん中をつないで2階からの上手から下手へ、下手から上手への移動ができるようになってました。
上手3階部分には「安全第一」と縦書きされた看板が。そして舞台の中央二階奥には「鹸石こにこに」と左右に揺れる可愛い笑顔の太陽(シンボルマークだったのでしょうね)の下にかかれています。
そう、ここがにこにこ石鹸工場跡地!1階部分の上手側の奥の方には一人、ツナギに帽子姿で作業する(ドラム缶の中身を棒でかき混ぜる)男が。工場の左右や中央にはダンボールが詰まれていて、閉鎖して荒れているとは思えませんね。
と、そこへそれぞれにダンボールを担いだ男が三人入って来ました。(服装は一緒。)

男「ああ、ご苦労さん。(ダンボールを見て)
  その辺、置いといて。
  (作業の手を止めて)いや〜それにしても、今年の夏は、暑いねぇ〜〜〜……」

上手、下手、それから真ん中のダンボールの上にそれぞれが持っていたダンボールを重ねると、作業をしていた男が手を離し、上手奥の出入り口に向かってそう呟く。けれど返事はなし。
そう、返事が無いことを確認すると、ツナギ姿の男4人はピシッと人差し指を立てた状態で顔を伏せてストップモーション。
ささっと膝をついて控えると、作業をしていた男が真ん中のダンボールの左横に膝をつけ、トントンッとダンボールを叩く。すると…

サブ「暑い!!」

ダンボールの中から、冒頭に登場した疾風のサブが転がり出てきました!

ツナギの男たち「サブのアニキ!ご苦労様です!!」

サブ「おう。(立ち上がり、懐から一枚の紙を取り出す。)
   じゃ、出席取るぞ。」

ってそれ出席簿ですか。(笑)

サブ「錠前屋佐吉!」
佐吉「へい!」(アフロっぽい髪型にメガネ。小汚いポケットの多いエプロン姿。下手側のダンボールの中から)
サブ「こましの平次!」
平次「こま〜し!」(黒スーツに帽子姿。上手側のダンボールの中から)
サブ「軽業お富!」
お富「あいよっ」(頭に水色のショールを巻きワンピース姿のモガ。下手側手前の出入り口から)
サブ「運び屋権太!」
権太「うりゃぁー!」(麦藁帽子に白シャツ。下町の親父っぽい感じです。下手側手前の出入り口から)
サブ「目利きの五郎!」
五郎「へい、目利き!」(法被姿。下手奥にあるダストシュートの中から)
サブ「そして、ドブ板四兄弟!」
四兄弟「「「「へい!」」」」
サブ「(紙から目を離して)みんなよく集まってくれた。」

出席表を懐にしまうと、交換で帝都の地図を広げる。
だだっと舞台中央にいるサブを囲むメンバー。

サブ「次に桃栗の姉御が押し入る先は……(地図を床におき、簪をだんっと地図の一点に差す)
   伊原伯爵邸だ!!」

標的の名を聞いた途端、一気にざわつくメンバー達!

佐吉「伊原伯爵っていやぁ、あの…!!」

お富「維新の若き志士ってうたわれた…!」

平次「明冶の剣客…!」

五郎「日本の銀行を、西洋の列強に並ぶくらいにしようとした、あの!?」

桃栗小僧「そう!!」

驚く面々のその背後。二階の奥の方、左右のセットを繋ぐ繋ぎ目付近の手すりに堂々と立つのは桃栗小僧!!

桃栗小僧「その伊原直光伯爵の本郷御殿に押し込む!!」

「あ、姉御ー!!」とその姿を一目見たメンバーは喜びの声を上げます。
舞台中央に輪を作っていましたが、桃栗小僧が現れた途端、下手に並んで勢揃い!

佐吉「お久しぶりです、桃栗の姉御!
   近頃また夜働きをしていると聞いておりました。
   お声がかかるのを今か今かと待ってました!」

桃栗小僧「これが最後の大仕事だよ!
     だからみんなにもこうして集まってもらったんだ。」

再開の喜びもつかの間、桃栗小僧の口から出た言葉に驚きを隠せないメンバー達。

桃栗小僧「もうこの稼業辞めようと思ってんだよ。」

五郎「なっ……そりゃいけねぇよ、天下に名高き桃栗の姉御が…!」

桃栗小僧「へっ姉御、姉御と煽てられ、女だてらの大仕事。ま、なんとかここまでやってきたがよ。
     けどよ、この前…新聞記者に顔撮られちまってよ。(ええっ?とざわつくメンバー達)
     へへっヤキがまわったようだよ。だから最後のヤマに選んだのが!」

サブ「伊原伯爵邸!」

桃栗小僧「どうだ、でかいヤマだろ!」

どうやら、サブは桃栗小僧の片腕とも呼べる人物のようですね。やる気満々の二人に対して、集まったメンバーは不安顔。

権太「しかし桃栗の姉御、あの伊原伯爵邸はそうとう厳しいですぜ。」

桃栗小僧「だから押し込みがいがあるんじゃねぇか!」

お富「でも、やっぱり伊原伯爵邸ってのは、荷が勝ちすぎてはしませんかね?」

お富は一歩出てさらに食い下がる。桃栗小僧は、その間に階段〜1階へと移動。

五郎「おい、お富。お前、姉御がお決めになったことにケチつけんのか?」

桃栗小僧「いいんだよ、五郎さん。
     お富も仲間を思っての具申だ。
     出来もしねぇ絵図書いて、仲間を危険な目にあわせちゃいけねぇ。」

お富「あたしは、姉御ができないだなんて思っちゃいないよ。
   ただ…」

桃栗小僧「まぁ、伊原伯爵と言やぁ、引退しても政財界に影響を及ぼす影の悪党だ。
     賄賂、裏金、政治資金……町に失業者が溢れてるってのに
     伊原が溜め込んだお宝は万に臆!」

あまりの額の多さに、驚くメンバー達。

桃栗小僧「だからよ、その悪党を最後にぎゃふんと言わせてやろうじゃねぇか!
     ほら、この通り絵図は書いてきたんだ。」

懐から得意げに一枚の紙を取り出す。「拝見します!」とメンバーたちがそれを受け取って食い入るように読む。
読み進める度に「おぉおおおぉ〜〜〜!!!!」と歓声が上がる。一箇所だけ「おぉ?」となりましたが、最終的には大歓声!(「おぉ?」で桃栗小僧が「え?なんかマズイ?」と気にしてる様子が可愛かったです。(笑))

平次「さすが姉御だ!」

五郎「これなら間違いねぇ!」

お富「よし、やろう!!」

桃栗小僧「よし!じゃあみんな、仕事にかかってくれ!」

メンバー「へいっ!」

さぁ、大仕事に向けて動き出す!

マリア「お待ちなさい!!」

張りのある声が響くと、つい返事をしてしまったメンバー達。(笑)
出撃のテーマの流れる中、それぞれの色の扇子で顔を隠しながら花組が登場!!
レニ、紅蘭、マリア、アイリスが二階の繋ぎ部分(舞台中央あたり)に登場し、織姫は1階上手奥の出入り口で止め。

桃栗小僧「誰だ!?」

チョチョンッと拍子木が鳴ると、マリアが扇子を下げスポットが。

マリア「問われて名乗るもおこがましいが
    夏の盛り納涼に、気風の良い口上をお届けしようと
    こんなチンケな石鹸工場に勢揃い。
    まずは私。
    咲かぬなら、咲かせてみせよう桜花!
    ロシア生まれの、マリア・タチバナ!」

いよっマリア!!やっぱり口上はびしっと決まりますね。続いてアイリス。(スポットもアイリスに切り替わってます)

アイリス「満開の、桜の園の真ん中でゆっくり眠る夢を見る。
     フランス生まれの、アイリスです!!」

レニ「夏が好き。桜が好き。
   ドイツ生まれの、レニ!」

あ、レニです!じゃなくなった。でも、短いながらで決めるのはさすがレニ。

紅蘭「夏の嵐を踏み越えて!いつも咲きます桜花!
   中国渡りの、李・紅蘭!!」

織姫「喜びも悲しみも家族のように永遠不滅サクラ大戦!
   イタリア生まれの、ソレッタ・織姫!!」

織姫がいた場所は桃栗小僧たちからは見え辛い位置だったので、織姫の口上にはビックリしてました。

マリア「ここに……!!!」

今まさに高らかに決めを!!といったところで、絶妙といいますかなんと言いますか…そんなタイミングで下手から団扇を手に持ったカンナが登場!(^^;;
舞台の照明も口上使用ではなく、通常の明るさに戻ってます;;

カンナ「あんの〜〜桃栗小僧知りませんかねぇ〜〜
    (お富を見て)あ、あんた桃栗小僧ですか?
    桃栗小僧がいねぇよ〜〜〜」

味方も敵も脱力で包むカンナ。よくぞここに辿り着いてくれました。(笑)

織姫「カンナさん!」

思わず駆け寄る織姫。カンナ…勢いよく出てった割には、案の定だったのですね;;

カンナ「あ、織姫!
    いや〜〜〜東京はしろいなぁ〜〜〜
    しろいったってホワイトじゃねぇぞ、ワイドだぞ。」

コーヒーがコーシィーになってしまうってかんじですね。(爆)
東京は広いと。

織姫「もう!そこに桃栗小僧がいるでーす!!」

突然の乱入者に調子を崩しましたが、織姫の「桃栗小僧」の声に、体勢を立て直す桃栗小僧とその一味。

カンナ「さくら!?」

織姫「桃栗小僧でーす!」

カンナ「いや、そっくりだなぁおい!」

なんだか、すっかりカンナの話術ペースですね;;
このまま話がそれてしまうのか!?と思いかけたそのとき!

紅蘭「ええから早よ口上せや!」

紅蘭の鋭い突っ込みが炸裂!!さすが紅蘭。ツッコミは天下一品。(笑)

カンナ「ああ、そうだったそうだった。」

そ、そんなんでいいんですか!(^^;;

カンナ「さて、どん尻に控えしは!
    さくら恋しや、恋しいやさくら。夏の盛りに思い出す!
    沖縄の島風!桐島、カンナ!!」

チョチョンッと拍子木の音が入りますが、その前にマリアがちょっとお断り。(笑)

マリア「本日は、物語の都合上さくらがいませんが
    ご容赦ください。(ペコリと頭を下げる面々。なぜか桃栗小僧も。(笑))
    …ここに!」

さくら以外全員「帝国歌劇団花組、参上!!!」

そう、さくらが欠けてるから勢揃いになはらないんですね。でも、やっぱり口上はカッコいい!!!

桃栗小僧「しゃらくせぇ!長々待たせやがって。」(爆)

マリア「桃栗小僧。あなたに恨みは無いけれど、私たちの仲間があなたに間違えられて警察にいるの!
    だから、それを助ける為に、どうしてもあなたを捕まえるわ!!」

サブ「やかましい!!
   おい、やっちまえ!!」

そう、これで穏便に済むわけがない!予想通り乱闘へ!
これがまた皆さん動きが細かい!!上手側二階ではアイリスがあっち向いてほい!で戦ってて、紅蘭とマリアが下に降りると、レニが下手側二階で素晴らしい身のこなしを見せています。
織姫もカンナも一階で集まったメンバーたちと乱闘!下手奥の出入り口へと消えた桃栗小僧を追って、マリアもそちらへ。紅蘭は脇に置いてあった鉄棒を持って、応戦。カンナと織姫はそれぞれ上手と下手へと消えて、アイリスも一階へ下りてマリアの後を追います。紅蘭も…そう、この部分とっても紅蘭らしかったです。メンバーたちを鉄棒で頭を叩くことは叩くんですがその後は「堪忍やで、堪忍やで。」と謝って行くんです。彼女らしいと思いませんか?(^^)

さて、残ったのは二階のレニ!狭い所で見事な立ち回り!カッコいい!!!
避けては蹴り上げて…とそんなコトをしていると一人が二階の繋がってる部分の手すりも何にも無い所でおぉっとと!と落ちそうになる。
それをニッコリと笑って目を合わせたレニは「さよなら。」と軽く背中をおします。(^^;;
見事にダンボールの上にダイブ!(ただの厚紙ではなく、ゴムのような柔らかい材質っぽかったです。)
と、そこにやってきたのは…

レニ「さくら?!…桃栗!!」

二階の中央部分で立ち回り!いい勝負をしますが、桃栗には逃げられてしまいます。それを追ってレニも一階へ。
二人が見えなくなると、上手側奥の出入り口からアイリスが数人の男たちに追いかけられながら入ってきます。アイリス危うし!?とそこへ銃を構えたマリアが!!

マリア「死にたいなら前に出なさい!」

この台詞は、14日・夜のみでした。アイリスの妄想とかけてたんですね。通常時は黙って登場してアイリスが「マリア!」と叫んでます。
銃を構えるマリアにうろたえるメンバーたちですが、マリアが撃ったのは彼らの頭上!
どこ狙ってんだよと、馬鹿にしたような顔になりますが……権太の頭に「安全第一」の看板が直撃!!
そう、マリアが狙ったのは看板を支えていたもの!続けて下手側の3階にいたドブ板四兄弟の一人(どうやら、重りが入った麻袋をマリアに投げつけようとしたらしい)の持ち上げていた麻袋にも風穴を開けて撃破!お見事!

アイリス「マリア、サンキュー!」

うん、と頷くとマリアは再び桃栗小僧を探して下手側奥の出入り口へ。
すると…まぁタイミングが悪いというか良いと言うか…上手側奥の出入り口から桃栗小僧が登場!
そのままそこにいたアイリスと、下手から入ってきた紅蘭と遭遇です!棒を構える紅蘭。ちょっと腰が入ってませんが。(^^;;

紅蘭「桃栗!頼む、捕まってな!」

桃栗小僧「へっおとといきやがれ。」

紅蘭「いや、あんたに恨みはないんや。
   せやけど、どうしても捕まえなならんのや!」

桃栗小僧「だったら、力ずくで来な!」

紅蘭「堪忍やで!てやぁ〜〜〜!!!」

棒を突き出して桃栗小僧に真っ直ぐ突っ込んでいく紅蘭…って、ずいぶんゆっくりした動きですね。(^^;;
あっさりと桃栗小僧に棒先をつかまれ「うりゃあ!」とアイリスの前に投げられて、二人そろって尻餅をついてしまいました。まぁ、二人とも接近戦タイプじゃないですからね;;
レニを相手にしたあとだったせいかどうかはわかりませんけど「ばっからしい」と首を傾げてスキップで下手へと桃栗小僧は逃げて行きました。慌てて起き上がる紅蘭とアイリスは後を追おうとしますが…入れ替わりで下手から入ってきた四兄弟のうちの二人とサブが登場!
接近戦対応じゃない二人にこれは不利か!?

アイリス「こ、紅蘭!紅蘭はアレ、アレ!」

紅蘭「了解や!」

後ずさりしながら、アイリスは紅蘭に「アレ」を持ってきてと頼む。頼まれた紅蘭はダッシュで上手へ。
残ったアイリスに三人が一斉攻撃!

アイリス「ちょっと待ってて!
     あっち向いてて。」

…かと思いきや。そこはアイリスの力で上手くのせてます。(笑)
「…は〜い。」と言われるままにアイリスに向かっていた拳を収めると張り出し舞台の前で素直に待ち。
その間にアイリスは、最初にドブ板四兄弟の一人がかき混ぜていたドラム缶(実はキャスター付き)をごろごろと押して張り出し舞台の一番こちら(客席に近い部分)に持っていきます。

「…もういいか〜い?」
アイリス「ま〜だだよ。」
「…もういいか〜い?」
アイリス「ま〜だだよ。」
「……もういーかい?!」
アイリス「もうい〜よ。」

やっとかうりぁああ!と拳を振り上げる三人ですが

アイリス「シャボン玉攻撃〜〜!!」

ドラム缶から、手持ち式のシャボン玉を作る機械を取り出して、三人の前にぱぁーっとシャボン玉が広がります!

「うわぁ〜〜夢の世界だぁ〜〜☆」

さすがアイリス!(笑)三人がシャボン玉に夢中になってる間に張り出し舞台から離れると

アイリス「後片付けよろしく!」(^^)

と託してさっさと上手へと逃げて行きました。(笑)
正気に戻った三人は「あー!このやろう!!」という感じにアイリスの背中を見ますが、律儀に布巾を取り出してシャボン玉が割れたときにできる石鹸水の塊をふき取って行きます。「最近のガキは遊ぶだけ遊んで片付けるって事を知らねぇんだから!!」とボヤキながら。(笑)
そんな小休止的な戦いをしたアイリスですが、上手側奥の出入り口から入ってきた織姫はすごいですよ!!
鉄棒を振り回し、権太・佐吉・お富・平次・四兄弟の一人と大立ち回り!織姫は接近戦もできるタイプになってますね。
そこに下手からやってきたのは桃栗小僧!仲間が倒されそうになるところで「危ない!」と割って入って庇います。

織姫「桃栗小僧!神妙にお縄を頂戴するでーす!!」

桃栗小僧「しゃらくせぇ!」

織姫と桃栗小僧の一騎打ち!織姫がいいところまで追い詰めますが、ここで桃栗小僧が壁宙返りという身の軽さを披露!!
すごい!補助付きでしたが、すごい!!どんどんアクロバットがすごくなっていきますね。
再びにらみ合いになったとき、桃栗小僧の背後にある人物が!

カンナ「捕まえたぜ!」

桃栗小僧「!?」

後ろからがっちり掴んだのは、カンナ!いよいよ決着がつくか!?
織姫が他のメンバーの攻撃をこなしながら、カンナに指示を出します。

織姫「カンナさん、そのまま警察へ!!」

カンナ「おう!」

桃栗小僧「そうはいかねぇんだよ!!」

カンナが一歩動こうとした時に、桃栗小僧はカンナの足を思いっきり踏んづけて、カンナがひるんだ隙に桃栗小僧は上手へ逃走!
その隙に桃栗小僧のメンバーが形勢逆転気味にカンナと織姫を追い込みますが、それは僅かですぐに逆転されてました。(^^;;
さらに上手からレニが合流し、下手からはこの場にいなかった桃栗小僧のメンバーが舞台に出てきました。
そして肝心の桃栗小僧はといいますと……二階の中央部分でマリアと対峙!!
この二人の戦いは、すごくスピーディー!カッコいいです!!ですが、そこでは決着が着かず、二人が奥へと消えると上手からアイリスと紅蘭が合流!これで双方全員そろったことになりますね。
しかも、紅蘭は「アレ」を構えています!そう、バズーカくん4号!!
勝利を確信した花組の面々は紅蘭の発射を笑顔で待ち、まさか本物を持ち出すとは思っていない桃栗小僧のメンバーは「それおもちゃでしょ。」と余裕綽々。

紅蘭「バズーカくん4号!!!」

ドッカーーン!!!!!
久々に紅蘭のバズーカが炸裂!!見事に全員を下手の方へと吹っ飛ばし花組の勝利!
やったぁ!と思ったのもつかの間、まだ本当の決着はついてません!上手側奥の出入り口から小刀を構えた桃栗小僧と、それを追ってきたマリアの再びの一騎打ち!

カンナ「マリア!!」

刃物を使っての桃栗小僧の攻撃を紙一重で避けるマリア。
実力者同士の戦いは一瞬の隙をついたマリアが桃栗小僧の小刀を持っている手を掴み、動きを見せます。

マリア「どんなに理屈が正しくても、盗みに正義は無いのよ!!」

桃栗小僧「金がありゃあどんな幸せも買えるんだよ!」

マリア「それじゃああなたが狙ってる悪党たちと同じ理屈じゃない!!」

ばっとマリアの手を振り払うと、間を置く桃栗小僧。
二人の緊迫した戦いの間に、桃栗のメンバーが全員復活してきて、桃栗小僧を守るように構えます。

サブ「姉御、逃げてください!」

四兄弟「いいから逃げてください!!」

集まった仲間が花組を牽制している間に、この場を逃げようと足を一歩踏み出しますが

マリア「待ちなさい!!あなた仲間を見捨てるの?
    あなたの仲間は、お金で買った仲間なの?
    この人たちは、あなたの気風や人柄に惚れてついて来たんじゃないの!?」

マリアの鋭い言葉に、下手の前で桃栗小僧の足が止まります。

マリア「ねぇ…今ならまだ間に合うわ。
    あなたほどの器量があれば表の道、堂々と歩いていける!!」

佐吉「うるせぇ!あっしらは、金が目当てで集まったんだ!
   ただそれだけの、意地汚ねぇ仲間ですよ!!」

お富「気にしないで逃げてください!…姉御!!」

桃栗小僧「うるせぇ!!!!
     ……降参だ。」

小刀を投げて、膝をつく桃栗小僧。「姉御…」と呟いて桃栗小僧の後ろ姿を見つめる仲間達。
物悲しげなメロディーが流れてきます。

桃栗小僧「あたしだけが捕まればいいんだよな。
     仲間は助けてくれんだろ?」

マリア「ええ、もちろんよ。」

五郎「そりゃいけねぇよ!姉御!!」

桃栗小僧「いいんだよ!!(立ち上がってマリアの前へ)
     天下に名高き桃栗小僧が命を惜しんで名を捨てたとあっちゃ
     お天道様に申し訳がたたねぇんだよ。
     …さぁ、どこへなりと突き出しやがれ。」

気風が良いですね、本当に……桃栗小僧があんなにもたくさんの人に慕われていたのがわかる気がします。
マリアが桃栗小僧の肩に手を当てて連れて行こうとする中、仲間からは姉御を惜しんですすり泣く声が…そのまま暗転。
今回の公演で、桃栗小僧に惚れた人は多そうですね。
さて、場面は変わり…紗幕が降りた状態で、ここは大帝国劇場。
下手の舞台兼通路から大神さんと金田先生が歩いてきます。手には新しい「新西遊記」の台本が!

大神「へぇ〜こうなるんですか〜」

金田「できましたできました!これが決定稿でげす!」

大神「随分大幅に直しましたね。」

金田「ええ、こりゃ大傑作です!すごい西遊記でゲスよ!
   ほら、特にここ!(大神さんが持っていた台本の一部を差す)
   このアイディアが出るまでに苦労しましたよ〜」

大神「おぉ〜…すごいですね!」

金田「ええ、早く花組の皆さんにもお見せしたいです
   ってあれ?花組の皆さんは?」

舞台の中央、張り出し舞台の前であたりを見渡しながらきょろきょろする金田先生。

大神「ああ、今みんなで石鹸工場に…」

金田「石鹸?」

大神「あ、いや……今、みんなで石鹸を買いに!」

大神さん、口が滑らないように気をつけてくださいね!(^^;;

金田「はぁ…そうでげすか。そりゃ残念でゲス、すぐに稽古をしたかったのに
   いや、やはりね役者に台本を直に声を出して頂いて初めて見えてくるところがありますからね。
   なにせ日本語は難しいでゲスからね〜母音が、五つしかありませんからね!」

大神「あいうえお?」

金田「そうでゲス。で、子音が…」

大神「かさたな、はまやらわ。」

金田「そうでゲス!でもこの子音だけで発音はできません。
   母音と子音を組み合わせて、発音するんでゲスな。
   しかしこの母音を均等に使っているかと思えば、そうでもないんでゲスね。
   あ、たとえば…あなた方は、博多から朝。
   これは全部、「あ」母音なんですよ。言ってみてください。」

おぉ、なんだか金田先生の発音教室になってきましたね。

大神「あ、な、た、が、た、は、は!か!た!か!ら!あ!!さ!!
   本当だ!!」

金田「でしょ。母音をしっかり発音しないと、日本語の芝居は成立しませんよ。
   たとえば、今日は雨だ。これは、今日はの「は」と雨だの「あ」をちゃんと発音しないと
   きょうはぁめだになってしまいます。」

大神「なるほど、訳がわからなくなりますね。」

金田「そうでげしょ。それで…」

そうですねー…役者じゃなくても発音は大事ですよね。
金田先生、なんだかとっても乗ってますね。このままどこまでも喋りつづけるのかな?と思いきや。

大神「あの!立ち話もなんですので、続きは向うでビールでも飲みながら!」

金田「ビール!」

大神「冷えたのがあるんですよ。」

金田「結構でゲスな〜あたくしちょうど飲みたかったんでゲスよ!
   行きましょ行きましょ!!」

すっかり気分がビールに行ってる金田先生。るんるん気分で上手へ。その後を大神が「金田先生、あまり飲み過ぎないで下さいね。」と言いながら追いかけます。
二人が舞台からいなくなりと、紗幕の中に照明がつき、次の場面へ。
そこは築地警察署前。舞台の両側には三階立てのあのセットがあり、あまり斜め前に出てなくそれを繋ぐのは横に広がった築地警察署の壁。
扉の前には、かえでさんと山田警部と川岡刑事がいます。

山田警部「本当に、桃栗小僧を捕まえたんですか?」

かえで「ええ。あの子達から連絡があって。
    今こちらに向かっているそうです。
    ですから、さくらはお返しください。」

山田警部「しかし、本物の桃栗小僧だと決まってない以上……」

かえで「さくらがどうして桃栗小僧なんですか!
    ねぇ。言わせてもらいますが…ろくな捜査もしないで決め付けて。
    いいですか、警察というのはもっと市民の立場に立って―――!!」

かえでさん、穏やかそうに見えてかなり怒ってますね。(^^;;
このままかえでさんの大演説に入るかな?と思ったら、上手の通路兼舞台からカンナの威勢のいい声が!
続いてアイリス、織姫、マリア、桃栗小僧、紅蘭、レニと入ってきます。

カンナ「おーーい!」

かえで「ああ、来た来た。
    いいですか?さくらと桃栗小僧が似てるなんて……
    (桃栗小僧の顔を見る)…似てるわね。」

カンナ「だろ?これじゃ間違えるわけだよ。」

山田警部「おい!お前が桃栗小僧か?」

桃栗小僧「ああ、そうさ。あたしが正真正銘の桃栗小僧さ。
     日本橋、九段、赤坂…みんなあたしの仕事だよ。」

山田警部「ああぁ…間違いない!
     (花組を見渡す)いやぁ、あっはっはっは…
     桃栗小僧逮捕への協力、ご苦労様でした!」

深々と頭を下げる山田警部。川岡刑事は驚いてますね〜

カンナ「なぁなぁ、これって賞金とか出るのかな?」

山田警部「ええ、金一封と感謝状を…」

マリア「違うの。逮捕じゃないの。
    この人、自首したいって。」

マリアの一言に、山田警部や川岡刑事のみならず花組の面々も驚き顔。

織姫「自首!?」

紅蘭「どこが自首なん?」

レニ「みんな。」

静かに。とレニが止めます。どうやらレニはいち早くマリアの意図を理解した様子。

マリア「この人、今までの罪を償いたいって
    だから私たちこうして付き添ってきました。」

桃栗小僧「あんた…」

驚く桃栗小僧に、マリアは目線だけで答えます。
そんなマリアに花組は納得したように微笑みます。かえでさんはなんだか嬉しそう。
そんな空気を見た山田警部は一歩出て、桃栗小僧の顔を一瞥します。

山田警部「桃栗…故郷はどこだ?」

桃栗小僧「…忘れちまったよ。」

山田警部「父親は?」

桃栗小僧「子供のときに死んじまった…」

ああ、彼女も天涯孤独に身の上だったのですね…周りのみんなの顔が様々な思いで溢れている複雑な顔をしています。

山田警部「(うんうんと頷く)ま、自首なら罪1等を減じることになるな。」

川岡刑事「山田警部!!…これは逮捕です。」

山田警部「やかましい!みなさんが自首だといってるんだ。」

山田警部、いいところあるじゃないですか!思いがけない慈悲に桃栗小僧は「ありがとうございます。」と深々と花組に頭を下げます。
川岡刑事にも、いつかわかるでしょう。

川岡刑事「…桃栗、来い。」

山田警部の後ろにいた川岡刑事がつかつかと近づくと、桃栗小僧の手を取って警察署の扉の前に連れて行きます。
扉を開けるそのとき、桃栗小僧は川岡刑事の手を払うと再び花組を見ます。そして一言。

桃栗小僧「仲間って…いいもんだね。」

そう言った彼女の顔は、穏やかな笑顔でした。
静かに築地警察署内に入ると、二人は下手側の部屋へ。(両側に窓があるのです)
桃栗小僧はずっと背を向けています。

川岡刑事「おい桃栗。」
桃栗小僧「なんだよ。」
川岡刑事「お前…真宮寺さくらだろ!?」
桃栗小僧「はぁ?なに言ってんだよ。」
川岡刑事「ちょっと、顔見せてみろ。」
桃栗小僧「ベタベタ触るんじゃねぇよ!(川岡の手を払う)
     …いいか川岡。勘違いしてるようだから言っとくぞ。
     お前…カッコ悪いぞ。」

川岡ショック!(笑)ちなみに、それを聞いていたほかの面々は失笑気味。よくぞ言った桃栗小僧!
そんな会話が一段落ついたところで再び山田警部が口を開きます。

山田警部「いやぁ、このたびの誤認逮捕
     この山田勘太郎一生の不覚!
     危うく無実の人間を牢につなぐことでした。このとおりです!」

警察規約第六条、ですね。(^^)
深々と頭を下げて詫びる山田警部の背中をバンバンと叩くカンナ。

カンナ「いや、山田くん。次からは慎重にやってくれたまえよ!」

山田警部「はい。すいませんでした!」

お互いに芝居がかった口調で、面白かったです。(笑)
周りのみんなも面白かったらしく、一しきり笑った後山田警部が口を開きます。

山田警部「おい川岡!(窓にへばりついてる川岡を扇子で叩く)
     そんなところで固まってないで、真宮寺さくらさんを、お返ししなさい。」

さくらが帰ってくる!!そう思った花組はそれぞれに喜びの色を浮かべます。

川岡刑事「さくらさん、こちらです。」

かちゃっと警察署の扉が開くと、さくらが最初に目が合ったカンナに駆け寄ります!

さくら「カンナさん!」

カンナ「さくら!!」

さくら「みんな!」(^^)

大切な家族が戻ってきた。みんな嬉しくて仕方の無い顔をしてます。
この間に、山田警部と川岡刑事は築地警察署の中へと入っていきました。

かえで「さぁ帰りましょう。みんなの家に!」

紅蘭「みんなの家かぁ!」

かえで「そうよ。だってみんなの思い出がたくさん詰まっているでしょう。
    大帝国劇場に。だから、みんなの家。」(^^)

カンナ「なぁなぁ、さくらのご帰還だぜ!銀座を行進して帰ろうぜ!」

かえで「いいわね。じゃあ、みんなで歌でも歌いながら行きましょう!!」

おー!!と全員いい笑顔で返事をします。(^^)
花組は、良いですね!!

♪銀座行進曲

二番を削った短縮バージョン。CDで聞いたとき、この曲が1幕の締めの曲になるかもしれないと思っていたんですが、予想通りでした。(^^)
この歌は、歌もさる事ながら、流れるような場面転換が印象に残ってます。本当に花組が築地警察署から銀座へ移動しているような印象でとても良かったです。
花組が張り出し舞台で歌っている時に、築地警察署がコンパクトにまとまり、全然違う建物になって舞台の奥に収まるのです。
ちなみに、花組が張り出し舞台で歌っている時の陣形はこんな感じ。

 紅蘭          織姫
   レニ かえで マリア
 アイリス さくら  カンナ

1番が終わると、張り出し舞台から舞台中央へと移動します。

さくら「♪あーみんな 一緒に歩こう
     花組 嬉しい仲間」

全員「♪あー街が 見つめてくれる
    あー銀座 みんなの銀座
    あーみんな 一緒に歩こう
    花組 嬉しい仲間」

曲が再び盛り上がりを見せるパートになると、上手や下手から大神さんやダンディ団や薔薇組や山田警部、川岡刑事など全ての出演者が勢揃い!!

全員「♪ここが銀座 素敵な銀座
    歩こう 背筋伸ばし 胸を張って 威風堂々
    さあみんな 手を繋いで
    優しい気持ちでいつも 元気出して 行こう
    ハイ!!」

最後はさくらを中心に▽の陣形でポーズ!!
大歓声の中、堂々と幕が下りてきます!
すごい綺麗で前向きな幕引きでした〜!

幕が完全に下りきると、会場内が明るくなります。
さぁ休憩時間だ…と客席がざわついてきたところに舞台の下手から可愛らしい声が!

さくら「1、2!1、2!1、2!…」

やってきましたね、恒例のアレが!(^^)
さくらを先頭に紅蘭がワゴンを押してきます。乗っている物は紅蘭の発明品!

さくら「1、2!ぜんたーい、止まれ!1、2!
    皆様お待ちかね、三分間ショッピングのお時間です!」(^^)

紅蘭「今回の商品は、これや!!(ちゃんちゃらっちゃっちゃ〜ん♪)
   蒸気式一発中華面かんたんくん2号、岡持ちパッケージ〜〜!!」

さくら「蒸気式一発中華面かんたんくん2号、岡持ちパッケージ?」

実際はさくらさんは時々かんだりして、ちょと言いにくそうでした。(^^;;

紅蘭「せや!論より証拠。
   お湯を入れて三分、そうすると横浜中華街に負けへんおいしい中華麺が出来るんや〜
   今回はこの中華麺4個セットをこの小粋な岡持ちパッケージに包みまして
   1つ、1000円でどうや!!」

さくら「1000円、1個250円……微妙;;」

さくらさん、それは言っちゃダメ!(汗)ちなみに、こちらも前回のパターンからなんとなく察したので「安い!」との声はまだかかってません。(笑)

さくら「ああでも、この蓋についてるステッカーが歌謡ショウ使用で貴重ですね!」

紅蘭「今回の観劇の記念に是非お買い求め下さい。目指せ完売でございます。」

さくらがフォローをいれて、紅蘭がいつもの礼をして、拍手!
あれ?今回は短いですか?

さくら「では、休憩は20分間になります。
    この間に、お手洗い、お買い物などお済ませ下さい。
    休憩に続きまして、第二幕「新西遊記」が始まります。」

紅蘭「はい。(^^)
   ああ、さくらはん西遊記といえば孫悟空!
   孫悟空と言えば何を連想されます?」

さくら「金斗雲。」

紅蘭「なるほど。じゃあ悟空が持ってる物は?」

さくら「如意棒!」(^^)

お、紅蘭がしゃがんでワゴンの下の方に手を伸ばしています!さては…!!

紅蘭「ここに取り出だしたるこの小さな棒。これが大発明〜」( ̄▽ ̄)

取り出だしたりますは今回の公演グッズの1つ!しゅるしゅる如意棒!
張り出し舞台の前にそそくさと出ててきて「あらほーい」「あらひょーい」と客席に向かって如意棒を伸ばす紅蘭。(笑)
ちょっと壊れ気味に遊んでいる彼女は面白いです。(爆)
2・3回遊んだ後、さくらにパス。

さくら「爆発しない?」

紅蘭「せえへんって!」

かる〜くさくらも如意棒を伸ばしてみる。

さくら「あはっこれ子供心に帰れますね!」

紅蘭「はい、さくらはんにも大好評のこのしゅるしゅる如意棒。
   お値段は、今回限りの500円でどうやー!!」

渾身の言葉に、会場からは「安い!!」と声がかかります。
今年は二段がまえでしたね!!

紅蘭「はい。蒸気式一発中華麺かんたんくん2号岡持ちパッケージ
   しゅるしゅる如意棒。こちらの方もよろしくお願いします〜」

さくら「どうぞロビーでお買い求め下さい。(^^)
    では、休憩は20分です!」

紅蘭「はいな!ほな行くで。」

1、2!1、2!…と上手の方へと帰っていく二人。
そして、やはり二人の去り際のコメントもありますよ。(^^)

紅蘭「ああさくらはん。
   今回のさくらはんのお衣装、大胆やね!」

さくら「恥かしいの〜…」(*><*)

紅蘭「そんなさくらはんが可愛い〜!」(^^)

さくら「がんばります〜;;」

ちょっと心もとなさそうなさくらですが、大丈夫!あなたが演じる猪八戒はもの凄く可愛いと思う!!

―――14日・夜―――――

さくら「あ、紅蘭。今回の紅蘭の金角のセールスポイントは?」

紅蘭「あ!……必要以上に、赤い舌?
   いや〜照れるわ〜〜!」(*^^*)

さくら「ご期待ください。」(^^)

今回は「新西遊記」の中に関するネタできてるみたいですね。
よし、紅蘭が登場した時には注目してみよう。(笑)

―――15日・昼―――――

紅蘭「あ、さくらはん。
   結局織姫はんは一貫目痩せられたんやろか?」

さくら「それは、見てのお楽しみ♪」

紅蘭「いや〜〜こわいわぁ〜〜〜」

でも、口調が楽しそうですよ紅蘭。(笑)

―――15日・夜―――――

紅蘭「さくらはん、今回の壁宙返り。見事やったわぁ〜!」

さくら「頑張りました。」(^^)

紅蘭「あれ?あれは桃栗はんじゃなかったかなぁ〜〜?」(^^)

さくら「そうだった気もする〜〜」(^^)

まぁ、あれです…よく似てるから間違えたんですよ!(爆)
でも、確かにあの壁宙返りは見事でした!

―――16日・夜―――――

紅蘭「ああ、さくらはん!
   さっきな、にこにこ石鹸工場で親方にそっくりな人がいたなぁ。」

さくら「バーにもいたらしいわよ。」(笑)

紅蘭「優作〜〜〜!!」(笑)

そうか、親方のそっくりさんもけっこういるのか…(大笑)
あ、もちろんドンの方ですよ似ているのは。(^^;;
石鹸工場はドブ板四兄弟の一人だったのですな。

――――――――

二人が完全に上手に消えると、今度こそ20分間の休憩です。
外に出ると売店はそこそこに賑わってましたね。Yahoo!BBの勧誘に捕まらないようにロビーをうろちょろしてました。(笑)
今回は誰が何時どこにいるという情報を全然仕入れてなかったので出会えた人は少なかったですね;;残念;;;;
この間に、舞台の両サイド、通路のようになっている部分のセットがパタッと変わり、街中の壁から中国の山々へと情景が変わってました。


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