最後の流木の姿も完全に下手に消えると同時に、紗幕が上がり中の照明が。
そこは、これから流木たちが流れ着く島―――隠れ家の前で海の荒くれ者達が酒盛りをしています。
ここにもいろいろな方が。大神さんやかえでさん。武田や西村そして、千葉助さん。千葉助さんは人ではなく、銀色のロボットです。
その中でも、舞台の真ん中、アジトの目の前。豪華なイスに座っているリーダーのビリー(カンナ)が空に放った銃声と共に声を張り上げます。
ビリー「俺は海賊王ビリーさまだ!!」
おおーー!!と手下たちの雄叫びに満足したように頷くビリー…でも、この声で海賊王と言うと(以下検閲)
ビリー「今日の酒は俺のおごりだ!(「おお!!」と盛り上がる手下)
心して飲め!大騒ぎして飲め!!じゃんじゃんやれ!!」
なんとも気前のいいお言葉!一際盛り上がる手下たち。その中の姉御肌の女性(かえでさん…衣装は「夜のサンバ」の衣装がイメージ的には近いかな?あれよりも、もっと地中海の女っぽい服です)がお頭を称える。
女「さっすが、海賊王ビリー様だわぁ〜!」
男(大神)「海賊王ビリーは、世界一だ〜〜!!」
女「さぁ野郎ども!!海賊王ビリー様に、乾杯だよ!!」
テーブルに足を乗せて高らかにジョッキを掲げる海賊に続き、次々に声を上げる海賊たち!
♪海賊稼業
一幕のラストで出てきた練習風景そのまんまの、宴会でした。皆様それぞれにアクロバティックな技を見せたり、芸をしたりしていました。
でもロボットだけはナイフ投げの的にされたりと扱い酷いですが;;
ビリー「♪俺様は海賊王だ」
海賊たち「俺達は海賊だ!海賊だ!」
ビリー「♪肝っ玉大きいんだぞ」
ここで、舞台に登場したのは大縄!!
一人二人と縄に入っていき、全員で大縄跳び!!さりげなくこれも難しいんですよね〜…大縄。
と思いきや、20日・昼はかえでさんが引っ掛かり、失敗したそうです;;
そして武田にゴムパッチン。(笑…誰が失敗しても被害者は武田みたいです。)
最後は全員引いて、ビリーが大縄跳び!
ビリー「♪だけど海賊稼業 あーー〜〜…(見計らって大縄へ!)
楽しいぞ〜 な!」
海賊「おー!!」
陽気に盛り上がる酒盛り!!まだ飛んでいたビリーは自分から足を挟んで縄の回転をストップ!
ビリー「おい!おい!!やめろ、楽しいんだけど酒が回る!」
あはははは!!…陽気ですね。
―――20日・昼
ここでめちゃくちゃなハプニングが!…ブロードバンドで見てたのにすっかり失念しておりました。(^^;;
歌い終え、大縄を止めたビリーですが…
ビリー「ちょっちょっと待った!
銃がズボンの中に入っちまった…!
な、なんてことだ〜
DVD収録日だってのに、なんてことだ!」(汗)
これには手下たちも大慌て。
全員でビリーに駆け寄り、ズボンの中に入り込んでしまった銃を外から取り出そうと四苦八苦。(^^;;
でも、どうにかビリーはズボンを脱がずに銃を取り出しました!
全員でホッと胸をなでおろし、大喜び。よ、よかったですねぇ〜〜〜!!
ちなみに、この日以降、ビリーは縄跳びの際、しっかりと手を銃に添えながら飛んでいました。(笑)
さらに余談。この光景はDVDにバッチリ収録されるそうなのでDVDを購入なさる方は要チェック!?
―――――
と、そこに下手から見張りの声が…
「お頭!」
ビリー「なんだ、バッカス!?」
バッカス(西村)「島の入江に、子供が流れ着きました!」
下手から後ろに手を縛られて見張りの海賊に連れてこられたのは流れ着いたジム。
ざわめく海賊たち。
ジム「…こ、こんにちは!!」
できるだけ明るく挨拶をしたジムですが……効果なし?
姉御肌の女性が一歩前に出る。
女「まずいわ…!ここが海賊王ビリー様の隠れ家だって知れたら……
生かして帰すわけにはいかないわね…!」
ジム「!?助けて!お願い!!
(膝をついて)何も言いません!誰にも喋りません!!」
ビリー「(立ち上がり、ジムを一瞥)
…おい、殺れ。」
手下にさらりと言い放つビリー「おおっ!」とジムを囲み剣を振りかざす手下たち!!
ジム、今度こそ絶体絶命!?
ロボット「アいや、マッテください!」
といったところで下手の奥にいたロボットがジムと海賊たちの間を庇うように横切り舞台中央にいるビリーの傍へ。
ロボット「相手は、マダ…子供ですよ…」
ビリー「なんだと…?
口答えするのかロボットのくせに!!
流れ着いたテメェを、修理して動くようにしてやったのは誰だと思ってんだい!?」
海賊たち「そうだそうだ!!!!」
ロボット「…ビリーさまです……」
項垂れるロボット。そうか、一応也ともこのロボットはビリーたちに恩があるんですね。
海賊「そうだ!」
ビリー「へへっ…じゃあ、命令だ。
(ロボットにズボンの間に挟んでいた銃を渡す)そいつを始末しろ!」
ロボット「…ハイ……」
仕方なく銃を受け取り、ジムのほうへと顔を向けるロボット……でもジムの目を見てはどうにも決心が…
ロボット「っあのぉ…」
ビリー「ぶっ壊すぞ!!!?!」
ロボット「ハイッ!!
…デスガ、ここでは……せっかくの酒が、まずくなりマス。」
ビリー「ん?…それもそうだな。」
ロボットの言い分に、「ああ…」と納得する海賊一味。
そうですよね、せっかくの酒盛りの場に死体じゃ…
ロボット「デスカラ、向こうの、崖の上で…バーーン!と…」
ビリー「崖の上で…バーーン!!とだと…?」
と、下手の照明台の上を指差し、銃を形作ると、ジムに発砲の真似!
ロボットの提案にジムは本気で脅え、海賊たちは大盛り上がり。
ビリー「よ〜し!いいだろう。連れて行け!!」
納得した様子でロボットに指示を出すビリー。
ビリーのお許しを得たロボットはジムの手を引っ張って連れて行きます…
ジム「うっうわ!や、やめて殺さないで!!」
ロボット「いいから!ついてキナサイ!!」
ビリー「おい!!(呼び止められて止まるロボット)
崖の上から…バーーン!、だぞ!」
念押しをするビリーに頷くロボット。
ロボット「(ジムの後頭部に銃を向けて…)…バーーン!!」
ジム「!?!
いやだぁあぁあああ〜〜〜!!!!い〜や〜だぁぁぁーー!!」
脅えるジムを再び下手へと引っ張っていきます…海賊たちはあっはっはっはと高笑い。
女「さぁ野郎ども!宴会の続きだよー!!」
おーー!!と酒盛りを再会する海賊たち。
満足げにビリーがイスに戻ると、右側にかえでさんが寄り添い、左側には手下の一人が…
ビリー「あ?なんだこのガキは?」
女「ビリー様、この子新入りです。」
新入り男「よろしくお願いします!!」
深々と礼をする新入り…さすが大神さん。(笑)
ビリー「おお、そうか。
よし、新入り。じゃあ何か芸を見せてみろ!」
新入り男「はい!!」
直立で返事をすると、きょろきょろと辺りを見回す新入り海賊。
そして目をつけたのは、三本の空瓶。
ビリー「お、瓶回しやるのか?
難しいんだぞ、それ。そんじょそこらの海賊にはできないんだぞ。」
と、海賊たちが見守る中構えます……さぁうまく行ったらお立会い!!
新入り男「よっ…ほっ……!」
最初は上々だったんですが…あ〜〜〜!!
ちょっと失敗です;;
うまく行く日があるといいですね…と思いきや残りの公演はほぼ成功!!やりましたね!(^^)
ビリー「ダメだなぁ!貸してみろ。
海賊王にしかできない本物の瓶回しってやつを見せてやるよ。」
新入りから瓶を取り上げ、客席に背を向けて構えるビリー…手下に囲まれ息を呑む瞬間!
ビリーが瓶を高く放り投げました!!ああ、左右に次々と!!(笑)瓶、戻ってきません!(爆)
けれども、お頭の芸です。大盛り上がり!!その後もジャグリングやら腹芸やら手品で盛り上がる海賊たち。
そんな大盛り上がりの海賊たちを紗幕で遮りますと…舞台は一転、照明が落ち、下には荒れ狂う海の崖…ビクビク泣きながら下手の照明台(崖)を登るジム…とうとう崖の縁に立たされてしまいます。銃を構えるロボット…!!
ジム「…た、助けて!」
ロボット「ダマレ…!」
ジム「や、やめてっ撃たないで撃たないで撃たないで!!!」
バーーンッ!!!
ジム「うわあああああっ……あ、あれ?……」
銃声が響き、撃たれてしまった…と思いきや。ジムが目を開けるとロボットは銃口を空に向けていました。
しっ…と声を出さないように指示をして辺りを見回すロボット。どうやら、誰も見ていないようです。
ロボット「…お前、ロンドンからきたのカ?」
ジム「う、うん!」
ロボット「わかるよ。そのバッチ…ロンドンのブリキ工場のバッチだ!」
ジム「このバッチ…?」
え?と自分の胸元を見ると、そこには銀色のバッチが…
そのバッチは流木がジムが漂流している間につけていたあのブリキのバッチ。
思わぬものから命を救われたジムです。
ロボット「オレも、ロンドンで作られたロボットなんだ…
ホラ!(胴体に大きくあるハートマークを指す)ココに心の回路がアル。
この回路が、人間を傷つけちゃイケナイと言うんだ。
…機械はみんな、人間を守るために生まれたんダ。
だけどビリー様は、人間を殺せと言う……カナシイ……」
ジム「…そんな悪い人間ばっかりじゃない。
いい人間には、機械の心がわかるさ!」
落ち込むロボットに力強く声をかけるジム。
…なんだか、ちらほらと役を超えて紅蘭の言葉にも感じますね。
ロボット「それは良い心だね。人間のモツ良心という心だね。」
ジム「うん。」
ロボット「お前は、それを持っているか?」
ジム「ん…わからない!」
明るく質問を返すジム。
ああ…この演出は、紅蘭だからこそ活きる演出かもしれませんね。
ロボット「持っている!オレにはわかる。
さ、ナワを解いてやろう。」
ジムの両手を縛っていた縄を解くロボット。ようやく両手が自由になったジムは手首を回したりして怪我が無いかを確認。
ロボットは客席の遠くを指を指してある場所をジムに教える
ロボット「イイカ?この崖を下り、ジャングルを越えた向こう側に港がアル。
そこで船を見つけて、ロンドンに戻れ…!」
ジム「え…う、うん。」
言われるままに崖を下りようと足を踏み出したジムに、ロボットはもう一つ忠告。
ロボット「あ、ああ、ジャングルの中は物騒だから、気をツケテ行けよ。
ウマクいくかどうかは、お前の運次第…」
ジム「…わかった。ありがとう!」
ハキハキした言葉でロボットにお礼を告げて崖を下るジム…が、ふと足を止めて崖の上に残っているロボットを見上げます。
ジム「あ、ロボットさん!お名前は?」
ロボット「名前か、オレは…
…オ…レ…は……名前がない。
ジム「じゃあ僕が名前を付けてあげるよ!ええーと……」
頭を捻るジム。すると、上手からひょっこりとトランプの騎士が登場して…今度は持っていたステッキをゆっくりと円を書くように回してジムに差し向けます!
と同時に、ジムの頭には閃きマークが。
それを満足そうに見ると、トランプの騎士はまた上手へと戻っていきました。
ジム「あ!ラッキーマン!ラッキーマンはどうかな?
幸運の人って意味だよ。
じゃあね〜!」
名前を提案してジャングルへと去って行くジム。残されたロボット…ラッキーマンは歓喜に震えています。
ラッキーマン「…ラッキーマン…ラッキーマン……!!
名前だ、名前をもらったぞ…!
オレは名前をもらったんだ!!
♪オレの名前だ オレはラッキーマン…!
オレの名前だ …ラッキーマン!!」
両手を高く空に向けて叫ぶラッキーマン。
そのままラッキーマンを照らすスポットは消えて、一瞬の暗転後…舞台の紗幕が上がり照明が。そこは深い緑の世界、ジャングル。様々な動物が歌い踊っています。その真ん中にはリーダー的存在の虎…タイガーチェリー!(さくらさん)
舞台の中央に祭壇を設け、その上にはフルーツのお供え物―――どうやら、今は何かの儀式か祭りの真っ最中のようですね。
♪野生の雄叫び
今回の舞台で一番激しいダンスナンバーになっていました。とにかく皆さん動く動く!跳ぶ跳ぶ!振り付けとして初のバンブーダンスも披露。
このシーンではタイガーチェリーの妹分的存在としてアイリスが参加していましたが…あれは、動物でいったらなんだったんでしょう?(^^;;
猫か何かかな…と疑問に思っていたらシマウマとのこと。
チェリー「♪ここはジャングル 密林の奥
野生をなくせば 食われるぞ
ここはジャングル 密林の奥」
歌の途中でジャングルに足を踏み入れたジムが舞台奥下手から登場。
…あ!祭壇にあるお供え物のフルーツを勝手に食べたら……!
チェリー「♪さあ燃えろ情熱 ギラギラと
さあ熱く野生に生きるんだ」
ああ、見つかってしまいました。タイガーチェリーが見ている中、周りの動物たちは、ジムを捕まえて祭壇前で磔状態に。く、食われる…?
チェリー「♪タイガーチェリー 心から呼べその名を
タイガーチェリー 爪を研げ牙を磨け! 命尽きるまで
野生の雄叫び!」
最後のポーズの前では張り出し舞台の上でなんと(補助つきですが)バク宙を披露!!タイガーチェリー凄い!!
チェリー「さぁ!これから月の女神に供え物をする!」
高らかに祭りの始まりを告げるタイガーチェリー。だけど、集まった動物たちは突然の乱入者であるジムにご立腹。
シマウマ「(磔のジムを指差して)こいつ、お供え物、食った!!」
ジム「ご、ごめんなさい!
お腹空いてたから…(じりじりと唸り声を上げて近寄ってくる動物たち)
あ、い、いま出します!!
…げぇーーーーー!!」
いや、ジム…一度胃袋に入ったものは出せても;;;
動物たちも嫌がって離れてますよ!?(^^;;
ジム「…うぁぁ出ない〜!」
あ、ある意味良かった;;
シマウマ「…っお腹切って出せー!!」
ジム「い、いや!やめて!!
う、うわぁぁあ〜〜!!!!」
チェリー「待ちなさい!」
今にも飛び掛らんとする動物たちを一声で制止させるタイガーチェリー
磔にされているジムに近づく。
チェリー「…お前、何処から来た。」
ジム「倫敦…!」
チェリー「!聞いたことがある…それはたくさんの人がいる
大きな建物がある…みんなが喜びに生きられる所!」
ジム「あー…まぁね。」
チェリー「素敵な場所?」
ジム「そうでもない。ジャングルの方が素敵だよ!」
チェリー「?…ホントに、そう思うのか?」
ジム「うん!ジャングルは神秘的だよ!
倫敦には、自然が無い。
あぁ〜…この木に包まれているような感覚。生き返るような気持ち…!」
チェリー「木の精霊の力だ!」
タイガーチェリーが感謝の念をこめて言うと、照明が薄暗くなり、木々の声や鳥の囀りが。
ジム「凄いね!」
照明が元に戻るとジムが感激した様子でタイガーチェリーに声をかけます。
チェリー「わかるのか?」
ジム「わかるさ!」
チェリー「お前、いい人間だ!」
ジム「わかる?!」(^^)
実直な受け答え。(笑)
チェリー「さぁ、縄を解け!」
仲間の動物たちに指示をし、ジムはなんとか自由に身に。
弾かれるように舞台の真ん中へと出るジムと入れ違いでタイガーチェリーが祭壇の階段部分に腰をかけます。
チェリー「お前、なにしにここに来た?」
ジム「海賊の宝を探しに!」
チェリー「それ聞いたことある!」
ジム「このドクロ岩洞窟って所に!」
地図を広げて目的地を示すジム。…あれ?いつの間に目的地の名前が判明したのでしょう;;
ちょっと疑問に思っているこちらを余所に、目的地を聞いた動物たちは一斉に戦慄を走らせ驚いています。
チェリー「ドクロ岩!?…それ怖いところだ。」
ジム「…でも、宝を見つけたい。
そして、大金持ちになるんだ!」
チェリー「オオガネモチ…?
それはなんだ?みんなが喜べるのか!?」
ジム「あー…たぶんね!」
ジムの答えにうん、と頷くタイガーチェリー。すると立ち上がり、祭壇の上でも一際大きいピンク色のフルーツ(形はりんごに近いかな。)を持ち出す。
チェリー「これを、お前にやる!!
みんなの喜び大事だ。さぁ!」
動物たちは一時ざわめきましたが、タイガーチェリーの決定です。
タイガーチェリーは「みんなが喜ぶ事」を一番大切だと思っているようですね。差し出されたフルーツを受け取ると、ジムもお礼を言います。
ジム「あ、ありがとう!
じゃあ、お礼にこのバッチをあげるよ!」
物々交換になりましたね。ジムは銀色に光るバッチをタイガーチェリーの手に渡します。それを見たタイガーチェリーは…
チェリー「っステキだー!!!!」
大喜び!動物たちも大喜び!(笑)
これからあのバッチが祭壇を飾るのでしょうか?大満足のタイガーチェリーはジムの肩に手を置いてドクロ岩洞窟までの道のりを説明。
チェリー「(客席の右の方を指しながら)いいか、まずこう行く!
そして河を渡る。(客席の左の方を指して)で、こう行く!
分かったな。さぁ行け!」
ジム「えっ!?う、うん!ありがとう。」
アバウトな説明に、一応のお礼を言ってジムはフルーツを抱えたまま上手へ走ります。
チェリー「必ず、オオガネモチを手に入れて、みんなを喜ばせろよ!」
ジム「うん!」
ジャングルの住人(住獣?)に手を振ってタイガーチェリーに教えてもらった道を行く為に上手へと走るジム。
さて、舞台は紗幕が下りてまた別の場所。今度は一体どこだ?と思ったのもつかの間、軽快な音楽と共に下手から赤ワニたちが踊りながら登場!今回、赤が多いですね。赤ワニ、赤ザメ、赤ダコ…なぜでしょう?しかも全員コミカルな衣装で。(笑)
赤ワニは4人。胸元にはそれぞれ1、2、3、4と番号が。ちなみに、1号は団耕助、2号は大神一郎、3号は山沢のりさん、4号は渋谷玲子さんです。
1号だけ張り出し舞台の上で赤い傘をスティックかわりにして一人で踊っています。後の赤ワニはその後ろで手に手をつないで一列で踊っています。バレエのようですね。
2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」
2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」
♪赤ワニダンス
今回の曲はコミカルソングが多いですね〜この歌はダンディのボスがメロディーで、後の方々はコーラスのような歌い方をしていました。3号のお腹の部分には車輪がついているのでときどき腹ばいになって本物のワニのような動きをしていました。
1号「♪ワニ〜 ご飯の前には」
2号・3号・4号「♪手を洗う〜」
1号「♪ワニ〜 ご飯がきたなら」
2号・3号・4号「いただきます!」(手を解いて、胸の前で合掌)
1号「♪ワニ〜 ご飯が終わったら」
2号・3号・4号「ごちそうさま!」(再び合掌)
1号「♪赤ワニとの約束だ〜
いいな!」(^^)
なんだか、よいこの歌?(笑)でもそう言えば、幼稚園以降、ちゃんと合掌でご飯を始めて合掌でご飯を終えるというのは数えるほどしかないですね…むぅ…ってここは考え込む所なのか?(爆)
1号「♪ワニ〜 ご飯の前には」
2号・3号・4号「♪手を洗う〜」
1号「♪ワニ〜 ご飯がきたなら」
2号・3号・4号「いただきます!」(手を解いて、胸の前で合掌)
1号「♪ワニ〜 ご飯が終わったら」
2号・3号・4号「ごちそうさま!」(再び合掌)
全員「♪お腹が空けば なんでも美味い
さあご飯の前に 赤ワニダンス〜……はい!」
!なんと、そのダンスは食前の運動だったのですか。
2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」
2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」
全員「♪赤ワニダンス〜!」
1号から4号まで仲良くポーズ!
けれど、ご飯の前のダンスなのに…肝心のご飯は?(^^;;
と、そこに上手奥からジムがフルーツを抱えて歩いてきました。
ジム「タイガーチェリーさんの説明全然わかんないよ〜」
1号「あ、人間だ!脅かすぞ…!」
ジムに気付かれないように後ろに下がる赤ワニたち。一方、ジムの方は赤ワニたちには気付かずに舞台を横切るために移動中…
ジム「今河渡っただろ?
ここを右に渡って… 2号「食べちゃうぞ!!」
真っ直ぐ行けって 3号「丸のみだ!」
言ってたからこっち 4号「ごっくんしちゃうぞ!」
でいいんだよな。」 1号「ワ〜〜ニ〜〜!!」
あのぉ赤ワニさん。まったくもって気付いて貰えてませんが。(爆)
1号「ああ、こらこら!」
ジム「なんです?」
ようやくジムが足を止めて赤ワニたちの方を向きました。…ジム、なんだかめちゃ度胸がついたと言うか…たくましくなりました?(^^;;
1号「とりあえず私たちは、ワニ。なんですから…」
ジム「はい、こんにちは!」
1号「ああ、こんにちは。(^^)
2号・3号・4号「こんにちは!!」
「ってそりゃないでしょう!ねぇ。
こんな格好していますが、凶暴なワニなんです。
怖がってくれなくちゃ〜」
2号「くれなくちゃ!」
3号・4号「くれなくちゃ!!」
ジム「(フルーツを下において)わかりました。
……わ〜こわ〜い!」
ジムの反応はとても本気で怖がっているとは思えないもので…(^^;;
ああ、赤ワニたち崩れちゃってますよ;;
1号「ああ〜〜〜!!ウソっぽいぃ〜〜!!」
2号「(胸を抑えながら)傷つくんだよなぁ〜!そういう態度されると!!」
3号・4号「傷つく〜!!」(TT)
1号「わたしたちにもワニの立場ってものがありますからね。立場ってものが。
立場ってものを理解できないと、大人になれないよ?」
ジム「はい〜…」
1号「じゃ!もう一回怖がってみて!」
ジム「はい!!
……っあのぉ〜〜!!
何も無くて怖がるのはどうかと…脅かしてもらえませんか?」
なんだか、ジムの反応が現代っ子っぽい。(^^;;
1号「ああ、いいですよ!!…よし!2号、行け!」
2号「えっ?!」
突然脅かし役に指名された2号は、そろそろとジムの前へ。そして…
2号「……ぎゃお!!」
ん〜〜…手を構えて、顔を突き出して脅かしたには脅かしたんですが…(^^;;
迫力不足といいますか、インパクトが無いと言いますか……あ!ジムが思いっきり2号の頭にツッコミを!!(爆)
2号「痛っ!」
ジム「もう一回!」
2号「ちきしょお〜〜〜!!!(3号を腹ばいにさせて)
ええ〜〜い!!」
3号をジムのほうに滑らせ、こんどは全員で脅かしにかかりすが…
あ〜あ…ジム首振っています;;
ジム「もうダメです。全然なってないです!あなた方、ワニ!なんですから。いいですか?
……ぐわーーーー!!!!」
赤ワニ「うわあああっ」
ジムの声に赤ワニが怖がってどうするんですか!!煤i ̄□ ̄;;
ジム「情けないなぁ。」
2号「だって!お腹空いてんだもん!!」
3号・4号「空いてんだもん!!」
なるほど、それゆえに腹の底から力が出なくて迫力が無いんですね〜
ジム「じゃあこのフルーツあげるよ!」
赤ワニ全員「えっ!?」
あっさりとタイガーチェリーから貰ったフルーツを差し出すジム。今ジムは赤ワニたちにとって天子のような存在に見えてるかもしれませんね〜(笑)
嬉しそうにフルーツをかかえる2号・3号・4号!
リーダー格の1号はちゃんとお礼を言います。
赤ワニ全員「わ〜〜い!!わ〜〜い!!」
1号「では、お礼にこの傘をあげよう!」
ジム「傘?」
感謝されたジムは、一号がステッキ代わりに使っていた赤い傘を貰いました。
う〜ん、なんだかわらしべ長者の世界。(笑)
1号「ああ傘だ。
傘は熱い太陽から守ってくれるし、雨が降っても守ってくれる
神様みたいなもんです。」
ジム「ありがとう。」(^^)
1号「いえいえこちらこそ!どうも…アリゲーター。」
ありがとうとかけた駄洒落にどたっと倒れる2号〜4号。
ジム「とんでもない、ワニ。」
でもジムの返し駄洒落には全員で「うまい!」と拍手!(笑)
1号「じゃ、気をつけてね〜!」
ジム「うん!さよなら〜!」
食べ物を手に入れた赤ワニは嬉々として上手へと去っていきました。
それを見送り、さぁ自分も進むぞとジムが進行方向を向いた時。突然の大雨!
ジム「うわ!スコールだ!!
よかった傘持ってて(傘を広げるジム。その間にも雨は激しさを増して…)
うわっすっげぇ!すっげ〜!!」
おそらく、ジムが経験した雨の中で一番激しい雨だったのでしょうね。大興奮の様子。
…けれど、その雨に混じって妖しい声が…
ジム「うわっ!?」
声と共に現れたのは、荒れ狂う海でも登場したダンサーたち。そしてジムは…
ジム「うわあぁぁぁ…!」
再び風に攫われて、傘を持ったまま下手へと飛んでいきました!!
暗転。…しかし、本当に今年はフライングの技術が上がっていますね。
ゆっくりと照明が戻ると、そこはほの暗い洞窟。上手から登場した大きな四角い岩にはドクロの形が…どうやらここがドクロ岩洞窟のようですね。
その上には青い光を纏った南海の魔女が。「♪海の女王」の最後のフレーズを歌っています。
魔女「♪人の愛も命も 虚しく壊れる
あーあーあ〜 あーあーあ〜 私が海の女王
あーあーあ〜 あーあーあ〜 あーあーあ〜」
そして、歌が終わりに近づくと同時に、気を失ったジムが、魔女の魔力によってドクロ岩のすぐ下へと下ろされ…歌が終わると同時に
ジム「!!」
気がついたジムは、自分の身に起こった出来事をすぐさま理解したのか、岩から離れ、魔女と距離を取ります。一方、魔女は余裕の表情。
魔女「ようこそ、坊や。
お前はこのドクロ岩に眠る宝物を探してきたんだね。」
ジム「そうだ!!」
魔女「ほぉ…お前いい眼をしてるねぇ。何処までも真っ直ぐな少年の眼差しだ。
自分の意思と力でどんな夢も叶うと信じている…ははは…
……虫唾が走るんだよ!!
お前の夢なんて叶うものか!宝なんか手にはいりゃしないよ!!
さぁ…お前に本当の人生を教えてやる…!!」
ジム「お前に教えてもらわなくていい!
僕の人生は、僕のものだっ!!」
魔女「ほぉ…元気のいい坊やだね。
いいだろう…あたしの力を思い知らせてやるよ!」
風の唸る音と共に魔女が手を降ると…!
魔女「はあ!!!」
ジム「うわあああっ!!」
ジムの立っている場所のすぐ後ろの岩から火花が!!
魔女「あーっはっはっはっは!!
ここでお前の人生を終わらせることだってできるんだよ。
でも…もう少し……(魔女の体が宙に浮かぶ!!)」
ジム「!?」
魔女「遊ばせて貰おうかね!!」
空を飛んで迫り来る魔女!!ジム絶体絶命のピンチ!!
とその時!洞窟に響いたのは銃声!!
魔女「だれだっ!!」
ジム「シルバー船長!!」
下手から駆けつけたシルバーの名を呼ぶと、二人の目が合った。
シルバー「ジム!?無事だったのか…!」
ジム「僕にはラッキーがあるって言ったでしょ!」
再会を喜び合う二人。でもそれを切り裂くのはドクロ岩の上に戻った魔女。
魔女「これはこれはジョン・シルバー船長。
あんたもこりないねぇ。冒険だ浪漫だって…
え?忘れちまったのかい?
あんたは昔あたしに負けただろう?こてんぱんにさぁ!!あーはははは!!」
シルバー「やめろ。」
左手の鍵爪を抑えるシルバー…その腕は、昔魔女に持っていかれた腕だったのですね……
魔女「やめないよ!
シルバー。いつまでそんな物語にしがみ付いてるんだい。
いい加減に大人になりな!」
シルバー「うるさい!!」
シルバーが狙いを一瞬でつけて発砲!!ですが、魔女は宙に浮かんで回避!
魔女「あーっはっはっはっはっは!!無駄さ無駄無駄!
お前のヘナチョコ弾なんて100発撃ったってあたりゃしないよ!
…さぁ、今度はあたしの番だよ!いくよっ…負け犬!!」
宙に浮いたまま魔女が気を入れると、シルバーの足元に火花が散る!
シルバー「うわあ!!」
吹っ飛ばされるシルバーそのまま膝をついて動きません…
ジム「シルバー船長!?」
シルバー「…やはりダメだ…あいつには勝てない…!」
絶望に飲み込まれそうなシルバーに、ジムは希望の言葉で奮い立たせる。
ジム「いや勝てるよ!!そう信じなくっちゃダメだ!!」
魔女「勝てっこないよ!!
お前たちの物語も、ここで終わるのさぁ!!」
ぶわっと宙を裂いて二人に飛び掛る魔女!
逃げ惑うジムやシルバー。ジムは舞台中央に、シルバーがドクロ岩に背中をくっ付けたところで、魔女も点々としている岩場の一つに着地。
魔女「あはは!!逃げろ逃げろ!
無様だねぇシルバー…こんなのはどうだい?」
うねりを上げる風。そして魔女の魔法がシルバー船長の背後を襲う!!
シルバー「ぐわぁ!!」
衝撃で舞台中央まで飛ばされてしまいます。心配で駆け寄るジム。
シルバー「…やはりダメか…っ」
魔女「死ねぇ!シルバー!!」
魔女の魔法が二人の頭上で炸裂!!同時にダメージを受けて二人は膝をつき、張り出し舞台の上へ。
失意のどん底に落とされたシルバーに、ドクロ岩へと戻っていく魔女の高笑いが無情に響く。
魔女「あーっはっはっはっはっは!!」
シルバー「くそっ…取り戻せないのか…俺の物語は……!
この孤島で朽ち果てるのか!」
ジム「あきらめちゃダメだ!あきらめなければ、ラッキーが拾えるんだ!!」
シルバー「俺には一度もラッキーは無かった…それが俺の物語だ…」
ジム「(立ち上がる)これは僕の物語だ!
現在進行形の物語だ!それなら、あなたの物語とは、違う筋道があるはずだ!!」
魔女「無駄な事だよ!!」
ジム「生きてることに無駄なことなんてなーい!!
うわあああああっ!!」
傘を武器に魔女へと走り出すジム!…ですが……
魔女「ふんっ」
ジム「ぐわああっ!!」
シルバー「ジム!?」
ドクロ岩から勢いよく噴出した白い煙に撒かれ、退散を余儀なくされるジム。
このまま、ジムとシルバーの人生の幕は、物語は終わってしまうのか?
魔女「あーーーっはっはっはっはっはっはっはっは!!
この南海の魔女の恐ろしさがわかったかい?」
ジム「…南海の魔女?
!そうか!南海の魔女…難解な言葉を何回も…
オウムだ!オウムーーーーーー!!」
張り出し舞台の上で声の限りに絶叫するジム!
すると再び上手にトランプの騎士が!両手で魔法の銀粉を撒くと…
コケコッコー!!
下手からオウムが登場!(トランプの騎士はその間に上手へと下がっていく)
オウム「うぃーっす!」
登場軽っ!(爆)
ジム「オウムー!!
オウムが魔女の弱点を知ってるんだ!」
シルバー「なんだって、オウムが?!」
オウム「おっまたせ〜〜!!」
羽をバタバタさせながら下手からジムやシルバー船長のいる張り出し舞台の上へ!
ジム「さぁオウム。魔女の力を封じるんだ!
僕の、切り札となれ!!」
オウム「ヤコペッティホーヘンバークJrの名にかけて!いくぞ〜!!
一生懸命〜 無我夢中〜
勇気凛々〜 焼肉定食〜〜!!
・…どうだ!!」
オウムが割とゆっくりめに四文字熟語(?)を並べると、二人と一匹はばっ南海の魔女の様子を確認!
すると…
魔女「ぐわぁぁぁ…!四文字熟語だっ…そ、それも難しい…!!」
喉を抑えて苦しそうです!!……マジですか!?(驚)
ジム「ホントに苦しんでる…!」
シルバー「そんなバカな…」
そりゃ、そうも言いたくなりますよね。(汗)
オウム「な〜!ウソじゃなかっただろ〜!」
ジム「…ああ!(魔女の方を指差す)
さぁ南海の魔女!覚悟しろ!!」
オウム「難解な言葉を、何回も言うぞ〜!!」
魔女「やめろ!!」
オウム「一生懸命 無我夢中 勇気凛々 焼肉定食!!
一生懸命 無我夢中 勇気凛々 焼肉定食!!
一生懸命 無我夢中 勇気凛々 焼肉定食〜〜!!
…どうだ!!」
魔女「…あぁ……」
ふらっとめまいを感じた魔女は服の青い光も絶え絶え。(^^;;
その絶大な効果に思わず肩を抱き合い「もう少しだ!」と喜ぶ三人。(笑)
ジム「!…そうだ!会場のみんな!!
僕たちに、力を貸してくれ!」
おお、子供劇っぽい演出だ!!(爆)
もちろん、会場は協力する気満々です。
オウム「よーーし!!いくぞ〜〜〜!!」
ジム「せーのっ!!」
オウム「一生懸命 無我夢中 勇気凛々 焼肉定食!!
一生懸命 無我夢中 勇気凛々 焼肉定食!!
一生懸命 無我夢中 勇気凛々 焼肉定食!!…」
ジム「一生懸命! 無我夢中! 勇気凛々! 焼肉定食!!
一生懸命! 無我夢中! 勇気凛々! 焼肉定食!!
一生懸命! 無我夢中! 勇気凛々! 焼肉定食!!…」
シルバー「…一生懸命、無我夢中、勇気凛々、焼肉定食!
一生懸命、無我夢中、勇気凛々、焼肉定食!
一生懸命、無我夢中、勇気凛々、焼肉定食!…」
って、あ、あらら?…バラバラで誰の声にあわせたらいいのかわかりませんよぉ〜(^^;;
魔女「ぐわぁぁぁ〜〜〜!!……あーっはっはっはっはっは!!
なんだお前たち、全然揃ってないじゃないか!
そんなことであたしを倒そうだなんてちゃんちゃら可笑しいよ!!」
ああ、やっぱりちゃんと唱和しないとダメなんですね;;
魔女の服の光もバリバリ復活しています。(^^;;
ジム「魔女が立ち直ってしまったぁぁ〜〜!!!」
ジム「どーーーしよーーー!!!?」
オウム
抱き合って困り果てるジムとオウム。シルバー船長は「やれやれ…」と半ばテンションについていけないように頭を振る…が、そんなメンバーの後ろ、舞台の奥。上手ゆっくりと舞台中央奥へと歩みを進めている存在が…そう!トランプの騎士です!!
ラッキーマンに名前を授けた時に手にしていた杖を大きく一振り!!
すると、上手と下手から4枚のトランプが…
魔女「な、なんだ…!?」
オウム「あ!トランプガールズだ〜!」
2幕の冒頭「トランプの裏表」で踊っていたトランプたちです!!間隔を取って舞台に並ぶと、そのまま制止!
ジム「さぁ!みんな、もう一回!!
『一生懸命』!!」
ジムの掛け声と共に、一番右のトランプガールが回れ右!背中には「一生懸命」とデカデカと書かれています!(笑)
そうか、これで唱和させるんですね!
どんどんトランプ達が反転していきます。
『無我夢中!!』
『勇気凛々!!』
『焼肉定食!!』
『一生懸命!!』
『無我夢中!!』
『勇気凛々!!』
『焼肉定食!!』
『一生懸命!!』
『無我夢中!!』
『勇気凛々!!』
『焼肉定食!!』
「うぁぁああっ…ぐ…美人薄命なのかっ…あぁぁぁぁ〜〜〜!!」などともがく魔女。…美人薄命ってけっこう自滅な言葉なのでは?(爆)
ここで一旦ジムが右手を水平に差し出し、会場の声を制止!!
ジム「…さぁみんな!トドメをさすぞ!!」
ジムの言葉と同時に、トランプの騎士の魔法の音が…なんといつの間にかトランプの騎士が岩場の一つの上に立っていました!!そしてくるりと背中を向けると、そこには「悪霊退散」と!!
ジム「あの言葉を、僕と一緒に力の限り叫んでくれ!!
せ〜〜〜の!!!!」
『悪霊!退散!!!』
魔女「うっ…ううぅ……っ!!
難解〜〜〜〜!!」
とうとう力尽きた魔女!スモークと共に上手へと回転(フライング)しながら退散していきます!!
ジムたちの勝利です!(余談:この「悪霊退散」、17日以降に追加されたトドメで、初日と16日公演は「焼肉定食」とそのままの流れで魔女を退けていました。)
ジム「やったぁ〜〜〜!!!」
勝利を喜び合うジムとシルバー、そしてオウム。この間に、トランプガールズ達は消えていきました。
シルバー「…なんだそうだったのか。
俺はラッキーを持っていたのに、気付かなかったのか。」
オウム「んもう、いやだよぉもう!」(照)
改めてオウムを見るシルバー。誰にだってラッキーはある。けれど、それに気付けるかは本人次第なんですね。
シルバー「でも一つだけ言っておく。(オウムの肩に手を置きながら)
…焼肉定食は四文字熟語じゃないぞ。」
シルバー、ナイスツッコミ!(爆)
オウム「うわ、まじっすか!すっげー勉強になりました!
アイテッ!」
嘴、思いっきり叩かれてしまいました。(笑)
そこへ抜き身の剣を手に持って上手から駆け寄ってくる二人の船乗り!ジムはなぜか条件反射(?)で張り出し舞台横の階段通路でしゃがんでいます。
船乗り(親方)「船長〜〜!!」
シルバー「!…なんだお前たち、今頃のこのこと!」
船乗り(親方)「す、すいやせん…」
オウム「なぁ〜んだお前たち!!バーカバーカ!ハーゲハーゲ!!」
調子に乗って軽口をたたきながら飛び回るオウムに腹を立てないわけ無いですよね、船乗りさんたち。(笑)
船乗り(親方)「なぁんだと、この…!」
ジム「やぁ!」
船乗り(親方)「!!ジム!
お前生きてたのか!!」
ジム「(舞台の上に戻りながら)僕にはラッキーがあるって言ったろ!」(^^)
無事に仲間とも合流できましたね!(^^)
さぁ魔女も倒して、後は宝物に向かって一直線!
…のはすが……
バーーン!!
一発の銃声と共に、下手から現れたのは…なんとビリー海賊一味!!とっさにジムを後ろへと庇うシルバー船長。ちなみにオウムは張り出し舞台横の階段通路で縮こまっています。(^^;;
ビリー「ははははは…やっぱりシルバーだ。」
シルバー「久しぶりだな、ビリー。」
オウム「久しぶりだな、ビリー!ひゃあぁぁっ!!」
…真似したのはいいんですが、すぐに睨まれて再び小さくなっています、オウム;;
ビリー「やいシルバー。宝はどこだ?
お前が昔隠した宝だよ!!」
ジム「えっ!?船長が隠したの?!
じゃあ、この地図は…?」
ビリーの言葉に思わず前に出て懐に持っていた地図をシルバー船長に見せるジム。
その姿をみたビリー一味は全員が「あ!」と驚きの声を上げます。
ビリー「あいつ…!生きてやがったのか!?
(ロボットを捕まえて)さてはテメェ、逃がしやがったな!!」
どんっと前に突き出すビリー。ジムに名前を貰ったロボット、ラッキーマンは、必死に弁解…
ラッキーマン「ス、すみまセン、ビリー様…
ですが、人間を殺してはイケナイと思います…
そんなコトをしたら、この世は地獄です…!」
ビリー「くっははははは…いいんだよ、この世は地獄で。
人間はな、可愛い鳥や、豚や牛だって殺すんだよ。
だったら人を殺して何が悪いってんだよ!なぁ!!」
同意する手下たち。その様子を黙って見ているシルバー
シルバー「…淋しい男だな、お前は。
確かに生き物はみんななんか食って生きてる。
時には鳥も殺すだろう。
だが、同じ鳥でも俺は決してあのオウムを殺したりはしない。(後ろに立つオウムを指す)
なぜだかわかるか?…それはあのオウムは俺にとってかけがえの無い友人だからだ!
……大事な仲間を守る。
これは人間のルールだ!!」
毅然と言い放つシルバーの圧力に、一瞬ひるむビリー。だが、そこで圧倒されるほどビリーは弱い気の持ち主ではなかった。
ビリー「うるせぇ!俺にルールは無ぇ!!」
ビリーが剣を振り上げると同時に、戦闘開始!!
ほどなくしてビリーの手下数人とビリー本人、シルバー船長、ジム。そしてラッキーマンを残して紗幕が降りて舞台の前方と張り出し舞台の上での戦闘に。
細身の剣を抜いて応戦するシルバー。手下二人とビリーの3人を相手にするシルバー!
ビリー「はははははは!」
シルバー「待て!!」
下手へと消えるビリーを追って戦いの場所をかえるシルバー。
残されたジムは新たに上手から現れた二人と懸命に戦います!ですがジムの武器らしい武器と言ったら傘だけ。
それでも、素早い身のこなしで何とか隙を突いて攻撃!ですが、とうとう傘も取られ避ける一方に。
そして、ジムが二人に気を取られている間に…下手ではジムに狙いを定める海賊が!!
ジムから少し離れた所…下手にいるラッキーマンはジムを助けるべく、ジムの傍へ駆けつけます!
ラッキーマン「ジム、危ない!ウッ…!!」
ジムの前に飛び出した途端、ジムを狙っていた海賊の銃弾がラッキーマンに命中!
……動きが止まってしまいました…
ジム「ラッキーマン!?」
けれど、ジムが名前を呼ぶと…
ラッキーマン「…ナマエだ……オレの、ナマエだ……!!
オオオオオオオオッ!!!」
動力を振り絞って動き出すラッキーマン!
海賊たちはラッキーマンのパワーに押されて退散していきます!
やった!……けれど、海賊が退散すると同時に…ラッキーマンは奈落の上に倒れてしまいます。
ジム「ラッキーマン!!!」
駆け寄って頭を上げるジム。
ラッキーマン「オレ、ニンゲン守ル…」
ジム「…ありがとうっ!」
ラッキーマン「オマエ、メからオイルもれてる…コワレタ、のか…?」
ジム「……これは、涙だ…」
ラッキーマン「ナミダ…知ってル……
これがナミダか……ニンゲンはイイナ…
ナミダがナガレるのは、愛があるってコトダ」
ジム「っ…お前には、心回路があるじゃないか!
素晴らしい、心回路が!…それって、愛があるってことだよ!!」
ラッキーマン「愛…オレにも、愛がある……?」
ジム「…うんっ……!!」
ラッキーマン「……オレ…オマエ…ワスレナイ……
ナマエ…ヨ……ン……デ………」
ラッキーマンが全てを言い終える前に、動力の止まる音が無情に最後の時を告げる…
ジム「ラッキーマン…?
!!…ねぇ、動いてよっラッキーマン!!!」
…機体をゆすっても、再起動は、しない…
ジム「うっ…うわぁあああああああああああああっ!!」
ラッキーマンを抱いて泣き崩れるジム…
二人はそのまま奈落に乗って下へ。
ジムが一つの悲劇を体験して去った舞台では、水の流れ落ちる音と共に紗幕が上がる。
そこは瀧と清流が流れる洞窟。どうやらドクロ岩洞窟の深部は水晶の洞窟になっているようですね。
静かな空間は下手から現れたシルバー船長と複数の海賊たち…6人ですね。の剣が交わる音で破られます。
シルバー「はっ」
見事な剣捌きで次々と海賊たちを倒すシルバー。
大人数を相手に勝利を収めたシルバーの元に、瀧の裏からゆっくりとビリーが
ビリー「シルバー…決着をつけよう。」
ゆっくりとシルバーと同じラインに進んでくるビリー。
舞台の中央で対峙する二人…
シルバー「そうだな…お前は、俺の物語の登場人物だからな。」
剣を構えるシルバー。対するビリーは剣を左手に持ち右手を突き出し…ん?なんだかそそくさと黒子さんがビリーの右の拳の傍に……まさか、ねぇ…そんな…
ビリー「何を言ってやがる。
いくぞ!のびのび、アーム!!」
ぎゃー!!!やっちゃったよ!ビリーの腕が伸びたーー!!!(爆…黒子さんが引っ張ってます。)
ゴムゴムだー!!いやもう、真面目な空気が一転して爆笑の渦ですよ!!
シルバー「ふっ」
でも、伸びた拳を軽々とよけて、スパッと剣で腕を切るシルバー。非常にクールです。(^^;;
腕はそのまま上手へ…
ビリー「…冗談だ。」
と、右腕から本物の手をひょこっと出すビリー。
……そうか、この不必要にな程きぐるみチックなビリーの腕はこれを仕込む為の物だったのか…!<たぶん違う
ビリー「…何が可笑しい。
何が可笑しい!いくぞ!!」
薄笑いがまだ残る会場に喝。いやだってねぇ…(^^;;
でも、ビリーとシルバーの一騎打ちが始まると、再び緊迫した空気へ。激しく剣が交わる中、二人の対決の場は張り出し舞台へ。
この二人の対決は(形こそ違えど)「紅蜥蜴」以来ですね。あの時はもちろん、カンナ扮する明智が勝ちましたが、今回は…
ビリー「ぐわっ」
シルバーの剣がビリーの胸を貫いた!!勝負あり。ですね。
ビリー「っテメェ…!悪党殺して…それで物語が成立するのかっ?
ぐはっ!!」
シルバー「(ゆっくりと舞台中央へそのままの体勢で歩く)
我が親友ビリー…お前に物語のルールを教えてやろう。」
えっ!?この二人って……そう、だったんですか……まさか魔女が歌っていた「友を無くし 言葉を見失う」はこのことを…?
ビリー「っ物語の、ルールだと…?」
シルバー「そうだ、物語のルールだ。
物語のルールとは…!!」
剣を一気に引き抜くと、トドメの振り下ろし!
シルバー「悪党は必ず滅びるということだ!」
ビリー「シルバァァーーーー!!!!」
ビリーは悲鳴をあげて瀧の裏へ消えてきました…
戦いが終わり、シルバーが剣を鞘に収めると
ジム「シルバー船長――!」
下手からジムが駆けてきました。
…立ち上がったみたいですね。
シルバー「ジム!(ジムの肩に両手を置きながら)
さぁ、物語を君に返そう。
…ここが宝の隠し場所だ。」
二人が揃ったところで奈落から黄金の光が…シルバーはそこにジムの眼を向けます。
シルバー「さぁ、地図を出せ。
そしてあの光の差し込むところに地図をかざすんだ!」
ジム「はい!」
シルバーに言われる通りに、懐から宝の地図を取り出し、奈落の前で広げます。
すると…
ジム「!!」
驚いた事に、地図が燃えてしまいました!(注:この演出は17日以降、なくなって、ただ地図をかざすだけになっていました。)
とっさに手を放すと、奈落に落ちる地図と入れ違いに水晶に囲まれた大きな宝箱が!ジムの目が、ここぞとばかりに輝いています。
ジム「……宝箱だ!!やった〜〜!!」
大喜びのジム。さっそく箱を開けようと宝箱の前に膝をつき、手を伸ばしたとき。背後から落ち着いた声が
シルバー「ジム。その宝箱を開ける前によくお聞き。」
ジム「(振り返って立ち上がる)何?」
シルバー「その宝箱を開ければ、物語は終わる。……いいね?」
ジム「?…はい!」
興奮を抑えきれないジムは、シルバーの言葉もそこそこに、宝箱の蓋に手をかけ、蓋を…開けた!
そこには夢に描いた輝く財宝が……
ジム「………空っぽだ…」
…無かった。
ジム「どうして?…どうして、宝物が無いんだ!?」
憤慨し、立ち上がるジム。全身から悔しさや怒りが込み上げている…
ジム「……一体なんだったんだ?
何度も死にそうになったのに…何度も危ない思いをしたのに
その結末がこれかよ!?
僕の冒険はなんだったんだ!この冒険は一体なんだったんだ!?」
シルバー「嘆いてはいけない、ジム。」
ジム「これが嘆かずにいられるか!!
最後の最後に、僕にラッキーが無かったんだ…!!
……僕の夢は…砕け散った……」
脱力して膝をつくジム。そんな気力も尽き果てたジムの背中に、シルバーは優しく、力強く語りかける。
シルバー「…宝は、あるじゃないか。」
ジム「宝?……どこにっ?」
シルバー「宝は…君の心の中だ。
嵐や荒波、南海の魔女や不思議な仲間…
そしてジャングルや海賊どもや地下に眠る宝物。
そのどれもが、君の宝物だ!」
ジム「僕の宝物…」
ゆっくりと立ち上がるジム。その脳裏には、倫敦を旅立ったその日から今までに体験してきた全てが過ぎったに違いない。
ジム「…ああ、そうか。そうだね。
この冒険こそが、僕の夢だったんだ…
誰にだってできるもんじゃない!こんな凄い冒険…!
僕の物語こそが……僕の宝物だ!!
うおおおおおおおおっ!!」
他の誰でもない、自分だけの…どんな宝石よりも、どんな黄金よりも素晴らしい宝は心の中に輝いている。
そのことに気付いたジムは歓喜の声を上げ、シルバー船長に歩み寄り抱き合う。二人の心には決して折れない勇気に旗が―――
♪宝島〜勇気の旗を〜
シルバー「♪風が強くても 嵐がひどくても
心は晴れていなくてはいけない」
ジム「♪闇を追い出すんだ 希望の光を灯せ 今こそ冒険に出よう」
もう、言葉が出ないです。輝く二人が張り出し舞台の上で高らかに歌い上げるこの歌にはただただ感動しました。
ジム「♪勇気を奮い立たせろ 強く強く」
シルバー「(ジムの手を取る)♪君の光はまだ弱い けれど必ず強くなるのだから」
ジム「♪そして冒険こそが」
シルバー「君を!」ジム「僕を!」
二人「♪輝かせる」
二人「♪いざゆかん 船を出せ」
ジム「♪風に倒れるな 波を乗り越えろ」
二人「♪くじけるなよ 旗をかざせ 勇気の旗を!」
間奏部分に入ると、ジムは宝箱の前で両手を組む。すると、音を上げながら宝箱は再び地中へ。
先に後ろで待っていたシルバーの元へ駆け寄るジム。
ジム「僕、大人になってもずっと夢を追いかけるよ!
そして、次の物語を語りたい!!」
シルバー「ジム…!
君は今、輝いている!」
ジム「僕、大人になったらシルバー船長になる!
そして…たくさんの子供達を冒険の旅に連れて行くよ!!」
頷くシルバー。心にかざした勇気の旗がある限り、冒険と物語は輝き続け終わらない…!!
2番に入ると、紗幕が上がり、そこにはシルバー船長の船が。
船の上にはトランプの騎士、タイガーチェリー、てぶくろ三銃士のリーダー。
船の周りには下手端から赤ワニたち、ドクロ男とドクロ女、オウムと船乗りとラッキーマン。上手端から三銃士の二人、流木たち、市長と黒紳士と警官―――この冒険で出会ったたくさんの人々!!
下手の照明台にはビリー、上手の照明台には南海の魔女も。
ジム「♪まず僕が輝く」
シルバー「♪そう君が輝け」
ジム「♪手をつなげ」
二人「♪友達と」
ジムとシルバーの二人も、船の上へ。
海賊の男性ダンサーの5人が張り出し舞台の上で大きな旗を振って、舞台の上は希望と光に満ちています!
二人「♪いざゆかん 船を出せ」
ジム「♪風に倒れるな 波を乗り越えろ」
二人「♪くじけるなよ 旗をかざせ 勇気の旗を!」
少し立ち位置を移動。
ジムが帆を支える主柱に登り、シルバーは船首の先へ。
ビリーや南海の魔女も船の上へ。
船の上左から魔女、三銃士のリーダー、タイガーチェリー、トランプの騎士、ビリーと勢揃いです!
二人「♪君たちが輝きだ 君たちが宝モノ」
最後まで歌い上げると、静かな余韻に、船長の声が
シルバー「碇を上げろー!!」
その声を最後に、幕がゆっくりと下りていきます。
幕が下りても、彼らの冒険と物語は続く……
会場からは割れんばかりの拍手が!!!
ほどなくして、幕が…「新宝島」のカーテンコールです!
幕の前とはまた少し立ち位置が違います。船の上にいるのは、先ほどのフィナーレで旗を振っていた海賊ダンサーの5名です。
船の前には出演者の皆さまがズラリ!
下手端から、赤ワニ2号(大神一郎)、1号(団耕介)、ドクロ男(江戸川夢声)、ドクロ女(横道それ子)、オウム(丘菊之丞)、船乗り(親方)、ラッキーマン(千葉助)。魔女(ソレッタ・織姫)、三銃士のリーダー(アイリス)、タイガーチェリー(真宮寺さくら)、トランプの騎士(レニ・ミルヒシュトラーセ)、ビリー(桐島カンナ)、市長トリローニ(藤枝かえで)、黒紳士(東中軒雲国斎)、警官(金田金四郎)、流木(清流院琴音)、三銃士の二人(西村ヤン太郎、ベロムーチョ武田)。
そして一列に並んだ出演者の列から外れ、舞台の中央部で一歩後ろに立っているのはジム(李紅蘭)とシルバー船長(マリア・タチバナ)の主演のお二人!!
まず一列目の皆さんが客席をゆっくりと見渡し、全員で深々とお辞儀をされて…一歩引いて後ろにいた主演の二人と交代です。お二人も深々と礼をされると、タイガーチェリーの間に入り、皆さんと並びました。
素晴らしい舞台を見せてくれた皆さんに、心から拍手を贈りたいと思います!!
再び幕が下りますと、今度は拍手からアンコールのリズムへと
いよいよグランドフィナーレです!
幕が下りたままの舞台の下手から一人のレビュウ衣装のダンサーさんが登場!
下手から上手を軽快なダンスで踊りぬけると、次々にロケットダンサーの皆さんが登場!
「海神別荘」のグランドフィナーレ以来の登場ですが、そのレベルは数段に上がっています!!綺麗でした〜
ラインダンスが見事に決まると「七色の虹」のメロディーに乗って幕が上がります。
オープニングと同様の中央に階段のセットです。
2回に分けてロケットダンサーの皆様の挨拶が終わりますと、上手下手から男性ダンサーが海賊の衣装で登場。しっかりとダンスを決めて礼。
手で送り、真ん中が空くと、中央階段から次々と出演者の方々が下りてきます。
まずは西村、ボス、親方、武田の4名。
続いて琴音さん、菊ちゃんの薔薇組2名。(今回は皆さま普通に一礼をして次へ送っています。)
ここからはゲスト陣です。
赤ワニ4号などの役をこなされていた渋谷玲子さん(衣装は海賊ビリー一味の服です)、江戸川先生、横道それ子先生。
次の3名は千葉助さん、雲国斎先生、金田先生!
そして帝劇メンバーへ。
かえでさんと大神さんが並んで現れると、花組が順番に一人一人ご挨拶!
織姫、レニ(一礼ではなく、トランプの騎士の銀粉を撒いて挨拶)、アイリス、紅蘭、カンナ、マリア、さくら(レニ、カンナ、さくらが冬服で後の皆さまは夏服です。)とご挨拶を終えると、舞台の最前列に広がり…
花組「♪消えゆくけれど 目の中に焼き付けて
虹は いつもあなたの中にある
輝かせよう こころキラキラと
さよなら また会う日まで」
フィナーレバージョンに少し歌詞を変えておりました。
このフレーズが終わると、張り出し舞台の上にV字に並び、冒頭と同じ陣形へ。
花組「♪ここは劇場 全て魔法にかける
虹の 夢を今ここに届けて
今日は ありがとう さくら「本当に、ありがとうございました!!」(礼)
さよなら また会える日まで」
レニ・さくら・アイリス・織姫「♪歌は掛け橋」マリア・紅蘭・カンナ「♪愛が溢れる」
レニ・さくら・アイリス・織姫「♪こころを繋ぐ」マリア・紅蘭・カンナ「♪夢を見よう」
花組「♪七色の虹」
そのまま、張り出し舞台の上の体形のままフィニッシュ!!
会場は割れんばかりの拍手!!そして…
♪ゲキテイ
これぞ歌謡ショウのフィナーレ!!
一度下がっていた出演者の皆さまも戻ってきて、総勢51人の舞台と大勢の客席が一体となる瞬間ですね!
「♪走れ光速の 帝国華撃団
唸れ衝撃の 帝国華撃団」
振り付けも、みなさん完璧ですね〜!(笑)
見事に最後まで歌い、踊りきった皆様!!
ポーズをといても、割れんばかりの拍手と声援!!
さくら「本日は!…新宝島におこし頂き、ありがとうございました!(全員で礼)
えー…たくさんの声援、拍手…そして楽屋にはたくさんの差し入れをありがとうございました。(^^)
…では。サクラ大戦歌謡ショウ「新宝島」もこれがなくては終われませんね!」
待ってました!!と掛け声!これもお約束ですね。
さくら「お2階の皆さまもー!!(2階席拍手!)
1階席の皆さまもー!!(1階席拍手!)
そして桟敷席の皆さまも!!(桟敷席拍手!)
心を一つにして…いきますよ?……
全国の大神中尉とサクラファンの皆さまに…敬礼!!」
ばっと敬礼を決めると、左右から銀テープが勢いよく飛んできました!!
さくら「どうもありがとうございましたー!
またお会いしましょう〜!!」
銀テープが舞台に落ち始めると同時に、張り出し舞台から下がる花組。
それと同時に幕も下りてきます。
最後の瞬間まで、拍手は止みません…!
もちろんアンコールのリズムへと自然と変化し…そしてカーテンコール!!
このカーテンコール、既に銀テープが舞った後なので、誰かしらが落ちている銀テープまみれにされているんですよね。(笑)
初日はレニが、貸切公演は大神さんが撒かれていましたね〜
さくら「本当に…どうもありがとうございました!!
また、来年の夏にお会いしましょうー!」
さくらさんの笑顔のご挨拶で華やかな雰囲気のまま舞台の幕が閉まります。
今度こそ、本当の幕。
会場が徐々に明るくなり、アナウンスが…
大神「これを持ちまして、本日の公演は全て終了いたしました。
どうぞ、お足元にお気をつけて、お忘れ物なきよう、お気をつけてお帰りください。
またお会いできる日を、楽しみにしております。」
―――19日・貸切公演
カンナ「これにて本日のこ……舌かんじまっ
舌かんじまっ…舌かんじまった;;
すべって終了いたしましたって滑ってないな。
お足元に毛が生えて…気をつけてお帰りください。
本日は、ありがとうございまたした?」
かえで「カンナ、勉強しなさい!」
カンナ「はい、します…」
なんと、最後はかえでさんのダメ出し。(笑)
―――20日・夜
織姫「これをもちまして、本日の公演は全て終了いたしました。
どうぞお忘れ物なきよう、膝の上、またの下、心の隙間に気をつけて
お帰りくださいね〜
道々うっかりラッキーが落ちているかもしれませんよ?
ではでは!またお会いできる日を楽しみにしていまーす!
グラッチェ!チャオチャオ!!」
織姫も、エンターテイメント精神が旺盛と申しますか…楽しいアナウンスですよね。(笑)
―――――
外に出ると、今年は冷夏もあって日によっては少々肌寒さすら感じてしまう日もありましたが、心は熱く燃え上がっております!
劇場を後にしても今回の公演の名場面の数々が瞼を閉じれば次々に浮んできます…今年も、夢の世界を見せてくれてありがとうございました!!
こちらこそ、またお会いできる日を、心より楽しみにしております!!
…はい!これにて楽日以外のレポートは終了です!!
いやいや、今回は長台詞が多くて大変でした。(^^;;
ですがまだ、楽日のアドリブ集が残っております。デスクトップを見つめすぎて目が痛くなっている方もいらっしゃるかもしれませんが(滅)
もう少々、お付き合いくださいませ。m(__)m