さてさて。紗幕が下りて、舞台が明るくなりますと、そこに上手から出てきましたのは西村と武田のお二人!
二人並んで舞台中央で立ち止まってご挨拶(すいません、このコーナーはややダイジェスト仕様でお送りします;;)

西村「どうも、みなさん。あけまして」
武田「あけまして!」
西村「おめでとう。」
武田「おめでとう!」
西村「ございます。」
武田「ございます!!」
西村「ってうるせぇよ、お前は!」

西村の挨拶を後追いしていた武田ですが、どつかれてしまいました。(笑)

武田「なんであっしらが出てきたかと言いますと……場つなぎ!」
西村「ぶっちゃけな。」(笑)
武田「(紗幕の方へ進み)いま、この向こうでは花組さんのきらびやかな舞台の準備がされていて
   こっちからこっち(紗幕を挟んで今、武田が居る方)は陰の部分!」

まぁ、舞台裏と言う意味では陰ですね。そのまま、武田が「あっしなんか、ずっとヤクザの下っ端で……」と自分を卑下する言葉を零すと、西村の喝がとびました。

西村「馬鹿野郎!そうじゃないだろ。
   光のあたる場所へ行くんじゃなくて、自分で光を生むんだよ。ようは、ヤル気だ!!」
武田「アニキ……!!目が覚めました!!」
西村「早いなおい!」
武田「俺、日本一の日陰者になります!!」

で、でもちょっと妙な方向に決意してません!?(^^;;
ここで武田が新たな話題を振ってきました。

武田「あ、陰と言えば今回で幻夜斎が倒されちゃったじゃないですか!作家はネタに困ってますよ〜?」

夏の話ですね。(笑)
まぁ、確かに…また新たな敵が出現とかになるんでしょうか?と、首を傾げつつ聞いてると
武田がラスボスは俺だったりして!!と自分でも超意外な展開を語り始めましたよ!

武田「実はあっしは、日系ブラジル人じゃなくて、日系宇宙人だったんですよ!」
西村「日系宇宙人ってどんなんだよ!」
武田「幻夜斎は下から上がってきましたが、あっしはそんなことはしません!
   もう、上からどどーんと降って来ますよ!!
   で、大艦隊を率いて帝都に攻め込むんです!花組さん大ピンチですよ!」
西村「必殺技は?」
武田「あ、今出しちゃっていいんですか?アニキ死んじゃいますよ?」

一人大盛り上がりで9割8分でありえない展開を語る武田に冷静につっこむ西村さん。
確認をする武田にも黙って頷いて…

武田「せーの……目潰し!あ。」
西村「いい加減にしやがれ!」

しっかりと武田の右腕首を掴んで防御!(笑)
うん、やっぱりそんな必殺技でしたか。そして、そのままその手をぼきっと!

武田「(腕をぶらぶらさせて)なんじゃあ、こりゃあ!」

お、またもお約束が。(笑)
武田さん、まず西村さんに勝てるようにならなきゃ。
ここで二人がまた舞台中央でこちらに向き直り

西村「次回から、日替わりでいろんなコンビが登場します!」
武田「俺たちも、別のペアで登場します。」
西村「おお、そいつは良かった。コイツとずっと一緒じゃあなぁ。
   …では、この後も。」
武田「この後も!」
西村「ごゆっくり」
武田「ごゆっくり!」
西村「お楽しみ下さい!」
武田「お楽しみ下さい!!」
西村「うるせぇって!!」

再びごきっとやると…

武田「あ!治った!!」

荒治療ですか!?(大笑)
見事なコントを披露していったお二人はそそくさと下手へ。

ええ、焦りました。まさかこんな日替わり要素が隠されているとは……おかげでメモが少ししか取れてないです;;
一回きりは難しいですねぇ…ということでこのコーナーはややダイジェスト仕様でお送りさせてください;;;


―――4日・夜 親方と岩本


上手から、図面を広げた親方登場し、舞台中央でこちらに気づいて頭を下げます。

親方「どうも、あけましておめでとうございます。
   ちょっと出てこいといわれて出てきたんですか…(^^;;
   今、大道具の最終調整しなくちゃいけねぇんだよ。
   (一箇所一箇所図面と実物をチェックする親方)あれ?
   ここの寸法図面と全然違うじゃねぇか…!
   また岩本だな〜…岩本!岩本!!」

親方が呼びつけると、上手から岩本が書割を持って登場!
はいは〜いと素直に登場したはいいんですが、もって来ていた人が一人だけ隠れられるサイズの大仏の絵の書割に親方の姿が隠されて、しばらく「あれ?どこですか?」とかくれんぼ状態。(笑)
で、ようやく親方に気づくと…

岩本「お〜ハゲちゃびん!!」
親方「違うだろ!親方だろ!!!」
岩本「あ!親方だ!(胸ポケットからメモを取り出して書くふり)」
親方「今メモってどうすんだ!!」

うーん、相変わらずの凸凹っぷりなんですね。(^^;;
でもそれでもちゃんと面倒見ている親方は本当にいい人だ。

親方「ここ、全然違うじゃねぇか。(舞台の上の方を示して)ちゃんと測ってみろ!」
岩本「え、はい!(親方の足をメジャーで測る)股下20cm!?」
親方「もっとあるだろうが;;」
岩本「じゃあ、25cm!!」
親方「じゃあってなんだ、じゃあって!!」

どこまでもボケたおす岩本に突っ込みを入れ続ける親方ですが、もう図面との違いを指摘するのは諦めて、
紗幕の一箇所を指差します。

親方「ここ、釘が出掛かってるから直しとけ!」
岩本「あ、はい!(トンカチで打とうするんですが、自分の指を叩いたりして上手くいかず)
   すいません、釘押さえててもらえますか?」
親方「ったく、しょうがねぇな…」

でも、こうなったらどうなるかは予想が出来ますよね。はい、予想を裏切らず親方の指が叩かれました。(^^;;
いつまでたってもこんな調子な岩本に、親方はため息をつきつつも大切な話を始めます。

親方「前からお前に言いたいことがあったんだ!
   …お前にとって仕事とはなんだ。」
岩本「……金。これ?」
親方「それじゃあ、大仏様だろ!」

親指と人差し指をあわせてのポーズが、隣の大仏の書割と同じってことで。(笑)
それでも親方はめげずに話を続けますよ!

親方「俺たちの仕事ってのは、夢だよ!
   確かに報われないこともある。ちょっとのミスで怒鳴られる。けど!
   そうやって作り上げた舞台で花組さんが歌い、踊る。
   お客さんに喜んでいただく。そのための夢だ!」

おお、親方の舞台に対する愛情がひしひしと伝わってきますね。
さすがに岩本も心を打たれた様子で……

岩本「親方……もう一回言ってもらってもいいですか?」

と、大仏の書割に向かって聞き返し!
もう、親方もずっこけるしかないですねぇ;;

親方「そっちじゃないだろ!!!って話聞いてなかったのかよ!!?」

うん、と頷く岩本。や、やっぱり岩本は岩本で超マイペース人間だったか;;

親方「もう〜〜〜!!カーーー!!!」

厳しい顔で岩本を睨むも、多分ほとんど通用してないんだろうなぁ〜と思ったところで
二人がキチンとこちらに向き直り

二人「どうも、ありがとうございました〜!」

と、礼をして下手へと去っていきました。
岩本先頭で書割を押しながら、親方がその後をどつきながらいう感じでしたね。


―――5日 カワちゃんとベロちゃん

いつもとは違いぶ〜〜んという効果音と共に、上手から登場したのは黒子衣装の武田と、あの黒いハエ!(笑)

武田「大変だ……朝起きたらまたハエになっていた!!
   ど、どどどうしよう!」

動揺しているハエ武田はその場をぶんぶんと飛び回っていると、下手から緑色のハエが!

川岡「やぁ、ベロちゃん!」

もちろん、こちらも黒子衣装にハエですよ。(笑)
カワちゃん!!と二人で飛び寄って舞台中央で会話をはじめます。

武田「そうだ!大帝国劇場に行って何とかしてもらおう!」
川岡「ムダだよ。だって花組さんたちみんな出かけてたもん!」

あ、すみれ邸に行ってるんですね;;

武田「じゃあ、どうしたら人間に戻れるんだよ!?」
川岡「人間にはもう戻れないよ。」
武田「えっ?」
川岡「僕は三日前からハエになっていて、いろいろ試したんだけどダメだったよ…」

そ、そんな…と落ち込む武田に、川岡刑事は遠い目から前向きな声で武田を見つめます。

川岡「そんな僕から提案がある!ベロちゃん、二人でハエの王国をつくろうじゃないか!」

ハエの王国!?と驚く武田。そりゃそうですよねぇ…イキナリ話が飛んでますもの;;
最初は及び腰だった武田ですが、川岡刑事が「王国を作ったら、ベロちゃん王様になれるんだよ!」と畳み掛けます。
ええ、そりゃもう褒めてるんだか貶してるんだかよいしょしてるんだかわからない勢いで。(笑)

川岡「虫けら以下だって馬鹿にされたベロちゃんが王様になれるんだよ!
   結婚失敗し―――」
武田「そんなことはいいんだよ!!!」

あんまりに調子よく言ってたらつい楽屋トークまでぽろりと。(^^;;
で、川岡刑事の熱心な誘いに「わかったわかった!王国を作ろう!」と同意する武田さん。
頷く川岡刑事ですが、でも一つ問題が。と切り出して

川岡「仲間がいないんだよ…!」

と致命的なことを!って別に二人で王国を作ろうとしてたんじゃあ?(^^;;
でもそいつは困った!と悩む武田に「一つだけ方法がある…」と真面目な口調で述べる川岡刑事。
どうすりゃいいいんだ?と武田が尋ねると、指示を出します。まず、そこに横になって

川岡「目つぶって〜、力抜いて〜…リラックスして……」
武田「あ゛ーーーー!!!な、なにしやがるんだ!」
川岡「だってこれしか仲間を増やす方法がないんだ!」

仰向けに寝たハエ武田の上に乗っかるハエ川岡…ってそれはもしかしなくてもそういうことですか!?(爆)
いやでもハエにも雄雌はあったような…というか、それ以前にいいんですか、このネタ;;
もちろん、逃げ回るハエ武田。それを追うハエ川岡刑事。なんだかごちゃごちゃしてきたなぁと思ったら二人が正面衝突!!
結構な勢いだったので、両方とも後方にすっ飛ぶと、転んだ状態から顔を上げると黒子のフードをとります。

二人「いてててて……あ!人間に戻ってる!!」

あ、今の衝撃でもどれたんですか。(^^;;
川岡刑事が下手、武田が上手側でお互いそれぞれの無事を確認するんですが…

川岡「なんか、背が伸びてスーパーハンサムになった気がする…!」
武田「なんか、背が縮んで鼻が低くなった気が……っぃて!台詞噛んじゃった…」

どうも様子がおかしいですね。と、二人がそれぞれの顔を見て同時に叫ぶ!

二人「あーー!!二人が入れ替わってるーー!!!」

そういうことですか!(^^;;
お互いにショックを受けているんですが、川岡刑事の体に入ってしまった武田は「まぁ、このままでもいいか。」
と楽観的ですが、武田の体に入ってしまった川岡刑事は「俺こんなちんちくりんじゃヤダーー!!」と自分の体を掴んで思いっきり揺らして訴えていると…
がちっと二人の額がぶつかって、その反動の勢いで二人がしりもちをつくと…今度こそ二人とも元に戻れたみたいです!!
よかったよかった…

川岡「あれ?今度は戌年なだけに、犬になっちゃった!!(懐から茶色い犬のぬいぐるみを出して)
   う〜〜ワンダフル!!」

この辺、すんごいメモがとれてなくて、記憶も曖昧になってきてしまってるんですが……;;
元に戻ったと同時にそんな風におどけて川岡刑事はすたこらと下手へと先に下がってしまいました。
が、それと同時になぜか上手から白装束の幻夜斎がゆっくりと歩いてきます!

武田「あ、あなた誰ですか?」

それに気づいた武田はうろたえつつもその場を動けないで居ると、幻夜斎に追いつかれ

武田「も、もう帰りましょう!!」
幻夜斎「(静かに肩に手を置いて)……成仏したんだワン。」
武田「な、な、なんですか!?」

とわけのわからないまま首根っこを掴まれて二人一緒に下手へと下がって行きました。
……ええと、最後の方はよくわからなかったんですが(爆…すいません;;)
とにかく、白装束ということは幻夜斎は本当に成仏できたんですね。


―――6日 西村と優作

この二人は、一幕の終わり、優作の旅立ちのシーンからのパロディーではじまりました。
「足洗うんだ。」という優作に真面目に答えていた一幕の西村ですが、この幕間コントでは軽く受け流して

西村「そうか。足洗った方がいいかもな。お前、けっこう臭うから。」

いや、ボケ流して(笑)いましたね。
そうじゃなくて!!とツッコミを入れるとちゃんと「わかってるよ。堅気になるんだろ。」と返してましたが。
けど、優作が去ろうとしたときに西村は呼び止めるんですよ。

西村「てめぇ、それでいいのか!?(立ち止まる優作)
   (近寄って)優作。俺と組もう。俺と組んで漫才やろう!」
優作「ま、漫才!?」
西村「おう。今な、お笑いブームなんだ。俺とお前でハードボイルド漫才だ!」
優作「ハードボイルド…!固ゆで卵!!!」

いや、そういう直訳じゃないですから優作!!(笑)
でも「よし!漫才やろう!!」とノリノリですよ。

西村「西村と」
優作「優作の」
二人「ハードボイルド!」

舞台の真ん中で上手側に西村、下手側に優作が立って指で作ったピストルでポーズを決めて、ネタのお披露目へ!

西村「新年の挨拶と言えば、年賀状ですね〜」
優作「早速きてたぞ。この年賀状を三日以内に5人に回さないと不幸が…」
西村「そりゃ不幸の手紙だろ!…刺すぞ!!」

いや、ツッコミがそんな本気で後ろからドスを振っちゃダメですって!!(^^;;
この後も2、3ネタを披露するんですが(すいません!!お二方のファンの方の補足、お待ちしております;;)
そのたびにツッコミの西村さんが「ぶっころすぞ、おい!」や「腹わら引きずり出して食わすぞ!!」
と物騒なツッコミをするもんだから、優作が怯えてタイムを要求します。(笑)

優作「お前のツッコミな、怖い…!!」

本気で命とられそうですよね。(爆)
じゃあ、とためしにボケとツッコミを交代してみて再び同じネタをやるんですが…つっこまれた西村さんは攻撃しちゃうんですね。
ボケにならないんです。(^^;;
張り倒される優作を助け起こしながら、西村さんは

西村「優作……俺たち、売れるぞ!!」

めちゃ自信満々です。(笑)
もちろん、立ち上がった優作は…

優作「いいかげんにしなさい!!君とのコンビ、足洗わせてもらうわ!」
二人「どうも、ありがとうございました〜〜!!」

あはは、綺麗に足を洗う話に戻しましたね。
二人揃って下手へと下がります。いやぁ面白かったですハードボイルド漫才!大丈夫、売れますよ!!(笑)


―――7日・昼 政とマカオの虎

下手から表れ「メロンパ〜ン!メロンパ〜〜ン!」とまたもメロンパンを売っている政の後ろから続いてストライプのスーツにジェラルミンケースを手にした男が通り過ぎます。

政「親方!どうしたんですか、そんなにおめかしして。」
虎「……俺のことか?」

振り返ったその顔は、眼帯をした裏社会の男!昨年の夏にちらっと登場した銀座のギャング、マカオの虎!
人違いだと気づいた政は驚き、恐縮して頭を下げます。

政「マカオの虎…!!!す、すいませんこのへん(後頭部)が知り合いとよく似ていたものですから…!!」
虎「そういうお前は、インケツの政じゃねぇか。」
政「よ、よく御存知で…」
虎「お前、最近ダンディのところによく出入りしてるらしいじゃねぇか。」
政「あ、はい!ダンディさんには仕事を世話してもらっています。」
虎「しかしこりゃあ、儲かるのか?」(メロンパンの岡持ちを指して)
政「はぁ…この不景気なので、儲かるとは……」
虎「おめぇさえよければ、俺のところに来ないか?(えっ!?と顔を上げる)
  俺の右腕だった優作が足洗って田舎帰っちまったからな。後釜がほしいのよ。」
政「し、仕事は…」
虎「殺しだ。」
政「こ、殺し!……あ、あのもう少し、考える時間を下さい…」

まぁ、そうですよね…堅気の商売で生きていくって決めたんですから。
でも堅気の商売ではなかなか上手くいかないから稼ぎも少なくて、なときのこの誘い。
揺れてしまっている政に、マカオの虎は追い討ちをかけるようにピストルを渡します。

政「!?」
虎「…どうだ?」
政「や、やります!!」

ってそんなアッサリとーー!!煤i ̄□ ̄;;
あー…これってボスに顔向けできるんでしょうか……

虎「お前、腕の方はどうだ?」
政「あ、体型の割には細いねってよく言われます。」
虎「馬鹿野郎!そうじゃねぇだろ!殺しの腕だよ!」
政「い、いえ…それは……」

ってマカオの虎も通りがかりに声かけてから実力を測らないで下さい;;

虎「まぁ、いい。じゃあ得意なものはなんだ。
  ハジキとかドスとか、得意なものがあるだろ!」
政「まぁ、強いて言えばものまねですかね?」
虎「ものまね…!(笑)
  よし、じゃあちょっとやってみろ!」

はい!と頷いて岡持ちを床に置くと、ケースを置いたマカオの虎が下手側、政が上手側に立ってポジションを取ります。

虎「じゃあ、敬称略で行くぞ!(笑)
  まずは…幻夜斎!」
政「ハエ〜!!」

おお似てる似てる。と意外と好評。
それに続けて……
ベロムーチョ武田→「ベロベロムーチョ、ベロムーチョ!」
太田斧彦→「はぁ〜い!」
親方→「ゲキテイ、振り付け講座〜!は〜し〜れ〜高速の〜〜」
と、親方ところで振り付けとは違う動きをしてしまいマカオの虎に「そんなことやってねぇだろ!!」とツッコミを受けてしまいました。(笑)

政「いてて…なんでマカオの虎が怒るんです?」
虎「な、なんとなくだ!(笑)
  よし、じゃあペースアップしていくぞ!」

あ、まだまだ続くんですか。(^^;;
続いて、川岡→「ひぃっ!」
山田警部→「ねば〜り腰!ねば〜り腰!!」
米田さん→「てやんでぇ、ばーろぉ!」
江戸川先生→「涙のエアプレーン!」
ラッキーマン→「目からオイルが…」
雲国斎→「ベベンベンベン!雲国斎でござい!」
最後は敬称略で花組へ!
カンナ→「なんだ、このやろう!」
紅蘭→「爆発!」
マリア→「スネグーラチカ!」
すみれ→「おーっほほほ!」
かえで→「そうね…」
レニ→「レニです。」
アイリス→「アイリスで〜す!」
さくら→「真宮寺さくらです!」

あー、大分無理矢理になってきましたね;;
サブキャラクターの方は懐かしい名前ありでいろいろ楽しかったですが;;

虎「お前、最後名前しか言ってねぇじゃねぇか!」
政「す、すいません!名前言ってればなんとかなるかなぁ〜と思って…」
虎「ったく……まぁいい!少しは見所がある。使ってやるよ!合格だ!」
政「ありがとうございます!!」
虎「じゃあ、合格の証にこいつをやる。」

と、ジェラルミンケースから取り出したのは、優作のあの髪型のカツラ!!(笑)

虎「被ってみろ。」(素直にかつらを被る政)
政「…なんじゃあ、こりゃあ〜〜!!」
虎「…新しい死神の誕生だ!よし、行くぞ!!」

あ、あの口癖ってこの髪型の魔力!?(爆)
行くぞ!と言われるままに一応岡持ちを持ってから下手へと進む二人。
……政、あんたそれで本当にいいの??
これって夏辺りの伏線だったら嫌だなぁ……


―――7日・夜 柿次郎じいさんと梅子ばあさん

去年の新春で出てきた青山養老院のウメさんとカキさんです。(笑)
二人で銀座を目指して歩いてきているようです…って歩いてないや!
上手から登場したときはウメさんがカキさんをおんぶしてます;;

ウメ「銀座は見えましたか?」
カキ「も、もうちょっと高くなれば見える気がする…!!」
ウメ「もう少し高くですか…」

よいしょ!!と、なんと肩に乗ってまいます!うわあ…相変わらず普段ふらふらなのに、時々元気な人たちだ。(笑)
でも、それは長く続かないんですけどね。ちゃんと着地はしましたが直ぐに落ちちゃいましたからね;;

ウメ「どうですか、銀座は見えましたか?」
カキ「み、み、見えなかった…」
ウメ「もうすぐ着きますよ。今日は二人で銀座を……」
カキ「徘徊?」
ウメ「違いますよ!デートですよ!」

おお、そうだったそうだった。と懐から震える手で銀座までの地図を取り出すカキじいさん。
が、自分で大事な地図と言っておきながら手の震えがひどくて自分でびりびりっと破いてしまいます。(^^;;

カキ「あ〜〜!!破けちゃった!」
ウメ「破きましたね。」

仕方が無いので、その辺りの人に道を聞くことにするんですが、やっぱりじいさんボケててウメさんに聞いています。(爆)

カキ「すいません、銀座はどこですか?」
ウメ「あたしに聞くんかい。そうじゃないでしょ」
カキ「あ!わ、わたくしは青山養老院の〜!」

言いながら、ふらふらと下手へと進んでいってしまうカキじいさん。

ウメ「カキさん、そっちは危ないですよ。車が来ますよ。」
カキ「へっ?」
ウメ「だから、車が通って…危ない!!」

言ってるそばから車が突進してきたのか、驚いて動けないカキじいさんをウメさんが見事な身のこなしでバク宙を披露し、カキさんと車の間に入り…

カキ「止めた止めた止めた……!!(エコーが掛かっている風に。つまり、只今スローモーションなのです)
   投げた投げた投げた……!!
   ウメさん、やった〜!!」

いえーい!と両手を挙げて勝利のポーズ!さすがウメさん、強し!!(笑)
その間に言いながらカキさんは舞台中央の方へと下がっていったんですが、ポーズを解いたウメさんがそのエコーモードを引き継ぎます。

ウメ「カキさん、カキさん、カキさん!逃げて逃げて逃げて…!!」

どうやら、投げた車の落下地点にカキじいさんがいるらしく注意しますがあわあわしている間にカキさんの上に車が落下!
け、結局ダメですかー!?煤i ̄□ ̄;;
エコーモードが終わり、慌ててカキさんに近寄るウメさん。

ウメ「カキさん!誰か…助けてください!!助けてください!!」

あ、なんだろう…あの大ヒットした映画やドラマのシーンっぽく見えるぞ。(^^;;
が、なんとか死んでいないカキじいさん。起き上がると、辺りをきょろきょろと見渡します。

カキ「ここは…あの世かい?それとも、極楽かい?」
ウメ「いいえ。ここは天国です。(上手側に控えていたウメさんが口を開く)
   ここは銀座、歩行者天国でございます。」
二人「お後がよろしいようで〜」

ああ、そういえば銀座はまだ歩行者天国やってるんでしたっけね。(笑)
いやぁ皆さんよく考えてくるものです。二人が下手へと下がるのを見つつ、拍手。
楽しい日替わり幕間コントでした♪


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