サプライズ&ハプニング集1(12日〜17日)

今回は全てが千穐楽ということで、アドリブがその分散っていたような気がします。
レポ本編に組み込めるものはそちらに組み込んでみましたが、ちょっとしたものや、ハプニングは今回こちらにまとめてみようと思います。

―――――初日・12日

初日のサプライズといえば、金田先生いきなりの登場でしょうけれども、それは本編に書いたので…そもそも初日はどれがアドリブやハプニングなのかわかりにくいものですが、それでもわかったものを少し。

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「さくら咲いた」で、レニが下手側の桜の下を通るときに、枝先を頭がかすめて「あ」という感じで思わず笑ってました。
もちろん、初日以降多少立ち位置が変わって当たらないようになってましたが、桜の木を通り過ぎるときに手を伸ばして桜を見つめる動作が加わってました。

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そして第二幕の最後、大神支配人の挨拶。実は初日は帝国歌劇団の部分で台詞を噛んでしまい、しんみりした場の空気を一気に和ませてました。(^^;;

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さらに、これも三幕の最後、オンドレが銃を取り出すところで、銃がなかなか出てこなくて、でも曲は終わる〜〜〜というちょっとハラハラしました。
ですが、そこは生オケの力か、曲の余韻を伸ばしに伸ばして、オンドレがなんとか銃を取り出すと同時に、幕となりました。(^^;;


―――――13日・夜

……あれ?特に気づかなかった…??(爆)


―――――14日

アイリスが「モダン・ジャパネスク」の卑弥呼登場のシーンで、足をちょっと踏み外してしまってましたね;;
それを受けて、楽屋でアイリスが歌の練習をしているときに「今日は…いろいろダメだったぁー」とより反省を深めてました。(^^;;
ちなみに、レニのフォローはまったく一緒です。

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カンナの乙女の夢のとき、菊ちゃんが去り際にアイリスの前にいきなり顔を出していったので、アイリスがものすごく笑うのをこらえてました。(笑)
動けるようになった後、隣にいたすみれさんの肩に顔を押し付けておさまるのを待ってました。(^^;;

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第三幕、オンドレが下級貴族の二人に絡まれるクレモンティーヌを助けるときに、勢いあまって胸の勲章が落ちてしまったのです。
そのまましばらく勲章を落としたまま芝居は続いていましたが、オンドレがクレモンティーヌに落ちた花を渡すときにクレモンティーヌがさっとしゃがんで勲章を手にして、花と交換するように渡していました。
そのとき、オンドレが「ありがとう」と一言呟いたのが本当に印象的でした。


―――――15日・昼、16日

ここも、日替わり要素はレポに組み込んでしまったから、それ以外は無いかも?
というかこの日は斧彦に注目ポイントが集中しているためもあり。(爆)


―――――17日

「イッツ・ショウタイム」中、さくらさんが珍しくステッキを落としてしまったそうです。
私自身は実は気がつかなくて、後で教えてもらいました;;

――

第二幕の、最後の方での米田さんとかえでさんのシーン。
この日から、最後は腕を組んでそのまま階段を上るようになってました。初期は米田さんが前を歩き、かえでさんがその後ろを歩くというものだったのです。

――

書きそびれました…が、雲国斎先生の浪曲の最中、帝都に三つの花があると歌うシーン、たしか14日あたりからロック調になっていたのですが、この日からはバンドメンバーも参加。
だから、この日に身投げしようとしていたおじいさんは「川からいい音が」と言っていたんですね。

――

この日の最大のサプライズは、実はこれだったかも。(笑)
武田が、ブラジルに帰る前にお参りするシーンで、鈴を振るシーンで、二つあるうちの一つがぶちっと切れて落ちてきちゃったんですよ。(爆)
一瞬、何が起こったのかわからず固まる武田でしたが、あわあわしつつも鈴を拾ってお賽銭のところに申し訳無さそうに「す、すみません;;」とそっと置きます。
で、一応お参りはするんですが、ちょっと不吉な……と思っていたら、上手からやって来たさくらさんも、今日は武田をじっと見つめて「武田さん……罰当たりな。」と呟いてから「ご旅行ですか?」と聞いていました。(笑)
あ、その後、さくらさんは鈴を鳴らすのは省略して願い事と、手を合わせるだけでした。(^^;;

――幕間コント

ファイナル公演ならではの豪華な中日サプライズ!…というのが売りだったので、今日来ている大半の人はきっとこれを一番の楽しみとしていただろうと。
二幕が終わった直後、大神さんの締めの挨拶となる部分で下手から胸の前で手を組んだ軽い足取りのシスターが!

エリカ「あ〜〜素敵だったぁ〜〜!!」

お久しぶりエリカーーー!!!(喜)
るんるん、と満面の笑顔で下手のオケピ横で立ち止まると、さらに笑顔に。

エリカ「チャンバラ、カッコよかったなぁ〜〜
    もう、エリカだ〜〜い感激ですぅ〜〜!!」

エリカが先ほどまでの舞台に大満足していると、上手からさくらさんが出てきてエリカを発見。

さくら「あの!エリカさんですよね!?」
エリカ「(さくらを振り返って)あ!さくらさ〜〜ん!!
    (二人で駆け寄ってセンターで握手)サムライ娘〜〜!
    トレビア〜〜ン!!」

感激したエリカがぶんぶんと腕を振るのを、笑顔で受けるさくら。
さくらはエリカのペースに一応免疫がありますからね。

エリカ「あ、さくらさん!サムライはご飯を食べずに楊枝を食べるって本当ですか?」

それでも、ぱっと手を離して思いついた話題を口にするエリカに思わずずるっとこけるさくらさん。
エリカのニッポン知識は相変わらずのようですね。(笑)

さくら「(持ち直して)…そ、それはちょっと違います。
    武士は食わねど高楊枝って言って、たとえ貧乏でもサムライの誇りを失わないってことですよ。」
エリカ「そうなんですかぁ〜!
    よーし、エリカも明日からプリンを食べずに楊枝をくわえて過ごします!」

この辺のエリカのさんの台詞はちょっと怪しいんですが;;
とんちんかんな答えにまたもさくらさんはずるっとこけてました。
このままエリカの独壇場になるのか?と思った矢先

ジェミニ「あの〜」

上手の客席から、愛刀レッド・サンを背中に背負ったカウガール姿のジェミニが登場!!
またも会場が沸く中、さくらがジェミニに気づき笑顔に。エリカはちょっときょとんとした顔でした。

ジェミニ「ここ、大帝国劇場ですよね?よかったぁ〜迷っちゃったかと思いました〜」
さくら「紐育星組のジェミニさん!」
ジェミニ「はい!!(上手のオケピ横に上がって、片膝を付く)
     摩天楼に、バッキューン!!」

ちゃんとバキュン!も決まりました!
よし!と頷くジェミニが可愛いですね♪

さくら「わざわざ紐育から来てくれたんですか?」
ジェミニ「(センターに向かいながら)はい!
     ファイナル公演なので、ラリーで海を渡りました!!」

びしっと得意げに右手で天を指すジェミニ。
……ってラリー!?どんだけすごい馬なんだ君は!!(笑)

さくら「船ですか?」
ジェミニ「(首を振って)馬。」

ラリーがなにかわからなかったさくらが普通の考えの範囲内で聞くも、にわかには信じられない答えに思わず絶句。(笑…捨て置かれてます。)
ともかくこれでエリカ、さくら、ジェミニと並び、見事そろい踏み!
間に居るさくらさんが、それぞれに紹介します。

さくら「(ジェミニに向かい)あ、巴里花組のエリカさんです。」
エリカ「ボンジュール♪」(裾をちょっとつまんで、軽く会釈)
さくら「(エリカに向かい)紐育星組のジェミニさん。」
ジェミニ「(ぺこっと頭を下げて)こんにちは、エリカさん。はじめまして!ボクが荒野のサムライ娘です!」

胸を張って自己紹介をするジェミニに、エリカは「ええっ!!」ととても驚いてました。
思わずさくらさんより前に出てセンターにきてしまうくらい。その理由は…

エリカ「あなたもサムライ娘!?(頷くジェミニ)
    (さくらを見て)サムライ娘?(ジェミニを見て)荒野のサムライ娘?
    エリカだけ仲間はずれですぅ〜〜」

そう、エリカの武器は機関銃でシスターですからね。(^^;;
しょんぼりした感じで下手へと歩いて行く後姿ではさくらとジェミニが目を合わせてどうしたものか、と思っていたのもつかの間

エリカ「よ〜し!エリカも巴里に帰ったら剣術習うぞ〜!
    なんて名前にしようかなぁ〜……うん!サムライボンジュール!!
    えいっ!やぁ〜!!」

サムライボンジュール……わけわかんねー!!(笑…紐育のリカ発音でお願いします。)
でもエリカはマイペースに張り切って下手のオケピ横で剣を振るう動作を。極めつけは、上段から下段まで大振りの動作で

エリカ「ナポレオン・ボナパルトォ〜〜!!」

フランスで剣技といったら、ナポレオンなんでしょうか?(^^;;
やることやって満足したのか、にっこり笑って立ち上がるエリカに大きな拍手が。
なんだか置いてきぼりになりつつあったさくらとジェミニですが、さくらさんが声をかけてエリカを呼び戻します。

さくら「気が済みましたか?」
エリカ「うん!済んだ!!」(笑)

もう一言この前に言っていたのですが、歓声で二階席までは聞こえず;;
エリカが再びさくらの隣に並ぶと、冒頭と同じく、うっとりした表情で手を組みます。

エリカ「ああ〜!でも、さくらさんのチャンバラすごかったなぁ〜〜」
さくら「ええ、いっぱい練習して頑張って覚えました!」

さくらさんの笑顔がいつも以上に爽やかに見えます。頑張った人だけができる笑顔ですね。

エリカ「大変だったんじゃないですか?」
さくら「ええ、全部で100手とちょっとありました。」
ジェミニ「(エリカと共に驚いて)それに、歌も踊りもありましたよね。」
さくら「ここまで頑張れたのも、十年もの長きに渡って皆さんの応援があったからです!
    本当に、ありがとうございます!」

さくらさんが頭を下げると、エリカもジェミニも拍手。
もちろん、こちらも拍手!

エリカ「みなさん!これからも、サクラ大戦をよろしくお願いしますね!」
さくら「では!!」
三人「太正桜に、浪漫の嵐!!」

エリカは下手側で膝をついて手を組んでの祈りのポーズ。
さくらさんは真ん中で両手を広げて。
ジェミニは上手側で片膝をついてのバキューンポーズ。
三人、見事に決まりました!いや〜華やかな絵ですねぇ!
すっとポーズを解くと、さくらがそれぞれを改めて紹介します。

さくら「巴里から、エリカさん〜!
    紐育から、ジェミニさん〜!
    お二人にもう一度大きな拍手を〜〜!」

会場中から拍手と声援が贈られ、物凄い熱気です。
さすが、サプライズです!

さくら「さっ楽屋に参りましょう!」
ジェミニ「はい!」
エリカ「わ〜い!楽屋にプリンあるかな〜?」

ってエリカさん、やっぱりプリンを食べるんですね。(笑)
三人揃って下手へと向かうのですが、エリカはよっぽど嬉しかったのか下手のオケピ横であの歌を口ずさみます。

エリカ「サムライ、サムライ、ボンジュール♪
    サムライ、サムライ、ボンジュール♪
    大神さん、大神さん!おはよう大神さん♪ヘイ!!」

その様子を、さくらとジェミニは下手から覗き込むような形で見守り、笑顔のまま一足先に下手へとさがって行っちゃいました。(笑)

エリカ「あ〜〜ん!待ってくださ〜〜〜い!!
    さくらさ〜〜ん!ジェミニさ〜〜〜〜ん!!」

それを、慌てて追いかけるエリカも下手へ。
いやぁ、エリカはいるだけで空気を変えますね!ジェミニもよく出てきてくれました!!
三月よりも、板についてたように感じました。
誰もいなくなった舞台には、入れ違いで上手から大神さんが登場。
最初、マイクの調子が悪くてちょっと驚きましたが(^^;;
エリカに苦笑いしているようです。

大神「…エリカくん、相変わらずだなぁ……
   いや〜それにしても…ある意味、ヒロイン初勢揃いか。
   ………客席で見たかったーーーー!!!!」

その叫びは心からのものですね、大神さーーん!!!(笑)
というか、ジェミニについてはスルーですかー!?(爆)

大神「……さて。十年の長きに渡り、帝国歌劇団花組の歌謡ショウを応援していただき
   本当にありがとうございました!!
   …これより、休憩を十五分頂き、第三幕「新・愛ゆえに」をご覧いただきます。
   お手洗い、お買い物をお済ませ下さい。」

きちんと、お決まりの締めを言いますが、去り際「客席で見たかったなぁ…!」と再度ぼやいているようでした。(笑)
大神さん、DVDでお楽しみください。(爆)

――

フィナーレのカーテンコールにもお二人は登場してくれました!
ゲキテイの後(さすがに、一緒に踊ってはくれませんでした;;)の「夢のつづき」がイントロで流れる中、マリアとさくらの間にジェミニ、エリカと並んで出てきてくれました♪
さくらさんが再度「巴里花組からエリカさん、そして紐育星組からジェミニさん!」と紹介して拍手を促し、いつもの「ファイナルなんだなぁ」発言に繋げて終えてました。
その後の「花咲く乙女」では、また姿が見えなくなってしまいましたが、ある意味夢の共演を見させてくれてありがとうございました!!

それと、敬礼のときに飛んでくる銀テープの中に、ピンク地に白の水玉のテープも混じっていたらしいです。
持ち帰り出来た方はいい記念になりましたね。


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