緞帳がゆっくりと上がり、暗い場内に響く音楽。
客席からは手拍子。
緞帳が上がりきると、せり上がった舞台の上にレビュウ衣装に身を包んだ花組の姿が!!
手拍子はひと時盛大な拍手に変わる。

伴奏の間に花組が立っているせり上がった部分の舞台が下りてくる。
そして歌。

♪これがレビュウ!(改)

のっけから華やかな雰囲気。
振り付けは「紅蜥蜴」と大差なし。
少し違ってましたけどね。
舞台のセットはカウントダウンの時と同じです。

もう一度舞台でこの曲を!
と思っていたので、かなり嬉しかったです!!(>∇<)

第二部から、マイクを手に持って歌っています。
第一部と同じ小さいマイクを服とかに付けるタイプじゃダメだったのでしょうか?
両手いっぱいに歌って踊ってほしかったな〜…なんて(^^;;

歌が終わり、全員そろってフィニッシュ!
開場からは惜しみない拍手!!

カンナ、さくらを残して退場。
二人で前の方へ出て来る。
二人の後ろで紗幕が下りる。
しばらくトーク

さくら「「これがレビュウ!」をお送りしました。」
カンナ「いや〜いいねぇ、正月だから華やかで!」

さくら「あ、カンナさん…前から聞きたかったんですけど…
    ユンタって何なんですか?」
カンナ「ユンタっていうのは、沖縄の民謡のようなもんだ。
    畑仕事したり、家作ったりしながら歌ったり…
    歌の内容は恋の歌だったり、悲劇だったり、伝承だったりするんだけどよ
    まぁ、うちなんちゅうにとっては生活の一部みたいなもんだな。」
さくら「…うちなんちゅう?」
カンナ「あ、うちなんちゅうって言うのは沖縄の人のことだ。
    沖縄に住んでいる人は沖縄の事を「うちなー」って言うんだよ。
    だから、沖縄に住んでいる人の事を「うちなんちゅう」って言うんだよ。
    ま、沖縄弁みたいなもんだな。」

カンナ「ところでさくら、レビュウってどうゆう意味かわかるか?」
さくら「レビュウですか?(^^)」
カンナ「お、知ってるな!」
さくら「はい!レビュウと言うのはフランス語で『もう一度見る』って意味なんですって。
    もともとフランスの劇団が一年を振り返るのをかねて
その年に歌った歌や踊りをもう一度まとめて公演したのが、始まりなんですって。」
カンナ「なるほど〜…サクラは勉強になるなぁ!!」
さくら「もちろんです。(^^)」

↑このトークは4日のものです。

さくら「さて、第二部は歌を中心に行きたいと思います。」
カンナ「これがなんと……持ち歌交換!!」
さくら「本邦初公開です!」
カンナ「いやね、この企画に「自分の歌だけで良いです。」ってヤツもいたんだけどよ〜」
さくら「全員歌ってますってば
    で、あたしたちも「この歌でお願いします。」って希望を出したんですけど
    それが叶った人と叶わなかった人がいたんですね。」
カンナ「あの、不機嫌そ〜〜に歌っていたら、それは希望どうりじゃなかったということで…」
さくら「カンナさん!!(^^;;
    そんな人はいませんよ、皆さん楽しんで歌ってますよ。」
カンナ「ま、正月ですから!暖かい目で見てやってください。」

さくら「では、早速一曲目にいきたいと思います。」
さくら「かえでさんと大神さんが歌います!」
カンナ「これがなんと…紅蘭とアイリスが歌った「つばさ」!」
カンナ「どうぞ!!」

曲紹介をして下手に去って行くカンナとさくら。

♪つばさ 〜かえで&大神〜

紗幕が上がると階段中央のあたりで、大神前、かえで後ろで踊る。
「つばさ」の時、ダンサーさんが踊っていた振り付けと似てるかな?
衣装は二人そろって飛行服。
かえでさんはボアのついた飛行帽子もかぶっていました。

前奏が終わろうとした時……

大神「止めてくださーーーい!!!」
かえで「ええっ?!」

止まる前奏。

かえで「どうしたの大神君?」
大神「やっぱり、自信ないよぉ〜〜」
かえで「しっかり!大神君。胸を張って。
    ほ〜〜ら、あそこ見えるのは観客じゃないのよ〜〜」

客席を指しながら大神をなだめる(?)かえで。
ここのなだめ方もアドリブらしい…
初日はかぼちゃやにんじん。4日は雲でした。

かえで「あの大空に、私たちの夢の翼を飛ばすのよ!」
大神「…はい!!」

改めて、曲の演奏開始。
今度はちゃんと歌う。

持ち歌交換の曲は全て短縮バージョン。
大体一番とサビの部分…ですね。

曲が終わり、トーク。

かえで「ありがとうございます。
    大神君、飛行服似合うわね〜
    …でも、アイリスなのよね。」

かえでさんが紅蘭のパート、大神さんがアイリスのパートを歌っていたのだ。
大神苦笑い。

大神「アイリスのパートは難しいなぁ…」(^^;;

かえで「何だか…これって隠し芸大会みたいね。」
大神「新春ですからね。」
かえで「続きましては、懐かしいですね。
「愛ゆえに」をマリアと織姫が歌います。」
大神「どうぞ!!」

♪愛ゆえに 〜マリア&織姫〜

…さて、考えてみよう。
この歌、マリアは「持ち歌」である。
でも「持ち歌交換」。ということは……

下手からオンドレ織姫が登場!!
手にはバラを持っている。

低めの声でマリアパートを熱唱。
そして……

マリア「♪愛〜ゆえに〜〜
    人は〜苦しみ〜〜」

階段上の上手からクレモンティーヌの衣装に見を包んだマリア登場!!!
良かったね、マリアさん。念願かなって憧れのクレモンティーヌだよ。(ゲームネタ)

一回目のサビが終わり、間奏。
オンドレ織姫が客席に手に持っていたバラを投げる!!
もらえた人はラッキーですね。(^^)

曲の終わり。
舞台中央でオンドレ織姫がクレモンティーヌマリアに抱きつきフィニッシュ!!(笑)
最後は元の役に戻りましたね。(^^;;

織姫「ありがとうございます〜
   マリアさん、女装もすごい可愛いですねー。」
マリア「…女装じゃないのよ、織姫。」

マリア「続きましては、すみれが歌った「マスカレイド」を…」
織姫「さっくらさんが歌いまーーす!!」
マリア「どうぞ。」

♪マスカレイド 〜さくら〜

舞台中央、奈落から紅蜥蜴の衣装に身を包んださくらが色っぽく登場。
バックダンサー付き。
ダンサーの服はカウントダウンのとき、紅蘭の「夢見る機械」の時の衣装と似てました。

曲が終わり、スポットがさくらに絞られ、消えていく。
カッコよく階段を上ろうとしますが……

ガタッ!!

階段で足を躓いたのか、ダンサーさんにおいていかれるさくら。(^^;;
4日はすごい音がしたので、マジごけだったと思います。
気を取り直して、舞台中央へ

さくら「すみれさんの衣装はセクシーすぎて恥ずかしゅうございます…」

さくら「えー続きましては、紅蘭が歌った「少年レッド」を……
    おとそを飲みすぎたレニが歌います!!
    お〜〜っほっほっほほほほ!!お〜〜ほほほほ!!
    あぁ〜〜」

曲紹介をして、高笑いをしながら階段を駆け上がり、上手に退場。

♪少年レッド 〜おとそを飲みすぎたレニ〜

下手から手を叩きながら元気に出て来る少年レッドのレニ。
レニ……かなり飲んでるでしょう…(^^;;;;
手を叩いたまま、行きすぎて舞台上手に姿を消す。
が、すぐに戻ってきて歌う。

かなりハッスルして歌うレニ。

レニ「♪そうだ〜〜強〜いぞ〜〜!
    レッド!レッド!レッド!
    少〜年〜〜レッド!!
    おーー!!」

レニってお酒飲んだ時の記憶は残るタイプなのかしら?(^^;;
いや、楽しそうだから良いけどね。

レニ「あみだくじで、「少年レッド」になりました…
   やったー。
   次は、あやめさんの「夜のサンバ」を……
   ……アイリスが、歌います。
   紅蜥蜴、待てーーー!!!」

さくらと同様(いや、追いかけているのか?)階段を駆け上がり、上手に姿を消す。
見事捕まえる事は出来るか?!(笑)

♪夜のサンバ 〜アイリス〜

さて、記念すべき第一回目の歌謡ショウ「愛ゆえに」のこのシーンを思い出してみよう。
あやめさんは布の中から変身して出て来た。
今回も、同じ演出。
……でも、布と言うより大風呂敷なのは正月だからか?(笑)

布を持つのは武田と西村。
二人の服装は…サンバとか…なんかラテン系の音楽でもいけそうな感じの服でした。
黒ズボンは二人とも同じで、上着は武田が白、西村が赤でした。

そして、前奏が終わり布から出てきたのは黒い服に黒いリボンのアイリス。
歌の雰囲気に合わせて暗めの照明。
低めの声で、大人っぽく歌うアイリス。
ところが……

アイリス「♪心〜高鳴る〜〜
      夜の〜〜
      サン、バァァァァ〜〜〜〜ゴホッゴホ!(低くしすぎ)
      ぱやぱや☆」

しまった!と手を口に当てて大人っぽい低い声に戻すアイリス。
しかし、二回目の同じところでまた……

アイリス「♪心〜高鳴る〜〜
      夜の〜〜
      サン、バァァァァ〜〜〜〜ゴホッゴホ!(低くしすぎ)
      ぱやぱやぁ☆」

さっきよりも高い声!そして…

アイリス「♪はじらいに〜〜ふるえても〜〜
      さく花は、愛の花よ〜〜〜!
      くちづけを、そっとかさねれば〜
      ああ、夜の…
      サンバ!!☆」(^^)

そのままフィニッシュへ。
上手の方でアイリスがキメ!
中央で決める予定だったのか、武田と西村が滑る。

アイリス「アイリス悪くないもーん!
     えへっありがとーー!!」

手を振って武田と西村の退場を見送る。

アイリス「えっとぉ……次は、紅蘭が歌った「メトロで行こう」を…
     カンナがモノマネをしまーーす!!」

♪メトロで行こう 〜カンナのモノマネ〜

親方が上手から蓄音機を持って登場。
レコードの準備をして、すぐに引いてしまう。
そして流れ出す音楽。

カウントダウンと同じダンサーの動き、同じ振り付け。
ただ違うのは歌い手。

チャイナドレスを引きずりそうになりながら、びんぞこ黒ぶちメガネにミョ〜〜にはねた黒い髪の小さなおさげ…
確かにこれはモノマネだな!!(笑)

カンナ「♪銀座からあすぁくぅさぁへ〜〜〜
     メェトロウゥでいこぅおぉぉ〜〜〜」

必要以上にのばすカンナ。(笑)

曲の中盤、蓄音機がバクっていきなりスローになったり早くなったり…
そうするとカンナの声も、ダンサーの動きも遅くなったり早くなったり…(笑)
慌てて親方が直しに来る。

気を取り直して…

カンナ「♪お食事は〜ヨシ〜カァミ〜でぇ〜〜
     でぇ〜〜でぇ〜〜〜(!?)」

またバクッた!!(^^;;
でも、すぐに治る。

カンナ「♪安く〜て〜ぅお〜い〜し〜く〜て〜〜
     うぅれしぃぃ〜〜なぁ〜〜〜
     メェトロウゥでかえろぅおぉぉ〜〜〜」

最後にこれでもかってぐらいに伸ばして終了!
ダンサーの皆さんを手を振って見送るカンナ。

カンナ「ありがとさーん、ありがとさーん…ってこれじゃアホの坂田だな。
    次は、アイリスが歌うた「チチンのプイ」を
    ウチとそっくりの、ホンモノの紅蘭はんが歌いますー
    ほな、紅蘭はん!いきまっせー!!」

紅蘭以上に怪しい関西弁で曲紹介して帰るカンナ。(^^;;

♪チチンのプイ 〜紅蘭〜

これもカウントダウンと同じ構成。
大神と親方がダンサー的存在。
紅蘭は冬服アイリスにジャンポールを背中に背負って登場。

曲の間のセリフが紅蘭らしくちょっと変わっていました。
「はいな!」とか
「ね!ジャンポール☆」の所が「ほな、いきまっせ〜!」になっていたりしてました。

紅蘭「♪チチンのプイで踊ります!
    …あれ?」

ここで蓄音機が煙を噴き始める!!
紅蘭の発明品だったのか!!(^^;;

紅蘭「♪アハハハハ〜ハハ笑いましょ!
    くるくる、くるくる踊りましょ!!」

蓄音機を持って動き回る(下にキャスターがついている)紅蘭
大神にパス!!
大神も動き回る。
親方にパス!!
親方、蓄音機を持ったまま上手に「あ〜〜れ〜〜〜!」

爆発音!!

同時に曲も終わる。

紅蘭「大神はん、ウチまたやってもうたのかな?!」
大神「………うん。」

あっちゃ〜〜と顔に手を当てる紅蘭。

紅蘭「次の曲は、カンナはんが歌った「チャンバラブギ」を
   すみれはんが歌いますー!!
   どうぞー!!」

♪チャンバラブギ 〜すみれ〜

二人のバックダンサーと一緒に登場したのは太鼓の時に着ていた法被姿のすみれ。
手にはいつもとちょっと違ったセンス。

激しい歌に激しいダンス。
歌の合間にすみれらしいアレンジもあり

すみれ「♪あぁそ〜れ!
     チャンチャンバラバラチャンバラリン!
     チャンチャンバラバラチャンバラリン!
     恋も天下も人生も〜スチャラカチャンチャン!
     スチャラカチャンチャン!!
     チャンバラブギですわぁ〜〜〜!!」

最後はしっかりとキメ!!

すみれ「まぁ、なぁ〜〜んて忙しい曲なのでしょう。
    カンナさんの衣装はわたくしには小さすぎて…
    あ!いえ、大きすぎて…わたくし、法被になってしまいましたのよ。
    まぁ、そんなことはどうでもいいのですけど……
    さて、次はさくらさんが歌いました「お祭りダンス」を…
    マリアさんが歌います。どうぞ。」

♪お祭りダンス 〜マリア〜

ノリの良い曲がかかり、階段上、上手から出てきたのはちゃんとリボンもつけた袴姿のマリアさん!!

マリア「♪さぁ!祭りだうかれましょう〜
     思い切り!はしゃいで、いこう〜〜」

出て来たダンサー四人もさくらの袴姿!!
こちらはコ○パで売っていそうな感じの服でした。

マリア「さぁ、皆様。
    お正月です、ハメを外していただきましょう。」

そして、マリアさんの後に続いて「ア〜イアイアイア〜イアイ!」の大合唱!!
ええ、しっっかりハメをはずしてきました!!(笑)

最後は階段に座り込んで、難しい顔(不機嫌づら?)でフィニッシュ!
後ろに囲むようにポーズをとっていたダンサーに気づく。
一人一人に聞いていく。

マリア「あら、あなたは?」
ダンサー「さくらです。」
マリア「あなたは?」
ダンサー「さくらです〜」
マリア「…ちょっと怪しいわね。あなたは?」
ダンサー「さくらでーす!」
マリア「…あなたは?」
ダンサー「さくらですぅ!」

マリア「何だかよくわからないですね。(^^;;
    え〜以上、さくらを争うという<さくら大戦>を送りしました。」(笑)

ダンサーの皆さんが去ると、前のほうへ出て来るマリア。
その後ろで紗幕が下りる。

マリア「さて、如何でしたでしょうか?
    みんなで新しい事に挑戦しようということでいろいろ考えまして…
    新しすぎる。という意見もあったんですが…(笑)」

マリア「春には巴里に参ります。
    こちらはゲームの中の話なんですけどね。
    私たち、帝都花組の出番ほんのわずかです。
    こちらでは巴里花組が活躍します。帝都同様、こちらもよろしくお願いいたします。
    サクラ3は大神隊長の心の物語となっております。
    心の物語といえば、この舞台も。
    全国の大神隊長の心からの応援の元、成り立っていると感じております。
    人は、夢や憧れでは生きていけません。
    しかし、もしもそれを信じられなければ、その人の人生はなんてつまらないものなのなのでしょう。」


さすが、マリアさん。最後にいい事を言います。



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