曲と共に、幕が降ります。
曲が終わりきると、続いて祭囃子の音楽と共に幕が下りたままの舞台の狭い通路に上手から親方、下手から千葉助が登場!二人とも大帝国劇場の裏方用の半纏を着ています。

千葉助「るんるるんるん♪るんるるんるん♪」

親方「上機嫌ですね千葉助さん。」

千葉助「いやいやいや、見てくださいよこれ!」

と、くるりとまわって半纏を見せる。

親方「お!大帝国劇場の半纏!」

千葉助「そう!これ1回着てみたかったんだよ〜!
    これであっしも帝国歌劇団の仲間入りって感じがしてねぇ。」

親方「そうですか。
   あ!千葉助さん。これはね、あたしらにとっては戦闘服みたいなものですからね
   必殺技があるんですよ!!」

千葉助「へぇ必殺技!」

親方「そう、この後ろの帝劇マークをよ〜く見てください!」

と、千葉助に背中を向ける親方。それを凝視する千葉助。

親方「…はい!目が回るぅ〜〜〜…」

ゆっくりと体で円を描いて、帝劇マークをゆらす……たしかに、あのマークを初めて見た時「目が回りそうなマークだなぁ」って思ってましたが(^^;;
千葉助さんもご愛嬌程度にいっしょに回って、「どうも失礼しました〜」みたいなノリで前に向き直る二人。

千葉助「いや、それよりもね、ほら、このマークって(親方を後ろに向かせ、半纏のマークを客席に見せる。)
    ダーツもできそうですよね。(親方から離れて距離を取る。)
    こう、刺しぬき包丁かなんかをスパパパパーーン!!って!」

この刺しぬき包丁は日によって違うらしくある日は「アイスピック」でした。……命がけのダーツですね;;;;
情報によると、6日・夜では「帝都タワー引っこ抜いて…」と言っていたそうです。それはいくらなんでも…(^^;;

親方「ははははは……(汗)
   死んじゃいますからやらないでください。」(^^;;

千葉助「やらないでよ!(客席の最前列に座っている方に注意;;)
    絶対止めてよ!やりそうだからね!」

んなアホな。(^^;;
千葉助さん責任転嫁してますよ〜

親方「って、我々こんな事やりにでてきたわけじゃないんですよ。
   ちゃんとご挨拶しなきゃ…!」

二人ともきちんと客席の方に向き直ると…

親方「改めまして…明けまして!」

千葉助「おめでとうございます!」
親方

と、深々と頭を下げる親方!
けど千葉助さんは……

親方「千葉助さん!ダメでしょそっくり返っちゃ!前に下げなきゃ。」

千葉助「あ、関東では前に下げるんですか。」

親方「いやいや、どこでも同じです!」

そうですね〜「お辞儀」は全国共通、どこでも頭を前に下げますよね。(笑)

親方「というわけで、この新春歌謡ショウも今年で三年目となりました。
   三年目にしてようやく、この、スタイルと言うか形が確立してきました気がしますね。」

千葉助「ええ、もう見事なお笑い集団に成長しました!!」

千葉助さん、まちがっちゃいないが言っちゃいけないような気がする!!(爆)
7日・昼では「吉本のように」とか言っちゃったみたいです。(^^;;

親方「(苦笑)しーー!
   そういう事言っちゃいけませんよ!
   花組さんは帝都のトッップスターなんですから!」

千葉助「ま、ま。お正月ですから理性のネジをくりっくりっと緩めてもらいましてね。ね?」

親方「まぁ、多少はねぇ…」

千葉助「緩めすぎてその辺に落っこちてますね。」

と舞台を指差す千葉助さん。
……落っこちゃってるんですか理性のネジ!?

千葉助「ああ、ほら!あそこに落ちてるネジ!
    あれは1個しかないカンナさんのネジ!
    (その落ちている部分に座っている人に)どうぞ、お持ち帰りください。」

理性のネジって持って帰っても大丈夫な物なんですか?!(爆)
またはえて来るのなら良いんですが……ちなみに、初日は「マリアさんの貴重な1個しかないネジ」を千葉助さんが懐に入れました。(^^;;

親方「…ってそういうことじゃなくて!
   普段と違う花組さんが見れるのが、このお正月公演の良い所なんじゃないかと。
   ねぇ。」

千葉助「ええ、まぁ〜お正月といっても都会ではお正月の雰囲気ってあんまりないですね。」

親方「あ、ええ、もう最近はそうですね。」

千葉助「田舎だと門松がどんって家の前にあったり、凧揚げをしてたりとかね。
    コマを回したりね。」

親方「ああ、ありますねぇ。」

千葉助「この辺だともう、ねぇ…
    (客席に急に話し掛ける)あ、お雑煮食べました?」

いきなりの話題転換;;
声をかけられた方もビックリですね。頷いて答えます。

千葉助「あ、食べましたか。
    お味の方は……あ、関東風。関東風ってどんなんでしょうね?」

と親方に聞く千葉助

親方「関東だと、だいたいがおすましですね。」

千葉助「そうですか?……ああ、それだそうです。
    お餅の形はどんなんでしたか?三角錐?」

親方「って違うでしょ!そんな形のお餅はないでしょ!」(^^;;

千葉助「……えっ?四角。
    あ、やっぱり関東は四角なんですか。」

親方「あ、千葉助さんのところは違うんですか。」

千葉助「あたしゃ九州人ですからね。餅はね、丸いんですよ。」

親方「あ、丸いんですか。」

千葉助「ええ、不思議なもんですね〜九州は丸いのに東京は四角!
    その中間辺りの餅ってのはどんなんなんでしょうね?」

たぶん、ここは大阪公演でハッキリすると思いますよ〜
と、ここで親方が締めのために話題転換。

親方「えー、そんなわけでですね…
   お正月に、こうして皆さんと劇場でお会いできて、わたしども幸せでございます。
   本当に皆様のおかげだと思っております。どうも、ありがとうございます。」

礼をする親方。けど、千葉助さんまたそっくりかえってますよ〜(^^;;
「こら!」とツッコミを入れて千葉助を元に戻して、親方の台詞続き。

親方「この、サクラ大戦という舞台なんですけれども
   ゲームの舞台化と、一口に申しましてもこんなことは前例がございません!」

千葉助「ないと思いますね〜世界探してもないと思いますよ!
    ま、考えた人はいるかもしれませんがね」

親方「こういう、新しい企画と言いますか、新しい舞台も
   今や年二回!となりまして…お正月と、それから夏と。
   これもひとえに、皆様のご支援の賜物だと思っております。
   皆様方あってのわたくしたちと。
   これを縁と!」

千葉助「縁!!い〜言葉だぁ!」

親方「縁と書いて「えにし!」

千葉助「えにし!!」

親方「田んぼにいるのは!?」

千葉助「タニシ!
    …何だバカ野郎、この野郎!!」

親方「それは、(ビート)たけし!」

千葉助「……すみません。」

千葉助「ありがとうございました!」
親方

ちょお〜〜〜っと滑っちゃいましたね〜(^^;;
親方と二人で苦笑いしながら頭を下げる。(今度は千葉助さんも前に礼してますよ。)

親方「えー、この縁というのをわたくしたち大事にしていきたいなと、思っております。
   これからも、広がっているサクラ大戦を、帝国歌劇団をご贔屓くださいますよう!」

千葉助「隅から隅まで、ずずずいーーっと!!」

チャン!と拍子木が1回。両手を大きく広げている千葉助と親方。

千葉助「希い!奉りまするぅ〜〜!!!」
親方

最後はしっかりと決めてびしっと締めてくださいました!!深々と礼をするお二人。
ええ、もう、こうなったらできる限りついていく所存でございます。

親方「(顔を上げて)えー、本当にありがとうございます。それでは!
   皆様方のご健康とご発展をお祈りして…」

千葉助「新春!祝い太鼓!!
親方  どうぞ!!!」

次の紹介をして、親方は上手に、千葉助は下手に下がる。
暗転。するすると幕が上がると暗がりに見えるのはたくさんの太鼓。

レニ「おりゃ!!」

カカッとふちを叩く音がすると、照明がつき、舞台が見える。

全員「そりゃ!!」

そろった掛け声と共に、太鼓の音色が響く!!
今回は大人数ですよ!!花組、かえでさんに加え、大神さん、薔薇組、ダンディ団も参加!!(花組はいつも通りの銀色のスパンコールで飾られた、袖や襟の黒い法被。(裏に銀色で花組とあります。)それと、同じく銀色のスパンコールのはちまき。男性陣は対照的に金色のスパンコールで同じようにアクセントをつけた白い法被。にはちまき。)
大体の立ち位置の図は、このとおりです。(上から見た感じです。)↓


          大神○(大)ボス
    菊之丞○          ○武田 
 琴音○      織姫 アイリス     ○西村
          ●    ●
レニ○ カンナ○マリア    さくら○紅蘭 ○かえで


大神さんとボスは「八犬伝」でも登場した大太鼓を両面から叩いています。
織姫とアイリスは、普通の太鼓ではなく「海神別荘」で織姫が叩いていたちょっと変わった太鼓です。
そして、この四名は一段高い位置で太鼓を叩いています。
カンナとマリア。さくらと紅蘭は一つの太鼓を両面から叩いています。

全員「よぉ〜〜〜〜…!!!
   (ドドンッ)やぁ!!」

出だしも見事に決まりました!!
やはり、こういうものは人数が多いと音に厚みがでていいですね。

男衆「新春!」

花組「祝い太鼓!!」

しばらくゆっくりとした曲調で「よぉ〜〜〜!!」と声を入れながら演奏。

花組「えい!やぁ!!」

男衆「ほぉ!!」

そして…

男衆「はぁっ!!」
織姫
アイリス

さて、ソロパートのある曲へ!
曲のメロディーはほとんど「海神別荘」の時と同じです。
でも、やはりレベルアップはしています!!
このアイリスたちの演奏中に花組は太古の位置変え。
替わった後はこんな感じです。↓

カンナ○レニ ○さくら○ 紅蘭○かえで
       マリア

太鼓の向きは全部横で…叩く時は二つの太鼓に挟まれて、両方の太鼓を使って演奏することになります。
上の演奏が終わるまで、みんな膝をついて待ちです。(叩く人だけ立ち上がって、演奏。なので、途中でさくらとマリアの位置が、カンナとレニの位置が、紅蘭とかえでの位置が変わります。)
つづいて、さくらの出だしにレニ、紅蘭でが加わり、少しだけ三人で太鼓を叩く。
そして、あらためてさくらのソロ。

さくらが終えると、レニ、紅蘭、カンナ、かえで、マリアと続いて…締めにはいります!!
最後は激しい連打になって…

全員「いよぉ〜〜〜〜!!!!!」
   (ドドンッ!!!)やぁ!!!!」

全員でカッコ良く決めポーズ!!!(カンナさんだけ、ギャグが入ったポーズですが;;)
いよっ!花組!!!
大拍手の中、幕が下ります。
すると、客席が明るくなっていきます。
第一部、これにて終了ですね。と、ここでアナウンスが。

カンナ「只今より、十五分間の休憩だ。
    ゆ〜っくり放尿したり、茶飲んだり。
    茶飲んだらまた放尿たり、放尿したらまた茶飲んだり。
    茶飲んだらまた放尿して。放尿したらまた茶飲んで。
    ま、ゆ〜〜っくりしてくれ。それじゃまた、後でなー!」

このアナウンスは日替わりではなく、終始カンナでした。
さぁ。しばしの休憩です。
とりあえず、ロビーに出て知り合いの方を探して、ロビーで流れている「サクラ大戦〜熱き血潮に〜」の最新プロモ映像を見てきますか。(笑)

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