一拍置いて照明が舞台全体に戻り、拍手をしながら花組が勢揃い。
下手からかえで、レニ、紅蘭、マリア、すみれ、サクラ、アイリス、カンナ、大神の順番で並んでいます。

さくら「素敵でした〜」

大神「すみれくんとともに、こうして舞台にいる時間も、残り少なくなってきました。」

一言ずつコメントが続きます。

レニ「すみれの歌が歌えて、嬉しかったです。」

アイリス「アイリス、泣いちゃうかも!でも…でも、頑張る!!」

紅蘭「第二部後半戦や。楽しくやりましょ!」

カンナ「すみれの引退だ。楽しくやろうぜ!
    みんなの知っている歌があったら、一緒に歌ってくれよ!」

マリア「皆様、トッ…………ップスター(ここでみんなちょっとこける(笑))
    神崎すみれの姿を、目に焼き付けておいてください。」

さくら「さて、ここからはすみれさんも交えて
    すみれヒットメドレーPRAT2をお送りしたいと思います。
    まずは、「花咲く乙女」からです。」

さくらさんの曲紹介が終わるとすぐに曲に……

♪花咲く乙女

言わずとしれた記念すべきサクラ大戦の第一作目のエンディング曲です。全てのサクラソングはこの曲と「檄!帝」が根底にあると言われるほど、柱となっている曲です。
……すみれさんが引退すると、もうこの曲もフルメンバーで歌えないんですね………

「♪熱い〜思い〜この身を焦がし〜〜
  たとえ〜明日〜命尽きても〜〜
  歌い〜踊り〜舞台がはねて〜〜
  君に〜届け〜今宵〜〜高鳴る〜その名〜〜〜〜
  …帝国歌劇団〜〜」

ここで曲が変わり、おなじみのメロディーが!
……けれども、前奏の長さが違います。久しぶりです。この曲を聴くのは!!(^^)

♪檄!帝国華撃団(改)

サクラ大戦2のオープニング。前作の「檄!帝」をパワーアップしたような曲です。一番をマリアさんが歌い、二番をすみれさんが。新たに追加された三番はさくらさんが歌っていました。
曲間のセリフも初代花組6人が一言ずつ言っています。

今回は、すみれソロパートである2番から、一気にセリフ、ラストへつながりました。

さくら「私たち、正義の為に戦います!」

マリア「例え、それが命をかける戦いであっても!」

カンナ「あたい達は一歩も引かねぇぜ!」

アイリス「いつの日か、この帝都に!」

紅蘭「悪がなくなる日まで!」

すみれ「わたくしたちは、戦いつづけます!」

さくら「それが……」

全員「帝国華撃団なのです!!」

「檄!帝(改)」が見事に決まると、続けて次の曲へ

♪夢見ていよう

TVシリーズのエンディングテーマです。ほんわかした雰囲気の、春らしい匂いのする曲だと思います。
サビの部分と、最後の部分だけでした。ここで引退の舞台らしい変更が…最後のソロがさくらさんではないのです。

すみれ「♪だから、ずっと、ずぅっと…夢見ていよ〜〜う〜〜〜」

つづけて、どんどん曲は進みます。

♪花組レビュウ

去年の舞台のオープニングとエンディングを飾った曲。私は各組を歌い、華やかな雰囲気が漂うこの曲は大好きです。(^^)
この曲も、最後のサビの部分だけでした。
(6日の昼で、紅蘭のメガネが手にあたり、落ちてしまうというアクシデントもあったようです;;)

♪新しい未来へ

「アラビアのバラ」の第二部の最後を飾る曲で、出演者全員が舞台の上に大集合し、その全員で歌った曲です。
この曲も、同じくサビのみです。

♪奇跡の鐘〜so special a day〜

いまや伝説のライブ「奇跡の鐘」で歌われた曲です。「Happyday!HappyXmas!」をカップリングとするシングルCDで発売されました。神秘的な、大人の雰囲気が漂うバージョンの奇跡の鐘です。

サビのみですが、やはりこの曲もサビの間のソロと最後の締めはすみれさんが歌っています。

すみれ「♪あなた〜と
     二人〜のラブ・ストーリ〜〜〜」

歌の終わりで、今まで一列だった花組移動。
すみれを先頭に、その斜め両後ろに紅蘭、アイリス。そのまま線上に広がってマリア、さくら。
マリアと紅蘭の間から見える位置にいるかえで。同じくさくら、アイリスの間から見れる位置にいる大神さん。
そして、ほぼすみれさんの真後ろにレニ。

♪ユーロ恋の発車オーライ!

去年の新春歌謡ショウとあわせるように出したユーロービートバージョンの「恋の発車オーライ!」です。すみれさん、紅蘭、アイリスの三人が歌っています。「ユーロゲキテイ」とともにマキシシングルとして発売されました。これでパラパラを踊れるようになった人ってどれくらいいるのでしょうか?(爆)

舞台がせり上がり、上のほうで階段状になったので、全員の顔が良く見えました。
歌自体は最後のサビからラストまでです。
すみれさまの最後の「オーライ」は素敵すぎです!!(><)

曲が終わると、舞台も降りてきて再び一列に。
順番はほとんど変わらないのですが、マリアとさくらの位置が逆になっていました。

♪これがレビュウ!

「紅蜥蜴」のオープニングとエンディングを飾った曲です。この曲から、今のレビュウ衣装を身に着けて歌うようになった記念すべき曲です。より一層きらびやかな世界となった舞台に、当時は一瞬にして釘付けにされました。

サビからラストまででした。
最後はしっかりとキメ!!

「♪さぁ〜レビュウ〜〜今宵ここに〜〜〜
  さぁ〜レビュウ〜〜夢の世界〜〜へ〜〜〜」

ポーズをとった後、カンナ、すみれを残して他のメンバーは舞台袖で
再び、二人のデュエット曲です。

♪愛はダイヤ

サクラ大戦1のCDに収録されていた、カンナ、すみれの記念すべき初デュエット曲です。金色夜叉を現代版に置き換えた演目「愛はダイヤ」の挿入歌です。すみれさんは、お宮というお嬢さんを演じておりました。第一期ドラマCDの二巻もこの話になっています。

この曲は一番とラストを歌っていました。
振り付けも、ほぼ「愛ゆえに」の時と同じ…ずっとサクラを見てきた方にとっては懐かしいシーンなのでしょうね。

曲が終わると、タンゴのメロディーが…

♪絶対運命のタンゴ

サクラ大戦2のすみれのキャラクターソングです。すみれをヒロインにすると、エンディングのムービーのバックで流れます。

カンナとしばらく踊った後、バックダンサーの方にバトンタッチ!
ダンサーさんの一人からセンスを受け取り、歌い踊る。

すみれ「♪仕方ないわ。わたくしが、美しいから
     ごめんなさい。わたくしは
     ああ、そうよ女神なのですもの!
     そ〜う〜で〜す〜絶対運命の〜タンゴ!!」

キメのポーズもそこそこに次の曲へ!すみれ様といったらこの曲ですよね!!

♪なやましマンボ

サクラ大戦1のすみれのキャラクターソングです。その曲調からか、ノリやすいからか、いたるところで歌われていました。今では何も言われなくてもサビで「マンボ!」と掛け声がかかるほど浸透しております。(笑)

すみれ「さぁ、皆様方。2002年も、マンボですわよ!はい!」

全員でマンボの大歓声

すみれ「二回の皆様も、一回の皆様も、声高らかに。まいりますわよ。」

もう一回マンボ!!
最後も扇子でダンサーさん達に囲まれて、カッコ良くキメ!!


暗転。すみれさんたちが去ると、下手からレビュウ衣装に身を包んださくらさんが、歌いながら登場。
……切ないです;;

♪夢のつづき

サクラ大戦2のエンディング今日です。花咲く乙女とはまた違った、華やかな面が前に出ているまさにフィナーレといった曲です。こういう曲も、もう二度とフルメンバーで歌えないんですよね……今さらながらしんみり;;

でも、いつもの華やかな音楽は無く、なんとアカペラです!しかもゆっくりと歩きならがのスローテンポでしんみりと一人一人登場しながら歌い上げる花組のその姿に、涙した人も多かったみたいです。

さくら「この夢が ずっとず…っと、続いてほ、し、い……
    わたしの恋は……輝いて、い…るわ……
    ともに、すごしあのと…き。胸にたぐり、よ、せて……
    歌いましょ…さぁ、歌を…あ、なたの〜…思い出の、歌……」

アイリス「このゆ、めがずっと、ず…っと 続いてほ、しい…
     わたしの、恋は…輝いてい…るわ」

紅蘭「今宵、春の匂い…に 咲き乱れる、は…なは……
   かぐわしく、舞い踊る…すばらしき、世界……」

マリア「それぞれの、出会いは……奇跡の、よう…で、す…
    ほんの、すこし…目を閉じ、れば……」

カンナ「永久の夢、やさしく…歌となり、心…ゆらす
    思い出に、よりそう、二人………」

レニ「う、た、を……さぁ、うたいま…しょ
   それが夢の…つづき。た…からかに、あ…いを
   歌う喜、び……」

かえで「う、た、を…さぁ、うたいま、しょ…
    それが夢の…つづき。めぐり合い…信じあい…
    明日を、う、た、おう………」

このとき舞台は階段状になっていて、全員が登場したところで、階段に並び、一番上の中央に現れたすみれを見つめる。
すみれさんは、静かに一言。

すみれ「皆様……ありがとう。」

このすみれの言葉から、音楽が流れいつも通りの華やかな夢のつづきとなりました。
全員で前列の方へ並び、高らかに愛を歌います。
ここでも、すみれさんのソロパートが

すみれ「♪歌を、さぁ、歌いましょ…
     そして、夢の、終わり…
     溢れる涙を、そっと拭って〜……」

そのままフィナーレ!最後まで歌い上げて、幕が下ります。
ここは、第一線の涙腺が緩むシーンですね。

……でも、その感動は幕が下りた舞台の前でくずれます。(^^;;
流れてきた曲は「花組レビュウ」!そしてでてきたのは……今年のレビュウ衣装のバックダンサーの方達と……巴里ライブと「海神別荘」千秋楽以来の登場!琴音さんのレビュウ衣装です!!
でも、今回は菊ちゃんではなく……レビュウ衣装に身を包んででてきたのは金田先生と武田さん!!(爆)

琴音「今年は金田先生も武ちゃんもありがとうございます。
   楽しく行きましょう!」

舞台の真ん中に来て(金田先生、琴音、武田の順番で。)花組レビュウのサビを歌い踊る
金田先生はノリノリですが。武田さんは嫌そぉ〜〜〜〜〜〜〜な顔全開でした。(^^;;

琴音「ちょっと、武田さん!あなた全然ノッてないじゃない!!」

武田「だって正直嫌でしょうコレ!!」

と、自分が着ているレビュウ衣装を指す。
……それはそうと、武田さん他の二人よりも化粧濃いですね。(爆)

金田「そうでゲスか?あたしは結構気に入っているんでゲスよ。
   だって、花組さんは女の劇団でしょ?その舞台に立つんですから
   あたしたちも女の格好をしなくちゃねぇ!

琴音「そうですよね!先生もそう思いますよね!」(^^)

盛り上がる二人をよそに、武田はつい一言ぼやいてしまう。

武田「俺、レビュウなんかに出たくねーもん!」

琴音「あ!」

金田「あ!!」

この一言に過剰反応する二人。

琴音「今嫌って言いましたよね!?」

金田「ええ、言いました!!こんな舞台出たくねーと!」

武田「いや、そういう意味で言ったんじゃないんですよ!!」

武田のフォローむなしく、二人の攻撃は続く。

金田「出たくないってことは、この歌謡ショウの存在を否定する事と同じですよ!」

武田「だからそういう意味じゃ……」

琴音「でも、正直そうでしょ?」

武田「まぁ、そうなんですけどね。」

またまたうっかり口を滑らせて二人から避難の声と目を買ってしまう武田。(^^;;
二人の攻撃に、とうとう武田も折れ……

武田「わかりました!やりゃいいんでしょ!やりゃあ!!」

半分投げやりっぽいですけどね。(笑)
三人の踊りは結構乗っていましたね。(^^)
三人そろっていざポーズ…と思ったら前にはいつの間にかダンサーさん達の壁が…(^^;;
流れに任せて琴音、武田は上手へ。金田先生は下手へ追いやられる。
そこに登場したのは……

ダンディ「おい、武田!!」

パシンッと扇子で武田を叩くダンディのボス!!(あ、もちろん普通の格好ですよ。)
出ない出ないって言ってても、結局出てきてくれるんですよね、ボスって。(^^)

ダンディ「すみれさんの最後に舞台だぞ!やる気あんのか!?」

ダンディの言葉に、思わず反論。

武田「やってますよ!みてくださいよ、この格好にこのメイク!!」

ダンディ「なかなかキレイじゃねーか。」(笑)

マジですか!?(^^;;

ダンディ「そうじゃねーよ!
     気持ちだよ!気持ち!ハートが入ってなきゃ!!」

そこに、向こう岸から金田先生が話し掛けてきて…

金田「ダンディさ〜〜ん!」

ダンディ「あ、金田先生も!」

金田「ダンディさんもいっしょに踊りましょうよ!!」

…と、その中央にいたダンサーさん達が再び脇にずれて、四人が真ん中へ。
今度は4人そろって「花組レビュウ」を歌い踊り、フィニッシュ!!
口々にすみれさんが引退だなんて寂しい!と口にする。

ダンディ「あのタカビーなすみれさんがいなくなっちゃうなんて…
     寂しい〜〜〜!!」

武田「引退だなんて……!!
   よしこちゃ〜〜〜〜〜ん!!!」

バッと手を前に出し、嘆きを身体で表現すると、ダンディのボスから軽いかかと落しが…(笑)
あ、この「よしこちゃん」発言は歌謡ショウ「つばさ」まで遡っていただくと判ると思います。(^^;;
すみれさんが歌い終わり、バーの主人やダンディ商会の連中とにわか伝言ゲームのシーンですね。

ダンディ「…では、そろそろフィナーレです。
     花組さんスペシャルでお送りしたいと思います!
     すみれ、送り太鼓!!」

どうぞ!と、両袖に引く男性陣。


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