大神「…それにしても、今日も見ていて思ったけど
   今回の、花組奮闘公演はある意味夏公演より、すごいと思うなぁ。」

そう大神さんが呟くと、上手の方に赤みがかった照明が入り、花組の会話が聞こえてくる。(姿は見えないで、完全に声のみです。)彼女達は今、楽屋にいて、そして大神はそのすぐ前の廊下にいるってあたりでしょうか。声の後ろの<>で囲まれた部分は、大神さんのリアクションです。

さくら「(^^)お疲れ様でした〜!」
レニ「お疲れ様〜」
アイリス「おつかれさま〜」
カンナ「お疲れっ」<上手の方を見る>
織姫「まだまだ疲れてられませーん!
   二部はこれからが大変でーす!」
マリア「そうね、もうひと頑張りね。」
アイリス「う〜〜…お腹すいたぁ;;」<そういえば…とお腹をおさえる>
紅蘭「そんなこともあろうかと!これ、中国のおまんじゅうや!」
(わぁっと喜んで手を伸ばす花組の声)
紅蘭「織姫はんにはあげまへん。」
織姫「なんでー!?」

立ち聞き状態の大神さんは、会話が途切れた所でこちらにもコメントを。

大神「ははっ…
   花組はいつも仲がいい。そして、結束力がある!」

ぐっと拳に力を入れてその絆を表現すると、再び声が…

カンナ「なぁ…おかしくねぇか?!」
さくら「?なにがですか、カンナさん。」
カンナ「だぁってそうだろ。いっつも2枚目は2枚目なんだぜ!
    あたいなんかいっつもギャグ担当だよ〜?」
マリア「それはあなたが望んだことでしょう?」<うんうんと頷く>
カンナ「違うよ、望んでないね。
    一生懸命やったら自然にこうなっただけだ!」<あははっははっと笑う>
さくら「でもカンナさん、カッコいい明智小次郎役の時も
    あけピーーーーーーっ小次郎っていってましたよ。」<ええっ!?と驚きの声と信じられないという顔>
カンナ「なんだと!?おい、さくら!!お前今なんてってった!?
    酷いだろ、おい、さくら!!」<あわわわ…と慌てる慌てる;;>

大神「は、花組は……実に、上品で、仲がいい!」

すごい、頑張ってフォローしています。(笑)

大神「いつもいろんなことを相談している。」

再び楽屋の声が―――

レニ「じゃあさ、カンナ。」
カンナ「ん?」
レニ「カンナも、カッコいい役やればいいよ。」<うんうん、と頷く。>
紅蘭「そうやねぇ!」
アイリス「あ、じゃあさじゃあさ!「新宝島」のシルバー船長は?」<ああ!とぽんっと手を叩く。>
カンナ「いいねぇ〜!そうそう、あれカッコよかったね!
    いや、あたいさ、海賊とか船長とかには縁があるからな。(笑)
    なぁ、シルバーの衣装貸してくれマリア!」
マリア「…あら。シルバーの衣装着ちゃったわ。」
カンナ「脱げよ。脱げよ、あたいが着るんだからよ!」<なんかそわそわ、落ち着かない。>
マリア「そう?…じゃあ、脱ぐわ。」<ええっ!?と大げさに上手を見る>
カンナ「そうだ、脱げ脱げ!脱がしてやるからな!
(するっと衣擦れの音。そして花組メンバーからの感嘆の声)
    ……おいおいおいおい!ロシア人ってのは肌真っ白なんだなぁ〜」
さくら「綺麗な肌…」<手を口元に当てながらさらに落ち着かない。(笑)>
織姫「す、すごいでーす…」
マリア「もう、触らないで。」
カンナ「ん?おいマリア、パンツは脱がなくていいだろ。」

大神「パ、パンツ!?
   …か、身体が勝手に…!!」

あ、LIPSが限界超えましたね。(笑)ダッシュで上手の中の様子をうかがいます。
ダメですよぉ、こういう時はそそくさと廊下を後にしなきゃ!でないと……(あ、ちなみに私の大神隊長はあまり覗きはしませんですよ。)

アイリス「あー!!」
カンナ「え?」
アイリス「お兄ちゃんが覗いてるー!!」
花組「ええっ!?」
さくら「大神さん!!」

大神「うわー!!ごめんごめんごめん!!(慌てて離れながら)
   だって、パンツとか言うんだもん!(爆…一気に下手へ走りながら)
   ごめんなさーーい!!」

う〜ん、脱兎の如くとはこのことを言うのか?(^^;;
とにかく、大神さんの「身体が勝手に〜」は何時治ることやら……一生直らないか。(爆)

さて、大神さんもいなくなった舞台にようやく青が主体の照明が灯ります。そして、ここからは青山劇場の奈落など青山の舞台機構がフル回転。このシーンでは背景代わりに舞台両端部分が奥から階段状にせりあがっていて雰囲気を出しています。
えー…舞台は、「新宝島」の一部のようですね。ボーーっと汽笛が遠くで鳴り、上手から肩を組みながらギャハハハと笑って千鳥足の船乗りたち(親方・塚田さん)が登場。
これは、ジムがてぶくろ三銃士とトランプ金貨と宝島の地図を交換した後のシーンですね。
あ。船乗り達が「もう一軒行こうぜ!」といっていると下手からジムが出てきましたよ………ってジムの雰囲気が違う!!
なんと、ジムの衣装を着て出てきたのはアイリス!今回の持ち歌交換パートは、役まで変えての「新宝島」だったのですか〜

ジム(アイリス)「船員さん!」

船乗り「あぁ?」

ジム「(ばっと地図を広げて)これを見てください!」

船乗り(塚田)「あぁ、何だぁ?」

ジム「宝島の地図です!」

まぁ、嬉しそうなジム。かわいいです。紅蘭ジムとはまた違った可愛さがあります。(^^)
と―――せっかく手に入れた宝島の地図を笑い飛ばして去ろうとする船乗りたちに必死で食らいつくジム。

ジム「ホントなんです!
   お願いします、船に乗せてください!宝島に、連れてってください!!」

ぺこりとお辞儀をするジムの手から地図をぶん取った船乗り(塚田)は隣りの仲間(親方)に見せて、薄ら笑い。

船乗り(塚田)「はははっおい、宝島の地図だってよ!」

船乗り「(地図を手にとって)おおホントだ!こりゃ宝島の地図だ〜!ははは!
    このバッテンのあるところが宝島なんだな〜!」

ジム「はい!そうなんです!」

船乗り「はははっ大事にしろ、よ!(ジムに地図をたたきつける)
    あはははははは!!」

ここであきらめたらおしまい!そう思ったのか、ジムはこの船乗りたちに食い下がりつづけます。

ジム「ああ、あの!!お願いします!船に―――船に、乗せてください!!おねが―――」

船乗り「しつこいガキだな!!おい!!」

目で合図をすると、二人ががりでひょいっとジムの足を掴み持ち上げます。

ジム「うわっ!?」

船乗り「海で頭冷やしな!」(舞台中央前方へ)

ジム「うわっや、やめて!やめて!いやだ〜〜〜!!」

船乗りたち「せ〜〜のっ!!」

ああ、ジムは海に落とされてしまうのか!?
あわやというところで、下手奥の方から制止の声が。

「おいおい諸君!!」

煤i ̄□ ̄;; (◎o◎) (>▽<)ノ
えー、客席の反応はこのどれかでまかなえると思います。(爆)
現れたのはジョン・シルバー船長!…な、の、で、す、が。周りに手下を4人連れたところも同じなのですが…が!!ですよ。後ろの二人に紅いマントを引きずらないように裾を持ってもらいながら登場したのでは威厳が一転してまったく違うものになってしまってますよ、カンナさん!!(笑…ちなみに、鍵爪はありません。)

船乗り「船長!?」

シルバー「そんなに邪険にしちゃあ、かわいそうじゃけん。」

がくっとコケル船乗りたちとジム。……う〜〜ん、一生懸命やったら自然にそうなっちゃった?(^^;;

シルバー「おみゃあ…冒険がしてぇやか?」

ってか、方言って時点でこのシーンがギャグになってますから。(爆)

ジム「はい!!冒険が夢なんです!!」

シルバー「うん。」

思いっきり人が良い船長ですな。(笑)
たたっと走ってきて地図を船長に見せようとすると、船乗りたちは「あははははっ」と笑いながら上手へ。そしてイントロが流れる中、今まで後ろについていた手下達がこぞって地図を見るために船長の前に…って?

シルバー「あれ?
     ちょっと、わし見えんけ。わしにも見せてちょーよ。
     あれ!?
     わしが見なきゃしょうがないでしょー!」

地図を取り上げてからかう手下たちを必死で追いかけるジムとシルバー。(爆)
結局、シルバーが地図を見られたのは、ジムが地図を取り返して歌が始まる直前でした。(^^;;

♪子供の夢は

このシーンが、この緊迫したシーンがこのようなギャグシーンになるとは誰が想像しただろうか。(大笑)
花組身長差コンビで歌うと、まぁ、立場がまるで逆転しているかのよう。(^^;;
ジムが「ふふーん!」と息巻いてて、シルバーは……ジムが前に立たれると完全に見えなくなるんですよ。(爆)

シルバー「♪勇敢な男になんか なっちゃ・・い〜けなぁあぁぁーーいい!!!!」

終いには半べそ状態に。(^^;;
それでも、間奏部分のカッコいいダンスシーンは決めようとするのですが(邪魔になる裾はジムに持ってもらって(笑))
くるりと回転するところでは裾を持ってもらっていたがために回りきれず、失敗。
せめてもで!と思い、今度は帽子をジムに預けると側転を…!のはすが、でんぐり返し。(しかも失敗)うううっ……頑張れシルバー船長!!(違)
ふ、ふんっ…と起き上がって帽子をジムからぶん取るとくいっと被りなおして締めに。(ショートカットバージョンなんですね。)

最後に、ジムとシルバーが入れ替わり立ち代り踊るシーンがあるんですが、ジムが前にきてしまい、またまた被って見えない船長。(^^;;
そして調子付いたジムに「やーいやーい」と笑われたり「べぇ〜〜だ!」とからかわれてとうとう泣き出すシルバー船長。(^^;;
そして、開き直って小節をきかせてる風に歌いだしてしまう。(爆)
(5日の昼ではここでカンナが帽子を落としてしまいましたが、ぱっと拾って事なきを得ましたよ。)

シルバー「♪なぁんにぃも〜やぁらぁずぅに〜 大人になぁれぇ〜〜よ 少年たーちよぉ〜〜〜」

さすがに「ダメだこりゃ」ととっとと去っていってしまうジム。そして「大人に〜」の部分では手下たちも顔を見合わせて先に退散。そして、それに気づかない船長。(爆)おーーい、一人きりですよぉ〜(^^;;

シルバー「…おい。野郎ども、行くぞ。」

ばっとマントを翻してカッコ良く、最後ぐらいカッコ良く決めようと思ったのに!誰も無い。(爆)

シルバー「あれ?あれっ??
     (ばっと慌ててポーズを取る)……オレの名か。
     シルバー……ジョン・プチシルバー!」

と、左手で小さく鍵爪を作ってポーズ。(大笑)
自分でプチって言っちゃってますよー!!暗転のなか、すたこらと上手へ走って行くカンナ。(この間に、舞台の形が変化。今度は舞台の奥よりちょっと手前の上手から下手にかけて下がっていく階段状になりました。)
そして、また花組の声のみの会話。

(あははははっ…とカンナのシルバー船長っぷりに笑うメンバー)
カンナ「…笑うな。笑うなってつってんだろ!
    なんだよ〜カッコ良くならないじゃねぇかよ!どういうこった!」
さくら「カンナさんに原因があると思いまーす。」
アイリス「えへへ〜〜」
カンナ「え〜?そうかぁ??
    あーーー!!」
さくら「なんですか?」
カンナ「今度はさ、いっつもカッコ良い役やってる二枚目がさ
    こうなんかさ、醜いきぐるみ着ちゃうってのどう?どう!?
    ね、これ面白くない?二枚目がさ、きぐるみ状態!
    あははははははっよし!決定!!無様な二枚目!いってみよう!!」

ものすご〜〜く楽しそうなカンナの声と共に、音楽が流れてきました。「ちゃらららっちゃっちゃちゃん」…これは、流木の歌ですね。そして下手から現れたのは…

♪流れる

琴音さんのきぐるみにマリアさん!真ん中の流木に親方、そして最後は紅蘭!!紅蘭、まだ妄想に出演もしていないのにきぐるみに!(爆)

流木「♪流れ流れてぇ〜〜流木ぅぅ〜」
流木2、3「♪ワワワワ〜〜」

……でもなぜだろう、それなりにカッコ良いのは。(笑)
ちょこちょこと横歩きで舞台中方へ。

流木「♪所詮みんな 流れて〜〜るぅ〜〜〜」
流木2、3「♪ワワワワ〜〜〜」

はい、なんか綺麗に決まってしまいました。(^^;;
ココからは芝居パートですねぇ〜

流木「あ…島だ……島が見えるわぁ…!」

流木たち「…島だ島だぁ……」

流木「(兄弟を見て)さ…ポジティブに……勇気を出して行きましょう。」

流木たち「はぁ〜〜〜い……」

流木「準備体操はじめ…」

いち、に、さん、し…とまずは前方に屈伸運動……って流木曲がってますが!?(爆)
にいに、さん、し…さんに、さんし…しいに、さんし……とやった所ではた、と流木が気づきます。

流木「…あら?あたしたちって…結構自由に動けるのね。」(笑)

「動きますね。」「あら?あら!」と捻ったり枝を上下にぶんぶん揺らしたりする流木たち。そりゃあ、ホントは硬くないんですもの。(^^;;
なんだか嬉しくなってきたのか、ちょっと明るいトーンで続きを。(笑)

流木「せーの、いっちに、さん、し!にいにっさん、し!」

膝の屈伸運動〜ホントに自由ですね。(笑)と、そんなコトをしていると〜真ん中にいた親方流木が調子付いて背中を向けると……!な、中身出てます!!(爆)ホントはサイズ伸ばしされてたんですね〜、親方。(^^;;
それを見てしまって、みょ〜〜な沈黙が…慌てて表を向いて、これまた妙な動きで誤魔化す親方流木。(笑)ファイト!(謎)

流木「………気を取り直して…
   (目の前を見て)この海流に乗るわよ。」

流木たち「はいっ」

流木「せーの……」

よっと!と三人で前のめりにねっころがって海流に乗ると、また「せーのっ…!」と掛け声をして上手の方へゴロゴロと転がっていく〜〜〜〜うぅ??

流木「ちょっ、ちょっと待って…ちょっと…!」

あ、絡まった。(^^;;
いよいしょ、よいしょ!とずりずりと起き上がる3流木。(笑)

流木「この海流はダメだわ……!(笑)
   (立ち上がって)……こうしたほうが早いわ。」

とスタスタスタ、と上手へ歩いていってしまう流木マリアさん!(爆)それを「あ、リーダー!待ってください〜」と追いかける親方流木と紅蘭流木。(大笑)
う〜〜ん、こんなオチですか。(^^;;

さて、続いて間髪入れずにまたまた下手からきぐるみが登場。そう、歌謡ショウ1お金がかかっている衣装という、あのきぐるみです!!ちょっと手直しされて女の子になってます。(笑…帽子の横に黄色いリボン、目にはまつげがついていました。)
そして中身は……昔新春歌謡ショウで「少年レッド」を嬉しそうに歌っていたレニです!!今回もめっちゃ楽しそうです!(笑)

赤ダコ「あははは いひひひ うふふふ
    ♪うまそうなエサが いる〜ぞ!
    アハハ…おいエサ!」

歌〜としては「大ダコの唄」なんですが、なにせこれで終わりなもんで。(^^;;
エサ!とは、客席のことのようですね。

赤ダコ「お〜〜〜!今日はいっぱいいるなぁ!
    片っ端から食べてやる〜!いっくぞぉ〜〜
    オクトパス、トルネェェ〜〜ド!!」

ぐるぐるぐるぐるぐる〜〜と上手によりながら回るレニダコ。ところが…へろへろ、とふらついて自滅。(^^;;

赤ダコ「め、目が回っちゃっ……た……」

よろよろ〜と立ち上がるレニダコ…かわいい〜〜(笑)
と、そこにもう一回「大ダコの唄」の前奏ともいえる音が…そして、せりあがった舞台の上(上手)からオウムが登場!!中身は……さっくらさん!!羽を上下させて楽しそう。(大笑)

赤ダコ「?」

オウム「パタパタ パタパタ パタパタパタッ」

赤ダコ「なに!?」

オウム「♪うまそうな タコがいる〜〜ぞ!
    (ちゃんちゃらんらんらん♪)…羽手裏剣。」

唄が終わると同時に下にいるレニダコにぴっと羽を向けて攻撃。

赤ダコ「ほっ
    …吸盤パーンチ。…届かない;;」

レニダコもさくらオウムに負けじと返そうとしますが〜……リーチの違い?(^^;;

オウム「羽手裏剣。」

赤ダコ「ほっ
    …吸盤パーンチ。…届かない;;」

オウム「さっさと引っ込め。」

赤ダコ「うわぁぁぁ〜〜〜ん!
    おじいちゃ〜〜ん、オウムがいじめるぅぅ〜〜〜!!」

泣きながら上手へと去って行くレニダコ…そうか、おじいちゃんが金田先生の赤ダコだったんですね。
してやったり、と赤ダコを見送ると、今度は客席の奥の方を見るようにして…

オウム「あ!島だ島だ!島が見えるぞぉ〜〜!!」

船員「どこだどこだ!?どこだどこだどこだぁ?!」

と、双眼鏡片手に上手奥から登場してきた船員(大神さん)をにやりとした顔で見つめるオウム。(徐々に舞台が下がってもとの平らに戻る。)と、ここでメロディーが流れてきたのでオウムの歌に行くのですね。

オウム「うそだぴょ〜〜〜ん!!」(^^)

♪うそつきオウム

これまたさくらさんオウム、かわいいです!今回は大神さんとさくらさんの絡みが多いですね。

大神「♪おしゃべりオウムは嘘をつく 世の中なめるてるみたい!」

すすすっと降りてきたオウムが船員に近づいてきてぎゅっとつま先を踏む。(もちろん、ふりですが)
いててっとリアクションする船員。

オウム「♪大人は皆さんウソをつく 世の中なめるんじゃないわよ〜
     タリラリラン〜タリラリラン〜 ウソをつけるほど頭がいいの!
     タリラリラン〜タリラリラン〜」

ひょい、ひょい、とドンドンはねで船員を上手へと追いやっていくオウム。(^^;;
でも、船乗りを意地を見せて最後だけは顔を戻して

船員「おしゃべりオウム!」

オウム「じゃかじゃん♪」

と、締めましたが、結局「早く行け〜」とばかりに羽で追いやって、暗転。オウムの一人勝ち〜(笑)
と、ここでまたまた花組の会話が…

カンナ「…なんだよ〜二枚目はきぐるみも様になってるじゃねぇかよ〜
    マリアは木のくせにかっこいいしよ!さくらはオウムのくせにかわいいしよ!
    タコは……う〜ん…ま、いっか。(笑)
    どういうことだよ、どういうことだよ!?あたいの立場はどうなるんだよ!
    もう寝ちゃうよ!まくら!さくらとってこい!」
織姫「もう!カンナさん子供みたいでーす!」
カンナ「あ〜あぁ〜どーせあたいは子供だよ〜〜」
織姫「へっどーせあたいは子供だよ〜〜って、もう。
   !そーだカンナさん!どうせだったら子供役やりましょ!」
カンナ「子供役?」
織姫「そーでーす!子供役でーす!カンナさんには、ピッタリでーーす!」
カンナ「どういう意味だ。」

ちょっと言いくるめられましたか?(笑)
まくら、さくらはなんだか懐かしいですね。と、思っていると舞台が黄色の照明で明るく彩られて楽しい音楽が

♪勇気リンリン

上手からスキップで登場してきたのは、アイリスの衣装を着た紅蘭!真ん中でえっへん!とポーズを取ると両手を広げてのこり二人を呼びます。上手からカンナ、下手から織姫が登場です!(カンナが西村、織姫が武田の役ですね。)
オリジナルの三銃士とはまた違ったパワフルさのある三銃士ですね。

間奏部分ではオリジナルでは三人それぞれが目指す王国の旗を披露しましたが、今回は…

カンナ「父ちゃんの〜!」(いわゆる、デカパン)
二人「ブー!!」
織姫「母ちゃんの〜!」(こっちも、同じような〜;;)
二人「ブー!!」
紅蘭「おいらのー!」(オリジナルと同じくカラフルなてぶくろの旗!)
二人「OK!OK!OK!OK!」

きょろきょろと飾れる所を探す三銃士。すると、下手からす〜と物干し竿が延びてきました!(笑)
そこに急いで取り出した物たちをくっつけて、締めに。

全員「♪立ち上がれ 子供達よ
    ぼくらの手で国を作ろう いざ夢の未来へ行こう
    エイエイオー!!」

ここもオリジナルと同じように自分に被ってきた相手の手をばしばしっとはたいてから、綺麗に決め☆
歌い終わった三人は鼻をこすったりしながら「えへへへ」と笑いあっています。
紅蘭が「あっちに行こう」と上手を指差して、カンナを先頭に歩き出しますが………2、3歩歩いた所でくるりと回れ右をして下手へと行ってしまう織姫と紅蘭!…そしてカンナがふと後ろを見た時はまた一人。(^^;;

カンナ「……………うぅぅうえぇぇぇぇ〜〜〜〜……
    (泣きながら小走りで下手へ。)
    んぎゃっ!!(ずっこける!)
    (痛々しく立ち上がって)わあぁぁぁぁ〜〜〜〜ん!!!」

……ファイトだカンナ!大丈夫、明日は明日の風が吹く!!(違)
と、ココでまたまた暗転。

カンナ「うぇぇぇ〜〜ん……どういうことだ!?子供役ってのは!
    大体な!あたいは2メートルあるんだぞ!設定上では。
    子供には、見えないだろ。
    …なんでみんなしーんとしてんだ!?
    無理があるだろ、おいおい!!」
親方「失礼します〜…!カンナさん。」
カンナ「ん?おう、親方どうした?」
親方「いや〜、こちらでカンナさんの妄想ヒットパレードやってるって聞いたもんで。(笑)
   どうでしょう、あっしも出してもらえませんかね?」
カンナ「おお、いいよ〜妄想だもん。(笑)
    で、なにやりたいの?」
親方「あっしは…かえでさんと、大人の魅力いっぱいに歌いたいんですが…」(^^)
カンナ「おお!いいよいいよ!んじゃあ、かえでさん!
    大人の魅力でよろしくぅ!!」
かえで「うふふふ…わかったわ。じゃあ、大人レベル5でいくわ。」

大人レベルって??(^^;;
いやぁ、この台詞のみのパートってツッコミ甲斐があるところばっかりですね!(笑)
なんとなく今回は本当に、初期の頃の歌謡ショウの雰囲気が散りばめられますね。
さて、流れてきた音楽は……

♪笑って死ね

オリジナルは江戸川先生と横道それ子先生で歌っていたこの曲。と、舞台ではなく客席通路にスポットがあたり客席から声が!
下手側の通路にかえでさん、上手側の通路に親方がいます!!

ドクロ男「♪ワハハハハハハハッ
ドクロ女  ワハハハハハハハッ
      ワハハハハハハハッ
      誰でも突然死ぬんです」

この二人は曲のほとんどを客席のところで歌い上げていました。声がビリビリと響きます〜〜オリジナルに負けないくらい、迫力がありました!!

ドクロ男「笑って死ね 笑って死ね 笑って死ね 笑って死ね!
     死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!」

ドクロ女の甲高いコーラス。ここで舞台の上に上がると、後はフィニッシュです!

ドクロ男「あ〜っはっはっはっはっは!!」
ドクロ女

かえでさんとポーズまで決められて嬉しそうな親方。けれど、かえでさんは…なんだか、複雑な笑顔?

かえで「(ポーズをとったまま)…親方。」
親方「はい?」
かえで「デュエットって…これでよかったのかしら?」
親方「ええ、もう、かえでさんと一緒ならなんでも!」
かえで「あら〜そうなの〜〜(ポーズとときながら)」
親方「はい〜」
かえで「うふふふふ………微妙〜;;」

個人的には疑問が残るのですね。(^^;;
複雑な顔を残して、下手へと去って行くかえでさんと親方。
そして。間髪入れずに暗くなったままの舞台に妖しい音楽の響く中、上手奥手から4人のダンサーを従えた魔女が登場!!
もちろん、妄想ヒットパレード中なので、織姫ではないですよ。なんと、レニです!

♪海の女王

織姫の女王とはまた違った迫力といいますが…冷たい怖さがありますね。かと思うと、意地悪く笑ったり。

女王「♪人の夢も希望も儚く散りゆく
    あ〜ああー あ〜ああー 私が海の女王
    あ〜ああー あ〜ああー」

妖しく笑って、くるりと後ろを向くと、すっすと舞台の奥に歩いていく女王。「はははははははははっ」と笑いながら暗転していく舞台の闇に消えていきます。(紗幕も下りてきているので、本当に舞台の向こうに消えたみたいでした。)
と、ここで珍しく綺麗にまとまったことに対してコメントが。

カンナ「……なんだよ、レニはまともに気持ちよ〜く歌いきっちゃったじゃねぇかよ!」
マリア「お口直しよ。」
カンナ「お口直しってそりゃ、どういう意味だ!?
    あ、そうそう…隊長。( ̄ー ̄)」
大神「ん?なんだい?」
カンナ「で、隊長は何やりたい?」
大神「ワニ…」
紅蘭「は〜?それは夏にやったやんかぁ」
大神「ワニ。」
カンナ「だからね、持ち歌交換が、この妄想のルールなんですよ!」
大神「…ワニ。」
カンナ「いや、だからね…」
大神「ワニ。」
紅蘭「あのなぁ〜」
大神「ワニ。」(^^)

なぜかワニに執着する大神さん。まぁ、でも通ったみたいですね。下手から手を組んでダンスをしている2号〜4号。(肩にジャグリングに使う輪をそれぞれ1つ持っています。)…あれ?でも大神さんは確かワニ3号でしたよね。ワニ3号、さくらさんがやってるんですが。(^^;;
えーと…4号があの、蕎麦屋の婆さんで、2号は………あ〜〜ごめんなさい!わかりません;;男性なのですが……
と、ここで1号が登場!!これが大神さんです!手には傘ではなく普通のステッキを持っています。

2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」
2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」

♪赤ワニダンス

ワニの1号をやりたがるとは、大神さんも頑張りますね!!(爆)
振り付けは、ほとんど夏と一緒です〜あ、ただ夏では3号の腹の所についていたキャスターがなくなってて、ハートマークのシールで隠されてました。(笑)

全員「♪お腹が空けば なんでも美味い
    さあご飯の前に 赤ワニダンス〜……はい!」

間奏部分。ここでは1号がステッキを2号に投げ渡して、代わりに一人ずつ輪を投げてもらって得意のジャグリングを!そうか、2号〜4号が輪を持っていたはこのためかぁ〜

3号「いよっうまい!
   お正月です!いつもと同じだけまわってま〜す。」(^^)

それって、なんだか…いいんだけど微妙?(^^;;
間奏が終わると同時に輪を投げ渡し、再びステッキを手に踊りだすワニたち。

2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」
2号・3号・4号「♪ワニワニワニ赤ワニダンス〜」
1号「♪ワニ〜」
全員「♪赤ワニ ダンス〜〜〜
   …ワニッ!!」

全員でぴしっとポーズを決めると、暗転。頑張ったね、隊長!!(爆)
ここでまたまた会話〜…紗幕の後ろでは何やら準備が進んでいるみたいですね。

カンナ「あははははははっ
    そうか、隊長はさ、ワニの1号やりたかったんだ〜!
    いや〜面白かったぁ!あはははは…」
織姫「あ〜ん、わたしもカッコいいのやりたいでーす!」
カンナ「やれば。」(そっけなく)
織姫「野生の血が騒ぎまーす…!」
カンナ「騒ぎゃいいでしょ。」
織姫「雄叫びまーす…!!雄叫ぶでーーす!!!」
カンナ「勝手に雄叫べば。」

まぁ、そっけない。(笑)虎の咆哮が響くと、紗幕が上がり、そこにはジャングルの世界が。(ダンサーの数こそ少ないですが、祭壇があったりとほとんど一緒です。
そう、織姫のタイガーチェリーです!!

♪野生の雄叫び

が、ここでの注目ポイントは夏にアイリスがやっていたシマウマでしょう!!!なんとなんとなんと!マリアさんなんです!!なんてカッコ良いシマウマ!!かわいい、じゃなくてなんかカッコ良いし迫力あるんです!(笑)

チェリー「♪タイガーチェリー 心から呼べその名を
      タイガーチェリー 爪を研げ牙を磨け! 命尽きるまで」

この「野生の雄叫び」も短縮バージョンでした。そして、お供え物に手を出したのは、ジムではなく、これまた意外な赤ザメくん!!(爆)
バナナに手を出したところを捕まります。(^^;;

赤ザメ「あれ!?うそ、ちょっとちょっと!!」

ずりずりと舞台前方に引っ張り出される赤ザメ君。その間に、チェリーとシマウマは上手側の階段部分で歌います。(あ、シマウマは傍にいるだけですが;;)
……んん?後ろの様子が……あ!みんな赤ザメくんの「ゲヒゲヒ!」につられて歩き踊ってる!!(笑)
あーあ、輪になって…金のガチョウみたい。(^^;;
ふっと一瞬後ろを見たシマウマもビックリして、なぜか混ざろうと…(><)

チェリー「♪生きとし 生きてるものたちよ
      命が 巡る大循環 祭りだ 今この瞬間が
     …って!こらーーー!!!!」(下手側についていた赤ザメ君を指差して)

さすがにチェリーも気づきましたね。(^^;;

赤ザメ「ぽんぽこちん。」

チェリー「ぽんぽこちんじゃない!海のものは海に帰れーー!!!」

舞台中央に戻りながら赤ザメくんを追いやります。まぁ、たしかに、海のものは海の領分で生きるべきですよね。
流れが戻った歌はここでフィニッシュへ一気に加速!!

チェリー「♪タイガーチェリー 心から呼べその名を
      タイガーチェリー 爪を研げ牙を磨け! 命尽きるまで
      野生の雄叫び」

最後にチェリーとシマウマが補助付きでぐるりと横に一回転して堂々のフィニッシュ!!すごい!!
この迫力にはただただ拍手です〜
ここで暗転。紗幕がまた下りているようですね。

カンナ「…いやぁ〜すさまじかったなぁ〜〜肉食獣のシマウマ。(笑)
    おいおいかえでさん。」
かえで「ん?」
カンナ「さくらのタイガーの衣装さ、あいつが着ちゃったからもう伸びちゃってつかえないよ。」
かえで「これはカンナの妄想でしょう。」
カンナ「あ、そうか、妄想か。」
かえで「もう、妄想ばかりしていると、頭の中融けちゃうわよ。」
カンナ「ええっ!?と、融けちゃうの?頭…」
織姫「もう融けてまーす!」
カンナ「ええーーーー!?」煤i ̄□ ̄;;
アイリス「ねぇ〜〜もっとやろうよぉ、妄想オンパレード。」
かえで「だーめ。カンナの妄想ばかりじゃ、ホントにお笑い劇団になっちゃうでしょ。」
カンナ「あれ?お笑い劇団なんじゃなかったっけ?
    いやいやいや!いいんじゃないの。だってさ、今の世の中にはお笑いは大事だよ?」
かえで「お笑いも大事だけど、ショウってのはカッコ良いものなのよ。」
アイリス「あ、じゃあさ、最後にカッコ良いのやろうよ!ね?」
かえで「ふふ…わかったわ。じゃあ、カッコ良く!カンナの妄想ヒットパレード終わりにしましょう!」
アイリス「うん!」(^^)
カンナ「おい!人の妄想を勝手に演出するなー!!」

あははははははははっ!演出されちゃいましたねぇ、カンナさん。(笑)
さて、カッコ良く締め、という事は最後の曲はこれですね!

♪宝島〜勇気の旗を〜

さぁ、前奏が鳴ってきました。それと同時に上手から現れたシルバー船長は…なんと同じ金髪系の髪の色でもアイリス!!なんて様になっているのでしょう!カッコ良いです!!衣装の丈もピッタリ!!(爆)

ジム「シルバー船長ーー!!!」

そして、下手の奥のほうから大きく手を振って登場したのは、カンナの妄想を演出したかえでさん!ジムの衣装、なんだか本当に子供みたいですっごく似合っていました。
(振り付けなどは基本的に一緒ですね。あ、でも台詞部分の長い間奏はカットされてました。)

ジム「♪まず僕が輝く」
シルバー「♪そう君が輝け」
ジム「♪手をつなげ」
二人「♪友達と」

二人が舞台中央で高らかに歌うと、暗かった舞台にぱっと照明があたり、紗幕が上がると、そこには私服に着替えた花組の面々と親方と大神さん、そして夏のエンディング時同様、旗を持った男性ダンサー陣が!
並んでいる面々は、下手端から順に親方、レニ、紅蘭(冬服)、マリア(白い夏服)、さくら(冬服)、カンナ(冬服)、織姫(夏服)、大神です。その後ろに男性ダンサー人がいます。
全員で行進!

二人「♪いざ行かん 船を出せ」
ジム「♪輝く仲間と 冒険の旅へ」
二人「♪肩を組んで 歌いながら 冒険を」

ここで一列に並んだ帝劇メンバー達。ジムとシルバー船長がマリアとさくらの間に入って手をつないでつながります!
ジムとシルバーとで切って、それぞれ舞台の下手側と上手側に。

二人「♪いざゆかん 船を出せ」
ジム「♪風に倒れるな 波を乗り越えろ」
二人「♪くじけるなよ 旗をかざせ 勇気の旗を!」

そして、空いた中央部分には5人の男性ダンサー陣が威風堂々と旗を振っています!!

全員「♪いざ行かん 船を出せ
    輝く仲間と 冒険の旅へ
    肩を組んで 歌いながら 冒険を」

最後の盛り上がり。再び花組メンバーが▽を描くようなポジションで中央に戻ってきます。

全員「♪いざゆかん 船を出せ
    風に倒れるな 波を乗り越えろ
    くじけるなよ 旗をかざせ 勇気の旗を!

全員、と書きましたが、最後の「勇気の旗を!」の部分からを強める為か、マリアさんとレニはこのパート、この部分までは歌っていませんでした。

全員「♪君たちが輝きだ 君たちが宝モノ」

最高潮に盛り上がったラスト。全員で舞台奥の方に行進。ジムとシルバー船長が一番奥まで歩いていき、そこでしっかりと手を取り合って目を合わせると、シルバーの声が。

シルバー「碇を上げろー!!」

静かな余韻の中、舞台が階段状にせり上がり、まわりのメンバーが敬礼する中、一際高く上がっていくシルバー船長とジム。
ジムがいつまでも手を振る中、静かに幕が下りてきます。
やっぱり……この曲は名曲です。

惜しみなく拍手をおくっていると、さして間をおかず幕が上がり、元の状態に戻った舞台から花組が笑顔を交わしあいながら前方に出てきます。(アイリスはシルバー船長の衣装そのままです。)前に出きると花組の後ろに紗幕が下ります。

さくら「面白かったですね〜」(^^)

アイリス「面白かった〜!けど…喉が痛い〜〜;;」

カンナ「頑張ったもんなぁ!はははっ!!
    (アイリスの衣装を見て)同じ衣装着ていたとは思えないね。」

これにはみんな爆笑!たしかに。(^^;;

マリア「かえでさんも、かわいかったわね。」

さくら「ね〜、ホントに似合ってました〜」

ここで、それぞれの持ち歌をやった感想を一言ずつ…これは初日の時には無かったので、4日の時のを乗せます。

織姫「あのね、タイガーチェリーのあの衣装は、見ててかわいいな〜と思ってたんですが
   着るのは恐ろしかったでーす;;」

カンナ「なんだそれ?」

さくら「わかります。」(^^;;

織姫「カンナさんはどうなんですかー?」

カンナ「あたい?あたいは、子供役っての?
    楽だね。うん。」(笑)

アイリス「アイリスはね、ジムをやらせてもらったの〜
     けど、なんかてぶくろ三銃士がちょっと意地悪になったみたいだった。」(笑)

さくら「えー、あたしは、ワニをやらせて頂いて、
    お隣りにいた4号さんの顔にまだうっすらと金粉が残っていたのが気になりました。」(笑)

マリア「(笑)私は流木が…ふやけちゃった流木が。(笑)
    歌のキーが一緒で驚きました。」(^^;;

ということは、男性パートのまんまでも充分対応できるんですね。マリアさん、ハスキーボイスですからね;;

紅蘭「ウチはな〜、ジムシルバーコンビと親方で流木やったときに、
   ホントはこのおさげも前に出したかったんやけど、出すとこういう風に
   (おさげの毛先を合わせる)髭みたいになってまうんでやめました〜」(^^;

レニ「ボクは、南海の女王をやらせていただいたんだけど、
   みんな、「あ、クリスマスツリーみたい」って思ってたんだろうな〜って;;
   ちょっと失敗しちゃったなって。」(^^;;

この日の大喜利のネタですね。しかも自分が言ってしまったネタ。<クリスマスツリー
あはははは…気をつけましょうね、レニ。(^^;;
さて、一通り感想が終わったところで、会話が次のネタに。

織姫「なんともお正月らしい演目になりましたね〜」

さくら「はい、そうですね〜」

紅蘭「しっかし、お笑い劇団やったな。」(笑)

カンナ「お笑い劇団だよ〜。(みんなでちょっと「え?」とカンナを見る)
    いやいやいや、楽しそうだし、良いじゃない。」

織姫「ダメです!この人エスカレートします!
   (言い聞かせるように)お笑い劇団じゃありませーん!!」

アイリス「そーだよぉ!夏が心配だよぉ!
     だってさ、夏はカンナが主役なんでしょ?」

と、さくらに聞くアイリス。まぁ、ではでは決定したんですね!!ニッコリと笑うさくらさんの顔を期待をもって見ていると、

さくら「そうなんです!ここでみなさまに発表させて頂きます。
    今年の夏の第三回スーパー歌謡ショウの演目は「新西遊記」に決定いたしましたー!!」

わぁぁぁぁーーー!!と一際大きな歓声!!
というか、ホントに大陸系からきたよ!!うーわー、予想ってたまには当たるもんなんですねぇ〜!!(洋物、和物はやったけど、中国とか、大陸系ってやってないから次はその辺りかな〜と思っていたんで;;)

さくら「主役の孫悟空役はカンナさんです〜」(^^)

カンナ「猿です!」(笑)けど、礼

アイリス「え〜〜…大丈夫かなぁ、妄想西遊記になったりしない?」

マリア「大丈夫よ、夏はちゃんとやるから。」

お正月公演はお遊び要素があってこそ、ですからね、夏は泣いて笑って感動!を目指しているので大丈夫だと思いますよ〜と思っていると、カンナが一歩前に出てツッコミを!

カンナ「おい待てよ!夏はちゃんとやるって、今はちゃんとやってないみたいじゃないか。
    それじゃあ、ここに今いる皆さんに失礼だろ!なぁ、さくら。
    すんごい稽古したよな。」

さくら「はい、頑張りましたよ〜〜」

うんうん、と頷く花組一同。たしかに、今回の公演はすごいです!

紅蘭「あ!ウチらまだ自分たちの持ち歌うてないんちゃう!?」

しかし、そんな中はたと気がついた紅蘭に、マリアが「あ」と指を指す。

さくら「あ、気づいちゃいましたか?」(笑)

レニ「歌おうよ。」(^^)

織姫「そうですね!歌え花組ですからね!」

さくら「はい!では、最初の曲は、かえでさんと大神さんで「愉快な夜」です。」

全員で「どうぞ〜」と右手で奥って、下手に下がっていく花組一同。そして上手からは一礼をして、かえでさんがハンドマイクを持って登場!

♪愉快な夜

かえで「♪こんな楽しい愉快な夜を あなたと過せて
     ああ〜 幸せ」

1フレーズ歌い終わると、上手へと手を向けるかえでさん。今度は大神さんが登場。

大神「♪こんな楽しい愉快な夜を みんなと過せて
    ああ〜 幸せ」

この曲を聴くのも久しぶりですね〜(^^)
ほんわかする、いい曲ですよね。

二人「♪ありがとう みんなの笑顔に包まれて
    わたしはこんなに ああ〜 幸せ」

途中、客席最前列に降りてきたりと、ふれあいも忘れないお二人。
しっとりと歌い上げて、最後は舞台に戻り、前方でならんでポーズ。

かえで「どうもありがとうございました〜(二人で礼)
    お正月からこうしてね、劇場で皆さんとお会いできるなんて
    本当に、こころから幸せだな、と思います。ね、大神くん。」

大神「はい。」(^^)

かえで「笑顔でいるって、大切なことですね。」

大神「笑顔でいると、嫌な事が吹き飛ぶでしょう?
   (「うん。」と頷くかえでさん。)
   だから病気にならないんですって。
   ♪病は気からと申します〜 ってね。」

かえで「まぁ。(^^)
    そうね。みなさんも大いに笑って頂いて、今年一年、元気に明るく過してください。」

はい、そうすることを目標にして頑張ります。(^^)
「サクラ」の舞台は明日への活力となりますからね。

かえで「さぁ、それでは第二部後半は…」

大神「歌え♪花組!ヒットメドレーです。」

どうぞ、と手でおくりながら、大神さんは下手へ、かえでさんは上手へと足早に去っていきます。
そして響く元気な声!!

紅蘭「ほな行きまっせー!みなはん、元気よく!!」

前奏が流れる中、紗幕が上がると、機構を利用して段差のついた舞台に並んだ花組が!(奥には階段のセットもあります)
大体、立ち位置はこんな感じですね↓ちなみに、着替えたアイリスは夏服です。

              ○紅蘭
レニ○  ○カンナ            アイリス○  ○織姫
        マリア○      ○さくら

紅蘭が、奥に設置された階段の上にいて、レニ、カンナ、アイリス、織姫が同列。それより一段低い位置にマリアとさくらがいます。

♪ひらめきの歌

今回は花組自らバックダンサーを勤めるので、いやぁ、一層目で楽しいです!(^^)
その分、立ち位置もくるくる変わるのですが;;

紅蘭「♪失敗は成功の母 閃き発明の父
    発明 それは科学
    発明 それはみんなの幸せ」

歌いながら、踊りながら舞台の基本高さ(フロア)に下りてきた花組。紅蘭を中心としたハの字型の陣形から、紅蘭がばっと両手で手招きすると、みんな紅蘭の後ろに集まり、車のドアを開けて乗って、閉めるというジェスチャーを。

紅蘭「行くでー!」(^^)

パッパーとクラクションを鳴らして順調に行ったかと思ったのもつかの間、急ブレーキ!そして紅蘭の握っていたハンドルが外れる!!(汗)
「あ!」と驚く花組と、しまった!と苦笑いをする紅蘭。ですが、紅蘭はすぐさまハンドルを投げ捨てると前向きに対処!

紅蘭「♪しかしどんな素晴らしい発明も 失敗はつきものさ」

上手の方へ一人進んで明るく歌う紅蘭。はじめは不安げな顔で下手で踊っていた花組も、前向きな紅蘭の笑顔に、中央に一列に並んで、一緒に楽しむ。(^^)

紅蘭「♪そしてどんな素晴らしい発明も 失敗から閃く」

その前を横切って下手へ移動する紅蘭!そして、自分の後ろにまたみんなを呼ぶ。

紅蘭「♪(右を見ながら)あの蒸気バイクも
    (左を見ながら)あのキネマトロンも
    山のような 失敗から生まれたものだから」

歌い上げながら舞台中央へ。紅蘭を中心に、今度は逆ハの字に広がる。

紅蘭「♪だから 恐れない」
花組「そうだ!」
紅蘭「♪失敗を 恐れない」
花組「いぇい!」
紅蘭「♪そう ひらめきこそが未来」

ズンタカズンタカタッタッタ!と音にあわせて行進して一列に並ぶ花組。右手を高くぴっと上げてポーズを決めたところで、曲調と照明が変化。明るかったのが、青主体の落ち着いた色に。

♪もしも

青みのあるスポットを浴びながら織姫が後ろ手に手を組んで真ん中へ。
花組は、今度はペアになって三箇所へ。(現在の立ち位置↓)

         レニ○○さくら
 アイリス○○カンナ      紅蘭○○マリア
            ○織姫

レニとさくらだけが一段高いところにいます。あとの二組は織姫より奥にいるだけです。

織姫「♪もしも 誰かを 好きになったら
    銀河に小船を 漕ぎ出すでしょう
    もしも 誰かを 好きになったら
    星にもワルツを 躍らせましょう

    いくつもの もしもが(レニとさくらが踊る)
    いつか 本当になる(マリアと紅蘭が踊る)
    いくつかの もしもが(カンナとアイリスが踊る)
    きっと 叶えられるわ(3ペア一緒に踊る)」

ここのみんなの踊りは、まるでオルゴールのお人形のよう。優雅にワルツを踊って、素敵です〜(そして組み合わせが面白いな〜と思う。)

織姫「♪こんな祈りが あなたにも届きますように
    ここにいるわたしの 小さな気持ちです
    ラ―――」
アイリス「♪ランラランラランラン お部屋の中を
      ランラランラ 全部お花で飾ったらみんなで パーティをしよう」

♪お花畑

「ラララ」のパートで、アイリスの曲にはや変わり。(笑)全員同じフロアに下りてきての歌となりました。
間奏中に下手の方にいたアイリスがみんなの間を縫って上手の一番端に。(現在の立ち位置↓)

  織姫○  マリア○   紅蘭○
レニ○ さくら○  カンナ○ アイリス○

アイリス「♪赤い花 青い花 黄色い花
      薫る花 愛でる花 安らぎの花」

それぞれに、花を言うたびに紅蘭から順番にポーズを決めていく花組。そうか、ちょうど6人ですものね。

アイリス「♪わたしのとこへ スキップして
      遊びにきてね きっときっと(全員アイリスの後ろへ移動)
      ねぇ 辛いこと忘れよう ほんの少し
      手を握り歌おうよ 明日ために(みんなで手をつなぐ)
      色とりどりの花といる やわらかい時(舞台中央へ)」

アイリスを中心に、彼女を囲むような陣形の花組。

アイリス「♪愛が溢れ 笑顔が溢れ 人の心に
      本当の 優しさが 今生まれるの
      ランラランラランラン お部屋の中を
      ランラランラ 全部お花で飾ったらみんなで パーティをしよう」

まるでアイドルのような可愛らしい振付でした。最後にくるりと一回転したところで、またまた曲調が変化。照明も色味のある華やかなものから落ち着いた色に。
あれ?と少し辺りを見回す花組のところに下手からすっと登場してきたのは、扇子を片手にもったかえでさん!
え?え?と花組全員上手の奥の方へと移動。その間に、女性のバックダンサーたちが黒いスーツに、白いはちまき、そして手には扇子を持って登場!ここでようやくバックダンサーの方々が登場しましたね。

♪都の花ぞ

かえで「♪人の命は 儚くて(花組、バックダンサーさん達から扇子を受け取る。)
     この世の運命 憂いあり(バックダンサーさん達がかえでさんの後ろのあたりの2段高い場所へ移動)
     ああ この月に 酒杯を高くかかげて涙する」

花組ももちろん踊りに参加。扇子を広げて、日舞風に踊ります。

かえで「♪感激熱き 若き日の」

この間に、かえでさんを中心に花組をはじめ全員が舞台中央に立ち位置チェンジ

かえで「♪都の花ぞ 永久に咲く」

扇子をぱちっと閉じて見事に決め!そして続く音楽はとても賑やか!!

♪チャンバラブギ

うらぁー!!と権太郎一家の二人が乱入してきて曲に合わせるように下手で殺陣を披露!カンナは上手側の階段の前で歌っています。(現在の立ち位置↓)
     ○    ○     ○   ○   ○←バックダンサーのみなさま
      ○織姫  ○アイリス  ○レニ  ○紅蘭
権太郎一家   ○さくら  ○かえで   ○マリア
○○                        ○カンナ

カンナ「♪兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん
     そんなに慌てて 転ぶと危ないどこいくの
     兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん
     ドブ板ふんずけ 見事に転がりどこいくの
     恋の鞘当チャンバラリン 金は無いけど心意気
     喧嘩纏のチャンバラリン チャンバラリン チャンバラリン」

まるで祭りの舞のように、粋に小気味よく踊る花組たち!(ここで権太郎一家たちは下手へ去っていきました。そして、花組たちが前に出てくる。)

カンナ「♪男度胸の 花吹雪
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     恋も天下も人生も スチャラカチャンチャン
     チャンバラブギだぜ   それ!!
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン
     チャンチャンバラバラ チャンバラリン!!」

改めて聞くと何手て怒涛な勢いの曲!!ビシッと決まった花組!!そして、ぶっ倒れてるカンナさん!(^^;;
そりゃあ、この歌歌った後は酸欠にもなりますよね;;
ここで舞台の照明がすっと落ちたと同時に花組のみなさんも構えを解いて一礼。バックダンサーの皆さんは、花組が手にしていた扇子を回収して去っていきました。カンナさん、まだ倒れたままです。(^^;

さくら「ありがとうございました〜!(^^)
    花組ヒットメドレーを聞いていただきました!」

紅蘭「お届けしたのは「ひらめきの歌」!」

織姫「「もしも…」。」

アイリス「「お花畑」〜」

かえで「「都の花ぞ」。」

カンナ「…「チャンバラブギ」〜〜」

マリア「もう、カンナ大丈夫?」

と、一番近くにいたマリアがカンナの手を取って助け起す。カンナさん、へろんへろんですけど……

カンナ「大丈夫?ってはどういう言い草だ?
    大丈夫だよ、全然、息なんか切れてないし?
    はーはーなんかしてないし?第一、19歳だし。」

わはは…そうでしたね。(笑)歌謡ショウのカンナさんはずっと19歳?(爆)
復活したカンナに一同が和んだところで、れにが「あ」と声を上げます。

レニ「そういえば…さくらまだ歌ってないよね?」

そして、それを引き金に「あ」「あ!」とさくらを見る花組

さくら「マリアさんまだ歌ってないですよね。」

マリア「レニも歌ってないんじゃないの?」

あら、巡り巡ってレニに戻ってきましたね。(笑)そうです、残すはこの3人のみなのです。

さくら「……ということで…(^^;;
    怒涛の花組ヒットメドレーは後3曲続きます!
    …がん、ばる、ぞっ…!!」

自分に言い聞かせるように、痛切に言うさくらさん。が、頑張ってください!!m(__)m

さくら「後半戦、まいりましょー!!」

花組「おー!!」

さくらの気合いの一言に同意すると、陽気な音楽が流れてきました!
そして、上手と下手それぞれからストライプの模様の入った衝立が舞台上に現れ、真ん中であわさると、さくら以外のメンバーはその裏手へ。
あ、もしかして……

♪お祭りダンス

さくら「♪さぁ 祭りだ 大騒ぎだ はちゃめちゃ陽気にいこう
     さぁ 祭りだ うかれましょう 思い切りはしゃいでいこう」

可愛らしくステップを踏むさくらさん。そして、1番が始まる前に衝立の裏から花組メンバーが登場しました。やっぱり、さくらの衣装をみんな着て!!予想通り!(笑)アイリス、かえで、織姫、紅蘭、マリア、レニ、カンナの順です。

さくら「♪こころウキウキ 今日は嬉しい 神輿も踊るよ
     ランララランラ 春祭り」

ですが、カンナさんの衣装だけは読めませんでした!!だって、一言で言うなら志村けんのバカ殿様!!(大笑)

さくら「♪踊り上手は お世辞は下手で 青葉が萌えてる
     ランララランラ 春祭り
     アイアーイアイアーイ さぁ朝までこのまま」

すれ違いざまにカンナを見て小首をかしげながら少しだけ声を震わせるさくらさん。(笑)
ちなみに、カンナは「アイアイ」の部分は、「アイーン」の振りをしています。やっぱりバカ殿様だ。(^^;;

さくら「♪アイアーイアイアーイ 踊りましょうよイェイエイ
     イェイイェイェイ!」

ぱっと一列でポーズを決めるさくらさんズと約一名。(笑)
ここで照明が明るいものからふっと暗く変化。そして、次のイントロが流れるとレニだけがすたたっと一足早く衝立の後ろへ。みんなもそれに続きますが、カンナだけが遅れをとって「あれ?」と言って慌てて戻ります。(笑)

♪イカルスの星

カンナと入れ違いに女性バックダンサーさんが登場。先ほどの黒いスーツの上が白ブラウスに変わっています。そしてサクラの衣装を脱ぎ終えたレニが静かに登場。

レニ「♪君との隙間にある夜は 千年の孤独
    こころは どれもモザイクだから
    みんな同じ夜なのに ボクの夜は彷徨ってる
    みんな 同じ夜なのに」

今までは花組が全員ダンスに参加していたので、すごく静かな感じがしますね。レニも曲にあわせてあまり派手な振りではないですし。

レニ「♪だから その翼ボクにください
    どこまでも 飛んでいきたい
    一人ぼっちの心 ここでは癒せない」

この節が終わると、レニが上手から下手の階段前に移動します。

レニ「♪だから その翼ボクにください
    どこまでも 飛んでいきたい
    現実にグッバイして ボクは星の伝説」

ここで短縮されて、「ラララ」の節に。3重のコーラスにさらにもう1つ高音域を加えた4重のコーラスは歌謡ショウならではの特権!!しっかりとレニの高音域を堪能していると、衝立が二つに分かれて、花組が登場!前回の「イカルスの星」は録音した伊倉さんの「ラララ」を使用していましたが、今回は花組のコーラスなんてなんて豪華!!……なんですが、さっくらさんたちの頭が!!( ̄□ ̄;;
なんだか、学芸会の「浦島太郎」の龍宮城のシーンを彷彿とさせるような「海老」やら「タコ」やらが描かれた帽子(?)を被っているんです!!
最前列で一生懸命歌っているレニには、まったく見えていません。(笑)
ちなみに、端から「カニ」織姫、「ヒトデ」アイリス、「海老」さくら、「マンボウ」マリア、「ひらめ」かえで、「タコ」紅蘭、「ふぐ」カンナです。
歌いながら前に出てくる花組たち。……ここは笑っとくべきか?(^^;;

「ラララ」の部分が最高潮に達して終わったその時!ふっと音楽が止んでばっとレニが振り返る。

レニ「!?!!???」

素早く上手から下手にまわりこんで、発した言葉は……

レニ「……ここは?」

花組「…(ゆっくりとレニを見て)イカ、留守の星。」

……あ、たしかにイカはいませんねってそんなオチかー!!( ̄▽ ̄;;
瞬時に舞台が大寒波に襲われましてよ!(笑)肩を縮めて目をそらすレニと、急いで頭の魚たちを外して(女性ダンサーさんたちが回収)肩をさする花組。(^^;;
ただ、出てくる一言は「さむい…」そして、そんな寒さに紛れて最後の曲が…

♪赤いカチューシャ

一人マリアが先ほどレニが気持ち良く歌い上げていた上手階段前へ。座りながら、語るように歌います。
花組は舞台中央で縦に一列になってダンス。前からカンナ、織姫、紅蘭、アイリス、レニ、さくら、かえで

マリア「♪星の降る夜に あなたは生まれた
     母の腕の中 弱く泣いていた」

ロシアの伝統的な踊りの雰囲気のある振り付け。(現在の花組立ち位置↓)
             ○かえで
          レニ○ ○さくら
アイリス○○織姫            カンナ○○紅蘭

 ○マリア

マリア「♪喜びも知らず 悲しみも知らず
     星が降るような 無垢な瞳して」

この間奏中に、花組は二つに分かれた衝立の裏にそれぞれ下がっていき、入れ違いに先ほどの白ブラウスを脱いで黒いスーツの女性ダンサーさんたちが入ってきます。そして、マリアは立ち上がり舞台中央へ。

マリア「♪あなたは小さな私 かわいい小さな命
     まだ煉獄の意味を 知らない赤いカチューシャ

     たとえ世界中 凍てつくとしても
     ミルクがなければ この血を与える
     絶望の淵で 愛が見つかると
     あなたに言いたい 赤いカチューシャよ」

このあたりでこの曲は大きく曲調が変化します。そして、それに合わせて花組の面々も最後のダンスに参加……ですが、その格好がまた「イカルス星」のときよりもさらにおかしいものに!!( ̄□ ̄;;

マリア「♪たとえ世界中 凍てつくとしても
     ミルクがなければ この血を与える」

えっほえっほえっほ……とクワを担いで頭に手ぬぐい巻いてるんですけどーー!!!(汗)
当然、先ほどのレニ同様前に出て歌っているマリアさんはそんな状況知りもせず熱唱。(^^;;
マリアの後ろにかえで、アイリス、織姫、紅蘭、さくら、レニと並んで、その後ろ、舞台の奥でカンナが一人クワではなく天秤棒で野菜を担いでいます。てぬぐいの巻き方はかえで、紅蘭、レニ、カンナがほっかぶり。アイリス、織姫、さくらがあねさんかぶりです。まぁ、マリアさんの歌に合わせて畑を耕すようにクワを振り下ろす面々……クワさ利用して??

マリア「♪絶望の淵で 愛が見つかると
     あなたにだけ言いたい 赤いカチューシャよ
     ラララララ ラララ
     ラララララ ラララ
     ララララララララララ ラララララ ラララ!」

花組「えーいほ!!」

最後は思いっきりクワを振り下ろしてポーズ!!カンナは野菜落としてしまっていますが。(^^;;
そして、そんな周りの状況に歌い終わってから気づいたマリアさんは静かに左右を見て一言。

マリア「……こさっく(小作)人ダンス?」

さくら「…わかっちゃいました?」(^^;;

いそいそと手ぬぐいを外しながらこたえるさくらさんたち。そうか、そうきますか。ココまでやってくれるとは思ってもいませんでした。(笑)
今年はとことんギャグなんですね〜…と思っていると、親方と大神さんが「クワさ利用して畑さ耕すんだ〜」と言いながら花組が使用したクワや手ぬぐい、天秤棒などを回収して去っていきました。
残された花組は一列に整列して……(下手端からカンナ、レニ、アイリス、さくら、マリア、紅蘭、織姫、かえで)

さくら「皆さま……申し訳ありませんでした;;」

深々とお辞儀をしました。(^^;;
いえいえ、それなりに楽しんでいましたからこっちはまったくもってOKです。驚きはしましたが。

さくら「さぁ、いよいよ最後の曲です。」

マリア「最後の曲、本当に真剣にお稽古場で何にするか悩みましたね。」

織姫「なんだかんだ言ったって花組は結束力がすごいでーす!」

カンナ「お前さ、一言多いんだよ。
    なんだかんだはいらねぇんだよ、結束力が強い!それだけでいいんだよ〜」

列の端と端で会話を始めるカンナと織姫を区切る意味でも、紅蘭が話を進めます。

紅蘭「サクラの曲はぎょうさんあるやろ〜だから選ぶの大変やったわぁ〜」

アイリス「うん〜。今回は(隣りを見て)レニが選んでくれたんだよね。」

レニ「うん。花組みんなで、新しい春を歌いたいな〜って思ったの。」

さくら「はい。
    皆様の心に、今年も新しい桜が満開に咲きますように。
    アカペラでお送りします。「さくら」。」

そう心に染み入るように曲紹介をすると全員でラ〜…と音取り。

さくら「…さん、はい。」

♪さくら(アカペラ)

前奏部分からアカペラです!(ちなみに、メロディーラインはレニが歌っています。)
(現在の花組立ち位置↓)

 レニ○○カンナ  紅蘭○○アイリス 織姫○○かえで
       ○さくら   マリア○

さくら「♪春に咲きます 希望の桜
     花も嵐も」
全員「♪咲かせます
    ひらりはらりと 夢膨らませ
さくら「♪あなたとわたし
全員「♪つなぎましょ」

これは、この素晴らしさはとても文章では表せないです;;ごめんなさい;;
ここでマリアさんとさくらさんの立ち位置が入れ替え。後ろのメンバーも左右逆になります。

さくら「♪夏に咲きます 眩しい桜
     愛と勇気が」
全員「♪咲かせます
    きらりきらりと 夢輝かせ」
さくら「♪明日の虹を」
全員「♪渡りましょう」

ここで立ち位置がまた変化。さくらとマリアさんはまた左右入れ替わっただけですが、他のメンバーは下手はじから紅蘭、カンナ、レニ、かえで、織姫、マリア、アイリスと並んでいます。

さくら「♪秋に咲きます 紅桜
     赤い夕日に」
全員「♪咲かせます
    破り破られ 夢挫けても」
さくら「♪涙をふいて」
全員「♪歌いましょう」

秋まで歌い終えると、全員で深々と礼。さすがに、最後はしっとりと、素敵に終わらせるんですね―――ね?

マリア「(頭を上げながら)…♪冬に咲きます」

突然、歌いだしたマリアに、驚きつつも、コーラスで続ける面々。

マリア「♪雪割り桜(ど、どうしたんですか?とマリアの周りに集まる花組)
     無垢な心で」
全員「♪咲かせます」

まだ疑問を持った顔で、でもそれでも歌う花組。これで終わり?かと思ったら、たっと上手から下手の方へ歩きながら歌うマリアさん!「えええ?」といった顔立ちでついて行きながらも「大丈夫でっか?」とマリアの目の前を手でぶんぶん遮って正気かどうか(爆)確かめる紅蘭。(^^;;

全員「♪高く険しく 夢遠くても(下手について)」
マリア「♪あなたがいれば」
全員「♪登れます」

この辺になると周りの花組もただ「??」な状態から順応してきて、一緒に振りをします…が、なぜか…こう…緋桜が舞う世界のような雰囲気が…(爆)

全員「♪強く」
(右手を腰に当てて、左手が剣の柄を持つようなポーズに。そして、一気に抜き振る!マリアが先頭を切って、他のメンバーは一拍置いて同じ動きをします。)
全員「♪激しく」
(ガッと剣先を地面に刺して屈む。)
全員「♪優しく さくら」
(くっと刀を抜いて左右に一回ずつ露をはらうように振って鞘に戻す)
全員「♪咲いてみせます」
(ばっとマリアさんが足を肩幅まで開いて両手を後ろに回す。応援団の構えのよう。)
マリア「♪さくら」
(全員、マリアさんと同じ体制に)
全員「♪さくら  押忍!!
    さくらいろ」

「押忍!!」は、もう、まさに応援団の気合い入れそのものでした。(^^;;
いやぁ〜〜〜……ココまでギャグだといっそ清々しささえ感じます。(爆)
歌の中心だったマリアはなんだか満足そうですが、周りははたと意識を取り戻すと、マリアの肩を叩いたりして「ちょっとちょっと;;」と修正を入れます。マリアさん、さりげなく壊れていたんですね;;
あ…すいませんでした、とぺこりと頭を下げるマリアさんなのでした。(^^;;
そこで全員が改めて音取りをはじめて、最初と同じくさくらさんの「せーの」で間奏部分から仕切りなおし。(笑)
中央部分に戻って締めです。
(現在の花組立ち位置↓)

 紅蘭○○レニ    かえで○○カンナ 織姫○○アイリス
      マリア○ ○さくら

全員「♪強く激しく 優しくさくら
    咲いてみせます」
さくら「♪さくら」
全員「♪さくら さくら色」

ここで、上からはらはらと舞い落ちてくるものが…またいつもの紙ふぶきかな〜と思ったら、今回はなんと羽でした。桜色の羽がふわふわと舞いながら落ちてきます。巴里からの贈り物―――は考えすぎですかね?(^^;;
でも、今までに無い舞う物だったので新鮮でした。

全員「♪強く激しく 優しくさくら
    咲いてみせます」
さくら「♪さくら」
全員「♪さくら さくら色」

本当のラストを淑やかに見事に歌い上げた花組。花組が深々と礼をして幕が下りてくる中、暗転。
こんなに素晴らしいアカペラを聞かせていただき、ありがとうございました!もちろん、拍手は惜しみません!!
そして暗い中徐々に拍手はアンコールのリズムに―――あまり間を取らずに「さくら」のイントロが流れてくる中、静かに幕が開きます。盛りだくさんだった新春歌謡ショウも、いよいよフィナーレです!!

まずはダンサーの皆さまが舞台に勢揃いしていました。(青山の機構を利用した幅広な一段目、二段目につながるように舞台の奥に大階段代わりの小さめの階段があります。)

一番前には女性ダンサーの方々が黒いスーツで一列に並び、その後ろには権太郎一家と鶴吉が。
まず女性ダンサーの皆さまが前に出てきて礼。そして一度上手と下手にはけていきます。
続いて、一列になった権太郎一家と鶴吉。それぞれに礼をして次へ。(ここからの出演者は奥の階段から姿を現し、前方に歩いてきます。)
次は蕎麦屋の婆さんと親方。深くお辞儀をして次へ。
かえでさんと大神さんが並んで下りてきて礼。かえでさん、優雅です。
さぁ、この後は花組ですよ。まずは織姫!続いてレニ、アイリス、紅蘭、カンナ、マリア、さくらと次々とそれぞれに礼をして自分の立ち位置へ。(花組は、一度はけることはありませんでした。)
さくらさんが頭を上げると、出演者が全員舞台に戻ってきて、今度は全員で舞台上手、下手、そして正面と順番に深々とお辞儀。その度に、会場からは割れんばかりの拍手が。
ここでちょうど「さくら」のイントロが終わり、出演者の皆さんが顔を上げる時にはフィナーレには欠かせないあの曲が!!

♪ゲキテイ

もう、慣れたものです。(笑)会場中、立ち上がり、一緒に踊ったり、一糸乱れぬ手拍子をしたり、掛け声をかけたりと、会場が揺れると感じるほどの大盛り上がり!

全員「♪走れ光速の 帝国華撃団
    唸れ衝撃の 帝国華撃団」

最後のポーズもバッチリ!今回はこの間に色とりどりの紙ふぶきが舞って、いつも以上に色鮮やかでした。
大歓声の中、出演者の皆さんがポーズをとくと、さくらさんがニッコリ笑って軽く礼をします。

さくら「ありがとうございました〜
    こうして、みなさまに熱いご声援、拍手を頂いて舞台ができますことを
    本当に嬉しく思います。ありがとうございます。」

全員でもう一度深々とお辞儀を。こちらこそ、こんなに楽しい舞台を、楽しい一時をありがとうございました!!!

さくら「では…2004年新春歌謡ショウも
    やはりこれがなければ終われませんね!(^^)
    (二階を見て)お二階のみなさまもー!
    (一階席を見渡して)一階席のみなさまも!
    心を一つにして―――いきますよ。
    全国の大神中尉に、敬礼!!」

ばっと敬礼が決まると、勢いよく客席に銀テープが飛んできます!今回も、バッチリですね!(^^)
「ありがとうございました」と声がする中で、「花咲く乙女」のイントロで幕が下ります。みなさん、しゃがんで幕が閉まる直前まで手を振ってくれました♪
拍手と歓声が響く中、幕が閉まりきってすぐに拍手はアンコールのリズムに!そして、舞台もそれがわかっているかのように早々とカーテンコールです。(^^)

―――4日・夜――――

幕が上がりきると、下手の方に、先ほどはいなかったダンディのボスと西村が!!そして、それにひょっこりと加わるゴロツキ姿の武田。(笑)

さくら「えー…本日、飛び入り出演してくださった
    ダンディ団のみなさんに大きな拍手をお願いします!」

会場中の割れんばかりの拍手が三人に向けられることに。(^^)
本当に、飛び入り嬉しかったです!(>▽<)

―――――


さくら「ありがとうございます。
    えー、今年夏のスーパー歌謡ショウは「新西遊記」です。
    主役の、カンナさん。何か一言。」(^^)

さくらさんがちょっと後ろに下がると、カンナが一歩前に出て軽く礼。落ちてきた紙ふぶきを鼻と口の間にくっつけて髭のようにしているので、ギャグの色が強いですが。(笑)

カンナ「猿です。(笑)よろしくお願いします!」

ばっと礼をするカンナ。笑顔で元に位置に戻る二人。(^^)

さくら「夏も、頑張りますのでみなさん是非見にきてください。
    お願いします。
    ……では!またお会いしましょう。ありがとうございました!」

さくらさんの締めの言葉にもう一歓声上がった所で、幕が下りてきます。初日は、その間に紅蘭が拾った羽を客席の方に手渡し!手渡しですよ!してました。羨ましいですね。(笑)
もう一度幕が下りきるまでしゃがんでご挨拶してくださった出演者の方々に拍手と声援を、笑顔でおくります。(^^)
徐々に会場が明るくなり、終演のアナウンスが…

カンナ「これで、本日の公演は全て終了だ。
    あたいらのふんどしぶり―――いや、ふんどしはなかったか。(笑)
    ま、それは来年のお楽しみってことでっ…てねーよ!!」

たしかに、それがあったら、いろいろな意味でまずそうですな。(^^;;

カンナ「どうぞみなさま、お忘れ物、落し物に気をつけてお帰りください。
    今年一年、みなさんにと〜っても、ラッキーラッキーな年でありますように。
    では、激しいお正月を!!」

激しいってなんですかカンナさーーん!!煤i ̄□ ̄;;
今回のカンナのアナウンスは、はじけてましたねぇ。(大笑)


―――4日・夜―――――

マリア「これにて本日の公演は全て終了いたしました。
    私たちの奮闘振り、いかがでしたか?
    今年もみんな張り切っていきますよ〜
    どうぞ、お忘れ物なさらず、お気をつけてお帰りください。
    今年が、皆さんにとって良い年でありますように。
    では、またお会いしましょう。」

マリアさんは、年始のご挨拶らしいアナウンスでした。(^^)

―――5日・昼―――――

織姫「みなさーん!楽しんでいただけましたか〜?(小さく応える客席)
   ……その割りには声が小さいですねー…もう一回行きますよ!
   みなさーん!!楽しんでいただけましたか〜!?(大歓声で応える!)
   (満足そうに笑う織姫)
   レニったら、犬のフントはいつでるの?って。わかってないですねー(笑)
   くれぐれもんきーをつけてお帰りください!
   今年が、皆さんにとって良い年でありますように。
   チャオ!」

気をつけてとモンキーを掛けてのアナウンスでした。(笑)

――――――

外に出ると、夜公演だったのであたりは暗く、暖冬とは言えど冷えますね。
でもたくさん笑った身体は火照って、その寒さがまた心地良いのも新春歌謡ショウの帰りならではですね。(^^)
さぁ、夏は久しぶりのカンナ主演!どんな天竺への旅になるか、楽しみですね。

……はい!
これで、楽日以外のレポートは終了です!
いやぁ……長かったですね。(^^;;
改行や空白部分が多めとはいえど、この段階で既に「新宝島」のトータル文字数をオーバーしています。(爆)
そして、レポは楽日のアドリブ集+大喜利と続きます。(爆)後一息、どうぞお付き合いくださいませ。m(__)m



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